経済ニュースゼミ RSSを登録する

難しい経済や金融のニュースはちょっと‥という貴方!「経済ニュースゼミ」を読めば、上司や友だちからへーっと言われる貴方になります。「マクロ経済学がよーくわかる本」(秀和システム)を発行。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/06/30

経済ニュースゼミ(第471号、2008,6,30 )

この記事を取り寄せる

**********************************
 経済ニュースゼミ   (第471号)  2008年6月30日
**********************************

 こんにちは、seijiです。

 もう6月も30日になってしまいました。

 明日は7月ですが、そうなると洞爺湖サミットも、もうすぐ。

 そういう訳かどうか知りませんが、このところ地球温暖化を扱うテレビ

番組が増えているような気がします。

 朝の特ダネでも、今日から1週間、温暖化の特集をやっています。

 でも、この問題、関心がある人も多いと思うのですが、どうもイマイチ
盛り上がらないところもありますよね。

 
 ブログでは、最近議論を呼んでいる消費税の増税論議について考えて
みました。それに、ロビンフッド税も。


  「ロビンフッド税」 
    ↓↓↓
  http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/

 
 では、経済ニュースゼミを始めます。


 
 <本日のメニュー>

1.経済ニュース解説(タバコの値上げ)
2.地球温暖化対策(その12)
3.編集後記







==================================
経済ニュース解説(タバコの値上げ)
==================================

 みなさん、タバコを1箱1000円にする案をご存知ですか?

 「嫌な世の中になったもんだ」

 「別に、いいんじゃない?」

 いろいろとご意見はあろうかと思います。

 でも、何故、今タバコの価格を上げようという案が出ているのでしょ
うか。

 そう、ずばり、財源不足対策ですよね。

 消費税の引き上げも考えられるが、果たして国民が支持してくれるか
どうか。

 橋本内閣のときに消費税を引き上げ、その後景気が失速し、総すかんを
食らったことがまだ記憶に残っているのです。

 消費税は上げたいけど、選挙には勝たないといけない。

 では、何か他に対策はないかと。

 勿論、行政の無駄を除くことも考えられます。

 でも、よく考えたら、そうした無駄があるために、政治家は利害関係者の
支持を受けているのです。

 全ての無駄が除かれてしまえば、自分たちの支持基盤も同時に失われる
ことになるでしょう。

 ということで、この無駄の排除というのは、ジェスチャーとしては結構
だが、本気でやるものではないということになってしまいます。

 では、何をやるか?

 そこで出てきたのが、タバコの値上げです。

 でも、タバコを値上げした程度で、そんなに税収が増えるものでしょう
か。


 ということで、タバコ税をチェックしてみると‥

 「タバコの価格には、国たばこ税、地方たばこ税、たばこ特別税、消費
税の4つの税金がかかっており、税負担率は6割に上る」と。

 300円のタバコには、約190円の税金がかかっているというのです。

 で、税収はは、年間2兆2千億円にも上っていると(ただ、国の一般会計に
入ってくるたばこ税は、9千億円強程度です)。

 これ、決して少ない額ではないですよね。消費税が、10兆円強程度ですか
ら。


 じゃあ、300円のタバコを1000円にすると、税金は、890円かかることに
なりますので、890円÷190円=4.7

 となると、年間2兆2千億円の税収が、10兆円に膨れ上がるということに
なるのでしょうか。


 でも、それは、タバコを1000円に値上げしても、愛煙家がこれまでどお
りタバコを吸い続ければ‥、の話です。


 本日の日経新聞には、喫煙者にアンケート調査をした結果が紹介されて
います。
 
 それによると、1000円になったら、75%の人が禁煙すると答え、また、
15%の人が本数を減らすと答えています。従来と同じものを同じ量吸い
続けるというのは、僅か4%しかありません。


 これらのことを総合して考えると、結局、タバコの売り上げ本数は、
値上げによって8割程度は落ち込んでしまうと予想されます。

 ということで、極端な値上げを行うと、却って税収の減少さえまねきか
ねません。


 もちろん、国民の健康や、医療費の抑制を考えて、タバコの値上げをす
るのであれば、それはそれで意味があることになりますが、単に、税収を
増やす目的であるのであれば、値上げ幅についてはよく考える必要がある
ということになります。

 
 


 以上


 皆さんからのご意見を待っています。


 どんな意見でも結構です。
 ↓↓↓

 発行者メールアドレス:cute@columnist-seiji.com 


 

 以上









==================================
地球温暖化対策について(その12)
==================================

 洞爺湖サミットが迫り、地球温暖化関連のニュースがよく報道されます。

 しかし、お呼び出ないという類の話も多いですよね。


 その一つが、コンビニの深夜営業の自粛。

 これは先日、扱いました。


 本日は、CO2排出量の商品表示の問題を考えます。

 
 サッポロビールは、缶ビールを生産するために排出した1缶あたりの二酸
化炭素の量を来年から表示すると言っています。

 あのう、これ、ビールの泡に含まれている二酸化炭素の量とは関係ありま
せんよ。

 原料の大麦の栽培、アルミ缶の製造、それに配送などの過程で排出される
二酸化炭素の量を表示するというのです。

 メーカーの担当者は「消費者は今後、環境に対する企業の考え方をみて商
品を選ぶ可能性が高い」と話しているとか。

 食品メーカーの味の素やカゴメも、同じような取り組みを検討している
ようです。



 こうした二酸化炭素の排出量の表示行は、カーボンフットプリント(炭素
の足跡)と呼ばれていますが、それほど意味があるのでしょうか。


 そもそも、殆どの消費者が、そうした数値を示して欲しいなどとは思っ
てもいません。

 また数値を示されても、それをどのように理解していいか分かりません。

 それに、そうした表示をするのにもそれなりの経費がかかり、その分、
価格が上がる可能性があります。

 
 結局、地球温暖化について感心のある主婦を中心とした消費者に情緒的
に訴えることにより、製品の売り上げ増加を狙う戦略としか思えません。


 そんな数値を示すよりも、石油と石炭の消費量を毎月政府が国民に知ら
せ、警告を発するような仕組みを確立した方が、どれだけ役に立つでしょ
う。

 石油の消費量が減ると、石油価格の高騰を抑えることができるというメ
リットもあります。




 以上



 


==================================
編集後記
==================================
 
 明日から7月です。

 本当に早いですね。

 もうそろそろ夏休みの計画を立てている人がいるかもしれません。

 ところで、5週間も夏休みをとる政府高官をご存知ですか?

 何とオーストラリアのヘンリー財務省次官は、5週間の休暇を取るの
だそうです。

 でも、5週間も休んで何をするのでしょう。

 実は、絶滅の危機にあるウォンバットの保護活動のため、同国北東部の
奥地で奥さんと休暇を過ごす予定だとか。

 5週間という長さも凄いですが、この人、事務方のトップの次官ですよ。

 どういう組織なのでしょうね。

 それとも差し迫った問題がないというのでしょうか。


 後のリハビリも大変ですよね。




 では、次回まで
 

 
 




□■□■□■□■□■□■□■□■
 経済ニュースゼミは、『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 
を利用して コラムニストseijiが発行しています。
 発行者のサイト:「経済ニュース解説 by コラムニスト
seiji」です。 http://www.columnist-seiji.com
 発行者ブログ: http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/
 発行者への質問、御意見: cute@columnist-seiji.com へ。
 配信中止: http://www.mag2.com/m/0000143981.htmから。

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る