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2009/06/09

☆名言セラピー【Welcome to Turkey】

残された時間は48時間。

日本人は脱出できたのか?




今日のメルマガ長いんですが、ぜひ読んでほしいな。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━3秒でHappy?
■日本・トルコセラピー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━名言セラピー



イラン・イラク戦争の真っただ中の1985年3月12日、
イラク軍によるイランの首都テヘランに対する空爆が始まりました。


テヘランにいる外国人は国外避難を始めましたが、
3月17日に至って、イラクのフセイン大統領は

「3月19日20時半以降はイランの上空を飛ぶすべての飛行機を撃ち落とす」


という声明を発したのです。




残された時間は丸2日……



しかし、日本人だけは脱出できない環境に追い込まれていたのです。



フセインの宣言後、
イランに住む外国人はそれぞれの国の軍隊の協力で脱出が計られました。


しかし当時の日本には、自衛隊を海外で活動させるといった法律がありませんでした。


そこで、日本政府は他国に応援を打診したものの、
各国自国民救出に手いっぱいで機材の予備も少なかったため、断られてしまいます。


また、日本航空は過去にテヘランに乗り入れをしていましたが、
当時既にテヘランへの乗り入れを停止していたため、
チャーター機を飛ばすしか方法がなく
日本政府が現地との調整に手間取ったために、前期期日までに安全に脱出できるという保証が得られず、
チャーター機の派遣は実現しなかったのです。



そのため、在イラン日本人200名以上は脱出方法が見つからずに生命の危機に瀕していました。


もはやタイムリミットです。



万策尽きたイランの日本大使館でしたが、
野村豊大使はまだ諦めきれず
トルコ大使館のビルレル大使に窮状を訴えました。


するとビルレル大使は、



「わかりました。ただちに本国から救援機を派遣させましょう」
と、2機のトルコ航空機をテヘランへ派遣してくれたのです。



2機のトルコ航空機が215人の在留邦人を乗せてイラン国境を越えて
トルコ領空に入ったのは、タイムリミットのわずか1時間15分前のことでした。





トルコの領空に入った瞬間、

「Welcome  to  Turkey,  ladies  and  gentlemen」というアナウンスが機内に響き渡り、

乗員と乗客が手と手を握り合い、お互い涙したそうです。





 

実はこの話の数年後に、私は大学を卒業し、国際線に乗務することになります。


一度、リオ・デ・ジャネイロ発ロサンゼルス行きの便に乗務した時に、
「航空機に爆弾を仕掛けた」という電話があり、
搭乗したお客様に降りていただき、爆弾を探し回ったことがあるんです。


この時、「もし電話がいたずらじゃなかったら……」と思うと、
生きた心地がしませんでした。
「どうか爆発しないでほしい」という悲痛な祈りとともに仕事をしたのを覚えています。


だから、この時のトルコ航空の乗員の皆さん、
そして乗客の皆さんのことが、人ごとには思えず、
キャプテンのアナウンスを心で聞くだけで、涙が溢れてきます。

 

話をもとに戻します。


なぜ、こんな危険な状況ながら、
トルコの人たちは、日本人のために動いてくれたのでしょうか?

答えは、今から100年以上前の明治時代にありました。


ビルレル大使は、野村大使にこう言ったのです。



「トルコ人なら誰もが、エルトゥールル号の遭難の際に受けた恩義を知っています。ご恩返しをしただけです」


 

◇



エルトゥールル号の遭難……

1890年9月16日の夜に事件は起こりました。
その日は台風にみまわれ、木造の軍艦であるトルコ軍艦エルトゥールル号が
和歌山県の串本沖で岩礁に衝突、沈没したのです。

死者581人、生存者69人

このとき、村人たちは、冷たくなった乗組員を人肌で温めたり、
食糧を提供したりして懸命に救助しました。


非常食として取っておいたニワトリまで分け与えたそうです。

69名のトルコ人が一命を取り留めました。
その後、生存者は日本の軍艦によって無事トルコまで送り届けられたのです。

残念ながら亡くなったトルコ人も、村人たちの手で懇ろに弔われたそうです。

 

以下はビルレル大使の言葉です。

「エルトゥールル号の事故に際して、
 日本人がなしてくださった献身的な救助活動を、
 今もトルコの人たちは忘れていません。
 私も小学生の頃、歴史教科書で学びました。
 トルコでは子どもたちでさえ、エルトゥールル号の事を知っています。

 それで、テヘランで困っている日本人を助けようと、
 トルコ航空機が飛んだのです」




先日のメルマガで掲載になっていた、この言葉。


「〜親愛なる日本の皆様〜  

 私たちが暮らしている今は、過去に生きた人々の勇気のある行動が積み重なってできました。 
 世界的不況・不信の時代だからこそ、一人一人の決断で今を変えて新しい未来を作りましょう。 
 みなさんがそれぞれの『奇跡』を起こす時です。
 
 未来に勇気を。Imagine Future」


 ジョン・ウー  (映画「レッドクリフII」より)



過去に生きた人々というのは、
歴史に名を残したような特別な人々だけを指すのではなく、
懸命にトルコ人を助け、また死者を悼み心を込めて弔った無名の村人たちのことでもあるのです。

 

 

実は、この話には後日談があります。

トルコ航空機の邦人救出から十数年経った1999年8月、
トルコ北西部で大地震が発生しました。死者は1万7千人を越え、被害も莫大。
この時、日本政府は、人命救助・物資・医療などさまざまな分野でトルコの復興を支えました。


「今度は日本がトルコを助ける番だ!」


そう、日本政府に働きかけたのが、
あの時、大混乱のテヘランからトルコ航空機に命がけで救出してもらった人々だったのです。

 

日本人って、捨てたものじゃないですね。

 
 


【お話】白駒ひとみ[歴史マニアな結婚コンサルタント] 
    http://www.mazenda.com/mazenda.htm




━━━━━━━━━━━ひすいです(・ω・)
   

感動!
ひとみちゃんの歴史マニアぶりも感動!(笑)





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