【もう悩みません。コンベア・産業機械】第50号
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◆◆ 【もう悩みません。コンベア・産業機械】
□□ 2007/8/5 −−第50号(月1回発行)
△ 〜町工場の親父のスーパー息子が語ります〜
\/ 〜成功する機械化・自動化を考えるサイト〜
関連サイト:http://www.kenmori.com/
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「もう悩みません。コンベア・産業機械」をご購読いただきましてありがとう
ございます。
町工場の親父のスーパー息子が語ります。
【このメルマガの主旨】
このメルマガはあくまでも「どんなコンベア・産業機械を入れたらいいの?」
「いま使っている機械をどう改良したらいいの?」という悩みを、町工場の
親父のスーパー息子が独断で考え解決していこうというものです。
ただ、書籍ほかを参考にした部分はありますが。
今までの経験や教えられた内容、また自分自身で勉強した内容を書きとめ
みなさまの何かのお役にたてるのではとの思いで配信しています。
また、まとめることにより、より具体的に製品の製作に取り入れることが
できると思います。
内容は、町工場の親父のスーパー息子の思いこみの部分があると思います。
なにも技術的にむずかしい内容を書くつもりはありません。
みなさんが知っている内容もたくさんあると思います。間違っている内容が
あればどしどしご指摘いただければ幸いです。
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【目次】
●噴霧の効果について
4.噴霧冷房による実際
5.噴霧冷却と散水、水槽冷却との比較
6.噴霧消臭の検証
・編集後記
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今現在の暑い夏の季節。冷房目的の噴霧機がお陰様で出荷好調です。
今メルマが前号に引き続き噴霧について書き記します。
4.噴霧冷房による実際
暑い夏に向けて冷房対策に噴霧による方法が脚光を浴びているのは間違いない。
噴霧による冷却は水が蒸発する際の周辺の温度を奪う気化熱によるものだ。
俗に言う打ち水効果だ。
この噴霧に風を加えると冷房効果は一段と上がる。
そして大きな特徴に決して濡れる事がない。
噴霧を作るだけでも冷却効果はある。
噴霧冷房はあくまでもミスト状のミクロンサイズの水が蒸発する際の
気化熱利用によるものだ。
しかし、この噴霧だけではせいぜい3℃程度しか下がらない。
この噴霧を強い風をプラスすると体感温度はかなり下がる。
噴霧と風による冷房はかなりの効果があるようだ。
直接噴霧された風に当たったとしても作業着は濡れない。
それどころか、風に漂う水の霧がひんやりと涼しさを誘う。
とてつもなく心地良い。暑ければ暑いほどその効果は絶大だ。
弊社噴霧器は持ち運び、移動も簡単だ。水と電源さえあればどこでも使える。
暑い夏を乗り越える為には当然ながら冷房対策が必要だ。
仕事を行う場所によってはクーラー、エアコンの設置が困難な場合が多々ある。
又、スポットクーラー設置という方法があるがこのクーラーはダクトの先の
狭い空間での冷房しか望めない。
冷房により職場環境の改善にも繋がり、仕事を能率アップさせる効果がある。
暑い夏の環境下の仕事は暑さによる疲労、そして事故も起きる可能性すらある。
噴霧による打ち水効果による冷却をファンの風の力により広くそして遠くに
拡大させている。
水を利用しているだけでとても環境にはやさしい。
ファン間近に立つことがなければ決して濡れる事がない。
噴霧だけでも冷却効果があるのだがそれに風をプラスすることにより
大きな冷房効果を生み出している。
上記以外にエアコンの室外機に噴霧冷却する方法がある。
室外機を冷却するだけでかなりの省エネ効果が実際出ているらしい。
それ専用の噴霧器も低価で開発させ評判もすごぶる良いとある新聞に
掲載されていた。
参照として下記ブログ内容もご覧下さい。動画も掲載しています。
http://www.kenmori.biz/blog2/archives/2007/06/07/
http://www.kenmori.biz/blog2/archives/2007/07/06/
http://www.kenmori.biz/blog2/archives/2007/07/07/
5.噴霧冷却と散水、水槽冷却との比較
ここでは生産ライン、搬送ライン上での処理物の冷却について記したい。
実際、噴霧、ドライミストによる冷却は散水そして水槽内を対象物を
通すことに事による冷却より効果がある。
つまり噴霧冷却は他の方法より、より冷える。
これは実際結果が出ている。
では一体この理由は何なのか。
散水、水槽使用の冷却は大量の水を使用するのだから然噴霧、ドライミスト
による方法より効果があるように思える。
しかし、実際は違う。具体的に探ってみる。
では。噴霧による冷却効果について記すにあたって「界面」という言葉より
具体的により科学的に探ってみた。
先ず「界面」とは何か。
これは境界面のことを指す。具体的には異体、異相の境界だ。同体、同相では
決して存在しない。
具体的には物質は気体、液体、固体の3種理のどれかで存在している。
何れも異なる3種類の相でありその存在自体が境界面を有している。
例えば、目の前に水が入ったコップがあるとする。
コップという固体は空気という気体と接しており境界がある。
又、コップと水の場合であっても同様で液体と固体が存在し必ず境界面
つまり界面がある。
実はこの界面がとても重要な内容だ。
例えば焚き火の火を消すのにバケツの水を掛けるのとジョウロなどで細かい
水滴の水を掛けるのではどちらが効率良く消えるかというと。
ジョウロなどでの細かい水滴のほうが少ない水量で消える。
この理由は対象物に接する水の表面積の大きさによるものだ。
接する水の粒子が小さければ小さいほど対象物に接する表面積は大きくなる。
ここで正方形の立方体を想像する。
ひとつの大きな立方体の表面積とそれと同じ大きさにはなるが小さな
立方体の 集まりを比較する。
当然ながら小さな立方体それぞれには表面積がありそれが集まれば
先に掲げた大きなひとつの立方体に表面積どころではない。
1辺が1CMだとするとその正方形の立方体の表面積は6CM2だ。
ところが1辺が1mmだとする。上記大きさには10の21乗個が必要となる。
表面積では6000M2となりかなりの違いだ。
当然ながら界面での接触する面の大きさが大きいほどより効果があるのは
自明の理だ。
水を噴霧、ドライミスト、ミクロンサイズの霧状にすることにより対象物の
界面への接触面積を大きくすることができる。
噴霧冷却は他の方法以上に水をより多く接触させ冷やしていると
言う事になる。
参照として下記ブログ内容もご覧下さい。動画も掲載しています。
http://www.kenmori.biz/blog2/archives/2007/08/01/
6.噴霧消臭の検証
噴霧、ドライミストは様々な効果がある。
水は使用するがなるべく対象物は濡らさず効果を表す。
散水などと比較すると当然水の量は少なくて済む。
水を噴霧、霧、ドライミスト化する方法には大きく4種類がある。
1)高圧ポンプとノズルの組み合わせ
2)エアー、圧縮空気と2流体ノズルの組み合わせ
3)遠心ファンの利用
4)1)の高圧ポンプとノズルに送風機ファンを追加させる。
弊社では消臭目的で実際3)遠心ファン利用の噴霧器での納入実績もある。
今噴霧器は水タンクと遠心ファンがあれば噴霧、ドライミストができる。
特に消臭目的で使用する場合消臭剤を水タンクに入れ水と混ぜるだけで
使用可能なため簡単に目的を果たせると言える。
又、配管を巡らす設置固定する装置ではなく、移動が簡単にできるのも
大きな特徴のひとつだろう。
消臭そのものを検討を具体的に行いたい。
先ず臭いとは何か。
臭いとはにおいの元であるその発生させている物資から気体で出てきている
微粒子が人間の鼻を刺激している。
鼻のなかにある嗅覚を刺激しそれを脳が感知することにより臭いと
感じられるものだ。
その臭いは様々な物から気化され発生し、ひいては環境問題を引き起こす。
消臭目的で納品させて頂いた今噴霧器も工場操業時に発生する臭いの付近住民
からの苦情により導入を検討された。
臭いによる被害は人の感覚によるとは言え、歴然とした環境問題で騒音、
大気河川の汚染、振動と並びなくさねばならない昨今の大きな課題と言える。
ではその臭いを消すためには如何なる方法があるか。
文献「微粒子から探る物性七変化」前野昌弘著によると
1)物理的脱臭:活性炭、ゼオライトなど多孔質物質を用いて臭いの粒子を
吸着させる。
2)化学的脱臭:化学反応を利用して悪臭物質を分解、酸化還元して
他の物質に変化させる。
3)生物的脱臭:酸素やバクテリアなどを用いて悪臭物質を分解させる。
の3種類に区分されている。
産業界で最も知られる脱臭装置であるスクラバーは水槽、散水を
使用している場合が多い。
水槽内を悪臭をめぐらせるあるいは悪臭に対し散水、シャワーリング
している。
消臭、脱臭としてはイオン利用、蒸気、燃焼等の方法も取られている。
但し、スクラバーの構造はその臭いの種類により検討され製作される
ものである。
私が実際見知っている画期的な方法としては水、蒸気そしてイオンにある
自然の山に存在する化学物質を組み合わせた機器による消臭だ。
実際かなりの成果を上げていた。
今回納品済みであるドライミスト消臭は消臭剤を水タンクに少量混ぜ
その液を噴霧することにより臭いを消している。
上記3種類の方法では3)の悪臭の分子を消臭剤で分解し消臭している
ようだ。
この消臭液は植物性で人体には全く影響がない。
この液を水に混ぜ飲んだとしても健康被害は全くないらしい。
より小さなミクロンサイズの消臭液を臭い分子に数多く当てることにより、
より分解ができうる。
一見大量の水を対象物に掛けることにより効果がありそうに思われるが
実際は水の量が多いばかりで効果が少ない。
散水では消臭液も大量に必要となりコストが掛かる。
噴霧により霧、ドライミストを発生させることにより少ない水量、
少ない分量の消臭液で消臭が可能だ。
臭い発生源がはっきりしていればそこに噴霧するだけで臭いは消える。
散水ではないため決してその周りが水浸しになるようなことはない。
粉塵対策である防塵効果についても同様なことが言えるだろう。
過去散水による防塵は水を撒くことによる環境悪化の懸念がどうしても残る。
散水後は周りが濡れるためにそれに伴う対応も必要となる。
ところが噴霧は気化するため決して濡れないあるいはあまり濡れないた
め対策は必要ない。
塵、埃を濡らし下に落ちるのだが床は濡れないため掃除がやりやすい。
参照として下記ブログ内容もご覧下さい。動画も掲載しています。
http://www.kenmori.biz/blog2/archives/2007/08/04/
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●次回内容について
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検討中です。
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●編集後記
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今メルマガ5月以来の発行です。
お陰さまで慌しく時を過ごさせて頂き、なかなか発行できずにいました。
今回は前回同様噴霧、ドライミストについて記載しました。
昨今噴霧についてはやはり注目を浴びているようで、事実弊社への
引き合いも九州だけでなく、関東、関西、四国など遠方よりも頂いています。
噴霧、ドライミストは水を使用するが対象物を濡らさないと言う画期的な
特徴を持っています。
環境にもとてもやさしい装置だと言えます。
今後もその活用方法は広がる一方ではないでしょうか。
恐縮ですが弊社の話題をひとつ。
蒸気のみ使用の連続式コンベア乾燥機の特許を申請しました。
既に申請済み1号機共々今後審査請求するかは今後の状況にて判断する
つもりです。
乾燥についても実際その装置で処理物を流さないことには結果の判断は
困難だと思われます。
検討中ではありますが今後テスト、デモ機を製作する予定です。
但し、小さな町工場にとっての費用の負担はやはりおおきなものがあり
これからも紆余曲折を経た上での決定になるでしょう。
それでは皆様まだまだ暑い日が続きます。
どうぞご自愛下さい。
第50号(総第51号)いかがでしたでしょうか。
ご意見・ご質問どんなささいな事でも結構です。メールください。
必ず返事だします。
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ここまでお読み頂きありがとうございます。感謝いたします。
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*発行人:町工場の親父のスーパー息子 森山秀行
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