人と自然の研究所「ビオトープって何だ!」━ 森、川、そしてすべてがつながっている… ━
http://www.bio-inste.com/
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人と自然の研究所メールマガジン
■□■ ビオトープって何だ! ■□■
NO.21
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■□■━━ 森、川、そしてすべてがつながっている… ━━■□■
前々回は森について、前回は川について、何故それを守る必要があるのか、
どのような方法で守っていくのがよいのかなどを、人間の視点だけではなく
生き物の視点にも立ってみて考えましたね。
(バックナンバーはこちら→ http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000145229 )
森には森の、川には川の抱えている問題がそれぞれあって、一筋縄ではいかない
問題も多いですが、今後私たちがちゃんと考えて解決していかなければならない
ことばかりでした。
では、森は森のことだけを、川は川のことだけを考えて守っていけば良いのかと言う
と、それは違いますね。だって、川は森から流れ出しているし、川から海へ流れ出た
水は蒸発して雲になり、再び雨になって森に戻ってきますよね。とても深く密接な関係
で繋がっているんです。なのに、どちらか片方のことだけ考えて守るのでは、きっと
どこかで自然のバランスが崩れてしまうでしょう。
テレビや写真でたまに目にする、ヒグマが川でサケをとっているシーン。みなさん
も一度は見たことがあるのではないでしょうか。実はそんなシーンからも、森、川、
そして海も含めた密接な関係が見えてきます。
サケは母川回帰という習性で、川から海へ出てたくましく育ったあと、再び自分の
生まれ故郷である川に戻ってきます。しかし、そこで待ちうけているのがヒグマです。
ヒグマは雑食なので、木の実や果実も食べますが、秋にはサケを捕りに川にきます。
サケを捕ったあとは自分の棲む森へ戻るのですが、そうするとヒグマが食べたサケの
残骸や糞が森に残りますよね。その残骸や糞は、実は海からの栄養として、森にある
木々の重要な養分となり、それが豊かな森を育むことになるのです。
このように、ヒグマとサケの関係をみても、海にある栄養分が川を伝って森に届け
られているという関係性が見えてきます。そして、これはやはり1つの環境だけでは
起こり得ない、森と川と海のすべてがつながっていなければ成立しない生態系の仕組み、
という事がわかりますね。
森で生きるヒグマ。川と海を旅して生きるサケ。一見住む場所は違っても、その関係
は海と森をつなぐ川と共に、生態系のバランスがとれた健全な環境を保つ役割も担って
いるんですね。
しかし、近年ダムの建設などでヒグマがいる上流まで遡上していけるサケが少なく
なっており、ヒグマが食べるサケの量も減っているといいます。ヒグマとサケの関係
だけで繋がっているわけではありませんが、けして無視はできない問題です。
森、川、海は、ただ単に水が循環しているというものではなく、その繋がりの中に
あらゆる生物が複雑に入り込んでくるからこそ、養分の流れができ、バランスのとれた
生態系が形成されているのです。
森なら森、川なら川というビオトープだけを考えて守ろうとするのではなく、全体の
つながりやバランスを加味してビオトープを考えていかなければならないのですね。
だから、道路を造って森を分断したり、川をダムでせき止めてつながりを断ってしま
うというのは、何か間違っているのではないでしょうか。やはり、人も生き物の視点に
立ってもう少し考えていく必要がありそうです。
─────────────●information1●─────────────
★人と自然の研究所は、自然やビオトープについての正しい知識を身につける
「ビオトープ管理者養成通信講座」を開講しています。
ビオトープ管理士資格取得の勉強にも最適です。
★「ビオトープ管理者養成通信講座」受講者の方には、
現場研修会の機会もあります。
詳しくはこちらをご覧下さい→ http://www.bio-inste.com/
─────────────●information2●─────────────
神戸俊平が伝える
本当のアフリカを知るサバンナゼミ・スタディーツアー
アフリカへ渡り36年。獣医師として野生動物やマサイの家畜の診療、
スラムを見続けてきた神戸俊平。彼の視線で本当のアフリカを伝えます。
大草原サバンナで繰り広げられる野生動物たちの営みを感じ、
地域の伝統的なマサイ族の生活文化を学び、
アフリカと日本とのつながりを問い直す中で、
目の前にある貧困問題を学び・見つめるサバンナゼミ・スタディツアーです。
◆サバンナゼミ 2006年10月開講 定員20名 全4回 12000円
毎週木曜日 午後7時〜9時 場所:東京都渋谷区
10月12日(木) 「アフリカにおける野生動物の現状と共存」
10月19日(木) 「地域住民(牧畜民マサイ)の伝統的な生活に学ぶ」
10月26日(木) 「アフリカの抱える貧困の現実」
11 月2日(木) 「貧困や野生動物の絶滅と日本との関わり」
講師:神戸俊平(ケニア在住・獣医師)
◆サバンナゼミで学んだことを現地で体感するスタディツアー
2007年1月4日(木)〜14日(日)ケニア10日間 ゼミ受講生 26万円〜
・野生動物調査・観察 ・マサイマラ動物保護区キャンプ ・スラムでの活動など
*詳細は、ゼミ受講生たちと決めていきます。
◆お問合せ・お申込み:メール・TEL・FAXにて「セバンナゼミ申し込み」と明記
のうえ、お名前、年齢、住所、電話番号、メールアドレスを下記連絡先まで
お知らせください。追って詳細をご連絡します。
アフリカと神戸俊平友の会
TEL 03-5485-5723 FAX03-5485-6654
http://www.kambevet.org E-mail: bio@bio-inste.com
─────────────●information3●─────────────
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人と自然の研究所
6ヶ月集中・ビオトープ管理プロ養成実践講座
― ビオトープを仕事にする ―
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ビオトープ管理者養成通信講座で基礎を学んだ皆様に向け、ビオトープを仕事にで
きるプロを養成する実践講座を開講します。単なる知識や技術だけでなく、ビオトー
プを事業化するために必要なインタープリテーションや測量・設計、報告書作成に至
る、「仕事にする」ための実践的なノウハウや基礎技術を指導。ビオトープ管理のプ
ロとしての第一歩を踏み出す人材を育成します。
放置され、荒れてしまった学校ビオトープの再生など、ビオトープを仕事にできる
場所はたくさんあります。それを「仕事」にするためには「仕事にする知識とノウハ
ウ」が必要です。
ビオトープ管理プロ養成実践講座は、
【ビオトープを仕事にできるプロになるための実践講座です】
◆カリキュラム
本講座のカリキュラムは、学校ビオトープや企業内ビオトープ等に設置されること
が多い「池型ビオトープ」を、現場実習(埼玉県和光市周辺)を中心に実践的に学び
ます。
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「ビオトープを仕事にするために」
ビオトープを仕事につなげるための理論と、そのために必要となる技術手法
について解説します。
「生物調査手法」
生きものたちを通してビオトープや周囲の自然環境の現況を知り、ビオトープの
設計や維持管理計画等に活かすための生物調査手法を学びます。
「ビオトープ運営のために必要な動機付け、合意形成の手法」
生きものたちを通してビオトープの現状を関係主体に伝え、ビオトープの
目的や設計、維持管理への導入とする手法を学びます。
「ビオトープ設計手法」
単なる設計の技術ではなく、地域の自然環境に即し、地域の自然再生に活かす
ためのビオトープ設計を生きものの視点でおこなうための手法を学びます。
「測量」
ビオトープの設計・造成に必要となるレベル測量や面積算出法の基礎技術を
学びます。
「植物の移植方法」
植物種によって異なる移植方法や環境、時期を学び、それに伴った同定法や
インタープリテーション手法を学びます。
「報告書・仕様書の作成」
ビオトープを仕事として成立させるために必要となる報告書と使用書の作成
について学びます。
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◆日 程
平成18年 9月 2日(土):「ビオトープを仕事にするために」、
「生物調査手法」
10月 7日(土):「ビオトープ運営のために必要な動機付け、
合意形成の手法」
11月11日(土):「生物調査手法」、「植物の移植方法」
12月 2日(土):「測量」、「ビオトープ設計手法」
平成19年 1月13日(土):「報告書・仕様書の作成」
2月17日(土):「報告書・仕様書の作成」、「まとめ」
◆時 間 9:00〜17:00
なお、講座終了後〜19:00に補習時間を設けています。
また、別日程にて月1回の補習・相談日を設けています。
◆場 所 埼玉県和光市周辺および東京都渋谷区周辺(カリキュラム内容による)
◆講 師 三森典彰
《プロフィール》東京環境工科専門学校卒業後、NPO法人アサザ基金の
職員として従事。現在、ForestThree代表としてビオトー
プの企画・運営等を行う。人と自然の研究所客員研究員。
◆費 用 受講料:10万円(消費税込)
◆その他 講座に必要な道具類(胴長靴、タモ網、捕虫網等)については、
当方で用意します。
◆申込み 下記のメール、電話、FAX等で、平成18年8月31日迄に
お申し込みください。
◆主 催 人と自然の研究所
東京都渋谷区神宮前6-28-5 A-502
TEL:03(5485)6778 FAX:03(5485)6654
E-Mail:bio@bio-inste.com
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★ 「ビオトープ管理士」について ★
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● (財)日本生態系協会より認定される資格で、
「地域の自然生態系を守り、取り戻すビオトープ事業・自然再生事業を
効果的に推進するために必要な知識、技術、評価・応用能力をもつ者に
与えられる資格」とされています。
試 験 日:毎年9月 第4日曜日
2006年は9月24日です
申込期間:2006年は6月1日(木)〜8月12日(土)
ビオトープ管理士の概要はこちらで紹介しています。
http://www.bio-inste.com/biotope.htm
● ビオトープ管理士は、現在、環境省、長野県、三重県等の地方自治体で
業務入札資格にもなっています。
京都議定書も発効された今、さらなる活躍が期待されます。
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今年度(2006年度)から試験の出題形式等が変わります
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・2級は記述問題がなくなり、代わりに400字小論文が加わります。
・「生態系保護論」がなくなり、「生態学」と「ビオトープ論」に引き継がれます。
・択一問題は、共通科目が3科目各10問の全30問、専門科目が20問になります。
詳細は(財)日本生態系協会 http://www.ecosys.or.jp/eco-japan/
へご確認ください。
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■ 発行:人と自然の研究所 月刊・第3金曜日発行
http://www.bio-inste.com/
■ 「ビオトープってなんだ!」登録・解除
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■ バックナンバー
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000145229
■ ご意見・ご感想・情報の提供は、bio@bio-inste.com までお願いします
ぜひ、お友達にも紹介して下さい!
※ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん
『まぐまぐ』( http://www.mag2.com/ )を利用して発行しています。
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人と自然の研究所「ビオトープ管理者養成通信講座」
〒150-0001東京都渋谷区神宮前6-28-5 宮崎ビルA-502
TEL 03-5485-6778(平日10:00〜18:00)
FAX 03-5485-6654(24時間受け付け)
URL http://www.bio-inste.com
E-mail bio@bio-inste.com
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