2009/10/14
★どうなる?!ニッポン建物事情
不動産の達人が明かす、“不動産の真実を見る眼”を養うノウハウ ---------------------------------------------------------------- ■■■■□□□■■■■ ■■□□□■■■ ■■ ■■ 「どうなる?! ニッポン建物事情」 ■■ ■■ Produced by http://www.sakurajimusyo.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009/10/14号 ━━━━━ ▼はじめて読まれる方へ▼ このメルマガは、不動産の達人 株式会社さくら事務所がお送りする、 “不動産の真実を見る眼”を養うための極秘ノウハウマガジンです。 ○不動産の達人コンサルタントが見た、不動産市場の問題点や 解決方法、絶対に必要なこと。 皆様の幸せな住まいにつながれば幸いです。 末永くお付き合いください。 ---《index《《《------------------------------------------------ 1. 不動産コラム 2. 不動産の達人 大下達哉のコラム 3. 書籍のご案内 不動産のプロから見た日本経済の活路 ---------------------------------------------------------------- みなさんこんばんは。新規に登録された方は、はじめまして。 さくら事務所の大下です。 ブログはこちら → http://t-ohshita.com/ さくら事務所では、今月中にホームページをリニューアルする予定 です。 このリニューアルに伴い、ホームインスペクション(住宅診断) キャラクター名の募集を開始しています。 ホームインスペクター(住宅診断士)に名前をつけてやってください http://sakurajimusyo.com/press/name.html 現在の仮称は、「ぺくたろう」 これを超える名前をお待ちしております。 それでは、今日もよろしくお願い致します。 ━━不動産に関する話題について達人がコラムを執筆・監修しています━ ◆住宅市場の構造転換が始まった 長嶋 修 http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091002/185916/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■□■□■ 大下達哉のコラム □■□■□■□■ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ■■■■国土交通省 「平成21年度住宅・建築関連先導技術開発助成事業(2次募集)の 採択課題」を決定 応募件数22件・採択件数16件 http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000101.html 採択課題の決定について(PDF ファイル) http://www.mlit.go.jp/common/000050236.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いくつか面白そうなものがありましたので、簡単にコメントしてみ たいと思います。 ●ハイブリッドソーラーヒートポンプ空調給湯システムと超省エネ ルギー住宅の開発 (概要)空気集熱と水集熱とを併用するハイブリッドソーラーシス テムと日射不足時や除湿冷房時に排熱を回収するヒートポンプを組 み合わせ、統合型空調給湯システムを開発し、一般に手の届く費用 対効果の高い超省エネルギー住宅を実現する。 ■ 建物の躯体に関する概要は載っていませんでした。 日本は、浴槽に入る文化があるため、給湯に要するエネルギーが、 欧米よりも大きくなっています。 そのため、省エネのためには給湯部分のエネルギーを削減するのが 効果的。 以前、矢崎総業が太陽熱温水器とエコキュートを組み合わせた 商品を発表しました。 今回のこの採択課題も、これに類するものだと思います。 カギとなるのは、導入のコストをいかに下げられるかではないで しょうか。 ●潜熱蓄熱材と高熱効率床材を用いたヒートポンプ式床冷暖房シ ステムに関する技術開発 (概要)省エネルギーの観点から床暖房の熱源としてヒートポン プが普及しつつあるが、温水のみならず容易に冷水も作ることが でき、この冷水を使用することで夏期にも快適な温熱環境を作り 出せると考えられる。 本開発は高熱効率床材、潜熱蓄熱材、ヒートポンプを用いた省エ ネルギーで安全且つ快適な床冷暖房システムの技術確立を目的と する。 ■ メルマガやブログでも書いている、ヒートポンプ温水熱源の原理 はエアコンと同じ。そのため、温水だけでなく、冷水も作れます。 このような商品で代表的な、三菱電機のエコヌクールの冷水温度 は 7℃。とても冷たい冷水で、ファンコイルに通すことによって 十分冷房ができる温度です。 床暖房と、床冷房を両立させる場合、ポイントとなるのは冷房時 の結露。 7℃の冷水を通すと、結露で床面がビショビショになって、使い物 になりません。かといって、結露しない冷水温度では、高温多湿 の外気を除湿することができませんので、相対的に湿度が高くな ります。 ここをいかにクリアするかがポイントでしょう。 除湿を、他の機器で行うというのであれば比較的簡単だと思いま す。 ●個別送風ファンを用いた次世代省エネ型建築・全館空調システ ムに関する技術開発 (概要)高気密・高断熱住宅の冷暖房負荷の変動特性に適した換 気空調システムがいまだ開発されていない。本開発では量販型の 高効率エアコン1台と低電力消費DCモータを用いた個別送風機を 構成要素とした省エネルギーで快適性の高い次世代建築・全館換 気空調システムを開発する ■ 建物の省エネルギー性を高めていくと、個別エアコンの能力が 高すぎるという問題に当たります。 個別の壁掛けエアコンの能力は、最も小さいもので 2.2kW。 普通の部屋の大きさでは、建物の省エネ性を高めると、この能力 では余ってしまいます。 最も小さな2.2kWの壁掛けエアコンを、3LDKの間取りの各部屋に 配置したとすると、安全率が 200%を軽くこえてしまうことも珍しく ありません。 建物の省エネ性を高めると、冷暖房負荷としては、エアコン1 台で、家中をまかなうことも可能になるからです。 全館空調を採用しても良いのですが、初期コストがどうしても高く なります。また、能力も大きめなものが主流です。 また、全館空調の効率(COP)は、個別エアコンと比べると低く なっています。全館空調のCOPは、400%弱ほど。 これに対して個別 エアコンは、600%を超えています。 一次エネルギーという指標で比べると、エネルギー消費は全館空 調が不利になります。 また、全館空調には、最近の壁掛けエアコンで付いている再熱除湿 機能や、お掃除機能などがなく、機能面でも遅れています。 製造側からすると、台数が出ない全館空調よりも、圧倒的に多い 個別の壁掛けエアコンを売った方が利益が上がります。 全館空調の効率や機能向上は時間がかかるでしょう。 長くなりましたが、建物の省エネルギー性を高めていくと ・個別空調を各部屋に配置すると、能力が余り過ぎてしまう。 ・全館空調のエネルギー効率は、個別エアコンよりも悪い という問題が生じるということです。 だったら、効率の高い個別エアコンと、24時間換気を組み合わせ れば良いと考えるのが普通ですが、なかなかそのような商品は ありません。 建物の断熱性能を突き詰めていくと、暖房負荷は限りなく小さく なり、日本の場合は夏の除湿(潜熱対策)が重要となります。 効率の高い個別エアコンを利用するというのは、現状で良い方法 だと思います。 今回のこの提案は、これを実現するようなものだと思いますが、 目の付け所が良いのではないでしょうか。 □■ 書籍のご案内 - 不動産のプロから見た日本経済の活路 ■□ 資本主義が行き詰まり、経済のあり方が根本的に問われている今、 私たちは何を拠り所に生活を考えていけばいいのか。 多くの日本人は、自分の人生をかけて全資産をマイホームにつ ぎ込んできた。 ところが、そんな新築住宅も、あたかも「耐久消費財」のよう に、25年でほぼ価値がゼロになってしまうという理不尽な現実が ある。 「土地神話」が崩壊した今、土地から建物へ価値の軸足を移し、 「資産価値のある住宅」の市場を創造していくことで、日本経済 には活路が見える。 住宅が資産性を持つことで、生活に安心感が生まれる。 人を幸せにし、国を豊かにするための提言と対策。 詳しくはこちらから ⇒ http://sakurajimusyo.com/publish/20090430/ ================================================================= さくら事務所 コンサルタント 大下達哉の紹介。 http://t-ohshita.com/profile.html ブログを書いています。現場からのモブログもあり。 インスペクター大下達哉の「建物調査(インスペクション)日記」 http://t-ohshita.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼編集人のつぶやき▼ 最近出てきた、羽田空港のハブ化構想。 24時間使えず、工事もなかなか進まない成田空港よりメリットがある と思います。 プライベートでも仕事でも、飛行機そのものに最近乗っていません ので、個人的にはあまり関係なかったりしますが・・・。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ご購読ありがとうございました! 登録はこちらから → http://www.sakurajimusyo.com/merumaga.html 解除はこちらから → http://www.sakurajimusyo.com/kaijo.html ──────────────────────────────── 発行元:不動産の達人 株式会社さくら事務所 http://www.sakurajimusyo.com/ 編集者:大下達哉 ┏■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 私たちの目的は 「人と不動産のより幸せな関係を追求し、 豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと。」 ・・・本気です!! ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■┛


