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2005/02/07

山岳プロガイドによる『山歩き』からの『登山』入門 Vol.005

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 山岳プロガイドによる『山歩き』からの『登山』入門    【005】2005/02/07 
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<<今回のお題>>

■山歩きの部■
・実践山歩紀行−『高見山(奈良県)−霧氷を楽しむ関西で人気の山』

□登山の部□
・お勧めギア紹介−『膝の補強〜テーピングまたはサポートタイツの効用』

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■山歩きの部■**********************************************************
 
  △  実践      △
 △△ 山歩紀行 △△


 『高見山(1,248m・奈良県)−霧氷を楽しむ関西で人気の山』
 
 コ−ス:平野登山口〜下平野分岐〜国見岩〜揺岩〜高見山〜揺岩〜国見岩〜
     下平野分岐〜平野登山口
 
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 コ−ス:平野登山口〜下平野分岐〜国見岩〜揺岩〜高見山〜揺岩〜国見岩〜下平
 野分岐〜平野登山口 
 
  関西では樹氷で有名な高見山です。樹氷を除けば、山そのものは何の変哲も
 ない快適な山なのですが、樹氷見物の時期には他の登山者との混雑を避けて登
 り、降りる知恵が重要といえるかもしれません。つまり、私たちの場合は岡山
 からの登山なので前日の晩に出発し、仮眠をとりながら早朝に登山を開始しま
 した。おかげで、他の登山者よりも2〜3時間は早く登り始めることができたの
 で、登りの渋滞(樹氷を写真にとる人が多い為)にもあわず、また樹氷が解け始
 める昼前に下山することができました。もっとも頂上の避難小屋は案の定満員
 でしたが・・・  

 《写真:平野の登山口は赤い橋が目印》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami001.jpg

  頂上までは3時間くらいですが、大体2つのセクションに分けることができま
 す。前半は高見杉までの階段の多い道、後半は雪の樹林帯の斜面から尾根筋に
 出て樹氷の世界です。尾根筋に出たあたりで、ポピュラーな杉谷口からの登山
 道と合流します。平野からの最初の登りは結構な急登で一気に標高700メートル
 くらいまで、標高差300メートルを上がります。朝一番はのんびりと、特に最初
 の30分くらいは慣らし運転のつもりでゆっくり登りましょう。大抵の人は登り
 始めに厚着しているので、1回目の休憩を早めにとって服装の調製をします。
  
 《写真:平野から最初の急登》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami002.jpg

  最初の休憩まで30分、その次は1時間位で"高見杉"に到着。相撲の高見杉関は
 たぶんここに由来しているのでしょう。もう1つ相撲ネタですと、杉谷からの登
 山道、この大峠にある鳥居は高見山関(現東関親方)の寄進だそうです。高見
 杉はほんとに大きい!眺めていると太古の吉野の森に戻ってきたようです。写
 真のように杉のすぐ横には避難小屋があります。トイレはありません。
  
 《写真:高見杉にて休憩》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami003.jpg 
 《写真:直径は2メートルくらいかなぁ・・・》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami004.jpg

  高見杉を過ぎて少し行くと、樹林帯は雪の斜面となります。休憩場所はあま
 りありませんが、そんなにきつくない登りが適当に終わる感じです。そうする
 と尾根筋に出ます。尾根筋は風も強いので、雪の斜面も若干クラストしてきま
 す。この辺りから、少しづつ樹氷らしい樹氷が出てくると思います。
  
 《写真:尾根筋に出る前の斜面》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami005.jpg 
 《写真:尾根に出ました》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami006.jpg

  尾根筋の明瞭な登山道を行くと、登ってきた平野口登山道と杉谷口登山道の
 合流地点です。登山道としては杉谷の方が一般的で登山者数も多いので、ここ
 からは時間により混雑することがあります。
  
 《写真:標識も氷付けです》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami007.jpg
 《写真:合流点にある概念図・赤:平のルート・緑:杉谷〜大峠ルート》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami008.jpg

  この時は2〜3日前に降雪があり、樹氷もかなり発達しています。山頂に向か
 って左側、つまり北側に5センチくらいの樹氷が綺麗についていました。天気が
 良ければキラキラして綺麗でしょうね。寒さは厳しいですが、それも忘れるよ
 うな自然の造形美を見ることができます。ただしこの辺りから、樹氷で位置の
 下がった枝をの下を、中腰になって通過する部分が増えてきます。回数が多く
 なると疲労したり、腰を痛めたりすることもありますから、先頭の方はそれを
 加味してゆっくり目で登ったほうがいいでしょう。またアイゼンを使用される
 方も見ますが、この登りでは基本的にアイゼンは不要なことが多いと思います。
 枝をくぐる時にかえって邪魔になったりもします。下りはアイゼンの使用が楽
 なことがあります。その日、その時間の斜面の状態によって使い分けてくださ
 い。
  
 《写真:樹氷ですがまだまだ小さい》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami009.jpg
 《写真:樹氷のトンネルをくぐりながらの登り》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami010.jpg 
 《写真:国見岩》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami011.jpg
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami012.jpg
 《写真:揺岩まで登れば山頂まで30分》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami013.jpg

 ここからは樹氷の美術館をご覧下さい。ただ風の音だけの静寂の世界でした。
 
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami014.jpg
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami015.jpg
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami016.jpg
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami017.jpg
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami018.jpg
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami019.jpg
 
  山頂は結構広くて、避難小屋もしっかりしています。一泊して日の出写真を
 狙う方も結構おられるようですね。避難小屋の屋上は展望台になっていてベン
 チが幾つかあります。しかし冬型の風の中では寒くて無理。小屋の中が満員の
 場合は、小屋南側の風下に人が集まります。この小屋の20メートル程上に高見
 山の山頂神社があります。この山頂神社の南斜面も風が避けられます。その高
 角(たかつの)神社には、神武天皇東征の案内役をしたという八咫烏(ヤタガラス)
 が祀られています。
  
 《写真:山頂避難小屋》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami020.jpg
 《写真:小屋屋上の展望台 南側に人が集まっています》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami021.jpg
 《写真:高角神社》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami022.jpg
 《写真:神社の南斜面は小峠からの登山道の終点です》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami023.jpg

  下山する時間になって、突然青空が広がってきました。大台ケ原の方角へ、
 台高山脈が続いています。ここから右は吉野、左は伊勢の国。遠く向こうには
 熊野の国。日本の山はいいですね・・・
  
 《写真:高見山の尾根上から南を望む》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami024.jpg

  やれやれ、下りきる頃にはすっかり晴れてきました。のんびり下っていると、
 木の上から雪がドサーッと落ちてきて、皆さん賑やかに歩いています。平野に
 降りればすぐに温泉。最後の注意を怠らず、しかしいつもよりのんびりと降っ
 て行きます。この安心感はなぜだろう?これがこの土地の特徴なのでしょうか。
 小さいながらも懐の深さを感じる山でした。
  
 《写真:下山中 晴れ間の覗く木立》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/takami025.jpg

 
 《参考になるサイト》
 KENの近畿の山・・・大峠(高見峠)〜高見山〜下平野分岐〜子峠 方面の夏
 の様子が参考になります。地図もあり。
 
 
 (^^)メールはこちらまで→ yamahiro@cbn-inc.com



□登山の部□*************************************************************

□□お勧めギア紹介□□

 『膝の補強〜テーピングまたはサポートタイツの効用』 

  膝の痛みを訴える方が多いですね。特に下山時に多いように思います。膝が
 痛いと踏ん張りも効かず、特に下りでは転倒事故につながりかねません。そん
 な登山者のニーズが多いのでしょう。最近良く見かけるのがベルクロテープな
 どで膝頭を固定する『膝サポーター』です。これは確かに着脱も簡単で、膝を
 がっちり補強してくれます。しかし、多くの場合このサポーターをしている人
 がいたら、サポーターを付ける替わりにテーピングを薦めています。
 
  その理由は、大抵の『膝サポーター』が足の血行を阻害するように思うから
 です。強く締めなければ役に立たないし、締めすぎると血行が悪くなり、かえ
 って脚の動きや力を損ねることになります。また冬の低温化では、血行の阻害
 は凍傷の原因となります。
 
  そこでテーピングをするわけですが、そんなに難しいものではありません。
 テーピングテープは写真のように伸縮しないもの(左)と伸縮性のもの(右)があ
 ります。伸縮しない方は捻挫の固定などに使用しますが、膝の補強には伸縮性
 の方を使います。それとはさみかナイフがあれば誰でもテーピングが出来ます。

 《写真:テーピング材料:非伸縮テープ(左)と伸縮性テープ(右)》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/taping001.jpg

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  まずはテーピングテープを30センチ位にして、膝がしらの内側から外に押し
 出すようにテープを貼ります。テープはシワが寄らないようにします。

 《写真:その1》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/taping002.jpg

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  次に、同じように今度は膝がしらの外側から、膝がしらを内側に押すように
 テープを貼ります。
  
 《写真:その2》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/taping003.jpg

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  次はテープを10〜15センチ位にして、膝の皿を下から持ち上げるようにテー
 プを貼ります。
  
 《写真:その3》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/taping004.jpg

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  最後に膝がしらの上から押さえつけるようにテープを張って出来上がりです。
  
 《写真:その4》
  http://www.cbn-inc.com/yama/articles/taping005.jpg

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  前述の『膝サポーター』と同じ効果がありますが、汗などでテープが付きに
 くくなるので、その点が面倒かもしれません。しかし、血行障害を起こす心配
 が無いのでお勧めです。出来れば登山前に何度か練習して見てください。
 
  また、最近はサポートタイツという便利なものが売り出されています。これ
 は良いと思いますが、少々値段がはりますね。テーピングを覚えておけば、自
 分以外に困っている人にも応急処置できるし、シンプルでしかもスマートな方
 法だと思います。


 (^.^)/~~~メールはこちらまで→ mailto:yamahiro@cbn-inc.com



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◇山登りなんでも相談掲示板◇

 http://www.cbn-inc.com/treebbs2/3/index.html

 山登りについてのいろんな疑問や不安について、たとえば...装備の選び方、
 山の天候のこと、バテない登り方とか、何でも相談してください。
 山岳プロガイド山崎、またはそれぞれのご相談に適した専門家が出来る限り
 (と言うことでお許しを...)お答えします。


 【今回のご質問】
 67歳男性です。昨年10月末、横岳・赤岳ピストンで下山途中、日没となり
 ・危険回避の為、ビバークの状態になりました。ライト・予備衣服類は準備あ
 り、ツエルト・シュラフは無しでした。ビバーク用の装備携行の必要性を痛感
 しましたが、ビバークの際に基本的に必要な注意事項を教えて頂けますか。
 
 【回答:山崎】
 夏山の時期でも、やはりシュラフカバーだけでなくて、ツエルトをご用意され
 た方が良いと思います。シュラフカバーは大きめの雨具を着ているようなもの
 ですので、風による体温の喪失や防ぎきれない雨の侵入もあり、雨天・荒天時
 には体力を消耗します。ツェルトならば、身体とツェルトの間に空間が出来ま
 すので風による体感温度の低下を防ぐことが出来ます。雨の浸入も床部分の処
 置をしっかりすればほとんど防ぐことが出来るでしょう。また自分以外のメン
 バーも収容できれば、お互いの体温でツェルト内部の温度をある程度上げるこ
 とも出来ます。もちろんシュラフカバーとツェルトを併用する方が効果があり
 ます。
 
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 行動上または行動計画上のミス、予想外の悪天候、急な病気や疲労によって、
 テントのないまま露営することがビバークですから、ビバークは遭難一歩手前
 の状態で、危険から抜け出すための手段と捉えてください。 
 
 ビバークで重要な点の1つは、荒天や日没のために動けなくなる前に、早めにビ
 バークを決定することです。頑張って歩けば下山できるかも知れない明るいう
 ちにビバークを決定する事は、なかなか難しいかもしれません。頑張って歩い
 て方が良い場合もありますから、その場合は自分の位置とルートの状況を正確
 に把握していることが大切になります。食料(非常食)があるならば、歩き続け
 ることによるリスクが大きくならないうちにビバークを決定することが有効か
 もしれません。実はビバークについては、装備や方法よりも、このビバーク決
 定判断が最も難しいと思います。
 
 グループの場合も、ビバークの決定判断はメンバーの健康状態が良く、時間的、
 体力的に余裕があるときに下すべきです。体力的、精神的余裕を失って、暗く
 なった中や悪天候の中で動けなくなってから、初めてビバークの準備に取り掛
 かるような事はしてはいけません。そしてリーダーは、一旦判断した後は、曖
 昧な態度をとることは出来ません。
 
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 以下、必要最低限のポイント。
 
 【ビバーク決定について】
 *現状の正確な把握。
   メンバーの現在の状態(体力、技術、気力、経験)、性格 
   事故者、病人がある場合は現在の容態
 *歩き回り疲れ切る前、日没で歩行困難となる前にビバークに良い場所を探す。
 *ビバークの場所は寒さを防げることを第一に考えて選ぶ。吹きさらしを避け、
  風下の岩陰、樹木の陰を利用する(但し落雷時には注意が必要)。
 *沢沿いであれば増水しても流される事のない場所を探す。
 
 【ビバークの準備】
 *持っている衣服を全て着込む。
 *足をザックに入れる・シュラフカバーにはいる・ツエルトを設営する。
 *可能ならば無線・携帯電話で連絡。
 
 【ビバークと行動再開】
 *食料(非常食のチョコレートなど)があれば適度に食べておきましょう。
 *ストーブ(コンロ)があれば温かい飲み物やスープも飲めます。但し、ツェ
  ルト内の酸欠や火事に注意。
 *持ってきた装備、食料は最大限に活用すること。
 *寒い時期にはほとんど眠れないこともあります。そんなときには話し相手
  いると助かります。
 *事故者、病人がいる場合は保温に気を付け、常に励ます。
 *充分に夜が明けて、体操などで身体をよく解してから行動を再開します。
 
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 しっかりした装備がなければビバークが必要な場合でも決定がしにくくなり、
 また決定してもとても辛い経験になってしまいますので、やはりそれなりの装
 備を常時携行し、精神的にも準備をしておいたほうがよいと思います。この装
 備・食料などの装備について述べます・・・・
 
 【個人で用意すべき非常用具】 
 
 ○ツェルト(共同装備で良い)・・・ビバーク時にかぶる。強風時の休憩にも使
 える。リップストップナイロンのものは軽いが、薄く破れやすいので、破けに
 くい少し厚手の物が良い。 
 ○シュラフカバーまたはレスキューシート・・・ビバーク時に体をくるみ体温
 の放出を防ぐのに用いる。シュラフカバーは破けない限り繰り返し使える。レ
 スキューシートは正方形のぺらぺらの紙状のものだが、袋状のものが使い良い。
 オールウェザーブランケット(レスキューシートよりも厚手)を袋状にガムテー
 プで閉じたものでもよい。これはレスキューシートよりも丈夫である。レスキュ
 ーシートは1回使用すると元の大きさに戻すことは不可能に近いので、使用は1
 回限りと思った方が良い。
 ○メタまたはコンパクトストーブ・・・ビバーク時に雪を解かしたり、お湯を
 沸かしたりするのに用いる。メタよりも小型のガスボンベと小型のバーナーヘ
 ッドの組み合わせの方が使い勝手が良いし信頼性も高い。
 ○小型のコッヘル・・・メタ、コンパクトストーブとともに用いる。雪を掘る
 のにも使える。 
 ○ヘッドランプ・・・暗くなってしまってからの行動やビバーク時の照明に用
 いる。 
 ○ライター、マッチ(要防水) ろうそく(要防水)・・・ツェルト内、雪洞内で明
 かりを取ったり、暖を取るのに用いる。太い物の方が燃焼時間が長いので良い。
  
 ○非常食・・・保存性のあるもの、かさばらず高カロリーのもの、疲れ果てた
 時でも食べやすいもの、そのまますぐに食べられるもの、時間をかけて楽しん
 で食べられるものが良い。 例として、乾パン、ビスケット、チョコレート、チ
 ーズ、チューブ入りのコンデンスミルク、ピーナッツ、するめ、サラミソーセ
 ージ、ドライフルーツ、氷砂糖など。 
 ○細引き・・・ツェルトを吊ったり、搬送時に用いたりする。6mm×5mほど用意
 する。
 ○下着…綿製のシャツは濡れると体温を奪われやすいので、化学繊維(オーロン
 ・ダクロン・クロロファイバー)やウールが良い。
 
 ------------------------------------------------
 
 危急時にはどうすべきかということも大事ですが、それ以上に危急の事態が起
 こらないように気を付けることが大切です。危急の事態は小さなミスが積み重
 なって起こることが多くあります。例えばスパッツを持ってくるのを忘れたせ
 いで靴に雪が入り、靴下・靴を濡らしてしまい、荒天下でビバーク中に足が凍
 傷になるといったようなこと。危急の事態につながるミスが何なのかは山の経
 験を積むと同時に、予め危急の事態を想定したシミュレーションを行うことも
 有効です。
 
 【積雪期のビバークについて】
 
 *積雪があれば小型の雪洞を掘り、ブロックを積むなどすることができる。
  またはツェルトの高さの半分ほどの深さの穴を掘り、その中でツェルトを張
  ると直接風があたらなくてすむ。
 *可能な限り体温の放出を防ぐことが大切で、濡れた下着を替えたりツェルト
  の中でストーブ(コンロ)を焚いたりするとよい。
 *積雪期のビバークでは直接雪面に座らないようにする。尻の下にザックなど
  を敷けば、地面からの冷えを防げる。



◇お知らせ◇*************************************************************

 今年は4・7・11月の3回で、登山の基本的なことを学習する基礎講座を開講しま
 す(岡山のみ)。山の天候・地形図の基本・歩き方・降り方・緊急時の対処法な
 どなど・・・
 
 その各回の後半は、好日山荘岡山市役所筋店さん( http://www.kojitu.co.jp/
 climb/annai/okayama.html )のご協力で、山登りのいろんな装備や新製品、最
 低限知っておいた方が良い装備のことなど、実際にその道具を手にとって頂き
 ながら説明します。もし登山靴や雨具・スティックなどを購入される予定があ
 れば、このときに私たちも一緒に道具選びをお手伝いします。詳細はメールマ
 ガジンややホームページでお知らせしますのでお楽しみに!



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◇次号掲載予定◇
・『諭鶴羽山(ゆづるはやま/兵庫県淡路島)』
・『アルピニズム的こころ−天気図を見ましょう』 

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※図表が崩れて見える方は、 http://www.mag2.com/faq/mua.htm を参考に、
等幅フォントに設定してご覧ください。
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【発行者略歴】
山崎裕晶(やまざきひろあき)。1966.3.3兵庫県出身。山岳プロガイド。
アルピニスト。岡山大学山岳会会員。国内難ルート冬期登攀。ガッシャブルム
主峰(8,068m)西陵の初登攀などの海外遠征。ニュージーランドでの山岳ガイド
を経て、国内山岳ガイド多数。過去5年間のガイド登山で述べ7,000名以
上をガイド。現在も毎月約120名をガイド。
アルバム=> http://www.cbn-inc.com/yama/history/01.htm
Eメール => mailto:yamahiro@cbn-inc.com
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【発行者】山崎裕晶(やまざきひろあき)
【発行者サイト】 http://www.cbn-inc.com/yama/
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このメールマガジンは『まぐまぐ!』http://www.mag2.com/ を利用して
発行しています。
配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000143198.htm
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※許可無く転載することを禁じます。
※受信者個人の責任においてご利用ください。
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Copyrights Hiroaki Yamazaki 2004-2005 All Rights Reserved
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