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2008/10/24

ERINAのメルマガ◆北東アジアウォッチ No.100 2008.10.24

                            2008年10月24日発行
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 ERINAのメルマガ◆北東アジアウォッチ               No.100

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▼ INDEX ▼
 □ NEAヘッドライン □
  ■ ロシア極東情報
  ■ 中国東北情報
  ■ モンゴル情報
  ■ 対岸ビジネス情報

 □ エリナ・レター □

 □ ERINA Report □

 □ ERINAインフォメーション □
  ■ 特別シンポジウム「どうなる?資源大国ロシア」(ERINA後援)を
                              開催します。
  ■ 『日露エネルギー・環境対話 in 新潟』を開催します。
  ■ (出捐団体)富山県『NEAR 2008 in とやま』のお知らせ
  ■ 「ERINA出前教室」の申し込みを受は付けています。
  ■ ERINA REPORT編集委員会では投稿をお待ちしています。
  ■ ERINA 賛助会員・購読会員のご案内

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 机上の空論ならぬ机上の経済というのでしょうか。瀬戸際の世界金融が、実際
の経済を映し出しているとはとても思えず、我が身の財布だけは一喜一憂するこ
となくそっとしておきたい今日この頃。ロシアや中国でさまざまな輸送ルートが
動き出すなかで、日本海を横断し、新しい海陸シームレス輸送の実現を目指す北
東アジアフェリーも、試験運航という正念場を迎えます。(編集長)
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■■■ NEAヘッドライン ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
 □■ ロシア極東情報 ■□
 ▼ ハバロフスク市長選 ソコロフ氏が3期目当選 ▼
 ハバロフスク市選挙管理委員会によれば、10月12日のハバロフスク市長選挙で
現職のアレクサンドル・ソコロフ氏が当選し、10月末に正式に市長に就任する。
 「市長の就任セレモニーは、10月の最終週に市内で行われるが、正確な日取り
はまだ確定していない」と市選管委では話している。
 アレクサンドル・ソコロフ氏は3期目に突入する。同氏はこれまでも、2000年
と2004年の選挙で勝利してきた。市議会の決定によれば、今年から、ハバロフス
ク市長の任期は5年になる。
 選挙でソコロフ氏は約80%の票を獲得し、唯一の対立候補だったボリス・セレ
ブリャコフ氏(市営企業支店長)の得票率は18%あまりだった。また、投票率は
約30%だった。(PrimaMedia 10月15日)

 ▼ マツダ車がシベリア鉄道でモスクワへ到着 ▼
 ロシア鉄道の子会社RailTransAutoが、マツダの完成車を積んだシベリア鉄道
による定期便の運行を開始した。
 10月15日、マツダの自動車を積んだ専用列車の第1便が極東からモスクワに到
着した。シベリア鉄道によるマツダ車の定期輸送が順調に始まった。RailTransAuto
(RTA、ロシアにおける自動車の鉄道輸送大手)は、今年9月25日に両社が調印し
た契約に従い、シベリア鉄道によるモスクワまでのマツダ車の定期輸送を開始し
た。
 10月1日午前、ザルビノ・ターミナルが置かれるトロイツァ港に、マツダの自
動車1,000台を積んだフェリーの第1便が日本から到着。到着した自動車はすべて、
3本の専用列車により、2日間隔でモスクワに向けて搬出された。
 10月15日、マツダ車を積んだ第1便がスケジュールどおりにミフネボ・ターミ
ナル(モスクワ郊外)に到着。残りの列車も2日のタイムラグで到着する予定だ。
 このような輸送回廊は定期便を前提として作られている。船は毎週到着し、マ
ツダ車は貨車に積み換えられ、専用列車でモスクワに輸送される。
 第1便で到着した自動車については、輸送時の破損は皆無だった。新型の自動
車用有がい貨車が貨物の完全な保管を保証している。日本から極東経由モスクワ
までの所要時間は18日と、これまでのフィンランド経由(約50日)よりもかなり
速かった。RTAは、今後の輸送時間の短縮を目指している。これは、中央の税関
機関の協力をえて、極東でもミフネボ・ターミナルのように自動車を通関させる
ことによって、実現することが可能だ。
 RTAは、競争力のある鉄道の自動車輸送料率を設定し、AvtoVAZ(訳注:ロシア
自動車メーカー)の輸送の4割を鉄道に切り替え、外国車の新車をフィンランド
からモスクワに定期的に輸送し、欧州軌道からロシア軌道への切り替えをチェ
リャービンスクのRAT社ターミナルで行い、ヨーロッパの自動車工場の製品を貨
車で製造地からモスクワ、エカテリンブルグ、ノボシビルスクまで輸送すること
を計画している。(RailTransAuto HP 10月15日)

 ▼ 新航空会社が発足 ▼
 ロステクノロジーのセルゲイ・チェメゾフ社長とユーリー・ルシコフ・モスク
ワ市長は10月21日、新しい航空会社、Avialinii Russiiの設立総会を開いた。チェ
メゾフ氏によれば、ロステクノロジーが新会社の株式の50%プラス1株を、モス
クワ市が50%マイナス1株を獲得する。新会社は11月11日までに登記される。
Avialinii Russiiの取締役会にはロステクノロジーとモスクワ市から各3名、運
輸省から1名が入る。株主らは、会長にチェメゾフ氏を、社長にブヌコボ国際空
港のビターリ・バンツェフ会長を推薦した。
 Avialinii Russiiには、モスクワ市の運営するアトラント・ソユーズ、国有株
がロステクノロジーに移管された国営輸送会社ロシア、カブミンボディアビア、
オレンブルグ航空、サラトフ航空、ウラジオストク航空、ダリアビア航空、旧
AiRUnionの加盟航空会社(クラスノヤルスク航空、ドモデドボ航空、サマラ)が
入る。
 チェメゾフ氏は2012年までに年間2,000万人の旅客数を達成したい考え。2007
年にはロシア最大の航空会社であるアエロフロートが子会社とともに1,020万人
を輸送した。
(ハバロフスク版コメルサント・デイリー10月16日、
                 コメルサント・デイリー10月22日)

 ▼ アムール州知事が免職に ▼
 メドベージェフ大統領は10月16日、アムール州のニコライ・コレソフ知事を任
期中に罷免した。同じ大統領令によって臨時知事代行には、前コリャーク知事、
オレグ・コジェミャコ氏が任命された。コジェミャコ氏はまた、知事候補として、
アムール州議会に推挙された。アムール州知事の退任について大統領府では、知
事本人および幹部に係わる数多くのスキャンダルを理由としている。
 ニコライ・コレソフ氏は2007年6月1日からアムール州知事を務めてきた。大統
領府の情報筋によれば、今回の決定は「完全に政治的なもので、だいぶ前にかた
まっていた。知事と行政府幹部をめぐる数々のスキャンダルが原因だ」と説明し
た。
 10月20日、アムール州議会は、賛成多数でオレグ・コジェミャコ氏を新知事に
任命。同日、就任式がブラゴベシチェンスク市でおこなわれた。
(ハバロフスク版コメルサント・デイリー10月17日、
                  ノーボスチ・ロシア通信社10月20日)

 ▼ 石油大手各社が石油製品を1ルーブル値下げ ▼
 TNK-BPは10月21日、自社ガソリンスタンドで販売されるガソリンおよびディー
ゼル油の定期的値下げを決定した。燃料価格は同社系列ガソリンスタンドすべて
(中部、北部、ウラル地方)において、平均で1ルーブル安くなる。この発表では、
価格はすでに先週1リットル30〜40コペイカ下げられ、今週はさらに60〜70コペ
イカ下げられる。TNK-BPは今回の決定について、「現在の市場要因と原油輸出税
の引下げによるもの」と説明している。TNK-BPは自社の小売販売網を通じて、製
造する石油製品の約3分の1を販売している。卸値も下げる方針かどうかについて
は、同社は触れていない。
 モスクワ燃料協会のデータによると、モスクワのAi-95ガソリンの平均価格は1
リットル25.32ルーブル。つまり、TNK-BPのスタンドでの値下げ幅は約4%という
ことになる。TNK-BPはここ数日で燃料の小売値の引下げを発表した3番目の会社
となった。金曜日にはガスプロム・ネフチが、月曜日には極東で活動するアリヤ
ンス・グループが石油製品の小売値の引き下げを発表。これら2社も1ルーブル値
下げした。ルクオイルでも値下げを約束している。ロスネフチではこの問題につ
いてコメントしていないが、同社情報筋によれば、10月に入ってロスネフチ系列
ガソリンスタンドでも1ルーブル近く値が下がったという。
 燃料価格引下げの発表は、連邦反独占局が先週、燃料を値下げしないと制裁措
置があると警告する手紙を大手石油製品メーカーに対して送った後に、行われた。
反独占局は、このような決定の必要性について、8月初めの1バレル100ドルから
今や70ドルという油価の下落と、燃料の小売値が油価の下落テンポほど値下がり
しなかったことを挙げている。投資会社コルテスの資料によると、ロシア平均で
8月から10月半ばまでにAi-95ガソリンは約1%値下がりした。この情報は、反独
占局も石油会社への手紙の中で示している。
 専門家らは、石油会社が燃料を値下げしたくない理由として、油価の下落と高
率の石油輸出税のせいで、原油輸出が利益をもたらさないことを挙げている。石
油1バレル輸出する際、関税と鉱物資源採掘税は1バレルあたり69.2ドル(資源採
掘コスト除く)。ロシア産「ウラル原油」の西ヨーロッパの港渡しの輸出価格は
69.15ドル。そのため、石油会社は石油製品の販売からしか利益を得ていないと、
投資会社ソリドのアナリスト、デニス・ボリソフ氏は説明する。
(コメルサント・デイリー10月22日)

 □■ 中国東北情報 ■□
 ▼ 第4回北東アジア博覧会で琿春市3プロジェクト調印 ▼
  9月4日、第4回北東アジア博覧会において、投資プロジェクト契約締結式が
行われ、合計37の大型プロジェクトの契約が締結された。投資総額は527億元
(国外資金42億元を含む)に達した。琿春市は3つの投資プロジェクトを結び、
投資総額は51億6,722万元に上った。その中には、中・ロ・韓・日4カ国が共同締
結した投資総額1,722万元のプロジェクト=中国・琿春−ロシア・ザルビノ−韓
国・束草−日本・新潟の国際陸海連絡輸送航路開設プロジェクトも含まれている。
 当博覧会で調印した投資プロジェクトには以下の4つの特徴が見られる。
 1)投資規模が大きく、レベルが高い。前回の博覧会に比べて、投資の規模と
     レベルが大きくアップし、プロジェクトの平均投資額は14.2億元となった。
  2)産業の特徴が顕著になった。調印プロジェクトはエネルギー、都市インフ
     ラ建設、冶金建材、農副食品加工などの領域に集中している。吉林省の産
     業基礎と資源の優位性を十分に発揮でき、吉林省の産業特徴、発展計画と
     一致している。
  3)科学技術の比率が高い。今回調印したプロジェクトの多くは自主研究開発
     技術を導入した高い科学技術水準を持つ。
  4)とりわけ装備製造業が新しい突破を実現した。
(図們江報9月5日)

 ▼ 営口港が満洲里経由欧州直行のコンテナ専用列車を運行開始 ▼
 9月15日、3カ月の試行運行を経て、満洲里経由の営口港−欧州直行コンテナ専
用列車が正式に開通した。
 現在、営口港からは中国東北部への多数のコンテナ専用列車がある。しかし、
欧州行きの直行コンテナ専用列車の開通は今回が初めて。3カ月の試験運行期間
中には、合計460両の貨物輸送が行われた。欧州へ輸送された主な貨物は、中国
の機械設備、石材、マグネシアなど。日本、韓国からも営口港−欧州直行コンテ
ナ専用列車を利用する貨物があった。(遼寧日報9月17日)

 ▼ 長春−吉林−延吉−図們高速道路が全線貫通 ▼
 吉林−延吉高速道路は、「五縦七横」国家主要幹線の同江(黒龍江省)−三亜
(海南省)道路・長春−琿春支線の重要区間であり、少数民族地区を連結する重
要な通路であると同時に、対ロシア・北朝鮮の戦略的通路でもあり、中国と吉林
省の重要建設プロジェクトとなっている。当該道路は長春−江密峰高速道路の終
点・吉林市江密峰鎮を起点として、敦化、安図を経て終点の延吉に至り、さらに
延図高速道路とつながる。プロジェクトの投資総額は95億元、全長284.7キロメー
トルで現在、吉林省内で最長の高速道路である。当該道路の貫通によって、長春
から延辺朝鮮族自治州首府の延吉市までの所要時間は約3時間も短縮できるとい
う。
 韓長賦省長によると、今後3年内で吉林省には9本、総距離1,000キロメートル
の高速道路が通り、長春市から省内の各市(州)までの高速道路の貫通がほぼ実
現される。(吉林日報9月29日)

 ▼ 瀋西工業回廊鉄道プロジェクトが建設開始 ▼
 瀋西工業回廊は遼寧省が旧工業基地振興戦略を実施する重点プロジェクトであ
り、「五点一線」において沿海経済ベルトと中部都市群の両地域に有効に作用す
る重要な措置である。その目的は面積850平方キロメートルの瀋西回廊に数百社
の企業の原料・製品の輸送問題を解決するためである。2007年7月、瀋陽市政府
と瀋陽鉄路局は、瀋西工業回廊鉄道の建設協力に合意した。2008年7月10日、中
国政府鉄道部と国土資源部に批准され、瀋西工業回廊鉄道の工事が開始された。
まず、この鉄道に必要な大型橋と一般橋、計23カ所、15地域で工事が始まり、
9月28日、全面着工された。この鉄道は三台子から瀋陽市を経由して瀋西工業回
廊の火石崗まで、総距離は51.39キロメートルで、2009年7月に完成する予定。
(遼寧日報10月1日)

 □■ モンゴル情報 ■□
 ▼ ピーボディー・エナジー代表団がモンゴル首相と面談 ▼
 中央各紙の報道によると、S.バヤル首相は米石炭大手ピーボディー・エナジー
の代表団と面談した。代表団のメンバーにはグレゴリー・ボイス会長兼CEO、
リチャード・ナバー最高販売責任者(CCO)、フェデリック・パーマー第1副社長
などがいた。面談はピーボディー側の要請で成立した。
 ボイス会長は、ピーボディー・エナジーがタバントルゴイ・プロジェクトへの
参画に関心を持っていることを表明した。同社は大規模炭鉱の効率的開発で豊か
な経験を持っており、高い労働安全性を確保し、環境にやさしい最新の機械・技
術を駆使し、最新の経営方法を取り入れている。タバントルゴイ・プロジェクト
への参画が可能になれば、法律業・金融・インフラなどの分野の米国の優良企業
にとって、モンゴルとの協力の道が開かれるだろう。ボイス会長はまた、タバン
トルゴイ・プロジェクトの枠内でのピーボディー・エナジーの活動は、石炭採掘
にとどまらず、液体燃料およびガスの生産にも副次的にかかわるという。
 バヤル首相は、モンゴル鉱業に投資する意向に対して代表団に謝意を述べ、
「我々には、ピーボディー・エネジーの優秀な機械・技術と経験が必要だ。この
たび発足した連立政府は、緊急課題として鉱工業の振興策を検討しており、この
分野での法改正と外国人投資家との協力の形態と方針の定義に、特に注目してい
る」と述べた。(MONTSAME 10月13日)

 ▼ 日本もモンゴルのウラン獲得に動く ▼
 モンゴルのマスコミは、同国で開催中のモンゴル・日本官民合同会議に大きな
関心を寄せている。両国の代表者は、モンゴルの鉱物資源、特にウランの産出地
の開発で協力する可能性を検討している。
 この会議の数日前のウヌードゥル紙の報道によると、現在、世界において日本
は、ウランの獲得で中国およびインドと競合している。中国は、消費電力の4%
を原子力でまかなうという約束を2020年までに履行するために、年に2基ずつ原
子炉を作らなければならない。一方、インドは原子力発電量を増やそうと計画し
ている。これは、世界の45カ国が参加する原子力供給国グループ(Nuclear 
Suppliers Group:NSG)から原子力技術やプラントを購入する権利をインドが得
たために、可能となった。
 「現在開発されている鉱床の埋蔵量は2020年までに枯渇するため、新規のウラ
ン鉱床の開発が特に重要だ」と、ウヌードゥル紙は日本の原子力コンサルティン
グ会社の社長の談話を取り上げている。モンゴルのウラン埋蔵量は6.2万トンと
評価されている。これは世界のウラン埋蔵量の1%に過ぎない。しかし、モンゴ
ルにはまだ、未確認のウラン埋蔵量がある。研究者の推計では、モンゴルのウラ
ン埋蔵量は139万トンにおよび、世界第1位である。
 ウヌードゥル紙によれば、日本の電気事業連合会の資料では、日本は年間9,000
トン以上のウランを、主にカナダ、オーストラリアから輸入している。近年、日
本はカザフスタンおよびウズベキスタンともウラン鉱床開発の協定を締結してい
る。(MONTSAME 10月10日)

 □■ 対岸ビジネス情報 ■□
 ▼ 日本海横断航路 運営会社また設立遅れ ▼
 新潟とロシア・トロイツァ、韓国・束草(ソクチョ)を結ぶ日本海横断航路を
運航する日韓中ロ合弁の運営会社の設立が、目標としてきた10月上旬より遅れる
見通しになったことが7日、関係者の話で分かった。期限を過ぎてもロシア側が
出資金を振り込んでこないため。10月22日の新潟寄港を予定している試験運航へ
の影響も懸念される。
 運営会社の設立はこれまで何度も延期されてきたが、9月に中国・琿春で開か
れた4カ国の企業代表者会議で10月に設立に向け努力することで一致。運賃体系
などで折り合いがつかず出資を保留していたロ中が9月25日までに振り込むこと
で合意し、運営会社設立の道筋ができたかに見えた。日本側窓口の北東アジア
フェリージャパンの五十嵐純夫社長は「4カ国合弁ゆえの難産が続いているが、
何とか実現したい。試験運航については予定通りの日程で運航できるよう努めた
い」と話している。(新潟日報10月8日)

 ▼ 富山から大陸横断輸送 貨車製造設備 ▼
 日本車輌製造(名古屋市)と双日(東京都)がロシアの貨車メーカーから受注
した貨車製造設備が、富山新港から積み出しされることが決まった。同港からロ
シア極東のナホトカ港へ輸送され、ロシア極東とヨーロッパを結ぶシベリア鉄道
で約8,700キロ移動し、モスクワの東約600キロのカナッシュ市に運ばれる。県内
の港を起点にした大型貨物の大陸横断輸送が初めて実現する。
 貨車製造設備は、日本車輌製造と双日がロシアの貨車メーカー、プロムトラク
ターワゴン社から約75億円で受注した。貨車製造設備は、日本車輌製造、大阪車
輌工業(大阪市)と新日本海重工業(富山市)が製造し、カナッシュ市で建設中
で来春稼働予定の貨車製造工場に運ばれる。貨車製造設備は容積換算で約4,000
立方メートル(20フィートコンテナ200本分)、重量約3,500トン。今月下旬から
来年1月にかけて積み出す予定。(北日本新聞10月7日)

 ▼ ロシア極東、信頼高い日本産品 酒田で交流セミナー ▼
 豊富な資源や個人消費の伸びで好景気にあるロシア極東との経済交流をテーマ
にしたセミナーが14日、酒田市で開かれた。環日本海経済研究所の前田奉司特別
研究員が「極東ロシアと日本の経済交流について」、辻久子研究員が「シベリア
鉄道の貨物輸送・日本海からユーラシア大陸へ」と題し、それぞれ講演した。
 前田特別研究員は「親日派の多い土地柄。日本に興味を持つ現地の若手ビジネ
スマンとの人材交流が必要」などと提言。辻研究員は、ロシア極東での自動車、
食料品などへの信頼が高いことを説明し「日本海沿岸の地理的優位性を生かした
航路設定が必要」などと語った。セミナーは県と酒田市、日本貿易振興機構(ジェ
トロ)山形貿易情報センター、県経済国際化推進協議会、酒田商工会議所が主催。
(山形新聞10月15日)

 ▼ 大連の観光客誘致を スキーツアー検討へ(青森県) ▼
 本県と友好交流協定を結んでいる中国・大連市からの観光客を呼び込もうと、
県は14日、同市のホテルで初の「青森・大連観光交流戦略会議」を開き、本県の
観光担当者が同市の大手旅行業者の担当者らと県内観光地への誘客に向けた課題
や対策を話し合った。
 会議では、本県側の担当者が奥入瀬渓流や十和田湖などの代表的観光地を1泊2
日で巡る春、秋、冬ごとのモデルコースを提示。旅行業者からは「青森の観光資
源は豊富だが、知名度不足」「温泉、ゴルフ、スキーなどテーマ別にツアーを組
んでみては」「旅行会社だけでなく、市民にも積極的にPRすべきだ」という声が
出た。これらの声を受け、県は今年冬にもスキーツアーを中心とした大連市から
の観光客有利を検討する方針。(東奥日報10月15日)

 ▼ ロシア向け中古車、秋田市で商談会 円高影響、買い控え懸念も ▼
 ロシア向け輸出中古車商談会が14〜16の3日間、秋田市内のオークション会場
などで開催された。自動車運搬船の定期就航に向けた取り組みの一環。県内ディー
ラーや中古車販売業者らの意欲が高まっている一方、円高の影響で外国人バイヤー
の買い控えを懸念する声も聞かれた。
 商談会は3回目。ロシアへの中古車輸出を手掛けるバイヤー10人が参加した。
今回の商談会で売約が成立した中古車は、来月7日に寄港する運搬船で輸出する
予定。県中古車自動車販売商工組合の最上育平理事長は「中古車をめぐる状況は
厳しいが、ロシア向け輸出の拡充は秋田港の環日本海シーアンドレール構想を実
現に導く第一歩であり、今後も協力したい」と話していた。(秋田魁新報10月17日)

 ▼ ウォン安契機に「ソウル便PR」 鳥取県対策会議 ▼
 ブランド品を韓国で買えば超お得−。鳥取県が17日開いた米子−ソウル便利用
促進対策本部の庁内会議で、ウォン安を実感できるショッピングを売り物にして、
韓国への旅行客を増やすアイデアが提案された。
 県によると、10日現在の為替レートは1ウォン0.0722円。日本人観光客は1年前
に比べ約4割安く買い物ができる。会議では、130万ウォンのブランドバッグなら、
1年前より7万円以上安い9万円台で購入できる一例を紹介。県は今後、韓国での
ショッピングや、韓国から他国への乗り継ぎ利用を売り込む考えだ。
(山陰中央新報10月18日)

■■■ エリナ・レター ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 ▼ 朱 永浩
  『三江平原農業の進化を実感』(新潟日報10月21日)

  エリナレターは⇒ http://www.erina.or.jp/jp/Appear/letter/index.htm

■■■ ERINA Report ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 ▼ ERINA Report Vol.84を発行しました(10月15日)。
  特集:北東アジアにおける天津市の役割と期待

  ERINA Reportは⇒ http://www.erina.or.jp/jp/Library/er/index.htm

■■■ ERINAインフォメーション ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□
 □■ 特別シンポジウム「どうなる?資源大国ロシア」(ERINA後援)を
                              開催します ■□
  ○日 時 12月13日(土)
  ○会 場 立正大学11号館(東京都品川区)

  詳細は⇒ http://www.t3.rim.or.jp/~yuken/

 □■ 『日露エネルギー・環境対話 in 新潟』を開催します ■□
  ○日 時 11月17日(月)〜18日(火)
  ○会 場 朱鷺メッセ 2階 「スノーホール B」 (新潟市中央区)

  詳細は⇒ http://www.erina.or.jp/jp/Events/jreed.htm

 □■ (出捐団体)富山県『NEAR 2008 in とやま』のお知らせ ■□
  ○日 時 10月29日(水)、30日(木)
  ○場 所 富山産業展示館(テクノホール)

  詳細は⇒ http://www.near21.jp/near2008/

 □■ 「ERINA出前教室」の申し込みを受は付けています。 ■□
  ○対象 新潟市内の中学校 総合学習の時間など(1時限単位) 
  ○実施期間 平成20年5月〜12月
  ○申込 随時受付中

  詳細は⇒ http://www.erina.or.jp/jp/Events/index.htm

 □■ ERINA REPORT編集委員会では投稿をお待ちしています。 ■□

  投稿規程は⇒ http://www.erina.or.jp/jp/Library/er/index.htm

 □■ 賛助会員・購読会員のご案内 ■□
  賛助会員制度は、ERINAの設立目的・事業活動に賛同される方々から積極的に
 ご支援・ご協力をいただくとともに、ERINAの事業やその成果を活用していただ
 くための制度です。
  購読会員制度は、個人の方を対象に、ERINAの定期刊行物等をお届けするサー
 ビスです。
  いつでも受付しています。ぜひご加入ください。

  詳細は⇒ http://www.erina.or.jp/jp/Member/index.htm

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【編集】   財団法人環日本海経済研究所(ERINA)
【編集長】  調査研究部長 中村俊彦
【担当】   広報・企画室 新保史恵

Copyright(C) 2004-2008 Economic Research Institute for Northeast Asia (ERINA)
                           無断転載を禁じます。
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