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CMの本当の効果って???。作品賞を獲るCMが必ずしも優れた広告とはいえません。テムズが18年間700素材を越えるCM分析とコンサルティングの知見から、最近のCMをマーケティング視点から鋭く斬ります。

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2009/05/13

広告の真の効果と狙いが見える『CM Marketing eye』 vol.31

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆  2009.5.13  vol.31  ◇◆◇

 広告の真の効果と狙いが見える
 
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          \\ CM Marketing eye \\ 

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 今回から「CMマーケティングアイ」では、4回にわたり「企業CM」
 
 を特集します。

 広告量の多さに比べて、その目的があまり知られていない企業CM。
 
 果たして、企業は何のために莫大な金額をかけて「企業CM」をオン

 エアするのでしょうか?


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【今回のCM&Topic】
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◇◆  意外と知らない「企業CM」の目的  (その1)
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◆◇  企業CMは誰のため?
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  一般企業の放送するCMには、大きく分けて2種類のCMがあり
 ます。「商品CM」と呼ばれる商品・サービスを売るためのCM。
 そして、「企業CM」と呼ばれる、企業としてのメッセージを放送
 するCMです。

  2008年には551社・12万本もの企業CMがオンエアされました。

  けれども、ご存知の通り、CMにかかる費用はとても高額です。
 売上と連動しやすい商品CMならばその費用対効果にも見合うもの
 になるでしょうが、果たして、「商品」が存在せず、売上に直結し
 ない企業CMは本当に費用対効果に見合っているのでしょうか?



  さて、企業CMとは、誰をターゲットとしてオンエアされるので
 しょうか?それは大きく分けて、次の4つに分類することができま
 す。



 ■1.まずは「一般消費者」。商品・サービス力で差別化が難しい
    商品は、企業自身のもつブランド力がものをいうもの。

  市場が飽和状態となっているプラズマテレビや、サービスの差別
 化が難しい保険などがこの部類に属すると言えるでしょうか。企業
 の持つブランドイメージが、売上の上昇に直結する場合、ブランド
 力を高めることが、そのまま売上向上の手段となります。



 ■2.そして、「企業の従業員や取引先」をターゲットとしても、
    企業CMは制作されます。

  インナー対策と呼ばれるこの方法には、従業員の士気を高めたり、
 取引先を安心させるなどの効果があります。多くのグループ会社を
 抱える企業であれば、数万人の従業員を有します。

  この規模はTVCMのターゲットとして、決して幅広くはありま
 せんが、「CMをやっているあの会社に勤めている」という自負を
 数万人の従業員に与えるためには、高い金額ではないと考えられま
 す。

  また、そのようなCMをオンエアすることによって、取引先にも
 信頼して取引をしてもらえるという効果があります。



 ■3.企業に対する認知を広げることは「新卒者」のリクルート対
    策にも有効です。

  特に、BtoB商材などを扱う企業、つまり消費者にはあまり知
 られていないような企業では、認知の拡大が学生の確保に対して不
 可欠。一般的に新卒者採用の一人あたりに対する費用は100万円以上
 とも言われています。

  企業の未来を担う良質な人材を確保するための投資としても、企
 業CMは効果を発揮するのです。



 ■4.最後に投資家や地域社会などの「ステークホルダー」対策と
    しても企業CMは有効になります。

  「CMを放送できるほど財務基盤が安定した会社」というイメー
 ジは、投資家に対しても好印象を与え、株価への作用も小さくあり
 ません。

  また、企業CMに多くみられる「地球環境への貢献」といったメ
 ッセージは、その企業が活動をする地域社会に対してもよいイメー
 ジをもたらし、円滑な企業活動を推進する役割を持っています。




  企業が商売をする上で、何よりも欠かせないのは「知名度」と
 「信用」です。

  企業CMの目的とは、TVCMの持つ「信頼度」をその企業ブラ
 ンドに対して付加することなのです。その信頼度を手段としながら、
 上記のようなターゲットに、その「企業」を発信することで、実は
 企業CMにも莫大な費用をかける価値が生まれているのです。



  これから3回にわたり「CMマーケティングアイ」では、実際に
 オンエアされた企業CMを元に「何のため」に企業CMがオンエア
 されているのか、その目的を探ります。



  ※来週の「CMマーケティングアイ」では企業CM編の第1回目
   として「本田技研工業」の「ASIMO」を取り上げます。
   お楽しみに。


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【発行者】CMコンサルティング (株)テムズ 代表取締役 鷹野義昭

【ホームページ】http://www.tems.ne.jp

【バックナンバー】
   http://www.tems.ne.jp/marketing-column/column_backno.html

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