2008/08/15
那須移住計画 vol.100
∽∽∽∽∽メールマガジン∽∽∽∽∽∽ 那 須 × 移 住 計 画 vol.100 ∽∽∽ http://nasuijyu.com/ ∽∽∽∽ 那須移住計画メールマガジン100号記念号をお届けします。 これまでの集大成としてまとめました。 【保存版」としてぜひご活用ください。 ―――――――――――――――――――――――――――――― ■那須移住計画の歴史 ―――――――――――――――――――――――――――――― 2004年8月4日に募集開始 発行までに準備号を14号ほど発行。 2004年9月2日創刊 2005/04/17 まぐまぐで那須移住計画 vol.17発行 2008年8月15日100号発行 と、4年間続いたのですね。(ハァ〜(~_~;) これまで ・那須への移住支援 ・移住希望者の土地探し ・移住者の家の設計 ・中古住宅の調査 ・海外からの移住支援 などなどを行ってきました。 また、那須の情報を多彩に発信してきました。 ―――――――――――――――――――――――――――――― ■これまでの生活体験で分かってきたこと ―――――――――――――――――――――――――――――― 当初は那須塩原駅近くに住んでいましたが、3年前に那須の標高 500m付近に移転しました。 平野部と高原部の両方の良さも悪さも、実際に住んで体験しました。 当初住んだのは新幹線駅には徒歩で行けるなど、便利な場所でした が、国道4号線沿いでしたので、夜間のトラックの騒音が激しく、 決して良い環境とは云えませんでした。 ちょうど雷の通り道で、夏の雷雨では毎日すさまじい雨を体験しま した。「ガッシャーン」と地響きのする落雷と停電で、恐怖を感じ ました。 高原に住んで、さぞ涼しいと思いきや、夏などは蒸して、平野部の 方が暑くても乾燥していて、過ごしやすいと思いました。 しかし、高原に住んでみると、やはり空気が違います。 平野部から上がってくると、その空気の違いを感じます。また林の 中に帰ってくると、ほっとした気分になります。 もっと上に住むと、また違った環境になるのだろうと思いますが、 まだ生活したことがないので、実感がつかめません。 そのほか、いろいろと土地探しや土地の調査をしてきて、平常時に は何事もないかのように見える土地でも、近隣にお話を聞くと、強 風や水があふれて濁流が流れるなど、高原の土地は変貌するのだと いうことも分かりました。 那須塩原市では今、産廃問題でもめています。 せっかく移住しても、近くに産廃施設ができてしまえば、一体何の ために移住したのかわかりません。 市ではもうこれ以上の産廃施設の受け入れを断固拒否していますが、 法的には難しいところもあります。市民が団結して運動を起こすこ と以外に方法がないようです。 ―――――――――――――――――――――――――――――― ■那須への移住の失敗例 ―――――――――――――――――――――――――――――― 那須への移住は必ずしも成功事例ばかりとは限りません。 失敗と感じているお話もいくつかお聞きしました。 ・知り合いがいなくさびしい ・強風 ・水はけが悪く大雨で水があふれる ・湿気でカビが生える ・寒い、雪が降る、凍結 ・近くに騒音源 ・産廃や採石ルート ・産廃後の敷地 ・悪臭(牛糞尿散布) ・田んぼ跡の敷地 ・面積が小さすぎた ・自然素材を使いたかった ・水が悪い ・浸透が悪い ・自治会、近隣とのトラブル ―――――――――――――――――――――――――――――― ■那須移住を考える人たち ―――――――――――――――――――――――――――――― さて、実際に那須への移住を希望している方にはどんな方々がいら っしゃるのでしょうか? 大まかに分類すると次のようになります。 ・団塊の世代(セカンドライフ・セカンドステージ) ・新幹線通勤(都心通勤者・子育て世代) ・週末帰宅者(家族は那須に住みご主人が週末に那須に帰る) ・子育て移住(子どもの環境のために。週末・新幹線と重なる) ・二地域住居(当分は別荘として行き来し、将来の移住に備える) ・独立、開店移住(那須で事業・店舗を始めるための移住) ・海外型移住(東京から海外へ、帰国でもう東京には住めない) ―――――――――――――――――――――――――――――― ■これから那須移住を考える人たち ―――――――――――――――――――――――――――――― 上の移住のほか、今後は以下のような移住者も考えられます。 ・防災対策移住(都心の大地震に備えた移住・自給自足) ・食料危機移住(食料自給率39%、肥料の値上がりで食料危機) ・エコロジスト移住(自然との共生生活を那須で) ・高級リゾート移住(裕福層が安心・安全・快適を求めて移住) エネルギーの自給率はわずか4%(原子力を除く) 食料の自給率(カロリーベース)は39% 今後は肥料も手に入らなくなりそうな情勢です。 原油やガソリンは急騰します。 こうした背景から、那須でエコロジー&自給自立をめざす人が増え ると予想されます。 また、都心とのアクセスの良さから、健康・安全・安心を求める裕 福層の移住も今後の主流になりそうです。 ―――――――――――――――――――――――――――――― ■食料とエネルギーの自立ができる那須 ―――――――――――――――――――――――――――――― 自給自足を個人で満たすのはたいへんなことです。 グループであれば、少しは楽になります。 そして地域全体で協力しあえば、ますます容易になります。 農業に不可欠の肥料が、化学肥料の原材料であるリン鉱石を100% 輸入に頼っている日本では、今深刻な事態に直面していますが、こ れを問題にしているメディアは驚くほど少ないです。 那須は牛糞が豊富にあり、その活用が注目されています。またホテ ル・旅館も多いことで、食品残渣も豊富です。 これらを組み合わせると、良い堆肥ができます。 サングリーン那須ではこれまで、食品リサイクル事業に取り組んで きました。また、アイガモ農法や古代米など年々チャレンジしてき ました。 今後はこうした取り組みがますます必要な時代になろうとしていま す。 そこで、こうした取り組みを消費者の皆様と共に取り組んでいくた めに米のオーナー制度を取り入れました。お米のオーナになってい ただくことで年間の米を備蓄し、安定的な供給を確保していただき たいと考えています。 また食料の自給に関しての情報も適時ご提供いたします。 11月からの配送ですが、まだ予約の枠が残っていますので、お早め にどうぞ。 オーナーにお申し込みの方には新米のお届け時に<稲穂>を添えて お届けします。 ■お米のオーナー制度 http://sungreen.open365.jp/ ―――――――――――――――――――――――――――――― ■後期高齢者には住めない町 ―――――――――――――――――――――――――――――― 那須の高原地帯は後期高齢者には住めない町です。 交通の便が悪く、車無しでは生活できないからです。 また、医療も充実しているとはいえません。 このような現実に対して、団塊の世代で移住してきた人たちは一抹 の不安を感じているようです。 この点をカバーするためにはコミュニティバスなどの導入も必要で すが、それ以上にコミュニティでカバーできるところもあるはずで す。 そうしたコミュニティは手助けが必要な段階になって準備しても遅 すぎます。元気なうちに、友人関係を築き、共に支えあう関係性づ くりをしなくては成り立ちません。 ところが孤立している人たちが多くいます。 積極的に孤立している人もいるし、そこに孤独を感じているひとも います。 人は何らかの目的を共有することでつながりが生まれます。 ただの紹介だけでは人間関係は築けません。 その目的は大げさなものでなくても、趣味や関心領域が同じという だけでもいいのです。 こうした人の輪づくりをしていくことで、那須がセカンドステージ としてさらに魅力的になります。 那須たんぽぽ村では、那須への移住者が地元の協力を得て、那須の フィールドを活かしながら、炭焼きやたけのこづくりなど、多彩な イベントで楽しみながらコミュニティを形成しています。 那須たんぽぽ倶楽部では適正規模を維持するために、募集活動を控 えています。しかし、第二たんぽぽ倶楽部、第三たんぽぽ倶楽部な ど、20〜30世帯程度の小規模コミュニティを今後つくっていく予定 です。 その核となるリーダーシップの人材発掘に期待しています。 那須たんぽぽ村 http://tanpopomura.com/ ―――――――――――――――――――――――――――――― ■那須移住計画を振り返って ―――――――――――――――――――――――――――――― 那須移住計画を始めた頃は、まだ団塊の世代も、那須での定住も注 目されず、行政も移住に対するフォローもありませんでした。 時が変わり、国土交通省も二地域住居を提唱するなど、時代が変わ ってきました。 那須移住計画を進めてきた中で、多くの移住希望者たちとの出会い がありました。 また、地元の那須たんぽぽ村との出会いも、地域に根ざすチャンス を与えてくれました。 那須移住計画を通じて、農業のこと、産廃のこと、社会のゴミ問題、 エネルギーのこと、木のこと、地形や高原のこと、高齢化社会のこ となど、いろいろと学んでいます。 また、海外からの問い合わせも多くなり、国際化も進んでいます。 ―――――――――――――――――――――――――――――― ■那須移住計画と地域の連携 ―――――――――――――――――――――――――――――― 那須移住計画も地域との連携が増えてきました。 ■自然郷ビレッヂ(貸別荘) http://nasuijyu.com/05.htm ■那須たんぽぽ村(移住者コミュニティ) http://tanpopomura.com/ ※那須たんぽぽ村直売所OPENイベントの写真もあります。 ■サングリーン那須(集落営農集団) http://tanpopomura.com/sungreen/index.htm ■越堀自然を守る会(農地・水・環境保全向上対策) http://tanpopomura.com/sungreen/02.htm ■産廃モーイラネ!情報局 http://aoki-no3p.com/ ■那須野が原の環境を考える会 (那須塩原市議と市民でつくる環境シンクタンク) 伊藤が会の代表を務めています ■バイオなすタウン構想(バイオマスタウン構想) http://nasuijyu.com/busns/bio/ ※那須移住計画と上記のホームページはすべて「ゆめみらい」が製 作しています。 ―――――――――――――――――――――――――――――― ■シンポジウムのご案内 ―――――――――――――――――――――――――――――― 風の学校のケンジ・ステファン・スズキ氏と、発明家 藤村靖之氏 のシンポジウムが開催されます。 風力発電で環境にやさしいエネルギーを推奨するケンジ・ステファ ン・スズキ氏と、非電化製品の発明と海外への展開に努める藤村靖 之がどんな話に発展していくのか、とても楽しみです。 記 7月に行われた洞爺湖サミットでは、格好のエネルギー・食料格差 の問題が改めて世界共通の問題であり、さらにグローバル経済が、 世界に貧困、環境破壊、生物多様性の問題をつくる根本であると指 摘されました。地方の時代、この那須の地では何ができるでしょう か。 北欧、アジア、アフリカの自然エネルギーの指導者のお二人をお招 きしましたので、ぜひご参加くださいませ。 自然エネルギー、生物多様性に関するシンポジウム 那須塩原地域の自然エネルギー活用と環境を考える 日時:8月31日(日) 14:00〜 場所:黒磯文化会館小ホール 入場料無料 主催:NPO創造の森 後援:那須塩原市・那須野が原の環境を考える会 http://nasuijyu.com/20080831.pdf ※後援の・那須野が原の環境を考える会は私が代表を務めています。 ―――――――――――――――――――――――――――――― ■これからの那須移住計画 ―――――――――――――――――――――――――――――― 読者数も360名に達し、発行部数も100回を数え、ひとつの節目を迎 えている気がします。 那須の良さとともに、この良さが守られていくためには、積極的に 那須の環境を守る仕組みづくり、住民が安心して暮らせる、環境共 生型のインフラ整備、関係性づくりが必要だと思います。 これからは単に移住をおすすめするばかりではなく、このまちが将 来にわたって、環境を維持し、高齢者も生活し続けられるインフラ とコミュニティを形成するために、「地元民」として、まちづくり に積極的に関わっていきます 以前からの構想のあった「関係性のまち」づくりに取り組んでいき ます。 ―――――――――――――――――――――――――――――― ■水道完備格安土地情報 ―――――――――――――――――――――――――――――― 海外からの那須移住予定者が購入する予定だった土地が事情により、 計画が中止となりました。 ゆめみらいでは、基本計画をつくってきましたが、これが使えない ものとなりました。 そこで、もし関心をお持ちの方には、土地の情報とその土地で考え てきたプランをご提供いたします。 ご希望の方は 那須移住計画の「お問い合わせ」よりお申し込みください。 http://nasuijyu.com/ ―――――――――――――――――――――――――――――― 【編集後記】 暑い夏も、お盆が過ぎれば、那須はもう秋風です。 今年は子どもたちはチタケを見分け、採ることができるようになり ました。 また、今年は蜂が多く、いろいろな蜂が見られました。 子どもたちはさっそく蜂の標本づくり。たくさんの種類が集められ て、改めて多様な生物の生育環境を実感しました。 これら夏の総決算は次号にお届けします。 さて、今回は特別企画で、那須移住計画のこれまでと今後を概観し てみま した。 これまでにもたくさんご意見やお問い合わせをいただきました。 これからもどうぞ、ご支援ください。 では、また。 byあつし&とみえ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃那 須 移 住 計 画 メールマガジン ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃○発行:那 須 移 住 計 画 ┃ http://nasuijyu.com/ ┃○発行人:伊藤 篤 ┃○編集人:伊藤 篤 ┃○編集スタッフ:伊藤 篤 伊藤とみ枝 ┃○企画:ゆめみらいhttp://sky.zero.ad.jp/yumemirai/ ┃○協力:ゆめみらい建築設計http://nasuijyu.com/act/ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃○メールマガジン登録内容の修正・停止はこちら ┃○メールマガジン内容へのご意見、お問い合わせはこちら ┃○頂いたご意見メールは、許可なく転載する可能性があります。 ┃ → http://nasuijyu.com/cgi-bin/postmail/postmail.html ┃ ※解除の場合は「メールマガジン解除希望」とお書きください。 ┃ まぐまぐ配信中止 http://www.mag2.com/m/0000144801.htm ┃○このメールの送信アドレスは送信専用です。 ┃ ご返信いただいてもどこにも届きませんのでご注意ください。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(c) 2004-2008 nasuijy.com. 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