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2006/04/17

山岳プロガイドによる『山歩き』からの『登山』入門 Vol.008

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 山岳プロガイドによる『山歩き』からの『登山』入門    【008】2006/4/17
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 長らく発行が遅れてしまい申し訳ありません<(_ _)> まぐまぐさんから長期間
 発行してないと配信停止になりますとのお叱りを受け、それでもなおグズグズ
 していたらとうとう配信停止となってしまい、復刊・発行手続きをとって頂い
 て配信再開しております。もう少し気合を入れて頑張りますので、どうぞ宜し
 くお願い申し上げます。
 
 <<今回のお題>>
 
 ■山歩きの部■
 ・実践山歩紀行−『剣山(1,955M)/徳島県)』
 
 □登山の部□
 ・アルピニズム的こころ−
 『天気図を見ましょう・第2回/天気図の見方・気象用語の整理』
 

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■山歩きの部■**********************************************************
 
  △  実践      △
 △△ 山歩紀行 △△
 
 『剣山(1,955M)/徳島県)』
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 コ−ス:見ノ越登山口〜剣山〜一の森〜見ノ越
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 ◎以下の記事(写真入)はこちらでもご覧頂けます
   → http://www.cbn-inc.com/yama/articles/01_turugisan.htm
 

 剣山は、四国に2つある『日本百名山』のうちの一つです。剣という山名は、
 安徳天皇の御剣を山頂に埋め、ご神体としたからという由来があります。この
 レポートではよく登られている次郎笈(きゅう)方面ではなくて、一ノ森へのコ
 ースから修験道の行場コースへ、キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)を見に行く山
 行です。
 
 見ノ越登山口からリフトを使えば楽ですが、やはり登山道を歩いたほうが面白
 いです。剣神社の石段を登って、神社右奥の登山口からルートに入ります。登
 山道は歩きやすくて傾斜も適度。途中でリストの通り道と交差しながら登って
 ゆくと、40分〜1時間弱でリフト終点の西島駅に着きます。
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan001.jpg
 《写真:山開き祭で剣神社は提灯が出ていました。石段登りで体調を確かめ
 つつ・・・》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan002.jpg
 《写真:剣神社奥の登山ルートに入ったところ初夏は風通しが良く気持ちいい》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan003.jpg
 《写真:リフトとの交差点。トンネルは頭を打ちそうなので注意。》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan004.jpg
 《写真:歩き始めて15分くらいでもう標高1,500メートル!》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan005.jpg
 《写真:奥に見える平坦な部分が西島駅です。そこから右へ大剣神社方面へ
 登ります。》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan006.jpg
 《写真:西島駅》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan007.jpg
 《写真:西島駅の案内図》
 
 
 余裕があれば、西島駅では小休止だけとして大剣神社まで登ってしまいましょ
 う。鳥居を通って約10分くらいで着きます。対面して見える三嶺が美しい。
 大剣神社では本尊の巨岩群を見ながらの休憩です。
 大剣神社から山頂部へは約30分。剣山本宮の前で手を合わせ、本宮と剣山頂
 上ヒュッテの間の石段を登りきると山頂部台地に出ます。
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan008.jpg
 《写真:西島駅から大剣神社へ》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan009.jpg
 《写真:曇ってましたが三嶺へと続く稜線や祖谷渓を挟んで塔ノ丸などが良
 く見えます》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan010.jpg
 《写真:もう山頂まで150メートルあまり?》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan011.jpg
 《写真:大剣神社。後ろの巨岩がご本尊です》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan012.jpg
 《写真:大剣神社を後ろに少し上ると頂上ヒュッテの青い屋根がすぐ上に見
 えます》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan013.jpg
 《写真:剣山本宮横の石段を登って頂上大地へ》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan014.jpg
 《写真:道沿いのオトギリ草とシコクフウロ》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan015.jpg
 《写真:頂上ヒュッテと本宮の間の石段を上がって頂上部へ出ます。本宮の
 後ろは、安徳天皇の剣を埋めたといわれる宝蔵石という巨岩があります。》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan016.jpg
 《写真:頂上部へ出たところにある案内図》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan017.jpg
 《写真:測候所》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan018.jpg
 《写真:頂上部分はこんな感じでミヤマクマザサの中に何本かの木道が通っ
 ています》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan019.jpg
 《写真:剣山山頂。四国の山がぐるりと見渡せるほど見通しの良い場所。一
 等三角点。》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan020.jpg
 《写真:剣山頂から一の森方面を見る》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan021.jpg
 《写真:木道歩きはゆっくりと。周囲にはシコクフウロが群生していました。》
 
 
 山頂をゆっくり楽しんだらいよいよ一の森方面へ、行場コースに入ってゆきま
 す。登ってきたコースと比べて登山道はほとんど人がいませんが、よく整備さ
 れています。さてさて、目的のキレンゲショウマ(黄蓮華升麻)は咲いていてく
 れるでしょうか?
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan022.jpg
 《写真:山頂からの下りルート》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan023.jpg
 《写真:晴れていればなかなか快適なコースです》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan024.jpg
 《写真:ここは二の森。山頂を出発して約30分》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan025.jpg
 《写真:部分的に急な下りがありますが、あまりロープに頼らないように。》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan026.jpg
 《写真:実は一の森手前で左へUターン。右の坂をまっすぐにつめれば一の
 森のピークです。一の森を越えたところには山小屋。》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan027.jpg
 《写真:この日は雨が振りそうだったので一の森のピークは割愛してUター
 ン》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan028.jpg
 《写真:氷河期の遺存植物といわれるシコクシラベの林の中を歩きます。苔
 むしたこの森もなかなか良いものですね。》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan029.jpg
 《写真:巨岩の下の両剣神社》
 
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan030.jpg
 《写真:高台に置かれた古剣神社》
 
 
 さてキレンゲショウマですが、実はこのときまだ開花していなかった上に、多
 くは鹿に花芽を食べられてしまっていました。
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan031.jpg
 《写真:キレンゲショウマ・・・葉っぱが特徴的ですね》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan032.jpg
 《写真:望遠してみるとやっと黄色い花のつぼみが・・・》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan_f1.jpg 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan_f2.jpg
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan_f3.jpg
 《写真:こんな花が咲くのですね・・・》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan033.jpg
 《写真:鎖場のある不動の岩屋からのルートとの合流点。左が登ってきたル
 ートですが、この合流点直前の10分くらいが急登です。右は不動の岩屋から
 のルート。》
 
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/turugisan034.jpg
 《写真:その昔、殿様が登山した時に刀をこの松の木に立て掛けて休憩をと
 ったという「刀掛ノ松」と命名された休憩ポイント。ここから約10分で西島
 駅です。》
 
 
 (^^)メールはこちらまで→ mailto:yamahiro@cbn-inc.com
 
 
 
□登山の部□************************************************************
 
 ◇◇アルピニズム的こころ◇◇
 
 『天気図を見ましょう・第2回/天気図の見方・気象用語の整理』
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 ◎以下の記事(写真入)はこちらでもご覧頂けます
   → http://www.cbn-inc.com/yama/articles/02_20060417_kishou2.htm

 
 
  ここで基礎的な気象用語のいくつか整理しておきましょう。
 
  《図》http://www.cbn-inc.com/yama/articles/gainenzu.gif
 
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  地球をおおっている空気の重さの程度を表すのが「気圧」です。 
  空気は気圧の高いところから低いところに向かって流れます。この空気の流
 れが「風」です。 
  周りと比べて気圧の高いところを「高気圧」といい、周りと比べて気圧の低
 いところを「低気圧」といいます。 
 
  ここには周りから空気が流れ込み、さらに上に向かって上昇します。上昇す
 る空気は上空にいくにつれて冷えて小さな水滴ができます。この水滴が集まっ
 たものが「雲」です。
  雲にもいろいろな種類があります。その中で雨を降らせるのはだいたい背の
 高い厚い雲です。低気圧周辺は、背の高い厚い雲におおわれているため、低気
 圧が近づくと雨が降ります。
  気温や水蒸気の量が水平方向に一様な空気のかたまりを「気団」といいます。
 
 
  雨や雪を降らせる原因には、低気圧のほかに「前線」があります。前線とは
 気団の境目のことです。前線付近では、暖かい空気が冷たい空気の上にはい上
 がり、雲ができて雨が降ります。
  「温暖前線」の付近では大雨の降ることがあります。また、「寒冷前線」の
 付近では、急に暖かい空気が上昇して積乱雲ができ雷が鳴ったり突風が吹くこ
 とがあります、風や気温も急激に変化します。
  各地の観測データを地図上に記入して、等温線や等圧線を引き、気団・前線
 ・低気圧・高気圧等を分析して、気象状態を表したものが「天気図」です。 
 
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 【話題:メルマガのみ掲載】 
  今も米国南部を中心に傷跡を残しているハリケーン「カタリーナ」について
 の話題から...
 「カタリーナが発生したのは、カリブ海のバハマ諸島でした。熟低(トロピカ
 ル・ストーム)の小さめなものだったので、現地の気象情報では「一旦カテゴ
 リ1のハリケーンとしてフロリダに上陸するが、陸上で勢力を弱めて熱低に戻
 るだろう」というような予報が何度も繰り返されたのです。この予報は間違い
 ではありませんでした。カタリーナはカテゴリ1(最も弱い)としてフロリダ
 に上陸、その後は熱低に戻ったというところまでは予報通りでした。
  ところが、熱低に戻った「カタリーナ」は、フロリダの西のメキシコ湾内で
 予想外の動きをしました。ゆっくりと湾内に止まりながら北上を開始するまで
 に、湾内の摂氏32度以上という海水温のエネルギーを受けてどんどん発達した
 のです。その間の報道は真剣ではありませんでした。意外だったのは、メキシ
 コ湾の海水温がかなり緯度の高い、つまりアラバマからミシシッピ、ルイジア
 ナの沿岸ぎりぎりのところまで摂氏32度以上のレベルに上昇していたというこ
 とです。その結果、北上しても発達の勢いは止みませんでした。
  最終的に本土をうかがう時点では、中心の気圧が「904ヘクトパスカル」
 (実際の上陸時にはやや衰えて908ヘクトパスカル)という借じられない勢力
 に達していたのです。」
 
  熱帯性の低気圧の発達には、その通り道の海水面温度が大きく影響する事が
 わかりますね。それは日本の台風でも同じことが言えます。そこで、台風が接
 近しているときにそれがどのくらい発達するだろうか?危険なレベルまで強く
 なりそうか?といった事を予測するのに便利なサイトを紹介します。
 
 【実況・日本近海・海面水温(気象庁)】
 http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/kaikyo/ocean/daily/dailysst.html
 
  このサイトの海水面温度分布図を見て、日本の西南から南の海水温度が高い
 ほど、台風が発達しやすい環境と考えられます。
 
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 第1回 『天気図を見ましょう』
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/02_20050305_kishou1.htm
   
 第2回 『天気図の見方・気象用語の整理』
 http://www.cbn-inc.com/yama/articles/02_20060417_kishou2.htm
 
 第3回
 『高気圧と低気圧の中の空気の流れと天気の関係/気圧配置と日本の天候(冬)』  
 第4回
 『低気圧に伴う前線の周囲の様子・気圧配置と日本の天候(春)』
 第5回
 『気圧配置と日本の天候(梅雨・夏)・雷のメカニズム』
 第6回
 『気圧配置と日本の天候(秋)・気象通報の詳細/天気図の購入方法/r2win32紹介』
 
 
 (^.^)/~~~メールはこちらまで→ mailto:yamahiro@cbn-inc.com
 
 
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◇次号掲載予定◇
・『白馬岳(しろうまだけ/長野県)』
・『アルピニスト列伝−ラインホルト=メスナー(Reinhold Messner/伊)』 
・『白馬岳崩落事故検証レポート』

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※図表が崩れて見える方は、 http://www.mag2.com/faq/mua.htm を参考に、
等幅フォントに設定してご覧ください。
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【発行者略歴】
山崎裕晶(やまざきひろあき)。1966.3.3兵庫県出身。山岳プロガイド。
アルピニスト。岡山大学山岳会会員。国内難ルート冬期登攀。ガッシャブルム
主峰(8,068m)西陵の初登攀などの海外遠征。ニュージーランドでの山岳ガイド
を経て、国内山岳ガイド多数。過去5年間のガイド登山で述べ7,000名以
上をガイド。現在も毎月約120名をガイド。
アルバム=> http://www.cbn-inc.com/yama/history/01.htm
Eメール => mailto:yamahiro@cbn-inc.com
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【発行者】山崎裕晶(やまざきひろあき)
【発行者サイト】 http://www.cbn-inc.com/yama/
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このメールマガジンは『まぐまぐ!』http://www.mag2.com/ を利用して
発行しています。
配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000143198.htm
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※許可無く転載することを禁じます。
※受信者個人の責任においてご利用ください。
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Copyrights Hiroaki Yamazaki 2004-2006 All Rights Reserved
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