サマータイム制導入に反対する  RSSを登録する

サマータイム制の問題点や欺瞞を指摘し、導入に反対するメールマガジン。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/06/05

サマータイム制導入に反対する

【サマータイム制導入に反対する】 vol.742


●「南からの温かい湿った空気」も再現できない

 前回は、地球シミュレータなどの気候シミュレータは、日変化を
 扱えないために、擬似温暖化(の原因となる寒気)を再現できな
 い…ということを指摘しました。

 擬似温暖化は、決して珍しい現象ではありません。
 天気予報(の番組)で、気象予報士が、よく口にしますでしょう。
 「南からの温かい湿った空気が入ってきて…」という話。
 あれも擬似温暖化の一種なのですよ。

 ですから、地球シミュレータなどの気候シミュレータは、「南か
 らの温かい湿った空気」(の流入)も再現できないわけです。
 そんなものが弾き出す数十年後あるいは百年後の「大予言」など、
 信じられますか?

 「南からの温かい湿った空気が入って」くると、気温がぐ〜んと
 上がりますでしょう。
 5度ぐらい簡単に上がりますよね。
 気温の上昇だけではありません。
 豪雨になることもある。
 そんな現象も再現できないシミュレータを使って未来を予測して
 いるわけですよ。
 日本国政府も、国連も。
 それでも、ついていきますか?


●鋸や歯車のギザギザが無くなってしまったら…

 ここで、ちょっと、こんなことを考えてみて下さい。

 ギザギザの平均をとると、ギザギザが無くなってしまいますよね。
 こんな感じで。

  /\/\/\/\ → ────────


 さて、そこで質問です。
 もし鋸(のこぎり)のギザギザについて平均をとると、どうなる
 でしょうか?
 そんなことをしたら、ただの金属板になってしまいますよね。
 まぁ、ペーパーナイフぐらいにはなるのかもしれませんが、鋸と
 しての機能は失われてしまうでしょう。
 大工さんなら分かってもらえますよね、この話。

 機械屋さん向けの話もしましょうか。
 もし歯車のギザギザについて平均をとると、どうなるでしょうか?
 そんなことをしたら、動力を確実に伝える能力は失われてしまい
 ますよね。
 せいぜい最大静止摩擦力ぐらいの動力しか伝えられなくなってし
 まいます。

 そう、世の中には、平均をとると機能が失われてしまう(∴平均
 をとってはいけない)ものがあるのです!

 そして、大気(温)は、まさに、そういうものなのです。
 平均をとると、夜間に陸で発生する寒気(の塊)が消えて無くな
 ってしまう。
 すると、擬似温暖化は起こらないことになってしまう。
 これは、先ほどの鋸や歯車のギザギザを(平均をとって)無くし
 てしまうのと同じ愚行です。
 そして、シミュレーション派たちは、そういうことを平気でやっ
 ているのです。

 地球シミュレータをはじめとする世界の恐怖大予言シミュレータ
 (笑)が、如何に信用するに値しないシミュレータぞろいである
 か、これでお分かりになったでしょう。


●秋や春先に関する恐怖大予言が無い超〜不思議

 環境赤軍たちが絶賛するシミュレータが弾き出す恐怖大予言を見
 ると、実に興味深いことに気付きます。
 それは、秋や春先に関するものが見当たらないことです。

 これは当然のことです。
 なぜなら、秋や春先は、夜間に陸で発生する寒気の塊の影響が、
 モロに出る季節だからです。
 天候が荒れやすいでしょう。

 そういえば、秋や春先といえば、季節の変わり目ですよね。
 実は、陸で発生する寒気は、季節の移り変わりに大きく関与して
 いるのです。

 たとえば、秋は、雷や「秋の空」をもたらします。
 そして、海水が夏の間に蓄えていた熱エネルギーを(海水から)
 放出させる働きをするのです。
 こうして海水温は低下していき、その影響で気温も低下していく。
 冬という季節の到来ですね。
 つまり、陸で発生する寒気(の塊)の働きが無いと、はっきりと
 した冬が来ないのです。
 そして、この寒気は、徐々に発生が途切れなくなっていく。
 それ故、冷やす能力が高まっていく。
 そして、ついには、季節風となって、本格的な冬をもたらすので
 す。

 春先は、これと逆の経緯をたどります。
 それまで連続して発生していたのが、途切れるようになる。
 すると、冷やす能力が低下し、一方で、擬似温暖化が起こりやす
 くなる。(低緯度には豊富に存在する熱エネルギーが、中高緯度
 にもたらされる。)
 これにより、中高緯度が温まっていき、春がやってくるのです。

 このように、陸で発生する寒気は、季節の移り変わりに大きく関
 与しているのです。
 単に太陽高度(傾度)や日照時間が変化するだけでは、はっきり
 とした季節の変化は起こりません。
 何しろ、日本の周りには、比熱が大きい物質である水が沢山ある
 のですから。
 島国(海洋国家)なのに四季の変化に富んでいるのは、陸で発生
 する寒気の働きのおかげなのです。

 そして、秋や春先は、陸で発生する塊状の寒気の働きが、非常に
 活発になる時期なのです。
 だから、天気がめまぐるしく変化する。
 そして、そういう季節は、気候シミュレータは再現できないので
 す。
 なぜなら、原理的に日変化を扱えないからです。
 日変化を扱えないので、そうした季節に大活躍する“夜間に陸で
 発生する塊状の寒気”を再現できない。
 だから、秋や春先という季節を再現できないのです。

 とくれば、なぜ秋や春先に関する恐怖大予言が無いのか、もうお
 分かりでしょう。
 再現できない季節だから、恐怖大予言もできないわけですよ。
 つまり、秋や春先に関する恐怖大予言が無いのは、シミュレータ
 が、そうした季節を再現できない…ということを意味していたわ
 けです。
 そんなもので、数十年先、百年先の未来が正しく予言できると思
 いますか?


●年変化すら再現できない

 気候シミュレータがまともに再現できるのは、めまぐるしい変化
 が無い季節だけです。
 つまり、同じような傾向(状況)が何日間も続く時期だけなので
 す。
 たとえば、梅雨の季節とか、猛暑の季節とか、台風の季節…とい
 ったような時期ですね。
 実際、恐怖大予言は、こうした季節(時期)のものばかりでしょ
 う。
 これは、気候シミュレータの特徴(というか限界というか)を考
 えれば、当然のことです。

 気候シミュレータは、秋や春先のような、めまぐるしく変化する
 時期(季節)の扱いができません。
 ですから、実は、年変化さえ、まともに再現できないのです。
 年変化すら正しく再現できないシミュレータで、数十年先、百年
 先の未来が正しく予測できると思いますか?


●仮想地球が「温暖化」するのは当たり前

 もっとも、こんな話をすると、「たかが秋や春先といった一時期
 が再現できないからといってケチをつけるのは、細かいことにこ
 だわりすぎではないか?」という反論があるかもしれませんね。
 ですが、夜間に陸で発生する塊状の寒気の働きは、決して無視で
 きるものではないのです。

 夜間に陸で発生する塊状の寒気は、単に(それが真上に来た時に
 一時的にもたらされる)低温をもたらすだけではありません。
 海水が蓄えている熱エネルギーを、運動エネルギーに変換する形
 で、放出させる働きがあるのです。
 また、海水が蓄えていた熱エネルギーを、温風や温水の形で、よ
 り熱が宇宙に逃げやすい高緯度へ追いやる働きもあります。
 つまり、総じて言うならば、海水温を低下させる働きがあるので
 す。
 海水温が低下すれば、(やがては)気温も低下しますでしょう。
 そういうことが実際に起きるわけです。

 ですから、夜間に陸で発生する塊状の寒気の働きをカットしてし
 まうと、その分、地球は「温暖化」することになってしまうので
 すよ。
 なぜなら、放出され失われるはずの熱エネルギーを、海水が有し
 続けることになってしまうからです。

 こうしてみると、気候シミュレータの仮想地球は、たとえ温室効
 果が増大しなくても「温暖化」していくことがわかるでしょう。
 そう、「温暖化」して当然なのです。
 熱を放出させ地球を冷やす自然のシステムの働きを無視している
 のですから。


●実際は既に外れているIPCCの大予言

 さて、前回ご紹介したように、日経エコノミー文化人=江守正多
 (@国立環境研究所)は、《観測された変動》(寒冷化のこと)
 がIPCCの《たくさんのシミュレーション結果》の《幅の中に入っ
 ている》と言い張っています。
 ですが、データを公正に扱うならば、既に《幅》から下へハミ出
 してしまっているのです。

 IPCCの《たくさんのシミュレーション》は、どれも、これも、擬
 似温暖化の影響を考慮していません。
 一方、実際に《観測された結果》(気温)には、擬似温暖化によ
 る上昇分が含まれています。
 ですから、IPCCの《たくさんのシミュレーション結果》と比較す
 るためには、擬似温暖化による上昇分を差し引いた値を用いなけ
 ればならないはずなのです。
 で、これをやると、やっぱり、《幅》から下にハミ出してしまう
 のですよ。

 そう、IPCCの《たくさんのシミュレーション結果》は、既に外れ
 ているのです。
 それでも信じる?


●開始点はいつ?

 ところで、数値解析(シミュレーションは数値解析の一種!)の
 ことを知っている人なら、江守が振り回しているIPCCの《たくさ
 んのシミュレーション結果》には、疑念を抱かずにはいられない
 はずです。
 なぜなら、数値解析の開始点がいつなのか?分からないものにな
 っているからです。

 実際、江守が振り回しているIPCCの《たくさんのシミュレーショ
 ン結果》のグラフを見ると、全てのシミュレーション結果が収束
 している時期が無いのです。
 これは、全てのシミュレーション結果が一致している“時”(年
 月日)が無いということです。

 これはおかしなことです。
 シミュレーションは、実際の状態(気温など)からスタートして
 いるはずです。
 そして、実際の状態は、一つしかあり得ない。
 なぜなら、実際の状態は“事実”だからです。
 “事実”が《たくさん》あるわけがないでしょう。

 ですから、全てのシミュレーション結果が一致している“時”が
 必ずあるはずなのです。
 なのに、無い。

 つまり、このことから分かるのは、IPCCの《たくさんのシミュレ
 ーション》は、開始点がバラバラだ…ということです。
 そして、実は、ここに、IPCCの破廉恥なトリックの手口を暴くカ
 ギが隠されているのです。


●「幅」を作り出す破廉恥トリック

 それは何かというと、開始点を別々に設定すると《幅》が作り出
 せる…ということです。
 しかも、これは、正しくないシミュレーションだからこそ可能な
 トリックなのです。

 正しいシミュレーションは、事実と同じ《変動》のし方をします。
 ですから、開始点を変えても、事実と(ほぼ)同じ結果になりま
 す。(「ほぼ」と断ったのは、誤差やゆらぎ等を考慮しての話。)
 そのため、重ね合わせても《幅》が(ほとんど)生まれません。

 対して、正しくないシミュレーションは、事実と異なる《変動》
 のし方をします。
 このため、開始点を変えたびに、異なる結果が得られてしまうの
 です。
 それ故、それらを重ね合わせると《幅》が生まれるわけです。

 そして、《幅》が生まれると、その範囲内に《入っている》など
 という詭弁が成り立つようになる。
 かくして、自分たちが信じたがっている本当は正しくないシミュ
 レーションが事実と一致していないことを隠蔽することが可能に
 なるわけです。

 そう、IPCCは、意図的に、こういう破廉恥トリックを用いている
 わけですよ。
 IPCCは、《たくさんのシミュレーション結果》を採用しています。
 これは、一見、多くの研究結果を取り上げるという公平・公正な
 態度であるかのように思えてしまいます。
 でも、実情は違うのです。
 正しいものなど一つも無い《たくさんのシミュレーション結果》
 を採用することで、《幅》を作り出しているのです。
 《観測された結果》が納まるような《幅》を!

 つまり、実質、そういう《幅》を作り出す分業をさせているわけ
 です。
 もっとも、実際には、個々のシミュレータは、少しづつ異なるの
 ですがね。
 しかし、基本的には、ほぼ同じです。
 しかも、どれも、正しくないシミュレーションです。
 そのために、それらをかき集めると《幅》が出来上がるわけです
 よ。
 《観測された結果》が納まるような《幅》が!

 以上が、IPCCが用いている破廉恥トリックです。
 そう、学術的にはゴミクズも、素人相手の“騙し”には役立てら
 れるわけですよ。
 そして、IPCCは、そういうことをやっているのです

 政治家センセーたちよ、これでも、まだ、IPCCを信用するのか?


●乱用という“いつものビョーキ”

 何度でも言わせていただきますが、気候シミュレータでは、未来
 の気候は予測できないのです。
 何しろ、年変化すら、ろくに再現できないのですから。

 もっとも、だからといって、「気候シミュレータなんてものは、
 全て擬似科学の道具」というわけでは決してありません。
 誤解の無いようにお断りしておきますが、(正しい)気候シミュ
 レータは、使い方さえ間違わなければ、正しい科学の(しかも強
 力な)道具となるのです。
 要するに、環境赤軍たちが、気候シミュレータを使う際に、不正
 な使い方をしているのです。
 それは、限界を無視した“乱用”です。

 どんな科学(や科学の道具)にも、限界というものがあります。
 ですから、限界を知り、その範囲内で用いることが必要なのです。
 限界を越えて“乱用”してしまうと、たとえどんなに正しい科学
 でも、間違った結果(結論)が出てしまいます。

 ところが、環境赤軍たちは“乱用”したがるわけですよ。
 それを進歩だと思っているわけです。
 まさに半可通ですね。

 以前にも指摘しましたが、“乱用”は文マル科学の特徴の一つで
 す。
 やはり、環境赤軍たちは文化マルキストなのですよ。
 だから、気候シミュレータについても、限界を越えて“乱用”し
 たがるわけです。
 そうして、とんでもなく人騒がせな妄想を作り出しているのです。
 それも「科学」の名において…。

 文マル科学は、半可通の人たちが騙されやすい(信じ込みやすい)
 擬似科学です。
 なぜなら、「(正しい)科学」を用いているからです。
 もちろん、実際には“乱用”しているのですがね。
 でも、半可通の人たちには、それを見抜くことが出来ない!
 なぜなら、彼らは、半可通ゆえ、「科学」の限界というものまで
 は認識していないからです。
 だから、見事に騙される!

 正しい科学が用いられているからといって、安易に信じてはいけ
 ません!
 “乱用”である場合もあるのですから。
 正しい科学も、正しい使い方をしなければ、間違いや誤り、嘘、
 デタラメにしかならないのです。
 ですから、使い方をきちんとチェックすることが絶対に必要なの
 です。

 地球温暖化の恐怖のCG映像は、気候シミュレータという本来は
 正しいはずの科学の道具を“乱用”して得られたものです。
 ですから、そんなものは擬似科学的迷妄にすぎないのです。
 そんなものを信じるのは、占いの類を信じることと同レベルの、
 とっても恥ずかしいことなのです。

 政治家センセーたちよ、さらには、経済人・著名人・マスコミ人
 間たちよ、そんなに未来に恥や汚名を遺したいのか?


──────────────────────────────
発行者:media( tarkun0507@yahoo.co.jp )
    お手数ですが、件名(Subject)に kankyo とご記入願いま
    す。

バックナンバー閲覧、購読解除:
  http://mediax.hp.infoseek.co.jp/mm8/mm.htm

このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
を利用して発行しています。http://www.mag2.com/
──────────────────────────────
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る