NDPC通信-天然染料顔料会議  RSSを登録する

染料や顔料の研究・調査の発表、染料植物・天然顔料保全、伝統技法の保存活動、研究発表会、講座、ワークショップ、作品資料展などの案内や、地球環境を考えた天然の色の普及活動の報告など、一般公開型会報。

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2008/05/03

NDPC通信 第32号

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    NDPC通信 第32号  
   〜天然染料顔料会議〜Natural Dyes & Pigments Conference 
                http://ndpc.info  office@ndpc.info 
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                                                  2008年5月3日配信
☆★☆ 目次 ☆★☆
【1】2008 染料・薬用植物フォーラム 発表者の紹介と参加方法
【2】シリーズ「博物館・美術館紹介」(12) 大阪日本民芸館
【3】天然の色共同制作ワークショップ 東京
【4】誕生日のプレゼントは大地からの贈り物

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【1】2008 染料・薬用植物フォーラム   発表者紹介と参加方法
        天然染料顔料会議事務局長 角 寿子(北の藍工房)
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 前号でお知らせ致しました夏のフォーラム(8月2日〜14日、小樽、札幌、
当別、名寄開催)について、発表者と参加方法をご案内します。
 1998年1月に天然染料顔料会議の前身である日本植物染会議が設立されてか
ら10年、『第1回環境を考えた植物染会議』(1997年11月30日、12月1日
札幌、旭川)を開催した時から、研究者と染色家と市民愛好家を繋ぐことを目的
としてきました。
 10年目にあたる今年は、さらに分野を超え、そして植物園や栽培圃場、実習室
や書店という現場を会場に、染料と薬用の両面から植物について研究者、企業、
染色家、市民が双方向の意見交換をし、コミュニケーションするシンポジウムや
ワークショップ、サイエンスカフェ、見学や展覧会を開催します。

○発表者名(あいうえお順、敬称略、8月2日〜10日開催分)
姉帯正樹 北海道立衛生研究所食品薬品部薬用資源科長、「薬用植物園、解説」 
梅野純代 北海道薬科大学講師「アロマセラピー入門、アロマセラピー製剤の調整」
牛田智 武庫川女子大学教授『藍の科学』
片岡淳 琉球大学教授『似紫(にせむらさき)』
高上馬希重 北海道医療大学准教授 サイエンスカフェ
柴田敏郎 (独)医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター北海道研究部研究リーダー 
     『北方系薬用植物資源の栽培について』 
渋田和美 津屋崎藍色の会『ムラサキとクルマバアカネの観察と保全活動』
関崎春雄 北海道医療大教授『硬紫根と軟紫根の薬としての歴史』「紫雲膏作り」  
ドミニク・カルドン フランス国立科学センター上席研究員『アルカネットの染』 
坂東英雄 北海道薬科大学教授「アイヌ民族の植物利用−痛み止めのくすりを中心に」 
藤田繁樹 南部紫保存会・草紫堂代表『南部紫根染』「古式南部紫根染展示解説」 
麓 泉 (財)覚誉会繊維染色研究所所長「紫根の染色化学」と染色実験  
矢出尚子 工房はんの木主宰「植物顔料と染料をつかった型染ワークショップ」
山口 力 紫根研究者 「ムラサキの調査研究等」のポスター展示
山下浩 北海道薬科大学准教授 「薬用植物園での解説」 
吉田尚利 北海道医療大学北方系生態観察園『薬用植物の解説』

構成 角寿子(NPO法人アースネットワーク理事長)
日程、詳細はホームページ http://ndpc.info をご参照ください。

参加費:1日3000〜4000円(テキスト、資料付)協力機関割引、学割等有。

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【2】シリーズ「博物館・美術館紹介」(12)
     大阪日本民芸館
       天然染料顔料会議会長 牛田 智(武庫川女子大学・教授)
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1970年の万博で使われた展示館の建物を引き継いで、柳宗悦(やなぎ むねよ
し1889-1961)の提唱した「民芸運動」の西の拠点として装いも新たに開館し
たものです。「本家」は、東京・駒場の日本民藝館ということになります。回り
には「日本庭園」「国立民族学博物館」などの文化施設群があり、万博記念公園
の散策も楽しむことができます。少し前まで隣に建っていた国立美術館が解体さ
れ、駐車場になりました。以前は駐車場からの距離も遠かったのですが、行きや
すくなりました。ただし、公共交通機関を使うと、15分ほどは歩かなくてはなり
ません。
 建物は一層構造で、回廊式になっていて、ゆったりと展示を見ることができま
す。陶磁器、染織品、木漆工品など国内外の民芸品を展観する特別展が年2回
(春季と秋季)開催されており、現在<2008年3月20日(木・祝)〜7月13日(日)>
は、「インド・大地の布」展が開催中です。「日印交流年2007」の記念事業とし
て企画され、2007年秋に駒場の日本民藝館で開催されたものが巡回してきた形に
なっていますが、一部展示替えがされているそうです。また、駒場の展示よりも
ゆったりしているのではないかと思います。2008年秋(9/9-12/7)には、豊田市民
芸館に巡回します。
 民族染織品の研究家である岩立広子さんが、約35年間をかけて収集したコレク
ションの一部で、衣装や掛布・敷物・袋物など多岐に渡っており、すばらしいも
のが揃っています。関連書籍として、「インド・大地の布」(岩立広子著、求龍堂、
7140円)が昨秋発行されています。
 なお、隣の国立民族学博物館では、現在、開館30周年記念特別展「深奥的中国
ー少数民族の暮らしと工芸」(2008.3.13〜2008.6.3)が開催されており、中国の
少数民族の民族衣装も多数展示されています。

大阪日本民芸館
 所在地:大阪府吹田市千里万博公園10-5
 電 話:06-6877-1971
 開館時間: 10:00〜17:00
 休館日: 水曜日(2008年5月3日は開館)
 アクセス:大阪モノレール「万博記念公園駅」下車徒歩約15分。 
 url:http://www.mingeikan-osaka.or.jp/

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【3】天然の色の共同制作ワークショップ2008〜2010
          NPO法人アースネットワーク東京事務局 澤田 圭司
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NPO法人アースネットワークでは4月より「天然の色の共同制作ワークショップ
2008~2010」が始まりました。東京をはじめ、北海道、福岡事務局で開催です。
8月に北海道で行われる『染料・薬用植物フォーラム2008』での展示を含め、3年
計画で制作、来年以降は東京、フランス、カナダなどでの展示を計画しています。

ワークショップでは型染めの制作に必要な植物顔料や型糊の基本的な知識に始まり、
天然染料顔料会議(NDPC)で活躍中の講師の先生方をお招きして、型彫りや染め
の技術の習得を目指します。2008年は計5回の連続講座を予定しています。
初心者の方でもご参加いただけますので、詳しくはお問い合わせください。
* 天然の色の共同制作ワークショップ2008〜2010
【第2回ワークショップ】
日 時:2008年5月24日(土)10:00〜17:00
場 所:文京区内の施設
内 容:型の制作と糊置き、植物顔料と染料の使い分け
定 員:10名

第3回以降の日程はご参加のみなさんに合わせて決定します。
参加費は年間20,000円(計5回・材料費別)です。学割ほか各種割引あり。
ご相談ください。

お申し込み・お問い合わせ先:アースネットワーク東京事務局
→ホームページ http://earthnetwork.info/ からメールフォームへ
北海道、福岡事務局へも各事務局メールフォームへ

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【4】誕生日のプレゼントは大地からの贈り物
                   津屋崎藍いろの会 渋田 和美
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 春、特にG.W.の頃は毎年うれしい週間である。
なんといっても自分の誕生日が5月1日、その頃渡り鳥がたくさんやってくる。
趣味のバードウォッチングでは最高にいい気分を味わえるのです。
 さて誕生日には島に渡ろうと決めていました。私の住んでる場所は海の目の前。
当然このあたり一帯の島に渡るのにそう苦労はない。バーダーと呼ばれる人々は
島に渡るため遠くから苦労してやって来たりもする。しかし私たちのように気軽
に島に行けると、明日行って見る?と思いつきの行動ができるのです。目的は渡
り鳥。この時期限定の、しかも島でしか見られない鳥に会える事があるからみん
な必至に出かける。そんな中私のいでたちは...もちろんバードウォッチングの
ための双眼鏡やスコープは持ってますよ。でも...もう片方の手に持ったチャッ
クシール袋は何のため?ちょっと他のバーダーたちから浮いちゃう毎度のいでた
ち。しかも私が「あっ」と言う度に振り向く皆さんに毎度申し訳ない。他の方の
「あっ」は珍しい鳥が出たとき。私の場合、面白い色の土や、クルマバアカネ、
クサギなどの染料植物を見つけたとき。そして今回の収穫は5色の土。それはそ
れは美しい土がそこにあったのです。持参したチャックシール袋に土を入れ持ち
帰り、きれいに何度も洗い、今ろ過して乾かしているところです。途中経過とし
てとてもきれいな土ができそうな感じ。

初めてでした。土を見た瞬間に持って帰りたくなったのは。オレンジ色のそのき
れいな土を見たらそうせずにはいられなかったのです。この土の途中経過を見な
がらにやにやしてる私ですが、他の人が見たらちょっと危ないですね。土顔料の
使い方を知ってはいるものの、なかなか使うことがないのですが...この土を取っ
てきれいに顔料にまでして書くと言うのを学校の授業とかでやれたら楽しそうで
すね。

それにしてもこの土、大地からの素敵な誕生日プレゼントとなり、感激です。
この出来上がった土顔料の写真を近いうちにアースネットワーク福岡事務局のブ
ログに載せます。覗いてみてくださいね。
http://earthnetwork.info  

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編集者のつぶやき

この季節になると、染料植物の発見情報や問い合わせがふえます。
今日は2004年の大会を開催した山口県由宇町の福永会員より、川原松葉(アカネ
科ヤエムグラ属)が沢山あるというメールを頂きました。2004年は、福永会員の
日本茜とイボニシの発見が山口開催に繋がりました。2004年のもう一つの会場だ
った福岡の津屋崎は津屋崎藍いろの会が見つけたクルマバアカネとイボニシで開催
となり、その後、観察が続き、日本茜も見つかりを観察地域が広がっています。
 昨年の東京大会のときに訪ねた八丈島にはアカネ科のアリトウシがあり赤茶に染
まるそうです。2007年の機関誌に書きました石垣島のヤエヤマアオキの赤とインド
のモリンダの赤は印象深い。2004~2007年と機関誌が4冊になり会員が現場に居る
ので貴重な生情報源になっています。
スミ
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