2008/11/18
NO60 医者から聞いた「ガン」のホントの話
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□■□ 医者から聞いた「ガン」のホントの話−60
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世界で初めて、大腸内視鏡によるポリープ切除に成功した、胃腸
内視鏡分野の世界的外科医・新谷 弘実 氏は、約10万例に及ぶ
ポリープ切除を成功に治め、約5万人を超える患者の食歴(食生
活・生活習慣)を調査し、予防医学に基づく「健康長寿法」を導
きだしました。
彼の診察を受けに訪れる人は、日米はもとよりヨーロッパまでに
および、約30万例以上の胃腸を診ているそうです。
新谷医師は、胃や腸の状態「胃相」「腸相」が食生活や健康状態
を表していると言います。
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│ 60−病気にならない生き方「胃薬は飲まない」 │
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日本人の胃がん発生率は、アメリカ人の10倍
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日本人とアメリカ人の「腸相」と「胃相」を比べてみると、
「腸相」は肉食文化の影響で、アメリカ人に悪い人が多いのです
が、「胃相」は、日本人のほうに悪い人が、はるかに多いのです。
胃の粘膜が薄くなる「萎縮性胃炎」になる人は、私の臨床研究経
験では、日本人のほうが20倍近くも多いのです。
「萎縮性胃炎」は、胃がんを発生させることが多いため、胃がん
発生率も、日本人のほうが10倍も多くなっています。
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幸か不幸か、日本人の消化器官は弱い
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さらに、内視鏡で胃を診ていて不思議に思っていたのですが、日
本人とアメリカ人では、症状の感じ方にかなりの差があります。
日本人はたいした病状でもないのに、胃の痛み・不快感・胸やけ
などの症状を訴えることが、とても多いのです。
ところがアメリカ人は、胃や食道の粘膜がかなり荒れていても、
日本人ほど胸やけを訴える人はいません。
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こうした違いが生じる理由のひとつに
食事に含まれる「ビタミンA」の量があります。
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ビタミンAは、胃に限らず目や気管などの、あらゆる「粘膜」を
プロテクトする働きを持っています。
そうしたビタミンAを多く含んでいるのは「油」です。
日本の食事も欧米化したとはいえ、油やバターなどの乳製品・卵
などの摂取量は、アメリカ人にはるかに及びません。
こうした食物は、体全体の健康を考えると良くはないのですが、
粘膜のプロテクションという意味のおいては、効果があるのだと
思います。
それでアメリカ人は、日本人に比べて消化器官が丈夫なのです。
日本人がアメリカ人ほど太れないのは、そこまで行く前に、胃を
悪くして食べられなくなってしまうからです。
そのことは、小錦のような体になれる日本人力士がいないことか
らもわかります。
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アメリカ人に比べて、日本人に少ないものがある
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アメリカ人の胃腸が丈夫な理由として、もうひとつ考えられるの
が「消化酵素の量」です。
消化酵素というのは、食物を分解し、体内に栄養素を吸収させる
働きをする酵素(エンザイム)のことです。
食べ物の消化吸収のよしあしは、この消化酵素の量で決まります。
消化吸収は、唾液→胃→十二指腸→膵臓→小腸と、消化の段階に
あわせて、様々な消化酵素がだされることにより段階的に進みま
す。
その際に、各臓器で消化酵素が充分に分泌されていなければ消化
吸収はスムーズに進みますが、その分泌量が不充分だと消化不良
を起こし、臓器に負担がかかってしまいます。
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日本人の多くが、胃粘膜の状態がそれほど悪くないのに
胃痛や胃もたれなどの症状を感じやすいのは、
消化酵素の量がもともと、アメリカ人よりも
少ないからだと考えられます。
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胃薬を飲めば飲むほど、胃は悪くなる
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日本人は胃の調子が悪いと、すぐに胃薬を服用しますが、アメリ
カ人は胃薬をあまり飲みません。
彼らが飲むのはサプリメントの消化酵素です。
これは日本では市販されてはおらず、医師が処方するようになっ
ています。
実は、日本人が「市販の胃薬=胃酸を押さえる薬」をすぐに服用
するということが、日本人の胃を悪化させるのに、拍車をかけて
いるのです。
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最近、日本で人気の高い
「H2ブロッカー」や
「プロトンポンプインヒビター(プロトンポンプ阻害剤)」
配合の胃薬などは、
胃酸の分泌を抑える働きが高いことを売りにしていますが、
胃酸を薬で抑えてしまうと、胃粘膜は萎縮してしまいます。
胃粘膜の萎縮が進むと「胃がん」へと発展していくことは、
既に知られていることです。
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ですから、胃もたれや胃痛を感じる人は、安易に市販の抑酸剤や
制酸剤などの胃薬を飲むのではなく、医師にきちんと自分の体調
を伝え、症状にあった酵素のサプリメントを処方してもらってく
ださい。
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胃薬が人体に与える害
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胃には様々な食事とともに「ばい菌」も入ってきます。
食事のたびに胃に入ってくるばい菌の数は、3千億とも言われて
います。
そうした膨大な数のばい菌を、胃酸に含まれる「強酸」が、その
大部分を殺してくれているのです。
体を守るために必要不可欠な胃酸の分泌を、薬で抑えてしまった
らどうなるのでしょうか。
胃を通過したばい菌に毒性の強いものだと、下痢や様々な病気を
引き起こしてしまうでしょう。
ピロリ菌や雑菌の温床となりやすい状態になってしまいます。
それだけではありません。
胃酸の分泌が抑えられてしまうと、消化酵素を活性化させるペプ
シンや塩酸が不足し、消化不良を起こしてしまうのです。
また、充分な胃酸がないと鉄やカルシウム・マグネシウムなどの
ミネラルの吸収が阻害されます。
胃潰瘍や胃がんの手術を受けた人は、必ず貧血を起こしますが、
それは胃を切除したことによって、胃酸が分泌されなくなったた
めなのです。
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さらに胃酸の分泌を抑えてしまうと、
腸の中の細菌バランスが崩れ、
免疫力を低下させてしまいます。
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人間の腸の中には、約3百種・100兆個と言われる膨大な数の
腸内細菌が棲みついていますが、その中にはビフィズス菌などの
いわゆる「善玉菌」も、ウエルシュ菌のような「悪玉菌」も含ま
れています。
腸内細菌のなかで大多数を占めているのは「中間菌(または日和
見菌)」といわれる、もともと善玉でも悪玉でもない菌です。
これらは腸内に善玉菌が増えれば善玉菌になりますが、悪玉菌が
増えれば悪玉菌になってしまうという性質をもっています。
胃酸の分泌が不充分だと、消化酵素が活性化できず、食べ物は
消化不良の状態のまま腸へと進みます。
そのため、本来ならば腸で消化吸収されるはずの食べ物が、不消
化物として腸内に残存してしまいます。
人間の腸内の温度は37度近く。真夏の暑さに匹敵します。
そんな環境に食べ物が残っていれば、当然のごとく腐敗・異常発
酵起きます。
これにより腸内では悪玉菌が異常繁殖し、免疫力が低下してしま
うのです。
そんなところに、さらに胃でブロックできなかった「ばい菌」が
入り込んでくるのですから、具合が悪くならないほうが不思議で
す。
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胃薬に頼らない、胸やけ・膨満感 対策
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胃薬を飲みたくなるような、胸やけや膨満感が起きないようにす
るためにはどうすればいいのでしょうか。
胸やけは食道に胃酸が逆流してくることで生じます。
もともと食道は、アルカリ性なので、酸には弱いのです。
そのため、普段から人間は胃酸が上がってくると、無意識のうち
にアルカリ性の唾を飲み込むことで、逆流してきた胃酸を洗い流
しているのです。
しかし、食べすぎや消化不良などによって、唾では洗い流しきれ
ないほどの酸が上がってくると、食道に「びらん」というひっか
き傷のようなただれができてしまいます。
そこにさらに胃液が来ると、傷口にアルコールを塗るようなもの
ですから、痛みや不快感を伴う「胸やけ」という症状が起きるの
です。
胃薬を飲むと胸やけがスーッとひいていく感じがするのは、逆流
している胃酸が抑えられているからなのです。
つまり胸やけを防ぐには胃の中のものが逆流してこないように、
暴飲暴食とたばこ、アルコール、コーヒーなどを控えることです。
そして夕食は寝る4〜5時間前には終え、寝るときには胃を空の
状態にしておくことが大切です。
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☆新谷医師が、いまだかつて一人も
がんを再発・転移させていない理由
については次回、ご紹介します。
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新谷 弘実 医学博士
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アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授
ベス・イスラエル病院内視鏡センター所長
前田病院・元赤坂胃腸科クリニック
半蔵門胃腸クリニック 最高顧問
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*参考文献
サンマーク出版「病気にならない生き方」新谷弘実・著
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乳酸菌生成物質は、消化酵素の分泌を促進し、
腸管のぜん動運動を促進する作用があります。
乳酸菌が多いと、悪玉菌の影響も減少し、
腸内のじゅう毛細胞(栄養吸収細胞)が保護され、
健全な栄養吸収が行われます。
また、食品とともに入ってくる
発がん性物質を吸着する作用があります。
特に悪玉菌の繁殖を抑えることにより、
毒性物質や化学合成物質などの解毒作用があります。
腸内環境を整え、腸管免疫の働きを正常に戻す。
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