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2005/11/04

ものがたりで読む!「故事成語」 第33号:傾城傾国

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     §○§ ものがたりで読む!「故事成語」 §○§
                                                         2005.11.4
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 しっかり宣伝(*^^)v blog「みのりーの中国語翻訳修行」
          http://plaza.rakuten.co.jp/kojigai/
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 ☆みなさん、こんにちは。みのりーです。

 新しくご登録くださった読者の皆様、はじめまして。
 このメルマガは中国史を題材にしているため、
 時々難しい漢字などが出てきますが、わかんないときはかっ飛ばして、
 面白そうなところだけ読んで下さって結構ですからね。
 お気楽にどうぞ♪


 実は前回から、このメルマガの読者さんがすごーく増えてるんですよね。




     えー?どうしてー????







     知りたい?









     私も知りたいですぅ〜(ToT)


 これは、どこかで紹介していただけたからに違いないと思うんですが、
 どちらで紹介していただけたのか、私もじぇーんじぇーん知らないんです。
 新しく登録していただいた読者の皆さん、よろしかったら、
 何をご覧になって弊誌をお知りになったのか教えていただけませんでしょうか。

 メール⇒ kojigai@katch.ne.jp

 マヌケな発行者でお恥ずかしいです。^^;
 尚、メールのタイトルには「みのりーへ」の文字をお入れください。
 実は、スパムメールが非常に多くて、毎日バシバシ削除しているのです。
 誤って読者さんからのメールを削除してしまっては大変ですから。


 さて、今日のおはなしは、 ふふ、私もそう呼ばれてみたい・・・
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【傾城傾国】(けいせいけいこく)

 君主が夢中になって都市や国を滅ぼすほどの美女。

 
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 もう、メロメロっす

  前漢、武帝の時代。李延年(りえんねん)という宮廷楽士がいた。
 彼は武帝に気に入られ、しばしば武帝に歌や舞を披露していた。
 あるとき、李延年は武帝の前で次のような歌を歌った。



  北方有佳人、     北方に佳人有り、
  絶世而独立。     絶世にして独り立ち、
  一顧傾人城、     一たび顧みれば人の城を傾け、
  再顧傾人国。     再び顧みれば人の国を傾く。
  寧不知傾城与傾国、  いずくんぞ傾城と傾国を知らざらんや。
  佳人難再得。     佳人再びは得難し。

 (意味)
  北の方に美しい人がいる、
  その美しさは、この世に類なく。
  一たび顧みれば、都市を捨ててもいい気になり、
  再び顧みれば、国を捨ててもいい気になる。
  都市や国を危うくすることはわかっているが、
  このような美人は二度と手に入らない。



 武帝はこれを聞くと、

 「本当にこのような美人がいるのか」

 とたずねた。
 すると、そばにいた武帝の姉である平陽公主が言った。

 「李延年の妹がまさしくこのような美人ですわ」

 武帝がさっそく召しだして見ると、まさしく類い稀なる美女で、
 その舞も見事であった。
 こうして彼女は李夫人と呼ばれ、武帝に寵愛されるようになった。

  しかし、李夫人はほどなく不治の病にかかり、若くしてこの世を去った。
 武帝は彼女の早過ぎる死を悼み、宮中に肖像画を掛け彼女を偲んだという。



                      出典【漢書・外戚伝】
☆__________________________________☆

 ♪みのりーのコメント〜ひまだったら読んでね♪

 ◎普段の会話の中では、「傾国の美女」というような使い方が一般的ですね。
 さて、この李夫人は早死にしてしまったので、
 実際に武帝に国を傾けさせることはありませんでしたが、
 中国四千年の歴史には、ほーんとに国を傾けさせた美女が何人か登場します。

 その中でも、代表的な方々をご紹介しましょう♪

 まず、トップバッターは、
 紀元前1800年という大昔に生きた妹喜(ばっき)さーん。

 夏(か)王朝最後の王、桀王(けつおう)の寵姫でした。
 あんまり昔のことなので、詳しいことはわかりませんが、
 桀王はこの妹喜にメロメロになって政治をほったらかしにしたので、
 夏王朝は商(しょう・日本では一般に「殷」と言われている王朝)の湯王に
 滅ぼされてしまったと言われております。


 続きまして、その商を滅亡に導いたといわれるのが、
 妲己(だっき)さんですね。
 紂王(ちゅうおう)は彼女の歓心を買おうと残虐非道な事を行い、
 そのため、人心が商からはなれ、周(しゅう)の武王に滅ぼされました。


 そして、その周は褒ジ(ほうじ)というお妃によって弱体化してしまいます。
 褒ジさんは笑わぬお妃として有名ですね。

 周の幽王(ゆうおう)は彼女の笑顔が見たい一心で、
 敵が襲ってきてもいないのに、敵襲を知らせるのろしを、
 何度も上げさせます。諸侯はそのたびに救援に駆けつけますが、
 それは褒ジを笑わせるためのお遊びだったのです。
 幽王は諸侯から“オオカミ少年”の烙印を押されてしまいます。

 そのため本当に謀反が起きたときには、
 のろしを上げても諸侯は救援に来てくれず、
 幽王は殺され、褒ジも異民族にさらわれて行ってしまいました。

 周には新しい王が立ちましたが、結局、周王朝の権威は地に落ち、これより
 中華の実権は諸侯の手へと移って行くことになります。


 そのほか、西施や楊貴妃など権力者を骨抜きにしちゃった美女が
 たくさんいらっしゃいます。
 長くなるので、その他はまたの機会にしますね。(^_-)



 さて、国を傾けさせてしまうほど権力者をメロメロにする彼女たちは、
 特殊能力をもっていたという点で、やはり尊敬に値する人物です。

 え? 単なる 悪女 ですか?

 んー・・・かもしれません。

 んがっ、国を傾けさせるなんて、やはり、単に持って生まれた容姿が
 美しかったからというレベルでは到底できません。
 美女?悪女?やっぱり魔女という言葉が一番ふさわしいかな?

 そこには、カリスマ営業マンとかに通じる操心術のようなものが
 存在すると思えるのです。
 ただ、その使い方がはた迷惑なだけで。

 皆さんはどう思われますか?( ̄-  ̄ ) ンー


 もし、彼女たちが『どんな権力者も思いのままに操る方法♪』
 なーんてタイトルで、今流行りの無料レポートを書いてくれたら、
 真っ先にダウンロードしちゃうんですけどね。(^_-)-☆

 もちろん正しい使い方をしますよ!わたしは。

 って、どんな?(笑)

 男性の方は“傾国の美女”にはくれぐれもお気をつけください。
 特に仕事がデキル あ・な・た は要注意ですよ。


 本日も貴重な時間を割いて読んでいただきありがとうございます。<(_ _)>
 ではまた。

★★☆ -------------------------------

 〜おまけ〜 今日の成語、現代中国語では?
                        「傾城傾国」です。
                       qing1cheng2qing1guo2

      --------------------------------------------------- ★★☆

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■『ものがたりで読む!「故事成語」』
■発行者:桂川実
■発行者Webサイト http://www.katch.ne.jp/~kojigai/
■発行者blog    http://plaza.rakuten.co.jp/kojigai/
■参考:『中国故事成語事典/三省堂』『故事成語名言大辞典/大修館書店』
    『中国成語大辞典/上海辞書出版社』『新釈漢文大系/明治書院』
    『中国古典文学大系/平凡社』他
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