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ビオトープ。それは生き物が生きていく為に必要な場所のこと。でも、間違ってとらえられていたりします。自然やビオトープについて、日常の中から発信します。正しい知識のもとに、いっしょに環境を考えていこう。

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2008/05/30

人と自然の研究所「ビオトープって何だ!」━ アフリカのビオトープ その破壊者とは ━

                          http://www.bio-inste.com/
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                ■□■   ビオトープって何だ!   ■□■

                                     NO.41
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            ■□■━━ アフリカのビオトープ その破壊者とは ━━■□■


 4月とは打って変わって、5月に入ってから何故か寒くなったり、また急に
暑くなったりして変な気候ですが、みなさん風邪など引いていませんか?


 さて、突然ですが、最近アフリカのことをよく耳にしたりしませんか?
実は、今月の28〜30日にTICAD4(第4回アフリカ開発会議)が横浜で開催されて
おり、そのPR活動や関連イベントなどが頻繁に行われているんです。

 TICAD4(第4回アフリカ開発会議)とは、日本が国連、アフリカのための
グローバル連合、世界銀行との共催で開催する、アフリカの開発をテーマとする
国際会議です。

 1993年から始まったこの会議は、アフリカの様々な問題に対して日本を始め
国際社会がどのような支援や対応をすべきかを考えていくものと言えるでしょう。



 そんな、今注目されている「アフリカ」で「ビオトープ」というと、どういった
ことを思い浮かべますか?

 ビオトープ(Biotop)とは、ドイツ語の『bio=生物 』と 『top=空間』が
合わさった言葉で、‘野生生物の生きる空間’という意味。

 日本では、生きものを呼ぶために人工的に造った池などしかビオトープでは
ないと思っている人がまだまだ多いようですが、上記のことから言えば、森、川、
海、湿地、草原などなど、様々な環境でそこを生息場所として利用している生物
群がいるということは、そこはビオトープなのです。

 では、アフリカではどうでしょう。



 アフリカ大陸にはサバンナや砂漠といった、日本にはない環境がありますね。
また、森、川、海、湿原など一見日本のそれと同じようですが、気候、土壌、
季節などが違うため、日本とはまた違った環境がたくさんあります。
ということは、そこに生息している生きものもまた違いますね。

 アフリカ中央の熱帯雨林にはオカピ、マウンテンゴリラ、チンパンジー、
半乾燥地帯のサバンナにはライオン、ゾウ、バッファロー、キリン、サイ、
ヒョウなどなど、私達が普段動物園でしか見たことのないような生きものたち
が、アフリカの大地で悠々と暮らしているはずです。きっとこの今も。

 しかし、そんなアフリカの大地でも、生きものたちのビオトープに異変が
起きてます。



 最近の異常気象による大干ばつでは、サバンナで生きものの水飲み場となる
大切な川の水が枯れそうになったり、逆に最大級の大雨に見舞われて川が増水し、
川を渡ろうとしたヌーが大量に流されて死んでしまったという例が近年起こって
います。

 また、人口が増えて人が生活場所を拡大することによって、野生生物との適度
な距離が保たれなくなり、ゾウやバッファローが畑に入ってきて人を殺してし
まったり、逆に安全のために人間に殺されたりもしています。

 コンゴ民主共和国にあるイトゥリの森では、日本でも有名なオカピが生息して
います。しかし森は、木材確保や携帯電話などに使われる希少金属採掘のために
伐採が進み、希少金属の利権を巡る紛争によっても破壊され、紛争で生まれた
難民が生きるために切り開かれています。森は、たとえ道が1つできて分断された
だけでも、生息地として大きな喪失となるのです。

 北海道の0.8倍の広さをもつイトゥリの森には、オカピに限らず希少な生物が
多く、生物的に極めて多様な森なのですが、その生きものたちの森をどんどん
奪っているということは、彼らを絶滅に追いやっていることと同じです。


 人間(主に先進国)の経済活動の急激な活発化により起こっていると考えられ
る温暖化や異常気象、人口増加により起こる人間と動物との軋轢、経済発展に
欠かせない資源を巡る先進国の介入、そして耐えない紛争。そういった人間活動
が、生きものたちの生息環境、すなわちビオトープをアフリカの大地から奪って
いっているのです。

 しかも、その原因の多くは、現地アフリカの人間ではなく、遠く離れて一見
関係のないような私たち先進国の人間が招いているのです。


 遠いアフリカの地でも、生きものがそのビオトープを奪われていること、
実はそこに私たち先進国の人間の暮らしが大きく関わっていること、なかなか
実感を持って感じることは難しいかもしれません。しかし、実際に起こって
いる問題を見過ごすわけにもいきません。



 今回のTICADで、日本はアフリカへのODA(政府開発援助)を今後5年で2倍にする
と発表しました。しかし、今のまま援助のお金を増やしたところで、本当に
アフリカはよくなっていくのでしょうか?
 自然は守られ、動物は悠々と暮らし、そのなかで人間も平和に生きていけるの
でしょうか?


 国際的な会議では、人間と動物を含めたアフリカへの真の支援のかたちが十分に
検討されること。そして、私たち一人ひとりもその現状をよく知り、普段の生活の
中からでもアクションを起こしていくことが、アフリカの人々や生きものたちへの
本当の手助けの第一歩なのではないでしょうか。




─────────────●information1●─────────────

       【アフリカと神戸俊平友の会】講演会のお知らせ

アフリカへ渡り37年。
獣医師として、野生動物保護、マサイの家畜診療、また、スラムでの支援など
様々な活動を続け、現状を目の当たりにしてきた神戸俊平。
彼の視線で本当のアフリカを伝えます。

◆『神戸俊平が語るケニアの野生動物と人びとの今』

・日時:6月7日(土) 13:30〜16:10

・会場:東京ミッドタウンウエスト 富士フイルムホールディングス本社2階会議室
   〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-3
   http://www.fujifilm.co.jp/corporate/aboutus/offices/index.html
   東京メトロ日比谷線「六本木駅」都営大江戸線「六本木駅」8番出口より直通
   東京メトロ千代田線「乃木坂駅」3番出口より徒歩5分
    東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」1番出口より徒歩8分
    
 13:30〜14:50  神戸俊平トーク
 14:50〜15:10  休 憩
 15:10〜16:00  対 談 神戸俊平×イーデス・ハンソン
 16:00〜      アムネスティ・インターナショナル 日本より

・出演:神戸俊平×イーデス・ハンソン(アムネスティ日本特別顧問)
・参加費:1000円(神戸俊平友の会会員、アムネスティ日本会員は500円)
・主催:アフリカと神戸俊平友の会、アムネスティ・インターナショナル日本
・申し込み:アムネスティ・インターナショナル日本まで、
      メール rtaniguchi@amnesty.or.jp 電話 03-3518-6777 にて
      お申込みください。
・お問合せ:アフリカと神戸俊平友の会日本事務局(下記参照) 

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◆横浜市立金沢動物園アフリカス月間ペシャル講演会
  神戸俊平先生による『アフリカ・サバンナの野生動物たちを守るために』

・日  時:6月8日(日) 13:30〜
・会  場:横浜市立金沢動物園 ののはな館2階レクチャールーム
・参 加 費:無料
・申し込み:必要ありません
・主  催:横浜市立金沢動物園
・お問合せ:アフリカと神戸俊平友の会日本事務局まで。
 
 アフリカと神戸俊平友の会日本事務局
 〒150-0047東京都渋谷区神山町3-4 i.VILLAGE
 人と自然の研究所内
 TEL 03-5465-2928 (平日10:00〜18:00)
 FAX 03-5465-2939 (24時間受け付け)
 URL http://www.s-kambevet.org/

─────────────●information2●─────────────

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         ★ 「ビオトープ管理士」について ★
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● (財)日本生態系協会より認定される資格で、
 「地域の自然生態系を守り、取り戻すビオトープ事業・自然再生事業を
 効果的に推進するために必要な知識、技術、評価・応用能力をもつ者に
 与えられる資格」とされています。
  
 試 験 日:毎年9月 最終日曜日 ※2008年は9月28日(日)です。
      申込期間: 6月初旬〜8月中旬

 ビオトープ管理士の概要はこちらで紹介しています。
 http://www.bio-inste.com/biotope.htm/

●ビオトープ管理士は、環境省の入札参加資格審査申請における有資格者
として指定されているほか、国土交通省、農林水産省、宮城県、長野県、
岐阜県、京都府 をはじめ各地の行政機関で業務入札の際の要件などとし
て活用されています。また、三重県や茨城県では施設の職員の採用条件、
最近では埼玉県などのように指定管理者の選定理由、民間でも企業の
採用条件や社会貢献活動の実務者育成のために活用されるケースも増え
ており今後ますます活躍が期待されてきています。

詳細は(財)日本生態系協会 http://www.ecosys.or.jp/eco-japan/
へご確認ください。
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■ 発行:人と自然の研究所   月刊・第3金曜日発行予定
  http://www.bio-inste.com/
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■ バックナンバー
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■ ご意見・ご感想・情報の提供は、bio@bio-inste.com までお願いします
  ぜひ、お友達にも紹介して下さい!
※ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん
『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )を利用して発行しています。
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人と自然の研究所「ビオトープ管理者養成通信講座」

〒150-0047東京都渋谷区神山町3-4 i.VILLAGE
TEL 03-5465-2927(平日10:00〜18:00)
FAX 03-5465-2939(24時間受け付け)
URL http://www.bio-inste.com
E-mail bio@bio-inste.com
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