2007/12/19
世界ぷらぷら 第回(07/12/19) 南極
==================================================================== ■□■ ■ □■ 【世界ぷらぷら 世界一周バックパッカー旅行記】 ■□ ■ http://www.sekai-purapura.com/ ■□■ ==================================================================== 第96号 2007.12.19 【初めて読んでくださる方へ】 後先考えずに会社を辞めてしまった旅人「たかぷら」の旅の様子や、 その時その時の節約旅行に役立つ(?)情報を配信するメルマガです。 2004年11月9日に旅に出て以来、下記のように旅を続けています。 東南アジア→オセアニア→東南アジア→東アジア→南アジア→中東 →ヨーロッパ→北アフリカ→ヨーロッパ→アジア→ヨーロッパ →中東→北アフリカ→中東→アフリカ→南米→南極→南米 ちなみに旅行費用は平均10万円弱(1ヶ月)使っています。 安宿を渡り歩きバスや電車を使って旅をする場合は、旅行費用は一 般に 100万円/1年 あれば足りると言われています。 ==================================================================== 【旅経過】 2007.11.18〜2007.11.27 ブエノスアイレス(アルゼンチン) 2007.11.27〜2007.12.09 ウシュアイア 2007.12.09〜2007.12.19 南極クルーズ 【現在地】 2007.12.19〜2007.12.xx ウシュアイア 【旅予定】 北上してカーニバルにはサルバドールにいる予定だが、 詳細は未定。 【近況】 ついに南極を訪れ、旅の目的の1つを果たした。 南アから一緒にいるキーボーとも、そこそこうまくやっている。こ れから来るクリスマスと年末年始をどこで過ごすかが、目下の重要 時である。例年はパンガン島やゴアなど賑やかなパーティ・プレイ スで過ごしたが、今年はブラジルのウニベルソ・パラレロには間に 合いそうにもない。 【内容】 ●トラブル日記10 床で寝るなよ!!(ウシュアイア) ●雪降る中、ついに出航。(ビーグル水道) ●揺れる船、踊る視界。(ドレーク海峡) ●南極。ついに見る。(南極) ●サウスシェトランド諸島ロバート島に上陸。(南極) ●クーバービル島の丘に登る!!(南極) ●南極大陸パラダイス・ベイに上陸!! ●幻想の世界。自然の芸術は・・・。(南極) ●再度!!氷河に上陸!!(南極) ※サイト(http://www.sekai-purapura.com/)では、メルマガ掲載以 外の日記や写真も配信中!! ==================================================================== ●トラブル日記10 床で寝るなよ!!(ウシュアイア) 南極に行くことが決まった。 チケット(バウチャー)も手に入った。 「今夜はお祝いだね。」 酒屋に向かう。 酒屋の女性店員はとても美人。 「ウシュアイアで1番のボニータだね。」 「そうだね。」 「次もこのお店で買おうよ。写真撮りたいね!!」 キーボーは、お酒よりも店員である。 「で、なにを買う?」 「う〜ん。」 結局、買ったのは Ballantine's。 特別に高い酒ではないが、ワインなどが激安のアルゼンチンにして は高いお酒だ。 上野山荘に戻り、ご飯を食べ・・・。 すぐに飲み始める。 私が風呂に行っている間に、ボトルは 1/4 ほど減っていた。 (おっ、飲むペースが早いな!?) そして、2人で飲み進む。 キーボーが随分と酔っ払ってきた。 そして、さらに2人で飲み進む。 キーボーがかなり酔っ払ってきた。 私はそろそろ飲むのをゆっくりにして飲む。 キーボーは酔っ払って、かなり眠そうだ。 既に周りには誰もいない。 他の宿泊客はベッドに眠りに行ってしまったのだ。 私はトイレに行く。 戻ってきて驚いた。 (あっ、キーボーが・・・。) キーボーが、談話室のテーブルの下で大の字になって寝てしまって いる。 寝ているというよりは、倒れている!? こんなところで寝る人は、普通はいないだろ!? 寒いのに風邪を引いたらかわいそうだ。 毛布を2枚持ってきてあげる。 私はベッドに寝に行く。 (私だけ快適でごめんなさい。) キーボーは朝までテーブルの下で寝た。 宿の宿泊客は、キーボーがなぜ床で寝ているか不思議に思った。 もちろん、誰もキーボーの眠りを邪魔したりはしない。 キーボーは風邪をひいた。 健康、プライスレス。 ●雪降る中、ついに出航。(ビーグル水道) 雪が舞っている。 軽い雪なのか、風に揺られて上下左右に舞い踊っているようだ。 買ったばかりのスコッチや、大きな荷物を背負って港に向かう。 荷物検査を2回受け、パスポートチェックをされる。 「ついにだね。」 「オレたち行っちゃっていいの?」 「行くでしょ〜!!」 キーボーの興奮につられて、私も興奮してくる。 「オレの人生、いろいろ起こりすぎ!!」 「南極行っちゃったりね。」 「良いことも悪いこともいっぱい起こってるよ。」 「よし、写真撮って乗ろう!!」 2007年12月9日 16:30 M/V Antactic Dream に乗船する。 17:30 スタッフの紹介、クルーズの説明を受ける。 18:00 出航!! 18:30 救命用具の説明、救命ボートの説明を受ける。 19:30 ディナー!! 乗船してすぐに気がついたこと。 (バックパック背負っている人、誰もいない・・・。) チェックインを済ませ、パスポートを預ける。 部屋に案内され、荷物をほどく。 窓からはウシュアイアの町並みが見えている。 すぐにダイニングルームに上り、説明を受ける。 私たちが接する人たちの紹介を済ませ、救命胴衣の説明など。 脱出用ボートの説明も受ける。 今までに比較的大きな客船に乗っても、脱出用ボートの説明を受け たことはなかった。 それだけ危ないということだろうか。 実際には危険はそれほどないと分かっている。 11月23日に南極クルーズ船の1隻に穴が開いた。 25度ほども傾いて乗員乗客が脱出したというニュースが新聞にも載 った。 南極を見るまでは、そんな事故は起こって欲しくない。 ディナーの前にはサンドウィッチなどが、紅茶やコーヒーとともに 食べ放題で置かれていた。 ディナーはコース料理。 魚か肉かを選ぶことができる。 ワインやビールは飲み放題だし、本当においしい。至れり尽くせり でありがたい。 ビーグル水道を抜けるまで揺れも小さく、キーボーと映画を見なが らのんびり過ごした。 ●揺れる船、踊る視界。(ドレーク海峡) かなり揺れている。 船酔いの薬を飲んでいるためか、気持ち悪さなどはないが、揺れが 大きく歩きづらい。 「いてっ!」 ウトウトしていたら、キーボーがいきなり私の足の上に倒れこんで いる。 船が揺れた時に体勢を崩したらしい。 朝食を食べに行く。 窓から見る風景が上下に揺れ、水面も左右に揺れる。 船酔いの人は船室で動けないだろう。 (こんな中で食事を取るの??) すっごく揺れているのだ。 年配の人はフラフラと歩き、今にも転びそう。 グラスの中の水面も揺れ動いている。表面張力どころで収まるもの ではない。 船のスタッフたちは慣れた様子で当たり前に歩き回る。 それでも揺れが大きいと、調理室の方から大きな音が聞こえること はある。 グラスなどが滑ってぶつかったり、落ちて壊れたりしているのだろ う。 こんな大きな揺れの中で料理をし、片づけをしてくれて、本当にあ りがたい。 そのまま、昼も夜も揺れ続けた。 正直、こんなに揺れているのに船酔いにならないのが不思議。 薬が効いているのか、興奮のために酔いを忘れているのか分からな い。 ●南極。ついに見る。(南極) 「おおぉ〜〜〜!!」 「南極だよ〜。」 「凄いよ〜」 一様に声を上げる。 このために来た乗客がほとんどだから感慨も一塩だ。 キーボーは興奮で写真を撮りまくっているし、私も興奮を隠せない。 南極の姿は想像とは違っていた。 海に面した氷河の崖、そして、どこまでも続くかののような氷河の 境界。 いつ崩れ落ちてもおかしくない。 ペンギンがトビウオのように飛び回る。 「南極だよ〜。」 「最高だよ〜。」 「うおぉぉ〜!」 「おお〜〜!!」 本当に最高。気分も絶好調。 写真を撮りまくる。 私とキーボーのカメラには望遠機能があまりない。 本当に残念。ああぁ〜〜〜!!!! 兄が一眼レフをくれると言っていたのに、貰ってこなかったことが 悔やまれる・・・。 ●サウスシェトランド諸島ロバート島に上陸。(南極) 上陸用小型ボートに乗り込む。 乗り込んだのは10人。キーボーも一緒だ。 巨大な氷河が、海に削られている。 崩れ落ち、流氷となって流れているものも多い。 小型ボートから見る氷河が、どんどん大きくなる。 アンタクティック・ドリーム号がどんどん小さくなる。 流れる風はとても冷たいが、心地よい興奮に包まれている。 ペンギンが群れている入り江に、小型ボートを乗り上げる。 ペンギンは、あまり人間に興味がないようだ。自由に動き回り、羽 をバタつかせたり、キィーキィーと鳴いたりしている。 波が引いたタイミングで、サァッ!! 濡れないように急いでボートから離れる。 (南極に着いた〜!!) 正確には南極大陸ではなく、大陸のすぐ脇の島だ。 でも、もう南極に上陸したのと同じ気分だ。 「南極だよ〜!!」 「来ちゃったよ〜!!」 「いいの??いいの??」 「上野大学、南極部だよ〜!!」 ペンギンたちが群れている。 アザラシたちが死んだようように寝転んでいる。 キーボーも同じように倒れている。 緑がある。 枯れかけている草や、コケのような塊だ。 雪がやわらかい。 歩くと膝までズボッズボッと沈む。 ペンギンがよちよちと歩いている。 こんな風に無防備に近い生き物が群れていられるのは、天敵がいな いからだろうか。 アザラシが首だけ動かして、つぶらな瞳でこちらを覗いている。 こんな雪の上で横になっていて寒くないのだろうか。よほどに皮下 脂肪が厚いのだろう。 「来ちゃったよ〜!!」 「まじかよ!!すごいよ〜!!」 「最高だよ〜!!」 「信じられない〜!!」 ペンギンが丘の上で卵を温めているようだ。 丘に登り、遠くの氷河まで眺める。 氷河、流氷、そして、真っ白な世界がどこまでも続く足元の大地。 (来たぞ〜!!) 3時間ほど過ごして、船に戻る。 おいしい昼食が待っていた。 前菜にマグロやサーモンなどのサラダを選ぶ。 スープは野菜と牛肉の割と味の濃いものだ。 メインも魚を選ぶ。 ワインを片手に南極を見ながら食べる。 さっきまで上陸していたんだ。 なんて贅沢な時間なんだろう。 ●クーバービル島の丘に登る!!(南極) サウスシェトランド諸島を南下し、ついに南極半島に辿り着く。 クーバービル島は南極半島の内湾に浮かんでいる。そして、いくつ かの小さな島々にふさがれ、まるで小さな海に浮かぶ島のようだ。 今まで見られなかった水面上だけで20mはある巨大な流氷や、流氷 の上に乗ったまま流されるペンギンなども増えてくる。 クーバービル島以外は、ほとんど氷河の崖に覆われている。 接近できるのは浅瀬にペンギンが密集するクーバービル島だけなの だ。 卵を温めるために小石を積んで、円形の枠の中でお腹を下にして横 たわっている。 その姿もまたかわいい。でも・・・、かなり臭い。ペンギンが密集 した場所に来るといつも臭い。あんなにかわいらしいのに、臭すぎ ると少し残念だ。 まぁ、ペンギンにしたら私がどう思うかなんて関係ないしね・・・ (笑)。 上陸前の説明で聞いていたが、丘の上に登る。丘まで登ると360度 のパノラマで、周囲の氷河が全て見渡せる素晴らしい場所があるら しい。 登りたい人だけスタッフの後について歩く。いつの間にか、私がス タッフの直後を歩いている。キーボーは私の2人後を歩いているが、 既に100m以上離れている。確かに登りはキツイ。足を上げても、雪 が沈む。膝を常に高くまで上げて歩かないと、前に進めないのだ。 きっと雪国の人なら分かるのだろう。ともかく雪を掻き分けて進ま ないとならない。しかも、急坂を。 ようやく登頂し、周囲を見渡すと・・・。 (おおぉ、南極だ〜!!) 良く分からないけれど、南極だと思った。 もう普通ではない。全てが氷河に覆われ、白銀の世界。空に青空が あるのが、唯一の恵みのよう。 キーボーとはしゃいで写真を撮りまくる。 降りるときは、雪の斜面を滑り降りる。お尻で滑るのだ。いたって 簡単!! アッと言う間に下に辿り着く。 ●南極大陸パラダイス・ベイに上陸!! ついに南極大陸に上陸する!! チリの基地を訪れる。 掘っ立て小屋でお土産物を売っていたり、ペンギンの研究をしてい るらしい。 「準備は良い?」 「バッチリ!!」 上陸用小型ボートで基地を目指す。 カメラを取り出して、流氷の写真を撮る。 「あれっ?おっ・・・?」 「どうしたの?」 「・・・。カメラのバッテリー忘れた・・・。」 キーボーが悲しげな顔で言う。 「まじで??」 「・・・。」 「仕方ないね。青空でよかったよ。オレのカメラでも撮れるよ。」 「オレは写真じゃなくて、記憶に残すからいいんだ。」 「キーボーには無理。3歩で忘れる。」 「100歩以上は行ける!!」 南極大陸訪問の証明書などを買ってしまう。 キーボーはワッペンなども気になっている。 「そろそろ行こうか?」 「そうだね。」 「(プロカメラマンで、同じ船に乗っている)飯島さんにバッテリー 忘れた人がいるって言っていい?(笑)」 「駄目駄目!特に今は駄目!!」 ちょっとからかってしまったので、キーボーがまた悲しげな表情を している。 (ごめんね。キーボー。) ポケットをまさぐるキーボー・・・。 突然に笑顔がはじける!! 本当に子供のように表情が分かりやすい!! 「あった〜!!!!」 「んっ?」 「バッテリーがあったよ。寒いところだとすぐに(バッテリーが)な くなっちゃうから、ポケットで暖めてたんだ。」 「おお〜、良かったね〜!!」 その後、パラダイス・ベイを堪能し、写真を撮りまくった。 青空が広がり、本当に運が良い。 青空と銀世界は・・・本当に映える。 ●幻想の世界。自然の芸術は・・・。(南極) 上陸用小型ボートで、流氷の密集する水域に入る。 上陸ではないので期待はしていなかった。 ボートは勢い良く流氷の中に入り込む。 左右に広がる白銀と水色の世界。 絵本のような、ディズニーランドがまがい物だと認識できる幻想の 世界。 自然の形成する美しさは、想像することもできない美しさで迫って くる。 こんな幻想的な世界があるのか!? カメラを構え、写真を撮り続ける。あっという間にメモリがなくな り、驚きの声を上げ口を開けたまま見つめ続ける。 「凄い。凄いよ〜。」 「本当に凄い!!」 「おお!!」 もう言葉になっていないけれど、周りの人とも通じ合う。 南極クルーズに来て、最高の時間を過ごした。 流氷にはいろいろな表情がある。 水面下で溶けてゴルフボールのように緩やかな表面になった流氷、 それらは上下が逆さまにひっくり返ったものだ。 高く塔のようにそそり立つ流氷は、氷河から崩れ落ちたままの姿な のだろう。 海の近くで氷となった流氷は、薄く広がっている。 いろいろな流氷が混じりあい、水面下にも薄い水色を広げている。 小さなゴムボートでの1時間20分のクルーズは、あっという間に終 わってしまうように感じた。 ●再度!!流氷に上陸!!(南極) 「クルーズに再度参加したい方は、レセプションまでお越しくださ い。」 (んっ?) そのアナウンスに驚いた。 (聞き間違えたのかな?) 「キーボー、もう1度行きたい人を募集してるよ。ちょっと見てき てよ!」 「えっ!?行ってくる!!」 キーボーが勢いよく出て行く。 すぐに走って戻ってきた。 「急いで行けば乗れるって!!」 「行こう!!」 すぐに準備を終え、上に行く。 キーボーはカメラの充電がどうとか、パソコンがどうとか言ってな かなか来ない。 もうボートが出発する気配だ。 キーボーを乗せずに出発してしまうそうなので、待ってもらう。 (なんで、こんなに遅いの??) 無事にキーボーも乗せ、流氷群に再突入する。 先ほどとは違い、余裕を持って眺められる。 「上陸しよう。」 その言葉に驚く!! ボートが流氷に寄せられる。 飛び移る!! 流氷に乗った〜!! ペンギンだけでなく自分も!! さいこう!! 文責:taka ==================================================================== ●データ (実質為替レート) 1$(ペソ)=37.0円 1USD=113.4円 ==================================================================== 【購読及び登録解除はこちら】 世界ぷらぷら 世界一周バックパッカー旅行記 http://www.sekai-purapura.com/mail_ml/mailmagazine.htm ==================================================================== 【お願いなど】 当メールマガジンをお友達にご紹介ください。登録は上記より! 皆様からの、ご意見、ご質問、ご感想をお待ちしています。 掲示板 http://www.sekai-purapura.com/cgi/bbs/antarctica/yybbs.cgi メール tamarai_dii@hotmail.com 発行者 taka


