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ビオトープ。それは生き物が生きていく為に必要な場所のこと。でも、間違ってとらえられていたりします。自然やビオトープについて、日常の中から発信します。正しい知識のもとに、いっしょに環境を考えていこう。

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2007/12/28

人と自然の研究所「ビオトープって何だ!」━ バイオマスで地球は救われる?━

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               ■□■   ビオトープって何だ!   ■□■

                                   NO.37
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               ■□■━━バイオマスで地球は救われる?━━■□■

 みなさん、突然ですが近年注目されている‘バイオエタノール’って、もう
ご存知ですか?

 バイオマスエタノールとも呼ばれるそれは、化石資源ではない生物(有機
物)資源を用いたエネルギー(バイオマスエネルギー)のうちのひとつで、
サトウキビやトウモロコシから生成したエタノールのことをいいます。
これはガソリンに混ぜるなどして燃料として利用することができ、その技術
もすでに確立されています。

 また、バイオエタノールではありませんが、微生物等によって分解されて
自然に戻る生分解性プラスチックも、その主な原料はサトウキビやトウモロ
コシなどの生物資源です。

 これらの資源は、畑で育てて収穫できれば永続的に使え、化石燃料ではない
ので新たに二酸化炭素を増やさない、といった点で環境に優しいということで
注目されているエネルギーです。

 特に、ブラジルなどでは既にバイオエタノールで走る車も普及してきており、
社会の中に組み込まれてきています。


 しかし、それらの原料となっているサトウキビとトウモロコシの生産には、
ビオトープの視点を持ったときに大きな問題が潜んでいるのがわかります。

 環境に優しいということもあり、バイオエタノールや生分解性プラスチック
の需要が近年急激に増えたため、ブラジルなどでそのためのサトウキビとトウ
モロコシの生産が大量に必要になったのです。
 すると、雇用の増加も相まって、森などの自然が切り開かれて耕作地が拡大
し、一部ではアマゾンの熱帯雨林も破壊されているというのです。

 これによって二酸化炭素の吸収率が減ってしまうという意見ももちろんあり
ます。確かにそれも問題です。しかしそれよりも重要な問題は、畑が拡大して
しまうと、元々あった多様な環境が畑という単一な環境になってしまい、そこを
ビオトープとして活用していた生きものたちが生きていけなくなってしまったり、
一部の生きものだけが勢力を拡大して異常発生してしまうなど、生態系のバラン
スが大きく崩れてしまう可能性があるということです。

 畑が拡大していっている状況で、アマゾンの熱帯雨林の伐採においては法律で
規制がかかるようになりましたが、このままバイオエタノールや生分解性プラス
チックの需要が増えてしまえば、畑の拡大に歯止めをかけるのは難しいでしょう。
そうなれば、生きものの生息空間はどんどん失われていってしまうのです。


 大昔の生物によって溜め込まれていた有限のエネルギーを一気に使ってしま
っている今日、それを改めようと生物資源を利用してエネルギーを賄うという
考えは、今後の社会にとっては大切な考え方だと思います。

 しかし、今の社会ではそもそものエネルギー利用が多すぎるというのが一番の
問題です。人口増加の影響もさることながら、一人ひとりが消費するエネルギー
量もどんどん増えています。


 エネルギーを巡る問題は、今後の最重要課題ともいえる問題ですが、それを
考えるにあたって、生きものやそのビオトープのことについて無視しては、本当
の持続可能な社会は絶対に実現しません。

 生きものの生活や特徴、それが自然の中でどのようにバランスをとっているか、
そういったことをちゃんと知った上で、エネルギーの問題も含めた持続可能な
社会の仕組みをつくっていかなければ、人間が絶滅に追いやられるのも時間の
問題でしょう。


 この問題の裏には、誰しもが使っている‘石油’の問題がそもそも大きく関
わっています。次号ではその石油について書いていきたいと思います!ご期待
ください!



─────────────●information1●─────────────
「若者のための環境教育ミーティング2008 in 環境エネルギー館」のご案内
■開催趣旨
昨年に引き続き、環境の仕事に携わる第一線の“プロ”と、これから仕事を
目指す若者が直接会ってワークすることを目的にミーティングを開催します。
今回は環境を切り口に数々のプロジェクトを作り上げてきたプロデューサー
の皆さんをゲストに迎え、環境の仕事の現実に迫ります。

■開催日:2008年1月19日(土)
10:00〜16:30(受付9:30〜/終了後17:00〜18:30で懇親会を予定)
■会 場:東京ガス・環境エネルギー館
〒230-0045 横浜市鶴見区末広町1-7-7   http://www.wondership.com
■参加費:学生2,000円 一般4,000円(税込) 懇親会参加費1,000円(税込)
※当日のお支払い
事前申し込み制(定員100名、先着順)
■主 催:東京ガス・環境エネルギー館、(株)アーバン・コミュニケーションズ

■お申し込み方法
「若者ミーティング2008参加希望」として、1氏名、2ふりがな、3所属(学校、
団体、会社名など)、4学生か一般かのエントリー情報、5住所、6電話番号を
記載の上、FAXもしくは電話で申し込みください。
※この申し込みに係る個人情報は、本イベント開催のみに使用します。

■お申し込み・お問い合わせ
「若者のための環境教育ミーティング2008」参加受付係
FAX 03-5322-1158  
TEL 03-5322-1154
(対応時間12/17〜27・1/7〜18の月〜金(祝日を除く)10時〜18時)
(株)アーバン・コミュニケーションズ内 担当:森/赤松
お問い合わせ:上記TELかE-mail:kankyo@u-com.co.jp

■ゲスト
1、山中俊幸氏
  エコツアー情報WEBサイト「エコツアー・ドット・ジェイピー」編集人
2、桑田慎也氏 軽井沢エコツアーサイト 星野リゾート「ピッキオ」代表
3、佐々木拓史氏 Think the Earth Project事務局
4、高橋義則氏 ユニバーサルデザイン総合研究所代表

■プログラム(予定)
9:30〜         受付開始
10:00〜10:20     オープニング
10:30〜12:00     分科会・前半「ゲストに“仕事”を聞く」
12:00〜13:30     昼食、休憩、館内ツアー
13:30〜15:00     分科会・後半「ゲストと“仕事”ワークショップ」
15:30〜16:30     全体パネルディスカッション「環境の仕事をプロデュース」
17:00〜18:30     懇親会
*ゲストとグループワークの内容は、諸般の事情で変更になることがあります。

■詳しくは下記URLまで
  東京ガス環境エネルギー館 http://www.wondership.com

─────────────●information2●─────────────
★人と自然の研究所は、自然やビオトープについての正しい知識を身につける
「ビオトープ管理者養成通信講座」を開講しています!
ビオトープ管理士資格取得の勉強にも最適です!
※1級受験者用のコースもあります!

★「ビオトープ管理者養成通信講座」受講者の方には、現場研修会の機会も
あります!

詳しくはこちらをご覧下さい→ http://www.bio-inste.com/

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★ 「ビオトープ管理士」について ★
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● (財)日本生態系協会より認定される資格で、
 「地域の自然生態系を守り、取り戻すビオトープ事業・自然再生事業を
 効果的に推進するために必要な知識、技術、評価・応用能力をもつ者に
 与えられる資格」とされています。
  
 試 験 日:毎年9月 最終日曜日
      申込期間: 6月初旬〜8月中旬

 ビオトープ管理士の概要はこちらで紹介しています。
 http://www.bio-inste.com/biotope.htm/

●ビオトープ管理士の資格は、環境省の入札参加資格審査申請における
有資格者として指定されているほか、宮城県、長野県、京都府をはじめ
各地の自治体で、業務入札の際の要件などとして活用されています。
また、三重県 や茨城県では施設の職員の採用条件として、最近では
埼玉県などのように指定管理者の選定理由として活用されるケースも
増えています。
京都議定書も発効された今、さらなる活躍が期待されます。

詳細は(財)日本生態系協会 http://www.ecosys.or.jp/eco-japan/
へご確認ください。
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■ 発行:人と自然の研究所   月刊・第3金曜日発行予定
  http://www.bio-inste.com/
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■ バックナンバー
  http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000145229
■ ご意見・ご感想・情報の提供は、bio@bio-inste.com までお願いします
  ぜひ、お友達にも紹介して下さい!
※ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん
『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )を利用して発行しています。
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人と自然の研究所「ビオトープ管理者養成通信講座」

〒150-0047東京都渋谷区神山町3-4 i.VILLAGE
TEL 03-5465-2927(平日10:00〜18:00)
 FAX 03-5465-2939(24時間受け付け)
URL http://www.bio-inste.com
E-mail bio@bio-inste.com
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