2008/12/17
【インブル総研 09】 3日連続配信第2弾!具体的にわかる「緊急保証制度」活用術
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ■□■□■ ■□■□ 『インブル総研 最新の経営知識、はじめました。』 第9回 ■□■ ■□ インブルームLLP 発行 http://www.inbloom.jp/foresight/ ■ 読者数 8590人 2008/12/17 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ──────────────────────────────────── 『結構使える!つまみ食い「新会社法」 速報版』を大幅リニューアル。 各専門家が、“経営に役立ちそうな” 最新の会計・税務・法務・金融情報をお送りいたします。 ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇ 目次 〔1〕 【Q&A】 緊急保証制度について ◆◇ 〔2〕 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ──────────────────────────────────── 〔1〕 【Q&A】 緊急保証制度について ──────────────────────────────────── ------------------------------------------------------------------------ 【ご質問】 ------------------------------------------------------------------------ 10月31日から実施されている緊急保証制度ですが、 この内容及び手続きについて教えてください。 ------------------------------------------------------------------------ 【回答】 ------------------------------------------------------------------------ この緊急保証制度は、10月16日に成立した 補正予算を受けて開始されたものです。 <中小企業庁HP> http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/kinkyuhoshou/index.htm <テレビCM> http://j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/asx/master_640.asx 現在、6兆円の保証承諾枠で実施されています。 年末に向かって、その利用は急増しています。 年明けに第二次補正予算が成立して、 予算は20兆円に拡大される予定です。 以下、概要及び手続きについて解説いたします。 ------------------------------------------------------------------------ 【解説】 ------------------------------------------------------------------------ -------------------------------------------- ・緊急保証制度とは? -------------------------------------------- 緊急保証制度とは、平成20年8月29日に政府与党にて 決定された「安心実現のための緊急総合対策」を受けて、 10月31日から開始されている新しい信用保証制度です。 正式名称は、「原材料価格高騰対応等緊急保証」と言います。 この制度は、原油に加え原材料価格の高騰や 仕入価格の高騰を転嫁できていない中小企業者の 資金繰りを支援するため、現行制度の抜本的な 拡充・見直しを行ったものです。 原油・原材料価格の高騰や仕入価格の高騰の影響を 強く受けている業種の中小企業者を対象として、 民間金融機関からの融資を受ける際には信用保証協会 が保証をしてくれます。 これまでに普通保証枠を利用していても、 この制度は別枠になりますので、保証承諾してもらえる チャンスはあります。 -------------------------------------------- ・緊急保証制度の内容について -------------------------------------------- ●対象について “指定業種”に属し、『売上減少』または『転嫁困難』について 市区町村長の認定を受けた中小企業者が対象となります。 この指定業種ですが、当初は545業種で開始されましたが、 現在は、698業種までに拡大されています。 <“指定業種”の詳細> http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/081205KinkyuuHoshouGyoushu.htm ●『売上減少』、『転嫁困難』について “指定業種”規定以外にも、以下のいずれかの要件に当てはまる 事業者が対象となります。 1.指定業種に属する事業を行っており、最近3か月間の 平均売上高等が前年同期比マイナス3%以上の中小企業者。 2.指定業種に属する事業を行っており、製品等原価のうち 20%を占める原油等の仕入価格が20%以上、上昇している にもかかわらず、製品等価格に転嫁できていない中小企業者。 3.指定業種に属する事業を行っており、最近3か月間 (算出困難な場合は直近決算期)の平均売上総利益率 又は平均営業利益率が前年同期比マイナス3%以上の中小企業者。 <計算例> 最近3か月の平均売上総利益率が33%で、前年同期が35%だった場合 (35−33)/35 × 100 = 5.7% 5.7% ≧ 3% (認定基準クリア) ●保証枠等について ・2億8千万円(うち無担保8千万円)まで別枠で保証可能です。 ・責任共有制度の対象外(保証協会が100%保証) ●期間 ・10月31日から1年半。 ※ 対象業種は3ヶ月に1回の見直しをしていく予定。 ※ 審査に当たって中小・小規模企業の経営実態を 十分勘案するよう基本方針が提示されています。 (中小企業庁→信用保証協会連合会→各保証協会)。 ※ 信用保証協会や金融機関の対応に不満や疑問があれば、 経済産業局等の「緊急相談窓口」で聴取・対応してくれるので 必要に応じて活用してください。 -------------------------------------------- ・緊急保証制度の手続きについて -------------------------------------------- 本制度の手続きのポイントは、 「市区町村長の認定を受けた中小企業者が対象になる」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ という点です。 実際の保証審査はもちろん信用保証協会で 行われますが、協会に申込みをする前に 自治体への認定申請の手続きが必要になるのです。 これは実際にはさほど難しい手続きではありません。 10年前に実施された安定化保証制度や 現在実施されているセーフティネット保証 の手続きを経験された方はご存知でしょう。 全く“わからない”という方は、 地元の自治体にお問い合わせ下さい。 現在、これに関する問題としては、 自治体の窓口が大混乱しているということです。 予約なしで自治体の窓口に行きますと、 3〜4時間待たされる・・・ということもあるそうです。 また、自治体によっては、 予約をしても1〜2時間待たされた・・・というような ケースも発生しているようです。 各自治体も臨時窓口を開設していますが、 対応できないほどの認定申請数だそうです。 これは、地域間格差が当然あると思いますが、 ご検討される方は出来るだけ早急に自治体の 窓口にご相談下さい。 この認定手続きをしなくては、信用保証協会は 保証審査をすることができません。 このことをお忘れなく!! ------------------------------------------------------------------------- 【結論・参考】 ------------------------------------------------------------------------- 緊急保証制度のポイントをまとめますと、 大前提として、以下の3点に集約されるでしょう。 1.指定業種に該当するか? 2.『売上減少』、『転嫁困難』業種に該当しているか? 3.自治体の認定申請をしなくてはいけない。 それと、この保証制度は、 1.別枠である。 →2億8千万円(うち無担保8千万円)まで“別枠”で保証可能。 2.責任共有制度の対象外である。 →責任共有制度の“対象外”(保証協会が100%保証) ということです。 これらのポイントを押さえて下さい。 申請される方は、すぐに自治体に 認定申請をして下さい! <文責・吉田学> ──────────────────────────────────── 〔2〕 編集後記 ──────────────────────────────────── 今週は「中小企業金融ウィーク」と題しまして、 3つのテーマを3日間連続で配信しております。 第1弾:中小企業の金融対策について 第2弾:緊急保証制度の手続き方法について 第3弾:最新の資金調達情報について (緊急保証制度の続き、日本政策金融公庫等について) また現在、インブルームLLPパートナーの吉田学が 「経営者」、「士業」及び「税理士・会計事務所」向けに 中小企業の資金調達に関する最新ノウハウ・情報提供 を行っています。 ご興味のある方は、以下のWEBサイトにアクセスして みてください。 ・中小企業経営者向け、士業向け会員制度 http://www.mbs-con.com/mbssupport.html ・税理士・会計事務所向け会員制度 http://www.fa-ps.com/ 以下のレポートは、会員向けに毎月配布しているものです。 よろしかったご参考ください。サポートの一例です。 http://www.mbs-con.com/reposample.pdf (ちなみに、「士業・税理士事務所」向けには、テキスト版で配布しています。 顧問先等にご自由に“名入れ”で配布することができます) それでは、明日の「中小企業金融ウィーク」第3弾もお楽しみに。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行者:インブルームLLP 山田真哉(公認会計士)・緒方美樹(税理士)・宮崎剛(税理士) 木村聡子(税理士)・長江博仁(行政書士)・吉田学(資金調達専門家) URL http://www.inbloom.jp/foresight/ ======================================================================== 当メールにより生じる損害等について責任は一切負いません。 本メールマガジンの内容の無断転載を禁じます。 ======================================================================= ■Copyright(C)2008 inbloom LLP All rights reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


