2009/03/17
広告の真の効果と狙いが見える『CM Marketing eye』vol.26
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 2009.3.17 vol.26 ◇◆◇ 広告の真の効果と狙いが見える ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ \\ CM Marketing eye \\ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ http://www.tems.ne.jp ◇◆◇ 今回から4週にわたって、「CMマーケティングアイ」では「CM好 意度」の重要性についてご紹介します。CMを評価するうえで、「内 容理解度」、「印象(インパクト)度」などと並び重要とされる「C M好意度」の指標。当然過ぎて誰も考えないCM好意度の意味や、そ の獲得方法など、わかっているようで実は奥が深い好意度についてお 話していきます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今回のCM&Topic】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇◆ ◆◇ ◇◆ CM好意度獲得のために その1 ◆◇ ◇◆ ◆◇ 「CM好感度」と「CM好意度」は違う ◇◆ ◆◇ ◇◆ ------------------------------------------------------------------ 「CM好感度ランキング」といえば、ワイドショーなどで取り上 げられ、誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。 CM総合研究所で行っているこの調査は、とても明快で、CMの 効果を測定する一つの重要な指標になります。そのイメージが一人 歩きしてしまうことによって、「好感度ランキングにランクインし なければ」なんて思っている広告担当者も多いようです。 しかし、この「CM好感度ランキング」は、純粋想起と呼ばれる 「記憶に残っているCM」という指標によって、ランキングが構成 されています。 つまり、「覚えているCM=好きなCM」という考え方から作ら れているものであり、そこには出稿量や、もともと持っているブラ ンドパワー、さらには調査時期と出稿時期のタイミングなどが関係 し、CM本来が持つ「好意度」とは、また別の要素が混じっている のです。 今回説明する「CM好意度」は、そのCMがどれだけ好まれるポ テンシャルを持っているのか、というものであり、出稿量や出稿時 期などの影響を受けない、CM質(=クオリティ)の独立した指標 のことになります。 まず、CMとは、本来企業からの一方的なメッセージです。「○ ○が発売!」「○○が開店」などといったメッセージを視聴者に見 てもらうためには、CMを好きになってもらうことが大切なのはい うまでもありません。 好意度の上昇によって、CMを受け入れてもらい記憶に残る確率 は格段に上がり、その広告効果は高くなります。 では、CM好意度さえ高ければ、それでよいCMといえるのでし ょうか? 例えば、旬のタレントを起用すれば、好意度はグンと上昇する傾 向があります。みんなの人気者が出ていたら、その映像自体も好き になるのは当然のこと。だからといって、旬のタレントだけを使い 続ければいいのでしょうか? 「商品のイメージに対してふさわしいか」、「商品のターゲット に対して適切か」、「そのタレントを使っている他のCMと被らな いか」、そして「PR効果が得られるか」、様々な要素を加味した うえで起用タレントは選定されます。 もし、それを怠れば、人気のタレントを出演させたとしても、た だ「好意度が高い」だけのCMになり、「効果の高い」CMである とはいえません。 CMとは、そもそも「メッセージを伝えるため」、そして「商品・ サービスを売るため」にオンエアされます。 CM好意度は確かに重要な指標ですが、それ自体が目的というわ けではありません。あくまでそのCMに含まれている「メッセージ」 を視聴者に伝達することで「売上」につながってこそ「効果の高い CM」なのであり、好意度の獲得はそのための手段にしか過ぎない のです。 これから3回、「CMマーケティングアイ」では、好意度を獲得 するための様々な方法を具体的なCMとともにご紹介します。 どれも好意度に優れたCMばかりですが、これらのCMたちはあ くまで好意度を「手段」として活用したものであり、CM好意度だ けに優れているわけではないということを忘れないで下さい。 <予告> 次週のCMマーケティングアイは、「サウンドロゴ」による好意 度獲得の好例として、ソニー・コンピュータ・エンタテイメントと 任天堂のCMを比較して分析していきます。お楽しみに! ◇◆----------------------------------------------------------◆◇ 【発行者】CMコンサルティング (株)テムズ 代表取締役 鷹野義昭 【ホームページ】http://www.tems.ne.jp 【バックナンバー】 http://www.tems.ne.jp/marketing-column/column_backno.html 【ご意見・ご感想・ご質問】info@tems.ne.jp このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用し ています。配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000140927.htm ◇◆----------------------------------------------------------◆◇ (株)ビジネス社から今春発刊予定 『 CM好感度No1. だけどモノが売れない謎 』 〜 明日からTVCMがもっと面白くなる マーケティング入門講座 〜 (仮題) 最新のCMとマーケティングメソッド、わかりやすい図表も豊富 に取り入れ、現在発刊準備作業中です。ご期待ください。 ---------------------------------------------------------------



