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「どんなコンベア・産業機械いれたらいいの?」あるいは「今使っているコンベヤ・機械どう改良したらいいの?」という悩みを、町工場の親父のスーパー息子が今までの経験や、教えられた内容に基づき解決していきます。

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2006/11/11

【もう悩みません。コンベア・産業機械】第47号

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    ◆◆        【もう悩みません。コンベア・産業機械】
   □□    2006/11/11 −−第47号(隔週1回発行)
    △      〜町工場の親父のスーパー息子が語ります〜
    \/     〜成功する機械化・自動化を考えるサイト〜       
           関連サイト:http://www.kenmori.com/

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 「もう悩みません。コンベア・産業機械」をご購読いただきましてありがとう
 ございます。
 町工場の親父のスーパー息子が語ります。

 【このメルマガの主旨】
 このメルマガはあくまでも「どんなコンベア・産業機械を入れたらいいの?」
 「いま使っている機械をどう改良したらいいの?」という悩みを、町工場の
 親父のスーパー息子が独断で考え解決していこうというものです。
 ただ、書籍ほかを参考にした部分はありますが。
 
 今までの経験や教えられた内容、また自分自身で勉強した内容を書きとめ
 みなさまの何かのお役にたてるのではとの思いで配信しています。

 また、まとめることにより、より具体的に製品の製作に取り入れることが
 できると思います。

 内容は、町工場の親父のスーパー息子の思いこみの部分があると思います。
 なにも技術的にむずかしい内容を書くつもりはありません。
 みなさんが知っている内容もたくさんあると思います。間違っている内容が
 あればどしどしご指摘いただければ幸いです。
 
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 【目次】


  ●カーブモジュラーコンベアベルトについて

   1.モジュラーコンベアベルトとは
    1−1.構造
    1−2.特徴
   
   2.カーブベルトのカーブ部での力の分散について
 
   3.カーブ部のトラブルについて

   4.カーブ前後が短機長な場合

   5.浮き上がり防止について


      
  ・編集後記
 

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 ●カーブモジュラーコンベアベルトについて

  今メルマガでもモジュラーベルトについては過去取り上げたことはあります。
  
  材質がプラスチックであるモジュラーベルトの大きな特徴の一つとして。
  カーブと直線が1本のベルトで搬送できる点が上げられます。
  今回は特にこの特徴について書きます。

  
 1.モジュラーコンベアベルトとは

  先ずモジュラーベルトについて記載します。
  過去記載したことがあるため簡単に書きます。

  1−1.構造
  
  モジュラーベルトは型取りしたプラスチックを組み立てて形作られています。
  強度を増すために、レンガ積みのパターンで組立られています。
  そのため自由に組立が可能なため、あらゆる幅そして長さが選択できるように
  なっています。
  そして、ベルトにはフライト(黒ゴムあるいは樹脂コンベアベルトでは
  桟と呼ぶ。)やサイドガードも取り付けることができます。
  そのため横から搬送物がこぼれることもなく、傾斜搬送も可能です。

  モジュラーベルトのそのプラスチックの材質も種類があり、高温対応あるいは
  耐薬品用のベルトもあります


  1−2.特徴
  
  1)カーブと直線部1本のベルトで運搬が可能。
  2)アキューム使用が可能。
  3)ベルトが非常に軽いため持ち運びが容易。
  4)ベルトの切断、接続、取替が簡単。
  5)錆びることがないので水洗いができる。
  6)ベルトがプラスチックのため搬送物を傷つけにくい。
  7)使用中の金属製ネットコンベアとの代替が可能。
  
 

 2.カーブベルトのカーブ部での力の分散について

  大きな特徴であるカーブと直線が1本のベルトの場合
  それに対応した構造にする必要があります。

  より的確な構造にする為に、先ずはカーブ部及びカーブ部周辺の
  ベルトに対してどのように力が掛かるのか。
  先ずはそれを把握する必要があると思います。

  カーブベルトの場合ベルトのカーブ面の内側に大きな負荷が掛かります。
  その負荷はカーブ部の内側に向かって集中します。
  そのためカーブ部をベルトは常にカーブ内側に取り付けられたレールに
  沿って進行します。
  カーブ部内側のレールはたいへん磨耗が激しい箇所となります。
  そして、それはベルトカーブから直線部へ戻る部分が負荷が最大になり
  最も磨耗が激しい箇所です。
  それは、リターン側、戻り側でも同じことが言えます。
    
  又、ベルトに対する引っ張リの力つまり張力は、カーブ部の外側に
  最も大きく掛かります。
  そのためベルト選定の基準である張力は最も大きなカーブ部の外側に
  掛かる力を許容ベルト張力とする必要があります。

  しかし、実際はこの負荷あるいは張力はモジュラーベルトの材質が
  プラスチックであるため、その特性の弾性によりベルト全体で
  その力を分散させているようです。

  又、カーブの箇所の数には限界がおのずと出てきます。
  カーブの数が多いとそれに伴うベルトの大きな張力が必要となります。
  通常限界のカーブの箇所は2ケ所程度です。
  しかし、ベルトによっては1ケ所のみでそれ以上は張力が足りない場合が 
  多々あります。   


 3.カーブ部のトラブルについて

  カーブ部での起こり得るトラブルとしては下記2点でしょうか。
  1)ベルトの浮き上がり
  2)ベルト内側のレールの乗り越え

  1)の対応としては浮き上がり防止用の引っ掛け状のタグを取り付いた
  ベルトを使用します。
  そのタグに沿ってベルトが進行するようにフレーム側にレールを取り
  付けます。
  但し、弊社の過去の経験では浮き上がりの現象は起きたことがありません。

  2)については乗り越えないようなレールの構造にする必要があります。
  実際弊社でも試運転では問題なかったのですが、判別しにくいリターン側で
  このトラブルが発生しました。
  予想以上に内側に対しては負荷がかかるものです。
  特に、カーブ部以前のテール側(後ろ側)の直線部の距離が短い場合は
  注意が必要のようです。
  弊社の経験より記載しています。



 4.カーブ前後が短機長な場合

  設置場所の関係上ベルトメーカー推奨距離より直線部が短機長で
  ある場合が多々あります。
  直線部が短機長な場合、先端回転シャフトに取り付いたスプロケットと
  ベルトの噛み合いが悪くなります。
  そのため、若干騒音がする場合があります。
  又、カーブ部への影響も少なからずあるようです。
  特にリターン部の内側のベルトのレールへの乗り上げには注意が
  必要です。 

  1)テール部、従動側(後ろ側)が短機長な場合。
  カーブ部のカーブ方向とは逆側のスプロケットの噛み合いが悪くなる
  傾向があります。
  しかし、通常あまり不安視するまではないようです。
  どうしても100%解決を試みるのであればテールシャフト部を緊張装置
  とし、スプロケットへのベルトの掛かり具合を調整する方法があります。
  しかし、どこまで調整できるか未知数なところがあります。

  2)ヘッド部、駆動側(前側)が短機長な場合。
  なるべく避けたい構造です。
  モジュラーベルトは駆動側の回転シャフトのスプロケットに引っ掛かりながら
  進行します。
  ヘッド部が短機長ではその噛み合いが悪くなるため、トラブルの原因に
  なる可能性があります。
   
  現象としてはテール部と同じくカーブ方向とは逆のスプロケットと
  ベルトの噛み合いが悪くなります。
  最も力が掛かる部分なためそのままの状態では騒音も大きくそして
  スプロケットあるいはベルトの磨耗に激しいものがあります。
  その対応としては駆動部をベルトの半分をスプロケットとし、残り半分を
  ドラム形のローラーとする方法です。
  スプロケットは噛み合いが良いカーブ部の内側半分のみとし、
  残り半分はスプロケットをなくし、ローラーとします。
  その場合スプロケットは数を集中させて取り付けます。
  
  
 5.浮き上がり防止について
  カーブ部ではベルトに対して均等に負荷そして張力が掛からないため
  現象としてベルトの浮き上がりが想定されます。
  そのため通常は浮き上がり防止用のタグをベルトの下側に取り付け
  浮き上がりを防止します。
  
  しかし、弊社では浮き上がりの現象を過去経験した事はありません。
  必ず取り付けているのも万が一を考えての対応といえます。

  又、カーブ部では忘れてはいけないのがリターン側の浮き上がりです。
  リターン側は目が行きにくいのですが搬送側キャリア側同様に
  浮き上がり防止対策が必要です。
  通常ベルトを押さえるレールを走らせます。


  今回の内容はハバジット日本株式会社 九州営業所 K氏に多大なる
  ご協力頂いています。 

  ⇒http://www.habasit.co.jp/index.html





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●次回内容について

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  検討中です。

  
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●編集後記

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 今回発行まで前回よりかなり日が空いてしまいました。

 かなり多忙であったのが最も大きな理由です。

 実は他にも理由があり、書く内容について色々思案していました。
 
 従来より今メルマガはかなり専門的かつ狭い範囲での内容を書き記しています。
 自分自身の経験によるところが大きく、より独りよがりになっている傾向が
 あると自分自身気がついていました。

 そのため外の情報も視野に入れ、外部の方へ相談を持ちかけたところ
 快く引き受けて頂いた結果が実は今回のメルマガの内容です。

 決して今回の内容全てがその教えて頂いた内容ではありません。
 実は失礼ながら一部のみ取り上げさせて頂きました。
 
 それでも今回たいへん参考になりました。
 
  ハバジット日本株式会社 九州営業所 K氏有難うございました。 
 ⇒http://www.habasit.co.jp/index.html


 これからも積極的に外部よりの情報を収集し、今メルマガに書いていこうと
 思っています。
 
 皆様もこんなメルマガですが取り上げて欲しいと思われる情報があれば
 お気軽にご提供下さい。
 参考にさせて頂きます。
   
 しかし、今メルマガの内容の根幹にあるのは他では知ることができない
 情報をなるべく公開することです。
 そのため、実際起きたトラブルについても記載しています。
 
 これは実のところ考え方によっては自分の恥をさらしているのかも知れません。
 しかし、その恥が皆様のお役に立てればとの一心で赤裸々に書いています。

 決して読者数が多いメルマガではありません。
 又、あまり読者数の増減には興味がないのも事実です。

 ただ、地道に続けて行こうと思っています。

 これからもかなりマニアックな内容には変わりないでしょう。
 それでも読み続けて頂けるのであればこの上ない喜びです。



 第47号(総第48号)いかがでしたでしょうか。
 



  ご意見・ご質問どんなささいな事でも結構です。メールください。
  必ず返事だします。

  ⇒ info@kenmori.com

  ここまでお読み頂きありがとうございます。感謝いたします。

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 *発行人:町工場の親父のスーパー息子 森山秀行
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 ★皆様に良いことがたくさん次々と起きますように!! 

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