2009/06/17
広告の真の効果と狙いが見える『CM Marketing eye』 Vol.33
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 2009.6.17 vol.33 ◇◆◇ 広告の真の効果と狙いが見える ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ \\ CM Marketing eye \\ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ http://www.tems.ne.jp ◇◆◇ <お知らせ> (株)ビジネス社刊 『 CM好感度No1. だけどモノが売れない謎 』 〜 明日からテレビCMがもっと面白くなる マーケティング入門 〜 「Amazon」では、好評発売につき、数度に渡る品切れ状態です。 ご迷惑をお掛けしております。 下記、ネット販売では数日内配送が可能です。 「楽天」 http://search.books.rakuten.co.jp/bksearch/dt?g=001006&bathr=%C2%EB%CC%EE%B5%C1%BE%BC 「紀伊国屋書店bookWeb」 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/482841505X.html 「YAHOO! ブックス」 http://books.yahoo.co.jp/search?k=0&p=%C2%EB%CC%EE%B5%C1%BE%BC%A1%BF%C3%F8 --------------------------------------------------------------- 企業広告編も第3回目になりました。今回の「CM マーケティング アイ」では、社会貢献を訴求した企業CMを分析していきましょう。 環境問題や発展途上国での医療従事など、様々な問題に対する企業活 動を紹介するタイプの「社会貢献型企業CM」。 果たして、そのようなタイプの企業CMにはどのような効果があるの でしょうか。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今回のCM&Topic】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◆ ◆◇ ◇◆ 意外と知らない「企業CM」の目的 (その3) ◆◇ ◇◆ ◆◇ 社会貢献型CMは「社会」と「企業」の架け橋しに ◇◆ ◆◇ ◇◆ ------------------------------------------------------------------ 写真フィルム事業で国内最大手のメーカーと言えば「富士フイル ム」。毎年お正月には「お正月を写そう〜♪」というサウンドロゴ でお馴染みのCMをオンエアしています。 そんな富士フイルムも、フィルム業界の最大手メーカーとして、 企業CMを放送しています。では、2007年にオンエアされた企業 CM、「マンモグラフィ編」をクローズアップしてみましょう。 CMに登場するのは富士フイルムの研究員の女性。この女性が、 「まさか自分が乳がんの研究をするとは思っていなかった」「早く 検診を受けて欲しい」などと、等身大の思いを語ります。 その言葉は、「乳がんの撲滅」を掲げる「ピンクリボン活動」が、 富士フイルムという企業の願いであり、姿勢であることを伝えてい ます。 CMの最後に“世界は、ひとつずつ変えることができる。”とい うナレーション。これは富士フイルムの企業メッセージです。 「ピンクリボン活動」とは、乳がんの撲滅、検診の早期受診を啓 蒙・推進するために行われる世界規模のキャンペーンです。乳がん は日本人女性の25人に1人が罹るといわれており、特に壮年層(30〜 60歳)の女性では、がん死亡原因のトップとなっています。 富士フイルムではCMだけでなく、企業活動としても、ピンクリ ボン運動への支援を行っています。 では、このようなCMによって、どのような効果があるのでしょ う?もちろん、このCMによって、「社会貢献をしているよい企業」 というイメージがつくことは想像に難くありません。 しかし、そのような表層的なイメージアップのためだけに、莫大 な出稿料を伴うテレビCMを放送するでしょうか? 富士フイルムはフィルム業界の最大手です。フィルムだけでなく、 カメラや双眼鏡など、あらゆる商品を世に送り出しています。そん な中、富士フイルムが乳がん検診に使用する医療機器「マンモグラ フィ」を作っているということは、その商品の特異性もあり、なか なか一般に知られることがありません。 このCMは、「へえ、富士フイルムってそういう商品も作ってい るんだ」と、視聴者に対して深い印象を与えることができるでしょ う。また、そのような「技術力の高さ」をアピールすることによっ て、富士フイルム製品に対する強い信頼を醸成することも考えられ ます。 さらに、主力商品である「FinePix」が身を置くコンパクトデジ タルカメラ業界は、既に飽和市場と言われて久しい業界です。画期 的な機能が登場しない中、前回「CMマーケティングアイ」で紹介 したホンダと同じように、イメージによって購買が大きく左右され る成熟した商品となってしまいました。 そんな中で創出される「マンモグラフィによって社会貢献をして いる」というイメージは、技術の裏づけを通して、富士フイルムの イメージ形成に大きく貢献することとなります。結果、身近な商品 である「FinePix」の売上伸張にも一役買うことができるというわけ です。 そして、企業はそのイメージによって得た利益によって、さらな る社会貢献活動を続けることができるようになるのです。このよう な好循環にテレビCMが一役買っているということは、テレビCM にかかわる身としてもうれしい限りです。 富士フイルムCMインデックス http://fujifilm.jp/cm/ 富士フイルム「乳がんと闘う」特設サイト http://and-fujifilm.jp/cancer/index.html *)動画・画像はスポンサーのホームページへのリンクとなります。 リンク先が変更されている場合がありますがご了承ください。 ※次回のCMマーケティングアイは「企業CM編」もいよいよ 最後。パナソニック(旧松下電器産業)の「お詫びCM」か ら、企業CMを考えていきます。お楽しみに! ◇◆----------------------------------------------------------◆◇ 【発行者】CMコンサルティング (株)テムズ 代表取締役 鷹野義昭 【ホームページ】http://www.tems.ne.jp 【バックナンバー】 http://www.tems.ne.jp/marketing-column/column_backno.html 【ご意見・ご感想・ご質問】info@tems.ne.jp このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用し ています。配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000140927.htm ◇◆----------------------------------------------------------◆◇



