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2009/11/05

【ぜんそく大事点】第187号・インフルエンザについて

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 ぜんそく大事点 第187号・インフルエンザについて
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 こんにちは。ぜんそく大事点です。


 
 各地で新型インフルエンザワクチンの接種が始まりましたね。
 しかし現場は結構混乱している様子。


 そもそもワクチン自体、なかなか供給されてきません。


 うちも子供三人おり、上二人は接種対象。
 下は四ヶ月ですから、母親が接種対象です。
 いずれも、今のところ、まだまだ接種には至らないようです。


 (私自身は、医療従事者枠で、接種していただきました。1回のみですが。)


 待つ身としてはやきもきしますが、こればかりは仕方ありません。


 現段階での政府発表をおさらいしておきましょう。


 妊婦、基礎疾患のある最優先の方は、既に接種、
 あるいは接種予約が始まっています。
 喘息の持病があり、定期的に通院されている方は、
 ほとんどの場合最優先になると思いますので、確認なさって下さい。


 ただ、妊婦の方用の、防腐剤?の入っていないワクチンは
 少し出荷が遅れているのでしょうか、
 当地ではまだ妊婦の方の接種が始まっていません。


 接種のスケジュールは、ワクチンの配布スケジュールに
 よりますので、市区町村ごとに決まっています。


 接種できる医療機関は、結構多く、
 かかりつけ医でしていただける、という方も
 少なくないのではないでしょうか。


 12月頃から、その他の基礎疾患のある方、幼児(就学前)が
 接種開始となり、その後小学校低学年、1歳未満児などの保護者、
 小学校高学年、中高生、高齢者に順次接種となっています。


 接種回数は、今のところ、医療関係者は1回、
 それ以外の方は2回となっています。
 ただし、今後、ワクチンの不足が予想されることもあり、
 13歳以上の方は1回、となるかもしれないとのこと。


 詳しくは、お住まいの市区町村のホームページや、
 広報を参照して下さいね。



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 既にマスコミでも、今回の新型インフルエンザについては
 多くの専門家がいろいろな意見を述べられています。


 一応、患者さんと接しているものとして、いろいろ調べたことも含め、
 今回の新型インフルエンザについて、現時点での印象のようなものを
 述べてみたいと思います。



■結局、「弱毒型」なのか、「強毒型」なのか。

 マスコミの報道を見ていると、発生当初は「強毒型」と不安をあおり、
 政府も水際防止など、過剰反応したのですが、
 その後軽症例が多い、と見るや、「弱毒型」だ、たいしたことはない、
 と論調が変わっています。


 一般の方々も、春先には皆さんマスクをされていましたが、
 今では、している方が珍しいですね。



 私としては、以前にも書きましたが、いわゆる毒性は季節型と同列ですが、
 人間の側に免疫がないのが問題、と思っています。


 おおざっぱな印象で言うと、感染力は強く、どんどん広がりますが、
 タミフル、あるいはリレンザを早期から開始すれば、
 多くの方々は割と軽くすむようです。


 ここが、日本が諸外国、特にアメリカと比べて
 重症例が少ない理由とされています。
 国民皆保険でタミフルを気軽に?処方できるからこそです。


 国民皆保険は高齢化や医療費の高騰などで、
 やり玉に挙げられることも多かったわけですが、
 今回は役に立っている?といえるのではないでしょうか。



 ただし、一部の方は大変激しく、急速に症状が進行し、治療の甲斐もなく
 「脳炎・脳症」や「肺炎」で命に関わる結果となっておられます。
 お悔やみを申し上げたいと思います。


 現時点では、そのような経過になる条件ははっきりしておらず、
 基礎疾患があるなし、あるいは年齢にかかわらず、
 そういう危険性があるという認識が必要でしょう。
 タミフルを内服しても、「間に合わない」という印象があります。


 幸い、ワクチンには脳炎・脳症を予防する上でも有効と言われています。
 早期の接種を期待します。



■いつまで流行が続くのか

 現段階で、新型インフルエンザにかかったと見られる患者さんの数は
 400万人あまりとされています。

 大流行というと、2人に1人、とかいうイメージですが、
 実際には、3~4%程度のようです。
 まだまだこれから、流行は続きそうな印象です。


 沖縄や北海道と言った観光地で感染拡大が見られている点を見ても、
 やはり人が集まるとそこで感染の拡大は起こるようです。


 逆に、この程度で済んでいると言うことは、
 やはり感染を広げると考えられる、学校において、
 学級閉鎖や学年、学校閉鎖を行っていることが
 一定の効果を上げているのでしょう(その代わり授業スケジュールは…)。


 かつては小学校でインフルエンザワクチンは「必須」でした。
 それがなくなって、高齢の方々にインフルエンザが流行したのは
 記憶に新しいところですが、やはり、子供は恐ろしいですね。




 流行がいつまで続くのか、これは、おそらく
 「多くの人々が、しかるべき免疫を持つまで」
 でしょう。


 それは、ワクチン接種で達成されるかもしれませんし、
 多くの方々が、一度は「かかる」まで、
 流行が続くのかもしれません。


 後から振り返ってみて、はじめてわかることだと思います。



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<読者の方からのメール>らくださんより
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まるまるまるたさんの治療を教えて頂きとてもうれしく思っております。
まるまるまるたさんの様に同時にいろんなステロイド吸入を
使う方法があるのは知りませんでした。
台風の頃から調子が悪いですし、
主治医の先生にご相談してみたいと思います。
ありがとうございました。

読者の方々にもいつも色々教えていただけて感謝しています。
このぜんそく大事点以外では、喘息の方の生の声を
聞かせて頂く機会がないためとても参考になり感謝しております。

N先生に色々教えて頂くことができ、他のぜんそくの方のお話まで
聞かせてきただけるぜんそく大事点はとても心丈夫です。
先生、いつもありがとうございます。

らくだ



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<Nより>
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 らくださん、メールをありがとうございます。


 いろいろな方の体験、やり方を教えていただけるのは、
 ネットならではの利点ですね。


 ただ、信頼できる情報源でないと、
 間違いやうそ、広告に誘導されたり、
 不利益を被る場合もあります。


 情報の吟味には、慎重になる必要がありますね。



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<読者の方からのメール>コロンさんより
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ドクターN先生
こんにちは。

いつもお世話になっております、コロンです。

先日は、私のちょっとした疑問にまたご回答いただき、
本当にありがとうございました。



肺機能検査と、テオフィリン製剤使用中の血中濃度検査について、
ご回答いただき、納得いたしました。

実は、この質問を送信したあと、
「毎日ピークフローを自宅で測定していて、
喘息日記につけたものを受診の度に主治医の先生に見ていただいている」
ということを書き忘れた…と思っていました。

やはり、病院での肺機能検査の代わりというと
語弊があるかもしれませんが、
主治医の先生は、私の喘息日記で肺機能の状態を把握しておられるので、
あえて肺機能検査をしないのですね。


また、ユニコン服用については、
今の主治医の先生に診ていただくようになってから、
ユニコンを服用し始めて、最初の頃は副作用と思われる、
ひどい胸焼けが続き、ユニコン200を夕食後に
2錠→1錠に減量したことがありました。

そのまましばらく1錠で様子を見ていたのですが、
数ヶ月してから、風邪を契機に大き目の喘息発作を起こし、
また2錠に服用量が増えました。

ですが、慣れたのか何なのか、
その後は2錠になっても胸やけもなく、他の副作用も出ませんでした。

それから現在までずっと、ユニコン2錠(夕食後)のままです。

おそらく私の場合、副作用と思われる症状がないので、
血中濃度の測定をしていないのですね。


どちらの質問も、N先生のお返事で納得して、すっきりしました。
いつも本当にありがとうございます。


コロン 



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<Nより>
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 コロンさん、メールをありがとうございました。
 すっきりしていただけたようで、良かったです。


 同じ治療を受けるのでも、
 「もっといいやり方があるのでは…?」
 と思って、もやもやした気持ちで受けていては、
 効くものも効かないのではないでしょうか。


 やはり、納得の上で治療を受けていただきたいものです。


 そのためのお役に立てれば、うれしいです。



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<Nの近況>
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 今回は、ご質問がなかったもので、
 このような体裁となりました。



 上の子の小学校でも、学級閉鎖となりました。
 近所の子や近くの席の子がかかったとのことで、
 ある程度覚悟はしていましたが、
 幸いうつっていないようです。


 近所の子は3兄弟全員がかかられたとのことでしたが、
 皆さん1~2日で回復され、ご両親にはうつらなかったとのこと。


 その程度だったら、免疫もついて、良かったね、ですむのですが…。



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