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染料や顔料の研究・調査の発表、染料植物・天然顔料保全、伝統技法の保存活動、研究発表会、講座、ワークショップ、作品資料展などの案内や、地球環境を考えた天然の色の普及活動の報告など、一般公開型会報。

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2009/09/06

NDPC通信 第46号

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NDPC通信 第46号
天然染料顔料会議 Natural Dyes & Pigments Conference
http://ndpc.info office@ndpc.info
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                                 2009年9月6日配信


☆★☆ 目次 ☆★☆
【1】天然染料顔料会議 第6回大会 in松山 まもなく開催!
【2】シリーズ「染織つれづれ」(4)
【3】事務局だより


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【1】天然染料顔料会議 第6回大会 in松山 まもなく開催!
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以前よりお伝えしておりました天然染料顔料会議2009年大会(開催地・愛媛県松山市
ほか)が来週末9月12~13日に開催されます。
両日とも定員に空きがございますので、ご参加の方は前日までに下記事務局までご連
絡ください。

◆研究発表と実践報告・ワークショップ◆
日時:2009年9月12日(土)13:00~17:00
会場:愛媛県民文化会館(ひめぎんホール)別館第13会議室
 〒790-0843 松山市道後町2丁目9番14号 TEL:(089)923-5447
 http://www.ecf.or.jp/m_facilities/index.html
参加費:会員3,000円、一般5,000円(当日支払)
定員:50名(申込先着順)
内容:
 研究発表「天然染料で染めるということ」牛田智(武庫川女子大学教授)
 研究発表「天然染料と絣」片岡淳(琉球大学教授)
 実演「藍の生葉染めの応用によるインド藍乾燥葉による染め」牛田智
 資料解説「いろいろな絣~日本の木綿藍染め絣の魅力」片岡淳
  ・絹:イランの平織・ビロード絣、カンボジアの綾織絣、日本の熨斗目絣など
  ・木綿:日本、インドネシア
  ・その他:芭蕉や苧麻(ちょま)など
 実践報告(ポスター)「津屋崎藍いろの会の実践活動」渋田和美(津屋崎藍いろの会)
 実践報告(ポスター)「北海道産染料・薬用植物:紫根、黄檗ー薬用分野との資源相
  互利用の試みと染色方法」角 寿子(NPO法人アースネットワーク)

◆交流会◆
日時:2009年9月12日(土)19:00~21:00
会場:伊予料理「くし秀・別館」(予定)
 松山市二番町3-2-6 TEL:(089)941-9410
 http://shokunomori.co.jp/
参加費:5,000円
 ※少人数のささやかな交流会です。積もる話など懇親を深めていただけましたら幸い
  です。

◆研修ツアー◆
日時:2009年9月13日(日)9:00~17:00
内容:
 9:00- 民芸伊予かすり会館(現地集合)
  松山市久万ノ台1200番地 TEL:(089)922-0405
  http://aspgw1.ehime-iinet.or.jp/sk-gr/
 10:30- レンタカーで移動
 12:00- 昼食(道の駅「どんぶり館」)
  http://donburikan.jp/
 13:00- シルク博物館
  西予市野村町野村8号177-1 TEL:(0894)72-3710
  http://www.city.seiyo.ehime.jp/silk/
 15:00- レンタカーで帰路
 17:00- 松山市駅着
参加費:実費(入館料、交通費等)
定員:特に無し

◆参加申し込み・お問い合わせは◆
NDPC(天然染料顔料会議)事務局
〒113-0031 東京都文京区根津2-34-21
tel & fax:050-7532-2330
e-mail:office@ndpc.info

主催:天然染料顔料会議
共催:NPO法人アースネットワーク
 http://earthnetwork.info/


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【2】シリーズ「染織つれづれ」(4)
天然染料顔料会議副会長 片岡 淳(琉球大学・教授)
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先日、技術移転・伝承学を研究テーマにしておられる方に、お目にかかった。
技術の定義から、高度な技術が残るために必要なことなど、とりとめのない話であっ
たが、興味深かった。
日本の文化は中国の影響が多くあるが、漢代には、鉄・塩・絹が周辺諸国の重要な輸
出品であった。しかし、技術は伝えなかったとか。けれども日本は古来より高度な技
術を生み出してきた。遣唐使の中国への土産は絹糸だったとか。
織り機は弥生時代に米作りと共にもたらされたが、どのような形かわからない。
宗像大社や伊勢神宮に残る機模型では、復元できない。
下池山古墳から、極細い絹織物が出土している。隣りの中国の漢代には1cmに200本
以上もの密度の絹平織の織物がすでに織られていた。
鮮やかな染め色の織物や染物が2000年前から変わっていない。変わったのは産業革命
で 合成染料ができてから大きく変わった。効率主義がもっとも大きく私たちの生活
を変えた。
高いものは良いことになった。
需要がないと技術は残らないか。
この日の結論を無理に導き出すと、「自分を見失わないように、鍛えること。」
「ものに接する真摯な姿勢」ということになった。

古い良いものを観ること。
復元すること。・・・このような答えしか、思いつかない。

需要がないと技術が残らない、生産コストや無駄を省くことの効率性からの脱却のた
めにも、自然から色を求める行為を大切にしたい。

明治時代開国が舞台となった「坂の上の雲」の松山で、正岡子規と秋山兄弟の世界に
浸る楽しみがやってきた。
伊予絣は沖縄の影響がどの程度あったのか、直に見たい。9月の大会が楽しみである。


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【3】事務局だより
天然染料顔料会議事務局長 澤田 圭司
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とうとうNDPC第6回大会in松山も開催前夜となりました。
先日は地元の無料広報誌「リビングまつやま」にも大会案内を掲載いただき、地域の
愛好家の方たちや染織関係の仕事をされている方たちからも反響をいただきました。
副会長の片岡先生の言にもありますが、今回の大会の意義のひとつには「技術の伝承」
について、もう一度原点に立ち戻って考えることが挙げられます。
前世紀に吹き荒れた資本主義型貨幣経済の嵐は、この国の伝統の技術に甚大な影響と
被害を与えました。
染織をはじめとする伝統工芸の多くがいまや風前の灯火の様相であり、それを支えて
きた技術の本質も失われようとしています。
そうした混沌のうちに幕を開けた新世紀、経済効率を至上とするイデオロギーの綻び
により、私たちの社会はいま重大な岐路に立っています。
温故知新という言葉が示すように、困難な状況を打開する新しい価値観は、先人が古
くから温めてきた技術や知識のなかにあるものと思います。
消えかけた伝統技術に新しい側面から命を吹き込み、私たちの祖先がそこに込めた願
いや本質のなかから次の時代を担う新しいキーワードを拾い出すこと。
私たちも本質を見失うことなく、次なる仕事に真摯に取り組みたいと思います。
それでは伝統と革新の地、松山でお待ちしています。

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