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2008/06/22

気まま親人「花と遊ぶ」

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┃  〜 気ままおやじの“花と遊ぶ” 〜      第180号 2008/6/22
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┃ 大阪の花屋の「気ままおやじ」です。花を通して触れ合ってきた人々への
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源氏供養

説教話の天才「澄憲」は、藤原通憲の子供であり、血筋もよく、しかも優れた才能に
恵まれた人でありました。
類まれな雄弁と、呪力で雨を降らせたとして有名な、天台宗の僧侶でした。
その子供「聖覚」(藤原通憲の孫)も説教名人で、しかも呪力で、法然の瘧(おこり)
を直したと言われています。
親鸞(しんらん)や熊谷直実(くまがいなおざね)を法然上人に引き合わせたのも
聖覚でした。
熊谷直実は一の谷の合戦で平敦盛を討ち取った人物です。
こうした活動を大宮寺之内辺りに在ったとされる「安居院」で、地位、名声を武器に
活躍していました。
しかし、織田信長の焼き討ちに合い「安居院」は焼失してしまいました。

平安時代の末法思想では「阿弥陀信仰」と「浄土思想」が流行し、「狂言」「綺語」を
操る文学も地獄に落ちる原因になると説かれ「源氏物語」の作者「紫式部」も地獄に
落ちて苦悩している、と信じられていました。
架空の物語を作ることは、仏法の五戒の一つである「不妄語戒」(嘘をついてはならない)
に当たるとされました。
本当のところは、高僧が源氏物語を溺愛して修行に身が入らないために、禁止する
ための処置であった?とか・・・・・・?
従ってその時代の文人、歌人たちは競って「源氏供養」を営みました。
作者紫式部だけではなく、読者にも類が及ぶとされたようで、救済のため、供養会が
行われ聖覚の「源氏表白(げんじひょうびゃく)」が唱演されました。
「表白」とは「法会の時導師が法会の趣旨を書いた文章を言う。」とあります。

後の時代に出てくる謡曲「源氏供養」「源氏物語双紙」も聖覚の「源氏表白」が基に
なっているということです。

源氏供養のあらすじは
安居院の僧(聖覚)が石山寺に詣でる途中「紫式部の亡霊」と出会い、「私は源氏
物語を書きましたが、光源氏を供養する人が誰も居りません。どうか供養をして
ください」とたのまれた。という話です。
供養を終わると、そこには阿弥陀様が居られて、どうやら阿弥陀様が仏法を行わせる
ために、紫式部を演じておられたようだ?という落ちがあるようです。

「源氏物語の巻名を読み込んだ」聖覚法印作といわれている経文も大宮通り鞍馬口下
がる東入る新町「西法寺」に現存しているということです。
源氏物語の研究者が世界中から訪れているとのこと!!
紫式部の墓所もあるそうです。
興味のある方はどうぞ暇を見つけてお参りください。何かのご利益があるかもね?!!


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