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CMの本当の効果って???。作品賞を獲るCMが必ずしも優れた広告とはいえません。テムズが18年間700素材を越えるCM分析とコンサルティングの知見から、最近のCMをマーケティング視点から鋭く斬ります。

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2005/08/23

広告の真の効果と狙いが見える 「CM Marketing eye」 vol.13

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 2005.8.23 vol.13 ◇◆◇

 
 広告の真の効果と狙いが見える
 
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          \\ CM Marketing eye \\ 

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ http://www.tems.ne.jp ◇◆◇


 夏休みのピークが過ぎ、8月も後半に入りました。

 「焼けるような太陽の日差し」と「すがすがしい秋風」が交互にやっ

 てくるハッキリしない最近の天気。夏バテ気味の体には、堪える気候

 が続いていますが、みなさん、夏風邪などひかれていませんか。

 さて、そんな大切な体調管理に関して、「医者の不養生」という戒め

 の言葉があります。

 これは、皆さんご承知のとおり、プロがその専門分野にもかかわらず、

 自分自身のことをおろそかにしてしまうこと。

 実はCMの世界でも、この諺(ことわざ)のようなことをよくみかけ
 
 ます。その代表例がTV局の「局自身」をPRするCM。もちろん、

 全部が全部そうではありませんが、媒体を提供する側のTV局がこん

 なCMしか創れないのかと悲しく思ってしまうことが度々あります。

 その他には、有名なコンサルティング会社のCMで、「このCM自体

 を、コンサルティングする必要があるだろうな〜」と思うことも…。

 今回、取り上げるCMは、そんな諺を吹き飛ばす、「CMのCM」に

 おける注目すべきCM展開です。

    
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【今回のCM&Topic】
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◇◆
◆◇  まだまだTVCMは元気です !
◇◆  
◆◇     
◇◆   社団法人 日本民間放送連盟
◆◇  
◇◆  CMのCM キャンペーン (みのもんた・松浦亜弥)
◆◇      
◇◆
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◆◇  8月28日は?

  CMのなかで出てくる8月28日は、1953年に日本で初めて、

 TVCMがオンエアされた日です。普段は身近過ぎて、生活に欠かせ

 ない「空気のような存在」になっているCMですが、そのCMに「あ

 らためて興味を持ってもらいたい」という意図で今回のキャンペーン

 は展開されています。


◆◇  他のメディアに押されるTVCM

  近年、インターネットの普及やメディアの多様化によって、TVの

 地位は以前ほど安泰なものではなくなってきました。私たちの分析で
 
 も、CMを数年前と同じ量オンエアしても、CMの認知度が低くとど

 まる、「到達効率の低下」がみられています。


◆◇  それでもTVの力は強いです
 
  ひとつのCMを大量にオンエアすると、実際の記憶に残る到達上限

 は、全国民の90%以上にも達します。対して、例えば全ての新聞に

 同一の広告を出しても、その到達上限は40%程度ですから、単一の

 媒体として圧倒的なパワーを持っています。

  情報伝達経路の多様化が進んでいるなかでも、6割の人が1日3時

 間以上テレビを見ており(2005年3月NHK調べ) 、日本国民に最も

 関わりの深い媒体であることは間違いないようです。


◆◇  CMでは2人のタレントを使って

  さて、肝心のキャンペーンCMですが、ユーモアのなかにも伝えた

 いことをキッチリ言った、わかりやすい表現となっています。

  そして、タレントを「みのもんた」と「松浦亜弥」の2人を立てる

 ことによって、CMタレント自体に対する人気から、キャンペーン全

 体を受け入れられる年齢層を拡大しています。また、4つのバージョ

 ンでメッセージ性の違いを持たせている点や、それらをローテーショ

 ンさせることで飽きさせない工夫も注目されます。

  さらには、オリジナルアニメの「コマーさる君」を共通キャラクタ

 ーとして、4種類のCMイメージが連動していることも見逃せません。


◆◇  しのぎを削り、工夫する時代へ

  とある広告代理店マンによれば、かつてTV局は、「殿様の商売」

 と言わしめるほどの営業姿勢だったそうです。が、昨今、メディアの

 多様化によって競争が激しくなり、様々な知恵と工夫が創出され、今

 回のキャンペーンのような新しい試みも見られるようになってきまし

 た。ある意味、今まで工夫が必ずしも十分でなかった分、そのポテン

 シャルはまだまだ高く、他媒体との連携など、アイディアしだいでは、

 これからも確たる地位を維持できる媒体ではないでしょうか。

  そして私自身も、TV全盛期から広告に関わるものとして、「CM

 ガンバレ」と、これからもエールを送り続けたいひとりでもあります。


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【CM内容・ナレーション】

●「CMのCM」 出稿開始日2005年8月1日 15秒素材

−映像−
        あやや人形を手に腹話術をしている松浦亜弥
−音声−
      ♪ :CMのCM
    松浦亜弥:「ねえ、あやや。CMって楽しいね」
  腹話術の人形:「楽しいね」
    松浦亜弥:「ほんとにそう思ってる。誰かに言わされてない」
  腹話術の人形:「腹話術だもん、言わされてるに決まってるじゃん」
     N A:エンジョイCM
   コマ−さる:「8月28日はテレビCMの日」
−画面テロップ−
    CMのCM コマーさる君
    Enjoy CM!
    8 28 テレビCMの日 民放133社 www.enjoy-cm.com 

CM映像関連ページ(楽しいCMのクイズもあります)
http://www.enjoy-cm.com/
     
 *上記はスポンサーのホームページへのリンクとなります。
  リンク先が変更されている場合がありますがご了承ください。


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【発行者】CMコンサルティング (株)テムズ 代表取締役 鷹野義昭

【ホームページ】http://www.tems.ne.jp

【バックナンバー】
   http://www.tems.ne.jp/marketing-column/column_backno.html

【ご意見・ご感想・ご質問】info@tems.ne.jp
 
 このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用し
 ています。配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000140927.htm

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<あとがき>

 BS・CSの登場、インターネットの普及、デジタル放送化等、地

 上波TVを取り巻くメディアの環境は大きく変化しています。

 私たちテムズでは、TVCMにおけるマーケティング戦略立案の一

 環として、オンエア量に対するCM認知率をシミュレーションする

 モデル式を作成することがしばしばあります。そのなかで、ここ5

 年くらいの間にCM到達効率は変化しており、到達度では5ポイン

 トほどの低下がみられています。

 しかしながら、TVによる広告は、動画映像と同時に音声も送れ、

 一般家庭への端末(=テレビ受像機)普及率ほぼ100%を背景に、

 他媒体に比べて、優位性をたくさん持っています。そして、日本国

 民にとって、これほど手軽で身近な媒体は、他には無いといっても

 過言ではないでしょう。
 
 BS・CSなどの多チャンネル化が進んだとき、多岐に渡る個人の

 嗜好への対応から、一般地上波の凋落が危惧されました。しかしな

 がら、リアルタイムに一斉送信される地上波は、相変わらず根強く

 国民から支持されています。その根底には、「横並び好き」の日本

 人として、情報は「皆と一緒にいられること」の「安心を手に入れ

 るための共有手段」である点も大きいような気もします。そう、噂

 でいっぱいのワイドショーが全盛のうちは、まだまだTVの影響度

 は捨て難いものといえるのではないでしょうか。

 いずれにしろ、地上波TVの一辺倒のような時代から、今後もメデ

 ィアの分散化が進むことは間違いありません。その際には、各メデ

 ィアの棲み分けが図られ、その特性によるポジショニングや優位性

 が更に明確になると考えられます。

 また同時に、効率的なメディアを選別するための、それら各媒体の

 広告効果の検証が、よりシビアに求められてくることは間違いない

 ようです。

 関連情報)テムズ「広告効果測定調査」
 http://www.tems.ne.jp/product/koukokukoukasokutei.html

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