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2008/07/06

気ままおやじの「花と遊ぶ」

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┃  〜 気ままおやじの“花と遊ぶ” 〜      第182号 2008/7/6
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「音読み(おんよみ)」と「訓読み(くんよみ)」

アジアの漢字圏は広く、日本と韓国を除いて、文法が同じなのだそうです。
日本と韓国が同じ文法なのだそうですが、漢字の読み方がまったく違います。

漢字が日本に伝来され、その漢字の古代支那語の読み方を「習った」訳でこれを
「音読み(おんよみ)」といいます。すなわち中国(古代支那語)の漢字発音です。
中国の漢字発音は「一音発声」です。
しかし、日本には漢字でありながら「音読みにも幾通り」もの発音があります。
どうしてなのでしょう?

それは一番最初に、5世紀から6世紀に掛けて仏教とともに「呉」地方から
「経典と僧侶」が一緒に伝わったことによるのです。
この時代の読み方を「呉音(ごおん)」と呼びます。
次に、奈良時代になって遣唐使が盛んに交流し始めると首都「長安」では「呉音」が
通じません。
そこで、長安の読み方を習い「漢音(かんおん)」として日本に伝えられました。
やがて遣唐使が廃止されて鎌倉時代から室町時代に掛けて、禅宗のお坊さんの交流が
盛んとなります。
この時期になると支那語の発音が変化しており、この時期の発音を「唐音(とうおん)」
と呼んでいます。
このように、漢字一字が「三種類の発音(読み方)」全部取り入れられて、発展し定着
していきました。
例えば「行」と言う字の場合
呉音では「ギョウ」となり「修行(シュギョウ)」「行者(ギョウジャ)」
漢音では「コウ」となり「旅行(リョコウ)」「行軍(コウグン)」
唐音では「アン」となり「行燈(アンドン)」「行脚(アンギャ)」となります。

このように同じ文字でありながら使われ方によって発音が違うという複雑な文字が誕生
したわけです。これは漢字圏において特異な現象です。

さらに「日本語(ことば)」を文字に変換するために「漢字の意味」を当てはめて読ん
でいきました。
この方法が「訓読み(くんよみ)」とよばれるものです 。
元々の漢字が、一字でいろいろな意味を持つ場合があるために、訓読みも多くの読み方
に変化していきました。
例えば「生」という字ですが、
「いきる」「はえる」「なま」「おう」「「き」「うむ」「うまれる」「いかす」「うぶ」
「いのち」と多岐にわたります。
一説では150種類にも及ぶものがあるとか?
これではたまりませんね!!!

まだ「ね」を上げてはなりませんぞ!!!!
日本で創られた(創作された)文字(漢字)もあるのだそうです。
まさに驚きですね!!
これを「国字」と呼ぶのだそうです。
「峠(とうげ)」「畑(はたけ)」「辻(つじ)」などで「音読み(おんよみ)」がないのが
特徴だそうです。でも例外もあるとか?

そして「重箱読み」(音読み+訓読み)「湯桶読み」(訓読み+音読み)と複雑なもの
まであります。

さらに「国訓」と言われて日本独自の読み方の文字もあるのだそうですよ!!
「椿(つばき)」「「蛸(たこ)」「鮭(しゃけ)」「鮎(あゆ)」などで、中国ではまったく
違ったものだそうです。動植物の名前に多いのだそうです。

初めは、中国から教えてもらった漢字ですが、長い年月の中で、日本独自のものに発展
してきた漢字です。
オリジナルを、自分のものにしてしまう変換技術は、古代より日本人が得意とした感性
だったのかもしれませんね。
外国の「一文字」から、片仮名を生み、平仮名を考案したこと自体が「オリジナル」な
のだから、驚きの一言につきます。


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