2009/05/22
【インブル総研 11】 新型インフルエンザの金融対策
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ■□■□■ ■□■□ 『インブル総研 最新の経営知識、はじめました。』 第11回 ■□■ ■□ インブルームLLP 発行 http://www.inbloom.jp/foresight/ ■ 読者数 7029人 2009/5/22 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ──────────────────────────────────── 『結構使える!つまみ食い「新会社法」 速報版』を大幅リニューアル。 各専門家が、“経営に役立ちそうな” 最新の会計・税務・法務・金融情報をお送りいたします。 ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇ 目次 〔1〕 【Q&A】 新型インフルエンザの金融対策 ◆◇ 〔2〕 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ──────────────────────────────────── 〔1〕 【Q&A】 新型インフルエンザの金融対策について ──────────────────────────────────── ------------------------------------------------------------------------ 【ご質問】 ------------------------------------------------------------------------ 新型インフルエンザの日本での感染が200人を超えました。 このまま拡大すれば、中小企業の経営にも支障が出かねません。 政府は何かしらの中小企業向けの金融対策を打ってくれているのでしょうか? ------------------------------------------------------------------------ 【回答】 ------------------------------------------------------------------------ 現在のところ、財源を確保した、新型(豚)インフルエンザに対しての 中小企業向け融資などは実施されていません。 もし実施されるとしたら、WHOによるところの警戒レベルが フェーズ6に引き上げられて、経済に大きな支障が出始めてから になるのではないでしょうか。 その点については何とも分かりかねます。 よって、現時点においては、自ら“できること”を率先して 対策を講じていくしかないでしょう。 ------------------------------------------------------------------------ 【解説】 ------------------------------------------------------------------------ -------------------------------------------- ・直近の新型インフルエンザの状況について -------------------------------------------- もう皆さんも新聞やテレビ等での報道でご存知だと思いますが、 5月22日1時現在で、6都府県292人の方の感染が 確認されています。 各地で学校が休校になり、神戸では地下街が休業になりましたが、 このような状況が広がりヒト・モノ・カネの動きが止まれば 経済活動に大きな支障が出ます。 現在、100年に一度の世界不況といわれています。 そうなれば中小企業への影響は大きいでしょう。 -------------------------------------------- ・BCPについて考えてみる -------------------------------------------- もし、豚インフルエンザが蔓延して中小企業経営に影響が 出たとしたら‥‥、金融対策については、 「日本政策金融公庫」、及び「信用保証協会」「自治体」など において、支援概要が公表されるはずです。 その際は、情報収集を怠らないようにしてください。 当然ですが、先ずは、「身を守る」ことが大前提です。 また、これを機会にBCPにも関心を持って頂けたらと思います。 <BCP・緊急時企業存続計画または事業継続計画> http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/ BCPとは、企業が自然災害や新型インフルエンザの大流行 などの緊急事態に遭遇した場合に、中核となる事業の継続 あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき 活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを 取り決めておく計画のことです。 新型インフルエンザが発生した場合、従業員の欠勤や取引先の 休業、原材料の不足など、企業活動への影響が想定されます。 こうした企業活動への影響を最小限にとどめるために、 流行時における事業運営体制などを検討しておくとよいでしょう。 つまり、新型インフルエンザ発生時に、 ・継続する事業 ・縮小や休止する事業 などについて、検討しておきたいところです。 そして、継続すべき事業分野に関しては、 その計画について取りまとめておくことをお勧めします。 -------------------------------------------- ・資金調達について考えてみる -------------------------------------------- いざ、経済活動に大きな支障が出て、自社の事業が 中断せざるを得ないときには、当然のことですが、 どうしても資金繰りが厳しくなります。 大企業ならともかく、中小企業にとっては、 1ヶ月の稼動停止でも倒産しかねません。 少なくとも理想を言えば、2ヶ月くらいの 運転資金は確保しておきたいところですが、 この資金調達難の時代では非常に厳しいのが現実です。 それと、特にBCPを取得した企業に金融支援をしてくれる、 という明確なサポートはないようですが、公庫を中心に 災害資金等を中心に対応する体制はできているはずです。 少々古い情報ですが、ご参考にしてください。 http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_a/bcpgl_08_10_1.html http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_a/bcpgl_08_10_2.html またBCPに関してですが、 公庫では以下のような制度もあります。 <社会環境対応施設整備資金(環境・エネルギー対策貸付)> http://www.k.jfc.go.jp/yuushi/already/tyuusyo/spsearch/chiiki/19_syakaikanky otaiou_m.html ※改行の場合は、ブラウザーにコピー&ペーストでお願いします。 一部の金融機関では、独自の融資制度を 設けているところもあるようです。 関心のある方は調べてみてください。 既に述べましたが、新型インフルエンザによる中小企業の 資金繰りに支障が出始めるようでしたら、政府は緊急の対策 を実施するはずです。 その際は、公庫及び信用保証協会で対応するはずですので、 情報収集を怠らないようにしてください。 -------------------------------------------- ・インフルエンザ対策に関する情報源について -------------------------------------------- 情報収集においては、以下のWEBサイト等をご参照ください。 <インフルエンザに関する情報> ・厚生労働省HP http://www.mhlw.go.jp/index.html ・厚生労働省 都道府県による新型インフルエンザ相談窓口 http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html ・全国の発熱相談センターリスト http://hatsunetsu.info/ ・ヤフー インフルエンザ情報 http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/swine_flu_in_japan/ <豆知識> ・新型インフルエンザから身を守る知っておきたい感染予防策 (動画・2009年03月29日) http://www.youtube.com/watch?v=WNQ7Y9d4D4k&feature=related ・N95マスク・防じんマスクDS2に期待される効果と限界 について(動画) http://www.youtube.com/watch?v=kKHnI1piKC8 ・N95マスク・防じんマスクDS2の正しい使用法に関して(動画) http://www.youtube.com/watch?v=J8XoIy2LhCE&feature=related ・新型インフルエンザ対策ページ http://www.nopandemic.jp/index.html ・水沢家が新型インフルエンザに立ち向かう! http://pandemicflu.jp/ <資金調達関連> ・日本政策金融公庫 http://www.jfc.go.jp/ ・商工中金 http://www.shokochukin.co.jp/ ・信用保証協会 一覧 http://www.zenshinhoren.or.jp/others/nearest.html ------------------------------------------------------------------------- 【結論・参考】 ------------------------------------------------------------------------- マスコミの煽りに扇動されることなく、冷静に状況を確認することが 重要ではないでしょうか。 しかし、あまりにも冷静すぎても駄目です。 経営者は、常に「もし‥‥」の時のことを想定して 事前、事前に対応しなくてはいけません。 それがリスク管理の鉄則です。 発生してからでは遅いのです。 先ずは情報収集を怠らないようにしましょう。 また、マイベストサポート(MBS/吉田学)では、 資金調達に関するタイムリーな総合情報を 会員向けに提供しています。 よろしければ参考にして下さい。 ・中小企業経営者向け会員制度 ・士業向け会員制度 http://www.mbs-con.com/mbssupport.html ・税理士・会計事務所向け会員制度 http://www.fa-ps.com/ <文責・吉田学> ──────────────────────────────────── 〔2〕 編集後記 ──────────────────────────────────── 今回は、「新型インフルエンザ」流行の今だからこそ、 経営者として知っておきたい情報を資金調達専門家の 吉田氏に解説してもらいました。 たしかに、今回のインフルエンザの症状は それほど重くはなさそうです。 しかし、文中にも 『事前、事前に対応しなくてはいけません』 とありましたように、 経営では自動車の運転と同じように 「だろう」経営ではなく、 「かもしれない」経営が必要です。 「新型インフルエンザ」も影響も どこまで広がるかはわかりません。 考えておいて損はないでしょう。 ぜひご検討くださいませ。 それでは、また次回も宜しくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行者:インブルームLLP 山田真哉(公認会計士)・緒方美樹(税理士)・宮崎剛(税理士) 木村聡子(税理士)・長江博仁(行政書士)・吉田学(資金調達専門家) URL http://www.inbloom.jp/foresight/ ======================================================================== 当メールにより生じる損害等について責任は一切負いません。 本メールマガジンの内容の無断転載を禁じます。 ======================================================================= ■Copyright(C)2009 in bloom LLP All rights reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


