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2008/08/31

【スゴ腕☆家庭教師】第一声は、こう。

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 こんにちは。「スゴ腕☆家庭教師への道」トミナガです。
 大変ご無沙汰しておりました。
 近々、新作を配信したいと考えております。

 が、正直なところ、現在、まだ準備が整っておりません。
 申し訳ありません。

 今日のところは、「スゴ腕☆家庭教師への道 リターンズ」ということで、
 おそらくほとんどの読者様は読まれていないであろう、あのコツを、バックナ
ンバー配信させてください。

 今日の内容は、

 今でも勉強を始める時に使っている、あるフレーズのテクニックです。

 では、まいりましょう。第11号の配信です。
 なんとこのとき、3年前!


■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[第11号]━━━
    
【スゴ腕☆家庭教師】への最短ルートはここだ!

  ○● 密着!30日で決着をつける!スゴ腕☆家庭教師への道 ●○

           〜  リターンズ  〜
                                                      2005/1/28(当時)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

 今日、かなり力が入っちゃってます。長いです。
 熱いメールを頂いたからです。つい、出てしまうのです。ありがとう!。

 では、今日も、おいしい紅茶かコーヒー等を片手に読んでみましょう!

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  ━目次━ 【生徒との出だしの約束】
 
   [1] 理想の指導風景。
   [2] スゴ腕☆家庭教師の出だしのお約束。
   [3] メソッド導入後、こうなった。
   [4] 【凡人家庭教師】が持つ悪い習慣。
   [5] 編集後記
 
 ──────────────────────────────────

    
○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○
 [1] 理想の指導風景。
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 私は常々、夢描いていました。

 生徒と自分の意図が一致して、
 指導先に到着するなり、
 「あ、先生待ってました!さっそくやりましょっか!」という生徒。
 「俺も待ってた。一気にいきますか!」
 すぐに取り掛かる勉強。
 
 そう、そうだ、ちょうど、例えるならこんな感じです。
 
 ライブ前のバンド練習のようにメンバー間の意図が1つになっている感じ。
 舞台初日、幕を待つ舞台俳優のように緊張感がみなぎっている感じ。
 甲子園初戦でベンチを飛び出していく球児のような勢いに満ちている感じ。
 自分の店をオープンさせる初日、直前の朝礼に集まった社員のように、ワクワ
ク感のある感じ。

 「そんな、関係を築いていけたら、最高だよなあ。」
 私より先にそう語ったのは、テーブルの向こうの友。
 あ、そうだ。今は、友と指導について意見交換している最中だった。
 
 「やっぱりさ、何回か家庭教師やってて思うのはさ、
  出だしでコケたら、はいそれまでよ、ということがあるんだよな。
  子どものスイッチの切り替えっていうのかな。
  子どもの家に到着してから、だらだら、ゆっくりと勉強モードに入る、
  そんな感じじゃ、勉強の最中もなんかキリッ、ピリッとした良い
  緊張感がない。」
 
 正直に言いますが、私、上の意見に賛成してしまいました。

 「そう。結局、勉強を始めても、アスリートモードに入んないんだよね(造語
 です。すいません)。やる気ないのかな、やっぱり。」
 
 はっと気づいて猛反省。
 本当に恥ずかしながら、自分の能力のなさを棚に上げてました。
 勉強への切り替えが遅いのを、生徒のやる気のせいにしました。
 やる気にさせるのが家庭教師の仕事なのに。
 挙句の果てに、
 「この子はスロースターターなんだ。この子の個性なんだ。」
 と理屈をつける。
 ロクに実践もしてないくせに、
 知ったかぶりしてんじゃないのか!?トミナガよ。
 
 「…ところで、 じゃあ、何が、悪いんだ?」

 例えば、よくあるのは、こんなアドバイス。指導先の家についてから、
 生徒に明るく元気よく「よし、今日も頑張っていこう!」と声をかけて勉強
モードに切り替えてもらう。いつも明るい家庭教師に生徒はついてきます、とい
う感じのアドバイス。

 それは、それでいいのだが…。確かにそれだけでも十分コツになるんです。

 「でもそれだけじゃ芸がない。何かもう1つできる事しよう。」友と私の結論。
 そのまま学食にて、カレーライスを注文し、できあがる間に水とスプーンをト
レーに用意する。…そこで、はっと気づいた。

 「ああっ!俺、あれ、教えてないっ!」
 
 以後、指導先にて、「英語からやろっか。英語の教科書出して。」とは言わな
くなりました。

 スロースターターな子を担当なさっている方へ。
 できない子が勉強開始時にする事、見てみてください。
 多分、こんなことしてます。今日はそれを正してみましょう。


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 [2] スゴ腕☆家庭教師の出だしのお約束。
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 指導先に着いて、まずは、空気づくりですよね。
 その辺りが得意な方は多いと思うんです。
 「先生といると、勉強はかどる。」そう言ってもらえる空気づくり。
 
 「そんなのは、わかっているし、できている。」と言える方も多いと思います
 (それだけでも、本当はすごい事なんですよね、本当に)。

 で、次にやること。例えば英語を学習する時。こう声をかけます。

 「よし。英語やるか。英語セット出して。」

 今日のコツってこの言葉にすべて集約されているんです。


意図を説明してしましょう。

 できない子の勉強の流れの特徴はこんな感じではないでしょうか。
 もし、できるようであれば、実際に指導先の生徒を見てみてください。
 次の行動をとってしまうかどうか。

 教科書、ノート、シャーペンをカバンから出す → 勉強を始める →
 
 → わからない事が発生 → 辞書をカバンから出す→ 辞書を引く →
 
 → 蛍光ペンを筆箱からだす →ノートにそれを赤ペンで写そうとする →
       
 → 筆箱から赤ペンを出す。 


 僕はここで気づいたんです。
 「…そっか。いちいちブレーキが多いんだ。せっかく勉強始めても、途中で辞
  書を出したり、ペンを探したり、下敷きを探したりする。これが、スロース
  タートにつながってるんだ。これじゃ、波に乗るなんて難しいなあ。」

 そう、マラソンに例えるなら、ピストルが鳴ってから、走りながら上着を脱い
だり、靴紐結んだり、ボトルにドリンクを注いだりしているようなものです。

 ならば、ここはたった一声かけるだけです。
 「英語セット出して。」と。

 「英語の教科書出して。」と
 「英語のセット出して。」では、勉強始めてからのブレーキの数が違います。

 皆さんが指導している最中は、
 あなたが出しているステキな空気がありますから、そう大差はないかもしれ 
ません(くどいですけど、それ、本当にすごい事なんですよ!)。

 でも、想像してみてください。あなたがいない時、勉強している生徒。

 わからない事が発生し、辞書をカバンから出す間に、気が散ります。
 辞書を引いても蛍光ペンがない。ペンを探していると、ふと、勉強が面倒くさ
く感じます。やる気がなえます。波に乗れない。

 私だって、掃除中に、ふいに出てきた、昔の本、日記を手に取ってしまうと、
おしまいです。掃除そっちのけで、本や日記に没頭してしまいます。
 生徒も同じです。
 
 だから「勉強に不自由のない道具と環境」をそろえるクセをつけよう、
 と思ったんです。
 英語を勉強する時は、この道具!ってすぐ言える様な習慣を。
 格好つけて言えば、勉強にその子なりの「形」を身につけてもらおうと。

 さらに、これ、
 思わぬ副産物もあります。
 
 生徒に英語の勉強道具一式を出してもらうと、生徒が言うのです。

 「あ、ちょっと待った。」

 そして、辞書やペンを丁寧に配置。配置にもこだわっている。
 そして「おし。」と深呼吸。

 これ、この子なりにスタートダッシュを決めるための型が生まれている…!



 スロースターターの子は確かにいるでしょう。
 スロースターターな上に、ダッシュすべきレーンには障害物がいっぱい。
 
 障害物をどかしてやりましょう。

 さらにもう一歩上を行きたい方は、
 勉起道具一式をそろえる時に、時間を計るなどしてみるのもいいと思いますよ。
 いい緊張感を生み出してから入れたりします。

 最初の内、各教科のセット一式を定着させるため、私はこう言ってました。
 「(間をおいて)よし、じゃ、急いで英語セット出して。
  (一式そろってから)あ、悪い。間違えた。やっぱ数学!」

 生徒は「どっちやねん!」と突っ込みながらも、
 それなりに楽しんで出します。そして、いつの間にか勉強モード。

 実は、これ、家庭教師の先生に対するアドバイスでもあります。
 指導に必要な筆記用具、説明用の紙。すぐ出せるようにしておきたいものです。


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 [3] メソッド導入後、こうなった。
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 生徒の勉強に入る「思い切り」が良くなったと感じます。
 
 ただし、あまりこれにこだわりすぎると、
 実は、勉強に対する敷居が高くなってしまうってこともあります。

 しっかりと準備してから勉強する習慣がつくと、
 気軽に勉強できなくなる。
 あるいは、勉強を始めるのに大きな心の負担を強いられる。

 ですから、
 これは生徒の気持ちにあわせて使うテクニック、というところでしょうか。

 あ、そうだ。先ほど、なぜ学食の話を出したかというと、
  
 そう、カレーが出てくる前に、水を入れたり、スプーンを用意したり…。
 「食べる環境づくり」が整ってたんですね。
 勉強にもセットを、というわけです。
 思い出します。当時、毎度毎度の学食カレーセット。

 「おい、あれ、久しぶりに食いに行こうぜ。」友の誘い。
 「おう、そうだ、若さを取り込んでこよう。」乗った私。

 27歳コンビ。大学の学食へ乗り込む。

 …やっぱ、浮く。

 久々のカレーセット準備。うん、このスピードは衰えていない。
 盛り上がる2人。隣で見ていた学生の白い目。
 
 ナマステ、大学生。君たちもこうなるよ、いずれ(涙)。


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 [4] 【凡人家庭教師】が持つ悪い習慣。
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 【スゴ腕】を目指すには、2つの方法があります。

 1.スゴ腕☆家庭教師を目指し、テクニックを吸収するという方法。
 そして、もうひとつ。 
 2.凡人家庭教師がやっている悪い習慣を、今すぐ改める方法。
 
 今日も、凡人家庭教師の悪い習慣を1つ、改めましょう。
 
       「  いつも逃げないことにこだわる。 」

 あまりに追い込まれてしまう人がいた。
 家庭教師の契約を解除された。
 もちろん、ショックなものです。

 うまくいった人がいた。生徒の成績をあげた。
 しかし、新しい生徒の担当になる。
 積み上げた自信はゼロに戻る。
 失敗も当然、する。
 もちろん、ショックなものです。

 「逃げては、ダメだ。」という言葉にしばられる人がいます。
 
 それは、あなたが立派な証拠。
 「逃げていいんだよ。」を乗り越えた末にひねり出した形だと思う。
 
 でも、「逃げるな。いつだって。」と声高に叫んでる時であればあるほど、
 実は「何から逃げなければいけないのかわからないまま」悩んでいたりする。

 「やらなきゃ、アクション取らなきゃ。」と声高に叫ぶ時は、
 実は、何をやればいいのか、何をやりたいのかがわからないまま、走る事を求
めている事がある。

 「ねえ、トミナガ。逃げちゃダメだよな。」と聞かれたとき、
 僕はいつも、
      「ん?はて。…何から?」と聞きます。

 「そんなに背筋伸ばすな。背もたれ使ってよ。
  答えを突き詰める事を忘れて、今だけは漂ってもいい時間だと思えたら、
  コーヒーでも飲みながら、何から逃げてんのか、でっかく考えよう。」

 すると、逃げなきゃないと考えていた事は、
 案外、追いかけたいことであったことに気づく
 (あるいは、別に逃げたくも追いかけたくもない、
 どうでもいいことであったことに気づいたりもする)。

 追いかけだすと、あれほど逃れようとしていた事が、いとおしくなる。
 
 時間も、スケジュールも、生きる事も、ひょっとすると、そうだ。
 
 真面目な方は、「いつも逃げない」とかたくなになりすぎないこと。


 凡人家庭教師の悪い習慣を、今をもって、キッパリ!やめます。

        「 いつも逃げないことにこだわる。 」


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 [5] 編集後記
 
 大学の学食。カレー240円。缶コーヒー78円。…パラダイスですね。
 親の皆様、ぜひどうぞ。あそこは、何だかんだ言って、パワーがもらえます。
 

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発行責任者:  “スゴ腕・家庭教師”プロデューサー トミナガ
                    
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 読んでいただき、ありがとうございました。
 このカレーも、今は40円ほど値上がりしたようです(なんてことだ)。

 今回のコツについては、特に、
 勉強の習慣がついてない子や、
 勉強のやり方が、まだ身についていない子には、
 効果が高いと思います。


 今、振り返って、思うに、
 「英語セット出して。」と指示することには、もう1つ利点があって、
 
 それは、

 「勉強に対する、主体性を取り戻せる」ということだと思います。

 …どういうことか。


 例えば、
 象徴的なのは、教えてる最中に、
 「ここ、赤ペンひこうか。」と提案したときに、

 …提案された時点で、筆箱から赤ペンが取り出されるとき。

 僕は、「…あ。し、しまった、俺のミスだ…。」と反省します。

 こういうときに、わが生徒の立場は、

  ・勉強の進行の主導権は僕(指導者側)に任せて、
  ・行き当たりばったりで、
  ・その都度、支持されたときに、道具を出す(指示待ち)

 となってしまう(コレハモンダイダ)。


 これをあらかじめ、「セット出して。」と言っておく。すると、子どもは、

  ・僕が支持しない所でも、ペンを使って線をひいたりする(積極的だ。)
  ・頼んでないのに、辞書を引いたり、参考書を開いたりする
   (手元にあるからだね、偉い。積極的だ)。
  ・僕の手に落書きしたくなるらしい(積極的だ。でもやめてね)。


 そもそも、子どもが、
 あらかじめ、自分が勉強する過程で生じる不具合を先回りして想像して、
 対応をとってくれること自体、積極的な行動です。

 いいことづくめです。
 子どもの、いろいろな段取りもよくなった気がしますし。
 
 今回のコツが、あなたの役に立つこと、
 そして、何よりも、あなたが指導の場を積極的に楽しむ為のネタになる
 ことを祈っています。

 ありがとうございました。
 次の指導日が最高の時間になりますように!

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