2008/07/31
人と自然の研究所「ビオトープって何だ!」━ 死を招くゴミ ━
http://www.bio-inste.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 人と自然の研究所メールマガジン ■□■ ビオトープって何だ! ■□■ NO.44 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■━━ 死を招くゴミ ━━■□■ とうとう梅雨もあけ、真夏日の続く本格的な夏に入りましたね。とは言え、 ここ数日は集中豪雨など全国で被害が出ているようなので、みなさんもお気を つけてください。 さて、夏と言えば‘海’ですよね。こんな暑い日が続くと、海水浴に出かける 方も沢山いると思います。海や浜辺など自然の中で遊べて、とても気持ちがいい ですよね。 しかし、そんな海が抱える大きな問題のひとつに、ゴミの問題があります。 海へ行くと、必ずと言っていいほど見つけるゴミ。タバコ、ペットボトル、 空き缶、ライター、花火の残骸、ビニール袋、釣り糸などなど、言い出したら きりがありません。JEAN/クリーンアップ全国事務局という団体が行っている 国際海岸クリーンアップの2007年秋の調査結果では、ゴミの回収個数で見ると、 1位:発泡スチロール破片(1cm2以上) 2位:硬質プラスチック破片 3位:プラスチックシートや袋の破片 4位:タバコの吸殻・フィルター 5位:発泡スチロール破片(1cm2未満) となっています。(詳しくはこちらをご覧下さい→http://www.jean.jp/07result.html ) もちろん、これを読んでくださっている方たちはゴミをその辺に捨てるなん てことはしないでしょうが、ゴミがあるということは、誰かしらが捨てている ということに他なりません。残念ながら、それが現実です。 海が汚れていると、もちろん私たちも気分が悪いです。ですが、もっと気分 を悪くしているのは、海を生活に利用している他の生きものたちです。 彼らが生息している海はビオトープなのですから、そこにゴミがあることは、 気分を悪くしているというレベルではありません。実際は、ゴミが原因で死んで しまっている生きものも沢山いるのです。 例えば、海鳥のアホウドリなどはプラスチック片などをエサと間違えて雛鳥 に与えてしまい、雛鳥が死んでしまうことも珍しくないというのです。 海に流れてしまったプラスチック片やビニールなどは、魚やウミガメなどが エサと間違えて誤食してしまい、それが原因で死んでしまうケースもあります。 また、釣り糸などひも状のものや漁業用の網などは、一度絡み付いてしまう と生きものにとってそれを取り除くのは難しく、動けなくなったり、これまで 通りの生活ができなくなって生きていけなくなるものもいます。それだけ、 生きものにとっては人間の出すゴミというのは脅威なのです。 海のゴミには、漂着ゴミといって外国など他の場所から沿岸に流れ着いたゴミ、 漂流ゴミといって海を漂っているゴミ、そして海に沈んでしまった海底ゴミなど があります。 普段、私たちが目にしているのは漂着ゴミと海岸で捨てられたゴミくらいです が、それ以外の漂流ゴミと海底ゴミも広い海に存在していると考えると、相当な 量のゴミが捨てられているのだと想像できます。 そしてそのゴミの多くは、すぐには分解しないものです。特にプラスチック などは分解するまでに数千年もかかると言われています。 日本だけではなく、世界各地でこのように多くのゴミが捨てられていて、 それが海や沿岸に存在しているということは、それによって多くの生きものが 命を奪われたり、苦しめられているということです。これは世界規模の大きな 問題になっています。 人間にとっては気分が悪いだけのゴミでも、生きものにとっては凶器にも なり得るゴミ。それが海というビオトープに無数にあるということは、そこに 生息する生きものにとっては地雷が埋められているような状況なのかもしれま せん。 海のゴミには漁業用の網などもありますが、多くは一人ひとりが出している ペットボトルやビニール袋などの生活ゴミと言われるゴミです。ということは、 誰かがゴミをその場に捨ててしまったばっかりに、知らないうちにアホウドリ やウミガメの命を奪ってしまうかもしれないのです。 しかし、逆に考えれば、一人ひとりが気をつけてちゃんと処分していれば、 生きものの命を守ることにも繋がるのです。 近年、生分解性プラスチックという比較的短期間に自然に分解するプラス チックも開発されて広がりつつありますが、急速に分解するわけではないので 直接的な解決にはなりません。まずはその前に、一人ひとりがちゃんとした 意識をもって、ゴミを適切に処分することが大切です。 これから海へ出かける方は、そんなことを少し考えながら海を見てみてくだ さい。また、前述のJEAN/クリーンアップ全国事務局の調査には誰でも参加でき ますので、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか? ─────────────●information1●───────────── ★人と自然の研究所は、自然やビオトープについての正しい知識を 身につける「ビオトープ管理者養成通信講座」を開講しています! ビオトープ管理士資格取得の勉強に最適です! ★また、現在は「ビオトープ管理士試験対策演習講座」も開講しており、 試験に向けて問題をこなしたい方には最適の講座です! 詳しくはこちらをご覧下さい→ http://www.bio-inste.com/ ─────────────●information2●───────────── ▼人と自然に安全で安心・自然への負担をできるだけ少なく▼ 人と自然の研究所では、「まず一人ひとりのライフスタイルを生態系にそった ものにする」という考えの下、水を汚さない「アンナトゥモール」の石けんや シャンプーをご紹介しています。 エデト酸塩・色素・香料・酸化防止剤などの化学助剤をまったく使用せず天然 由来成分100%なので肌にやさしく、排水は川や海を汚さず完全に生分解する ことをモットーにしています。手荒れなどの皮膚障害やアトピーでお悩みの方 にもおすすめです。シャンプー、コンディショナー、石けん、ランドリー ソープなどをご用意しておりますので、是非一度お試しください! N.C.I.styleのページからご購入いただいた場合には、売り上げの10%が、 森、川、野生動物を守る活動をしている各NGOへの寄附となります。 更に、初めてお買い求めいただいた方には、ランドリーソープ等のサンプル をプレゼント!! 詳しくは下記のURLからN.C.I.styleのページへアクセスください。 http://www.bio-inste.com/anna.htm N.C.I.style 【anna tumoru アンナトゥモール】 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ★ 「ビオトープ管理士」について ★ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ● (財)日本生態系協会より認定される資格で、 「地域の自然生態系を守り、取り戻すビオトープ事業・自然再生事業を 効果的に推進するために必要な知識、技術、評価・応用能力をもつ者に 与えられる資格」とされています。 試 験 日:毎年9月 最終日曜日 ※2008年は9月28日(日)です。 申込期間: 6月初旬〜8月中旬 ※2008年は8月15日(金)まで。 ビオトープ管理士の概要はこちらで紹介しています。 http://www.bio-inste.com/biotope.htm/ ●ビオトープ管理士は、環境省の入札参加資格審査申請における有資格者 として指定されているほか、国土交通省、農林水産省、宮城県、長野県、 岐阜県、京都府 をはじめ各地の行政機関で業務入札の際の要件などとし て活用されています。また、三重県や茨城県では施設の職員の採用条件、 最近では埼玉県などのように指定管理者の選定理由、民間でも企業の 採用条件や社会貢献活動の実務者育成のために活用されるケースも増え ており今後ますます活躍が期待されてきています。 詳細は(財)日本生態系協会 http://www.ecosys.or.jp/eco-japan/ へご確認ください。 ─────────────────────────────────── ---------------------------------------------------------------- ■ 発行:人と自然の研究所 月刊・第3金曜日発行予定 http://www.bio-inste.com/ ■ 「ビオトープってなんだ!」登録・解除 http://www.bio-inste.com/merumaga.htm ■ バックナンバー http://archive.mag2.com/0000145229/index.html ■ ご意見・ご感想・情報の提供は、bio@bio-inste.com までお願いします ぜひ、お友達にも紹介して下さい! ※ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )を利用して発行しています。 ---------------------------------------------------------------- *************************************************** 人と自然の研究所「ビオトープ管理者養成通信講座」 〒150-0047東京都渋谷区神山町3-4 i.VILLAGE TEL 03-5465-2927(平日10:00〜18:00) FAX 03-5465-2939(24時間受け付け) URL http://www.bio-inste.com E-mail bio@bio-inste.com *************************************************** (C) NATURE CITIZEN INSTITUTE. All rights reserved.



