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染料や顔料の研究・調査の発表、染料植物・天然顔料保全、伝統技法の保存活動、研究発表会、講座、ワークショップ、作品資料展などの案内や、地球環境を考えた天然の色の普及活動の報告など、一般公開型会報。

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2009/03/22

NDPC通信 第41号

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 NDPC通信 第41号
天然染料顔料会議 Natural Dyes & Pigments Conference
http://ndpc.info office@ndpc.info
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                                      2009年3月22日配信

不惑の第40号を超え、春分の訪れとともにお送りする新しい門出の41号です。
この一月のうちにも世界中の国や地域で数多くの変化がありました。
翻って身辺を見ても、大切な人との別れや新しい出会いが重なる波のように訪れ、
目まぐるしい時間でした。
世界的な景気悪化の諸潮流に呼応するように、価値観や考え方の根本の部分が
変化し始めているのを感じます。時間、空間の規模こそ違え、これらの変化のうち
には何やら共通するものがありそうです。
(事務局だよりへつづく)


☆★☆ 目次 ☆★☆
【1】シリーズ「博物館・美術館紹介」(21) 東京都庭園美術館
【2】天然染料顔料会議第6回大会候補地のおしらせ
【3】事務局だより



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【1】シリーズ「博物館・美術館紹介」(21)
東京都庭園美術館「ポワレとフォルチュニィ展」
天然染料顔料会議会長 牛田 智(武庫川女子大学・教授)
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東京都港区白金台にある東京都庭園美術館で今、「ポワレとフォルチュニィ展」
が開かれています。20世紀以前に女性の身体をしめつけいたコルセットが放棄さ
れたのは、ポール・ポワレ(フランス、1879-1944)による直線的なシルエット
のドレスが大きな役割を果たしました。マリアノ・フォルチュニィ(イタリア、
1871-1949)は、布地の美しさを表現できるドレスを多用したデザイナーで、絹
のプリーツのドレスが代表作です。展覧会の解説の中で、フォルチュニィは、自
分のイメージする色合いを出すために、天然染料を使ったとありました。
同様の展覧会は、平成20年4月17日(木)〜7月1日に神戸ファション美術館で
も行われました。会場は、朝香宮邸として1933に建てられた建物を利用したもの
で、アール・デコ調のなかなか立派な内装です。その中で、ホールや食堂をうま
く使い、「夜会」をイメージした演出による展示がなされていました。華やかな
衣装を身にまとって集う夜会に招かれたゲストとして鑑賞でき、優雅な気分にさ
せてくれます。
開催期間は2009年3月31日までです。近くの目黒区美術館では、神戸ファッシ
ョン美術館所蔵のフランス宮廷ドレスの展覧会「祝祭の衣装展−ロココ時代のフ
ランス宮廷を中心に」(2009年3月29日まで)も行われています。

東京都庭園美術館
所在地:108-0071 東京都港区白金台5-21-9
電話:(03)3433-0201
開館時間:午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日: 毎月第2・第4水曜日
入館料:1000円
 http://www.teien-art-museum.ne.jp/



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【2】天然染料顔料会議第6回大会候補地のおしらせ
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お待たせしました。今年の大会候補地のおしらせです。
2004年山口・福岡に始まり、沖縄、京都、東京、北海道と全国を巡った天然
染料顔料会議。第6回を迎えた今回は再び中四国エリアに戻ってきます。

開催予定地は愛媛県松山市。
急峻な四国山地から瀬戸内海に注ぐ大河川のデルタ地帯に広がる広大な
稲作地帯を背景に、古くから瀬戸内の交易中心として栄えた伊予・松山。
日本三大綿絣に数えられる伊予絣や藍染など古くからの伝統文化の残る町
としても知られています。

開催時期は9月を予定しています。詳細が決まり次第ホームページや通信で
おしらせします。会場、内容など未定ですが、お近くの方はおもしろい情報や
ご助言などございましたらoffice@ndpc.infoまでどしどしお寄せください。



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【3】事務局だより
天然染料顔料会議事務局長 澤田 圭司(NPOアースネットワーク)
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小説家の村上春樹氏が2月15日にエルサレム賞を受賞した際のスピーチの
結びの言葉を紹介します。

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We are all human beings, individuals transcending nationality and race
and religion, fragile eggs faced with a solid wall called The System.
To all appearances, we have no hope of winning. The wall is too high,
too strong - and too cold. If we have any hope of victory at all, it will
have to come from our believing in the utter uniqueness and
irreplaceability of our own and others' souls and from the warmth we gain
by joining souls together.

私たちはみんな、国や人種や宗教を越えた一人ひとりの人間です。
そして、「システム」と呼ばれる堅固な壁に立ち向かう壊れやすい卵です。
この勝負にはどう見ても勝ち目がありません。システムの壁はあまりに高く、
堅固で、そのうえ無慈悲だからです。ただ万に一つの勝ち目があるとすれば、
それは私たち全員が自分自身と他者をまったく異なる存在であると認めた
うえで、そんな十人十色の私たちが心をひとつにあわせる温かさから
もう一度やり直すことを決心する以外にありません。

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20世紀を吹き荒れたグローバリズムの嵐は世界中に巨大なシステムをつくりあげ、
多くの地域やそこに住む人々に傷跡を残しました。
その凄惨な現実に打ちひしがれながらも、私たちは再びかすかな希望の明かりを
見つけて立ち上がります。寂しくも嬉しい門出の季節です。


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