2008/01/18
NDPC通信第28号
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆
NDPC通信 第28号
〜天然染料顔料会議〜 Natural Dyes & Pigments Conference
http://ndpc.info
office@ndpc.info
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆
2008年 1月18日配信
☆★☆ 目 次 ☆★☆
【1】新年にあたって
【2】新年にあたって
【3】新年にあたって
【4】津屋崎藍いろの会は今年も元気です
【5】シリーズ「博物館・美術館紹介」(10)
☆★☆──────────────────────────────☆★☆
【1】新年にあたって
天然染料顔料会議会長 牛田 智(武庫川女子大学・教授)
☆★☆──────────────────────────────☆★☆
遅くなりましたが、新年のご挨拶を申し上げます。
天然染料顔料会議(NDPC)が発足して、4度目の新年を迎えました。第4
回大会は、昨年9月に東京で行いました。東京の中でも、八丈島まで飛んでの行
事もありました。黄八丈に詳しく接することができたことは、大きな収穫でした。
多くの方々の御協力により、充実したものとすることができました。ご尽力をい
ただきました皆様方、ご協力いただいた皆様方に、改めて厚く御礼申し上げます。
詳しい内容は、NDPCのwebサイト(http://ndpc.info/)をご覧ください。
今年の大会は、角事務局長のご尽力で、8月に北海道で行います。自然からの
色の魅力をさらに深めることができればと考えています。皆様にとりましても、
本年がいい年になりますようお祈りするとともに、NDPCがますます充実しま
すよう、よろしくお願い申し上げます。
年度内に、機関誌「天然の色」2007年度版(第4号)を発行したいと思います。
原稿をお願いしておりますので、よろしくお願い致します。
☆★☆──────────────────────────────☆★☆
【2】新年にあたって
天然染料顔料会議副会長 片岡 淳(琉球大学・教授)
☆★☆──────────────────────────────☆★☆
お健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。こちら沖縄も全国一番
に咲く「緋寒桜」の身頃となりました。北部の八重岳から始まって徐々に南下し
てきます。この桜は寒くならないと咲かないようです。
昨年秋は本会議の大会の後、八丈島に行くことが出来、山下誉工房、組合など
染める色はすべて植物染料を使っているこだわりに、改めて感心しました。その
土地の恵みを活かす営みにも、地域振興の見本を改めて認識できました。
麓先生の媒染剤を使わない染色理論は、昨年の一番の収穫でした。試しに玉葱
の金茶色の乾燥した皮をきざみ、多価の酸性水といっしょに絹の布をしばらく浸
けておくと、みごとにオレンジ色に染まりました。
大学では媒染剤を使う多色性染料と使わない単色性染料と分けて説明していま
したが、この方法は改めて見直すきっかけになりました。沖縄の昔の染め方を離
島を中心に調査していると、藍色の糸の染め方や糊付に、手仕事としての規模か
らわかる合理性を発見できます。
産業革命は地球にとって必要ではなかったのではないか、少子化こそ二酸化炭
素削減の最大の解決策ではないかと耳にします。
染色という世界から、今年もみなさんと学んでいきたいと思います。今年は北
海道大会です。梅雨のない爽やかな土地で、思いがけない出合いを希望して年頭
の挨拶と致します。
☆★☆──────────────────────────────☆★☆
【3】新年にあたって
天然染料顔料会議事務局長 角 寿子(NPOアースネットワーク理事長)
☆★☆──────────────────────────────☆★☆
北海道・小樽よりご挨拶させていただきます。
今年もよろしくお願いいたします。今年もいっそう精進してまいります。
庭の温度計は零下15度、今が一年で一番寒い時期です。しかし、地球の温暖化は
確実にこの10年で加速度的に押し寄せています。石狩湾と天狗山に囲まれて暮
らしておりますと変化が解りやすい。
昨年は、島の風土を肌で感じ、染や織りの素材と現場の人々に出会いたいとを石
垣島、五島列島、八丈島を訪ねました。短い時間ではありましたが、本や映像で
は感じることも知ることも出来ない植物の力と織人や染人達の情熱を見てきまし
た。そして私とも糸で繋がっていると信じられる何かをいただいてきました。感
謝の想いでいっぱいです。
そして、この糸の繋がりで、押し寄せる地球環境の悪化を自ら食い止めなくては、
私達が美しい色や繊維をいただいている植物や土、生物が絶滅してしまうとより
いっそう思ったのです。
今年の大会は8月7〜10日、北海道で開催いたします。
タイトルは『染料&薬用植物フォーラム』テーマの植物は「ムラサキ〜紫根」です。
日本のムラサキ・硬紫根、中国はじめアジアからの軟紫根・・ヨーロッパからア
ルカネット・・・・
是非、夏の北海道にお越しください。
次号より、大会概要、発表者名、スケジュールを発表、毎号更新していきます。
☆★☆──────────────────────────────☆★☆
【4】津屋崎藍いろの会は今年も元気です
津屋崎藍いろの会 渋田 和美
☆★☆──────────────────────────────☆★☆
あけましておめでとうございます。
津屋崎藍いろの会です。
今年も型染を中心に染の自主学習会、ワークショップ、講師を招いての講座など
盛りだくさんに企画しています。
6月には3年ぶりの作品展を藍の家にて行います。
藍の家は福津市津屋崎にある昔の紺屋です。
今は市の管理の下、国の登録有形文化財に指定された貴重な建物です。
その場所での展示会、そして勉強会などもそこで行っています。
すばらしい環境の下、私たち会員も精進あるのみ!!
今年もがんばっていきます。
☆★☆──────────────────────────────☆★☆
【5】シリーズ「博物館・美術館紹介」(10)
紅ミュージアム
天然染料顔料会議会長 牛田 智(武庫川女子大学・教授)
☆★☆──────────────────────────────☆★☆
東京の表参道から、骨董通りを行き、六本木通りに出る少し手前のJUNKO
KOSHINOのビルの前にこの紅ミュージアムがあります。紅製造販売業として文政
8年(1825年)に創業した伊勢半という企業がやっているミュージアムです。この会
社は、現在では化粧品全般を扱っている従業員数300名ほどの企業ですが、伝統的
な口紅の製法の伝承にも力を入れていて、2006年9月にオープンしました。
口紅といえば本来、紅花から作られる「紅」のことでした。伊勢半のグループ
会社の伊勢半本店ではこの伝統的な「紅」を江戸時代の製法そのままに守り続け、
「小町紅」として商品を販売しています。紅花から作った紅餅から紅色の色素を
取りだし、酸で沈殿させたものを漉した紅を、有田焼のお猪口の内側に塗ったも
のです。1つ12,600円。その色は赤色ではなく、緑みの玉虫色です。これを、水
を染みこませた筆でとって、口に塗ります。すると、鮮やかな赤が広がります。
ミュージアムには、商品を販売するためのサロンと資料室があり、資料室には
紅作りの資料や、化粧道具などが展示されています。
GEIC(国連大学)からは、徒歩圏内です。GEICに行ったついでに是非どうぞ。
所在地:〒107-0062 東京都港区南青山6-6-20 K's 南青山ビル1F
開館時間:午前11時〜午後7時
休館日 :月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合は、翌日が休館日)
url:http://www.isehan.co.jp/museum/
「Color is Magic」というソニーのテレビ「ブラビア」のコマーシャルの5分番
組(BS朝日)で、紹介されていたことで知りました。放送終了していますが、
http://www.asahi.com/ad/clients/bravia5/
で見ることができます。
ほかにも次のような色の物語があります。
第1話「目にも美味な和菓子の色物語」
第2話「色と光が染め上げた、不思議な着物」
第3話「850年を経てよみがえった、青の秘密」
第4話「焼き物の歴史を変えた、色の妙技」
第6話「天平の色」(多色夾纈の再現)
http://www.sony.jp/products/Consumer/bravia/report/asahi/index6.html
☆★☆──────────────────────────────☆★☆
原稿募集!!
NDPC通信では皆様の原稿をお待ちしております。
会議メンバーからのお知らせコーナーでは個展情報や
講座案内など皆様からの情報発信コーナーです。
毎月月末までに寄せられたイベントを掲載いたします。
メールのあて先は下記まで。
office@ndpc.info
編集 hisako sumi
発行 kazumi shibuta
☆★☆──────────────────────────────☆★☆
*掲載された記事を許可なく転載することを禁じます。
*掲載記事の著作権は各著者にあります。
★マガジン登録・解除★
http://ndpc.info
★このメルマガはまぐまぐより配信しております。
◎NDPC通信−天然染料顔料会議
のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000140858/


