2009/06/14
☆名言セラピー【なぜ戻った?】
昨日の続き。 スーパーエース吉田稔麿 完結編です。 一応最初から書いておきます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━3秒でHappy? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━名言セラピー 幕末、 吉田松陰の門下生たちから キラ星のごとくスターが誕生しました。 久坂玄瑞、高杉晋作、吉田稔麿、入江九一、 伊藤博文、山縣有朋、前原一誠、品川弥二郎など。 後の総理大臣になる あの伊藤博文でさえ晋作のパシリにちかい役回りだったことからも チーム☆吉田松陰の選手層の厚さを伺えます。 では門下生から見て、ぶっちゃけ、誰が一番すごかったのか? そんな質問に対して 吉田松陰門下生の中で珍しく天寿をまっとうした 品川弥二郎は晩年こう答えています。 「吉田稔麿だ」 天才革命家・高杉晋作ではないのか! 吉田松陰門下生の中のスーパーエースは吉田稔麿だというのです。 吉田稔麿 Yoshida Toshimaro 吉田松陰が最もその人柄、才質を愛したといわれている男です。 ◇ 初めて吉田稔麿が 松陰の塾、松下村塾をたずねたとき 松陰は韓退之の立身出世のための書を読ませた。 吉田稔麿はこう松陰に返したといいます。 「僕はこんなことを学びに来たのではありません」 出世なんかどうでもいい。 僕はもっと本質を学びたいんだと稔麿は松陰先生にきり返したのです。 当時、稔麿16歳です。 出会いがしらに松陰も吉田稔麿という男に惚れこんだようです。 「稔麿はわが良薬なり」と稔麿を絶賛します。 さて、 仕事で江戸に向かうことになった稔麿に 松陰はこんな手紙を書いています。 「僕の身の上はご存知の通り、 すでに決定してしまってどうにもならないが(昨日書いた通り松陰逮捕されてますから) 貴君なら、僕の志を継いでくれよう。 僕の志をつぐにふさわしい人が見つかったら、その人に力添えをして欲しい。 だがそのような人がいなければ、貴君がその人になってほしい」 稔麿よ あなたこそがその人になってほしい! 僕の志を引き継いでくれと松陰は願ったのです。 稔麿は足軽の貧しい家に生まれたので姓はありません。 だから、吉田という姓は自称。 家の借金に負われて江戸へ働きにいくことになったのです。 稔麿17歳のときです。 江戸では仕事に追われる毎日で心身もくたくた。 でも、松陰先生の志を受け継ぐ男になりたいと学問を怠りません。 こんな手紙を書いて松陰に送ったこともありました。 「こんなことでは、私は俗物になりかねない。 それを思うと胸が一杯になり涙さえでてきます」 しかし、松陰の志を継ぐとは文字通り命をかけるということです。 未来の日本のために命を投げ出すということです。 それは、家族との平穏無事な生活を捨てることを意味します。 彼女との平穏無事な生活を捨てることを意味します。 まだ10代の稔麿にそれを求めるのは酷。 いろんなことが重なり、稔麿は松陰との縁を切ることになります。 音信不通になるのです。 松陰は稔麿にこんな手紙を出す。 「栄太郎君(稔麿)、君は現在どうしておられるのか。 何を考え、何を為そうとしておられるのか。 僕は下獄以来、ずっと君のことを思ってきたが、 君もきっと僕のことを思ってくれているに違いない。 お互いにこんなに思いあいながら、お互いに手紙を書くこともなく、 相遠くなっているのはなぜなのか。 今は大変な時期、君もそのことをよく知っているはずだ。 こういう時に、慈母の愛や親兄弟のことを省みずに 大事をなすことができるのは非常の人だけである。 この言葉は強すぎるかもしれないが、すじの通った意見であることに間違いはない。 君はどう思うか、ぜひ聞かせてほしい」 しかし、稔麿は沈黙を守ったまま…… 門下生との交際も断った。 松陰は友人にこんな手紙を出している。 「頭痛のために一眠りしていると、栄太郎(稔麿)のことを夢にみ、泣いてしまった。 (中略)僕は栄太郎の心をとらえることができなかったのであろうか。 今こそ、心をあわせて、大事をなそうとするとき、栄太郎に去られるとは一体どういうことであろう。 もちろん、僕としては、無理に僕の方向に彼をまきもうとは考えてない。 栄太郎は彼なりに、歴史に残るような人になってくれたら、僕に背いたからといっても問題ではない」 ようやく、稔麿からの手紙が松陰のもとに届く。 手紙にはこう書かれていた。 「母に心配をかけたくない」 稔麿18歳。 2人の関係は縮まることなく、吉田松陰は伝馬の獄で処刑された。 稔麿、松陰刑死を耳にしながらも沈黙を続ける。 ◇ 1864年7月8日 池田屋事件は起きました。 司馬遼太郎曰く 「この事件がなかったら薩長主力の明治維新は永遠にこなかったであろう」 という極めて重要な事件です。 江戸幕府を倒そうと 当時の最も尖鋭の志士たち二十数名が 京都の旅館・池田屋に集結。 しかし、その情報は幕府方に漏れていたのです。 幕府方の兵、その数、3000名を動員して 池田屋を包囲する手はずになっていました。 どどどどどどどどと真っ先に 2階に駈けあがっていったのは幕府方の新撰組・近藤勇。 近藤勇が斬り込んでいく。 池田屋の2階に斬りこんでいった突撃隊の新撰組34名。 一方、志士たちは20数名 彼らが旅館の中で斬り合うのです。 2時間にわたった血みどろの合戦が始まったのです。 この場合、襲撃する側が圧倒的に有利。 そのうえ、幕府方3000の兵が遅れているとはいえ続々と池田屋を包囲する。 逃げ場がない。もはや志士たちに勝ち目はない。 志士の一人、その男は、 背後から襲ってきた新撰組の安藤早太郎に左肩を斬られた。 しかし、その男は 池田屋をなんとか逃げ出し 路上で包囲してる数百の幕府兵を阿修羅のごとく追い散らし 見事にその場を脱出したのです。 まさに、奇跡です。 そして、その男が向かった先は長州藩の藩邸の玄関。 「杉山、援軍を頼む!!!」 その男は、一声そうどなった。 杉山とは、その男の親友。 しかし、杉山が玄関を出てみるとその男の姿はもうなかった…… その男は、 親友に「援軍を頼む!!!」と一声伝えると なんと、再び、仲間が戦っている池田屋へ戻ったのです。 数百人の包囲網を奇跡的に脱出できたにもかかわらず その男は、再び戦場へ戻ったのです。 仲間とともに戦うために。 戦場に戻ったその男は斬られては戦い、 駈けては斬られつつ死にもの狂いで戦いましたが ついに新撰組、沖田総司の一刀で絶命。 その男…… 吉田稔麿24歳、死亡。 吉田稔麿、なぜ池田屋へ戻った? 吉田稔麿、なぜ池田屋へ戻った? 吉田稔麿、なぜ池田屋へ戻った? ◇ 稔麿、 吉田松陰の刑死を耳にしながらも沈黙を続けること2年。 ついに 稔麿の覚悟は決まったのです。 稔麿は吉田松陰の慰霊祭に旧友たちと参加します。 志のために、この命をかけよう。 吉田稔麿、その後の活動はめざましいものとなり、 各藩の志士たちの中心的役割を果たしていくことになります。 吉田稔麿は松陰が信じていた通りの男になったのです。 ◇ 生前、吉田松陰は 音信不通になって仲間たちとの縁を断ち切った稔麿のことを 高杉晋作あての手紙にこう記しています。 「栄太郎(稔麿)のことは特別に心をつかってほしい。 彼は今苦しい立場にあって、皆に疑われてるが、 僕は昔と同じように彼を愛している。 僕が愛するために、かえって禍になると思って、僕をさけている。 だが僕には彼を捨てることができない」 吉田松陰門下生、 スーパーエースは 「吉田稔麿だ」 → http://www.gokoku.or.jp/05/VIEW06/IMG/img03.jpg 3秒の狙撃屋 ひすいこたろうでした。 hisuikotaro@hotmail.co.jp ▲▲▲アリガ島▲▲▲ 【出典】「吉田松陰」池田諭(大和書房) http://amazon.co.jp/o/ASIN/4479810021/nicecopy-22 【出典】「竜馬がゆく」司馬遼太郎 (文春文庫) http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167105675/nicecopy-22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━3秒でHappy? 名言セラピーby天才コピーライター 世界は言葉でできている! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □感想や、あなたの知ってる名言をプリーズ→ hisuikotaro@hotmail.co.jp ■登録解除はここから簡単にできます。 http://www.mag2.com/m/0000145862.html □携帯用メルマガ「3秒ひすい」→ http://mini.mag2.com/pc/m/M0070259.html □最初の名言セラピー300話収録 http://blog.livedoor.jp/kissei888/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……・・ ・ひす本全11冊 □伝説の名言ベスト54「ズドン本」http://amazon.co.jp/o/ASIN/4837964842/nicecopy-22 □「3秒でハッピーになる名言セラピー」第4弾まで発売中!http://tinyurl.com/a29ky □「ココロの教科書」http://tinyurl.com/4zcff5 □モテは世界を救う! http://amazon.co.jp/o/ASIN/4887596065/nicecopy-22 □「Happy名語録」http://tinyurl.com/2xe4tb □「シアワセの取説」 http://www.infotop.jp/click.php?aid=106034&iid=22991 ■漢字に秘められた幸せの秘密を解読 (@@)!!!「漢字幸せ読本」http://tinyurl.com/349rmx □「漢字セラピー」http://tinyurl.com/4gujq5 □菅野とひすいの文章講座「1億円ライティング」 http://www.suganoissei.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「杉山、援軍を頼む!!!」



