2007/05/17
こんなモノサシでは企業価値は測れない<第1回>
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ VOL.079 2007/05/17 □■□■□■□ □ ■ RGMFが贈る個人・組織の『再生と成長』支援メ−ルマガジン □ ■ 「Regeneration and Growth Management Forum」 □ ■ ★★★ 再生と成長のマネジメント【丹田シップと経営の秘訣】 ★★★ □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆--- 目次 ---------------------------------------------------------◆ 〔1〕今回のテーマ:こんなモノサシでは企業価値は測れない<第1回> 〔2〕オススメ情報:社内塾 〔3〕編集後記 :ユーモア ◆------------------------------------------------------------------◆ 今回からRGMFメンバーが寄稿してくれた記事を連載します。 タイトルは「こんなモノサシでは企業価値は測れない」ですが、筆者は 実際の企業変革プロジェクトにコンサルタントとして関わり、その現場 での体験から貴重なお話しをしてくれるでしょう。 それではさっそく本題に入りましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 〔1〕今回のテーマ:こんなモノサシでは企業価値は測れない<第1回> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 現在の風潮として、『企業価値とは時価総額(正味現在価値)である』と いう認識が一般化している。 ここでは、この一般的風潮に敢えて異を唱え、真の企業価値とは何かを 提唱したい。 すなわち、企業価値とは、『自己実現(*注)する力』と、それによって 生じる『顧客を維持・創造する力』である。 *注 『自己実現』という言葉が誤用されて久しくなっている。 この意味するところは、『潜在自己の顕在化』であり、 『(自分でも気づいていない)やりたいこと』と『やれること』と 『やっていること』を一致させるということである。 現在の企業価値についての概念は、企業買収という観点から定義されて いるものが多く、経済的・財務的なものが主流になっている。 しかし、このような企業価値にもとづいた企業運営は、ともすると組織の 存続にとってマイナスに働くことになる。 組織の存続は、『組織力』に依存することは言うまでもない。 ただし、組織力とは何かを考える時、『戦略立案力』と『業務遂行力』の 掛け算という底の浅い旧態依然とした見方が、未だに存在しているのは 衆知の通りであろう。 しかし、これからの組織力は100%『人間力』であるという、明快な見解 なしでは今後の企業存続に赤信号がともることは確実である。 ここでは、私が関わったある企業変革プロジェクトの対象部署の一つで あったF事業部の事業部長との毎週のやりとりと変遷を紹介しながら、 真の企業価値とはどういうものであるのかを探っていくことにする。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ このプロジェクトは、2005年4月〜9月まで実施された。 いわゆる“業務革新”プロジェクトと呼ばれていたが、このプロジェクト の中から、数多くのキーワードとそれに沿った従来の延長上にはない行動が、 数多く湧き起こった。 通期での業績見通しも、8月半ばにして、営業利益ベースで対予算比126% を固く見込めるまでになり、さらに積み上がった案件を確実に刈り取ること ができると179%までもっていける目処がついた。 結果を先に言ってしまったので、順風満帆だったように見えるが、決して そう単純なものではなかった。 とくに、この事業部は、新製品が25年も出ておらず、社員の士気は下がり っぱなしで、2年間連続予算未達成の状態が続いていた。 そんななか、この4月まで事業部の部長だったH氏が新しい事業部長に就任 したのである。 社内では、H氏に対して、 「予算数字を低く設定して、『自分の部だけ予算がいった』と言うような “ええ格好し”」 「始業時間に出てきたためしがなく、ずぼら」 「気がつくと、席にいないことがある。同行営業が必要な時にいなかった りするから始末におえない」 「二言目には、どこかの経営書から抜き出したような横文字を使うし、 頭は良いんだろうけど、実践したことがあるのか?責任をとってやりき ったところを見たことはない」 「結局、自分の頭を使って、自分の言葉を表明しないし、何かに縋ってい るだけ」 という見方が一般的だった。 プロジェクト開始前のミーティングにて、社長は次のようなことを語って くれた。 あいつは、こういうプロジェクトが必要なことは感じていて、これまで のやり方では駄目だと主張している。 F事業部の1部の部長時代に、『2部も担当する』と自分から言い出した。 事業のつぼというのをよく理解しているように思うし、ポイントを部下 に指示する力もあると思う。 予算も達成させる力はあると思うのだが・・・。 なにせ、時間を守らないとか、部下からの見られ方が今ひとつでね。 数字を必ず出すのは勿論なのだが、立場に基づいて、自らに相応しい 行動、振る舞いができるようになって欲しいよね。ちょっとレベルの 低い話かもしれないけれど。 T大の体育会系の出身で、そういう育ちを考えると、まだまだ力を 出し切っていないのかもしれないな。事業を背負って立つことになったし、 期待はしているんだけれども。 さて、これから、実際の事業部長とのやりとりを見ていただくことにする。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 今回はここまでとします。続きは次回をお楽しみに! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 〔2〕オススメ情報:社内塾 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 会社の命綱である強い組織をつくるには、 ●トップの考え方や価値観を社員に浸透させ、 ●優秀な組織人としての在り方や心構えを全員に共有させ、 ●誰もが掴みたくなるような夢、目標、ビジョンを提示し、 それが実現すれば、社員個人の夢や願望も実現に近づくことを 確信させる というプロセスが必要です。 このプロセスにおいて、トップと社員、社員間同志の真剣な話し合いが 行われ、それにより社員の質が上がり、ベクトルが一致し、始めて固くて 強い集団が生まれるのです。 それをやるのが最重要な社員教育であり、それは“社内”でしか出来ない のでしょう。 「固くて強い組織」づくりのためのシステム「社内塾」というのがあります。 20年間、延べ数百社の社内塾の実践指導をしてきたノウハウを (1)「社内塾実践運営マニュアル」 (2)「Team Dynamics for Success (組織力強化の実践計画)」プログラム にまとめて提供してくれます。 詳しい内容はこちらからどうぞ ⇒ http://tinyurl.com/ypreqv ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 〔3〕編集後記:ユーモア ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ものの本によれば、ユーモアとは、Human(人間)が変化して Humour(ユーモア)になったと言われています。 だからユーモアには、単なる滑稽なおかしさではなく、人間的な滑稽さや おかしさの意味が込められているのでしょう。 先日、なにげなく英語の本をめくっていたら、こんなジョークが書かれて いました。 A wife asked her husband. "What do you like the most about me? My beautiful face or my lovely body?" Her husband answered, "Hmmm.... Your sense of humor." 読みながら思わず笑ってしまいました。 笑うというのは、実にいいですね。体調もよくなります。 インターネットで面白いサイトを発見しましたが、これまた思わず笑って しまいました。 『中村屋』というサイトですが、お暇ならご覧あれ。 (http://blog.livedoor.jp/kemui/nakamura.html) __________________________________ ■発行元:RGMF(Regeneration and Growth Management Forum) 「再生&成長マネジメント・フォーラム」 http://rgmf2005.hp.infoseek.co.jp/ ■発行責任者:澤 一生 ■ご感想・ご意見・ご質問のメールをお待ちしております E-Mail:rgmf2005@infoseek.jp ご感想・ご意見・ご質問は多くの気づきを与えてくれ、メルマガの 質を向上させ、皆様に価値の高い情報提供できる機会を与えてくれ ます。必ず目を通して、極力メルマガでお返事させていただきます。 ■登録・解除はこちらからお願いします http://www.mag2.com/m/0000147010.htm ☆ Copyright (C) 2005 RGMF All rights reserved __________________________________


