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「脱コンビニ食!」(平凡社新書)などの著者で、食生態学者である山田博士(ひろし)が送信。食費にお金をかけないほうが健康になるという大原則や、心と体を破壊する食品を、商品名で公表。アレルギーや難病、非行に困っているかたに朗報です。相互紹介募集中。

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2008/04/23

隔日刊「暮しの赤信号」 4/23(水)881◆たとえば「日本ハム」の子会社が、焼き豚やベーコン、ハムなどの肉に、偽りの黒豚と……

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              ★食卓の事件簿★

>>>         隔日刊メールマガジン「暮しの赤信号」
                  (月、水、金の早朝5時に発行)

              2008年4月23日号(水)
                No.881
            発行人/山田博士(ひろし) [毎回、8000部発行]
          URL/http://www.kt.rim.or.jp/~setu/yama.shtml
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『脱コンビニ食!』(平凡社新書)などの著者で、食生態学者(米国イオン
ド大学教授)の山田博士(ひろし)が、早朝の5時に配信。食べものだけで
なく、人としてのありかた、生きかたをいつも考えます。なんともユーモラ
スな文体が人気のようで……。 [まぐまぐの「殿堂入りマガジン」です]

 

            ▼今日、あなたにお伝えしたいこと▼
          
   やあ、いらっしゃい!
   今日は、文中で述べたように、「白豚を黒豚を言い含める
   企業たち」
   ということについて少しだけ……。


▼本文(連載214)

第5章(大疑問5)
   なぜ、コンビニ食企業の社長たちが、この大切な質問に答え
   ようとしないのだろう
  ─ そのコンビニ食企業の倫理観を、あなたはまだ信じますか─


──────────────────────────────
 たとえば「日本ハム」の子会社が、焼き豚やベーコン、ハムな
 どの肉に、偽りの黒豚と…… 
──────────────────────────────

(前回の記事は下記の同じ箇所をご覧下さい。その続きとなります)
 → http://archive.mag2.com/0000141214/20080421050000000.html

 
 ところで、最近になって、企業の信じられない倫理違反が目立つ
ようになりました。

 これは、いま突然に明らかになったというわけではけっしてなく、
リストラなんていう名前で簡単に首を切られてしまった元社員のう
めき声が、「内部告発」なんていう形で表面に噴き出してきたのか
もしれません。

 まあ、もしそうなら、可哀想ではありますが、いわば自業自得
(じごうじとく)とも言えますよね。
 いままで企業内で、臭(くさ)いから蓋(ふた)をしておけなん
て言われていたものが噴きだしたのでしょうから。

 こんな社会が、ぼくたちの誇る国ニッポンだったんだと、多くの
かたはいまは恥ずかしくて、外国ではうつむきながら歩いていらっ
しゃるのじゃありませんか。

 たとえば「日本ハム」の子会社。
 この会社が、焼き豚やベーコン、ハムなどの肉に、「鹿児島黒豚」
と大きく……。

                 
(次回へつづく) 

【ぼくの著書『最新 危ないコンビニ食』(現代書館)P.140】
───────────────────────────────


           ■山田からのコメント■
   

 本文で述べました、この「日本ハム」の問題。

 次回でこの続きを述べますが、少しだけここで補足しておきましょ
うか。

 いまから5年ほど前。
 この会社の子会社が、自社の食べものに大きく「鹿児島黒豚」と
表示して販売していたんですね。
 ところがそれは真っ赤なウソだった……。

 このような大きな企業でさえ、こういうことを平気でするという
事実。
 どうか皆さんはそのあたり、よくふまえていて下さい。

 多くのかたは、テレビなどで大きく宣伝されている企業ならすこ
ぶる安心だと思っていらっしゃる。

 もちろん、宣伝していない小さな企業でも、それと五十歩百歩の
ようなところも多々ありますから、宣伝しているから悪くて、そう
でなければいいというわけではありません。どちらがどうのなんて、
とても言えないのですが……。

 この「鹿児島黒豚」、じつは日本国内に広めたのは、内緒ですが、
ぼくの力も少しはあったんです。
 まだ、この「黒豚」という名前自体、ポピュラーではなかったあ
のころ。
 いろいろ取材して、当時発行していたぼくの小冊子で、その入手
法なども具体的に述べたのでした。

 当時、20代から30代だったぼくは、肉そのものが必要なもの
か不要なものか、それらの是非については、まだそれほど気にして
はいなかったんですね。

 抗生物質漬けや配合飼料漬けの肉を少しでも避け、国民に「いい
肉」を紹介したいと思っていただけだったんです。
 だから、「どういう肉」だったらいいのだろう、というスタンス
(立場)だったんですね。

 肉自体について疑念を感じているいまから思えば、もう面目(め
んぼく)なくて、いまさら皆さんの目の前にのうのうと顔など出せ
ません。だからいま、うつむいてこれを書いています(笑)。

 その当時ぼくは、この黒豚の事実を知りたくて、急遽、鹿児島へ
飛びました。
 そこで○○を飼育している養豚家のかたなどに精力的に取材をし、
文章をまとめて世間に発表したのです。

 この黒豚は、ほかの豚と違って、配合飼料ではなく、サツマイモ
の蔓(つる)を食べてでも十分育つ豚なんですね。
 だから化学薬品に染まった配合飼料など、まったく不要なんです。
 もちろん肉質もいい。

 もっともそのため、生育するのにグンと時間がかかります。
 だからその分、ほかの豚と異なり、価格も高くなるというわけな
んですね。

 ところが、実際にはそうでなくて安い豚なのに、「鹿児島黒豚」と
いう名前を自社の商品に大きく書き込んだ企業があったんです。
 実態はアメリカ産の白い豚などを使っていたわけなんですね。
 それが、本文で述べた、「日本ハム」の子会社……。

 なんとも卑怯(ひきょう)で、男らしくありません。
 あ、す、すみません、女らしくない……と言い換えられても、も
ちろん構いませんけれども……(笑)。

 でも、いまの日本の企業の素顔が、これでよ〜くのぞけました。

 どうか皆さん、いつもぼくが述べているような食べものの原則と、
他人(企業)が加工したものの怖さを改めてお思い下さい。
 ましてや、外食ではどんな食材を使っているのか、その企業の人
間でさえ、専門部署の一部の人しか分からないんですよ。

 それにしても、白豚を黒豚だなんて、まさしく、目を白黒させて
しまいますよね。大きくグルグルグルっと……。
 ハハハ……。それじゃまた次回ね。ご機嫌よう。(山田博士)

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│           (2008.4/23)
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│ 試験:下記の○○に、選択語句から正しいと思われるものを選
│    んで、入れてみよ。ただし2文字とは限らない。
│                 
│ 「そこで○○を飼育している養豚家のかたなどに精力的に取材
│  をし、文章をまとめて世間に発表したのです」
│                 
│       【選択語句→ 白豚、酢豚、黒豚】
│     (答えは、本誌の最後部に書いておきました)  
│                 
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           本日も、お読み下さり、ありがとうございました。

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