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CMの本当の効果って???。作品賞を獲るCMが必ずしも優れた広告とはいえません。テムズが18年間700素材を越えるCM分析とコンサルティングの知見から、最近のCMをマーケティング視点から鋭く斬ります。

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2009/04/01

広告の真の効果と狙いが見える『CM Marketing eye』 vol.27

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆  2009.4.1  vol.27  ◇◆◇

 広告の真の効果と狙いが見える
 
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          \\ CM Marketing eye \\ 

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  今回から「CMマーケティングアイ」では「好意度の獲得のために」
 
 と題して、成功事例を元に、その方法を検証していきます。今回のテ

 ーマは冒頭の「サウンドロゴ」。確かに印象には残るけど、このサウ
 
 ンドロゴがどうして好意度を上昇させるのでしょうか?

 「ゲーム機戦争」と呼ばれる広告合戦でしのぎを削る「ソニー・コン

 ピュータエンタテインメント(SCE)」と「任天堂」、この2社の

 CMをサウンドロゴに注目して見てみましょう。

   
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【今回のCM&Topic】
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◇◆  CM好意度獲得のために  その2
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◆◇  「どちら様ですか?」そうなる前に名乗りましょ
◇◆       
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  SCEと任天堂と言えば、ゲーム業界でも最大手の2社。TV
 CMも数多く出稿し、その出稿量は他の業界と比較しても群を抜い
 ています。

  多くの企業では、会社名・商品名のサウンドロゴやナレーション
 はCMの最後に流すのが一般的。しかし、両社に共通しているのは
 CM冒頭にそれを流すことです。
 
  例えば、SCEが発売するプレイステーション用ソフトのCM冒
 頭で流れる「ジョーン」という効果音。誰もが「プレステCMの音」
 として認識しているのではないでしょうか?

  あのサウンドロゴを聞くだけで「これからプレステのソフトの
 CMが始まるのだな」と条件付けられていると言ってもいいでしょ
 う。プレイステーション用ソフトのCMでは、このように「記号化
 された音」によって、瞬時にCMの身元を明かしています。


 一方の任天堂はどうでしょうか?


  これまで、任天堂のCMではマリオがコインを取ったときの「チ
 ャリーン」と言うサウンドロゴがお馴染みでした。

  しかし、CMの冒頭部分に関して言えばNINTENDO64は
 「ロクヨン」と言うサウンドロゴ、ゲームボーイカラー、ゲームボ
 ーイアドバンスもそれぞれのハード名を読み上げるものとなってい
 て機種ごとにバラバラな状態。

  そのようなサウンドロゴでは視聴者がゲームソフトのCMに接し
 た時、機種こそ簡単にわかるものの、どこの企業のCMなのかはわ
 かりにくくなってしまいます。

  しかし、ニンテンドーDSやWiiの世代になってからは、ハー
 ドのロゴと共に流す明るめの「チャーン」という効果音で統一しま
 した。

  プレステとは対照的な白っぽい画面によって、一見して「任天堂
 のCM」ということがわかるようになったのです。

  では、冒頭のサウンドロゴによってメッセージ元をはっきりさせ
 ることはなぜ効果的なのでしょうか?

  サウンドロゴによって、CMの発信元を認知させることによって、
 視聴者の関心を呼び起こし、確実に情報を記憶させ、コミュニケー
 ション効率の向上が図ることができます。また、そのサウンドを聞
 き慣れていくことで、視聴者の方でも「○○のCMが始まるな」と
 認識することとなり、そのゲーム機の愛用者であれば、音がしただ
 けでぱっと画面に目が行くようになるでしょう。

  そして、今回のシリーズテーマである好意度に関しては、メッセ
 ージの発信元を伝達してからCMを見せる事で、視聴者に好意的に
 受け止めてもらえるということがあります。

  近頃スーパーでよく見かけるようになった生産者の顔写真つきの
 野菜。「誰が作っているのか」がすぐにわかることによって、消費
 者は安心して野菜を購入する事ができます。

  生産者=メッセージ元の企業と考えれば、視聴者の安心を獲得す
 る事が好意度の上昇につながるのはCMでも同様。顔が見えること、
 それは野菜だけでなくCMにとってもやはり重要なのです。

  特に近年、わかりにくいCMに対する好意度のスコアが著しく低
 くなる傾向があります。もしかしたら、このような傾向も食の安全
 問題などの世相を反映しているのかもしれません。

  一般的なマナーとして、自分が何者かしっかり名乗ってから物申
 すのは当たり前。そんな当たり前のマナーは、CM好意度を上げる
 ためにも必要なのです。
  
  そして、そのための効果的で効率的な方法が冒頭にあるサウンド
 ロゴなのです。
 

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【発行者】CMコンサルティング (株)テムズ 代表取締役 鷹野義昭

【ホームページ】http://www.tems.ne.jp

【バックナンバー】
   http://www.tems.ne.jp/marketing-column/column_backno.html

【ご意見・ご感想・ご質問】info@tems.ne.jp
 
 このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用し
 ています。配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000140927.htm

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