2007/05/02
NDPC通信第26号
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NDPC通信 第26号
〜天然染料顔料会議〜 Natural Dyes & Pigments Conference
http://ndpc.info
office@ndpc.info
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2007年 5月 2日配信
☆★☆ 目 次 ☆★☆
【1】機関紙が発行されました
【2】天然染料顔料会議2007年東京大会開催決定
【3】お知らせいろいろ
【4】「天然の色と共同制作ワークショップ」の開催と参加者募集
【5】「天然染織のグローバルネットワークの紹介」
【6】今、国際天然染料シンポジウム&ワークショップ
“・・・・・・・Naturally”をふりかえって思うこと
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【1】機関紙が発行されました
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天然染料顔料会議(NDPC)では、年1回開催する大会の成果のまとめを中
心とした機関誌、「天然の色−天然染料顔料会議報告」を毎年発行します。会員
には無料で配布されます。
2006年度版(全66ページで、カラー写真も豊富)が、2007年3月28日に
発行となりました。大会が11月だったこともあり、年度末ギリギリの発行となっ
てしまいました。
機関誌の構成と執筆要領
機関誌「天然の色−天然染料顔料会議報告2006」目次
巻 頭 言 天然染料顔料会議の3年間
<武庫川女子大学・生活環境学部 牛田 智>
実践報告 加賀野菜 金時草の特性と染色 <染め工房萌黄 藪 壽子>
実践報告 自家製すくも作り <奥野 静子>
実践報告 ペットボトルを利用した沈澱藍の作り方
<琉球大学・教育学部 片岡 淳>
研究報告 藍の生葉による赤紫色染め各種手法の特徴と実用性
<武庫川女子大学・生活環境学部 古濱裕樹、牛田 智>
研究報告 樹木 − 色と音 染色と楽器の両方に有用な熱帯の樹木
−組成と木の色と音響の関連から
<京都府立大学農学部・博士研究員 Iris BREMAUD>
実践報告 北限の臭木とクサギ染の有効性−自生染料植物の保全と栽培、
利用と普及活動 <北の藍工房・アースネットワーク 角 寿子>
実践報告 町並みに暖簾をかける日と夢見て...
<津屋崎藍いろの会 渋田 和美>
解 説 型染めにおける染料と顔料の実践的な使い分け
<工房 榛 主宰 矢出 尚子>
行事レポート 天然染料顔料会議第3回大会 in 京都 概要
<記録・編集:牛田 智>
行事レポート 京都大会の感想 <徳島県 吉田 一枝>
評 論 天然染料顔料会議 in京都の感想「色は誰のもの?」
<難波産業(株) 難波 廣晴>
紀 行 インドでの天然染料国際会議
<武庫川女子大学・生活環境学部 牛田 智>
紀 行 怪しい荷物とともに旅は始まった
<なぞやしき主宰 有元 高太>
紀 行 イギリス・フランスの染織に関する博物館の紹介
<武庫川女子大学・生活環境学部 牛田 智>
紀 行 中世のタピストリー“Apocalypse―黙示録”への旅
<北の藍工房・アースネットワーク 角 寿子>
付 録 会則、運営細則、本誌の概要、会告
コ ラ ム 染織α、イリスさん、なぞやしき、インドのマクドナルド、アンジェ
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【2】天然染料顔料会議2007年東京大会開催決定
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研究発表と実践報告
日時 2007年9月29日(土)10:00〜17:00
会場 地球環境パートナーシッププラザ(GEIC-環境省と 国際連合大学が
共同で運営する環境情報センター http://www.geic.or.jp/geic/)
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F
TEL:03-3407-8107/FAX:03-3407-8164
開館時間:火曜〜土曜 10:00〜19:30(土曜日は17:00まで)
研修は10月1日(日)12:00〜16:00、八丈島
黄八丈の織と染の現場見学
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【3】お知らせいろいろ
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○2007 NGOアースネットワーク展「アジアの染織・隣人達の美しい技展」
会場 GEIC
日時 9月1日〜30日
テーマ 手にとってみるアジアの手仕事展
○2007〜2009 天然の色展と共同制作ワークショップ開催
主催 NGOアースネットワーク
共催 北海道文化財団
協力 天然染料顔料会議
後援 北海道、北海道教育委員会
会場 札幌市生涯学習センター「ちえりあ」
5月17日(木)ガイダンス
会場 札幌市生涯学習センター「ちえりあ」研修室 10:00〜11:00
問い合わせ先 NGOアースネットワーク office@earthnetwork.info
2006京都大会のときに、研修旅行で訪ねた美山町の「ちいさな藍美術館」の
新道弘之氏が参加されている展覧会をご紹介いたします。
○ 藍染といけばな「三人展」
5月2日(水)ー23日(水)
染・清流館
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/shihoko/index-seiryuukan.html
○ Indigo:A Blue To Dye For
Plymouth City Museum and Art Gallery
(19 May to 1 September 2007)
Brighton Museum and Art Gallery
(29 September 2007 to 6 January 2008)
このイギリスを巡回中の展覧会は「Indigo}の著者Jenny Balfour-Paulから
お知らせが着ました。京都での藍染といけばな「三人展」でもご一緒されて
いるSHIBORIの福本潮子さんと新道氏のお二人が日本から招待出品されています。
イギリスに出品された新作ーシンディゴシボリの8点は、私たちが京都大会の折に
訪ねた時、丁度制作中でした。
展覧会終了後は「ちいさな藍美術館」で展示されるそうです。角 寿子
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【4】「天然の色と共同制作ワークショップ」の開催と参加者募集
アースネットワーク札幌事務局
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アースネットワークは、2007〜2009年の事業として、北海道文化財団と以下の
共催事業を開催します。
NPO法人アースネットワークは札幌、東京、広島、福岡に事務局があり沖縄から
北海道、ニュージーランドまで40人の会員で構成されています。各地域で独自
の天然の色や自然素材を使ったワークショップや、染料植物の保全や栽培を国
内外の会員や仲間でネットワークしながら行なっています。
2007年度:ワークショップ形式で藍を含む植物染全般と栽培、染料と顔料
による型染、バックストラップウィ‐ビング、綴れ織タピストリー、
冬期は共同制作を開始する。
2008年度ー型染と織の共同制作と資料&作品展, 硬紫根の研修
2009年度ー全道各地での巡回展とワークショップにより植物染とその技法
の普及活動をする
会場:札幌市生涯学習センター「ちえりあ」研修室
日時:5月9日9:00〜ガイダンスとワーク、以降毎月4回開催
主催:アースネットワーク
共催:北海道文化財団
後援:北海道、北海道教育委員会
参加費:無料
材料費:実費
定 員:各日15名(定員になり次第締め切ります)
申し込み先: office@earthnetwork.info ヘ メールでお願いいたします。
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【5】「天然染織のグローバルネットワークの紹介」
天然染料顔料会議事務局長 角 寿子
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私達が出会ったり、メールでの情報交換やお互いのホームページのリンクを始め、
原稿を書いたりしている世界で活動する染織関係NGOや協会、研究所のサイトや
各国で活発に開催しているシンポジウムの情報サイト等を紹介します。
今月は、ヨーロピアン テキスタイル ネットワークを紹介します.
http://www.etn-net.org/
ドイツ・ハノーバーに本部があり,55カ国のメンバーで構成されており,出版や研
究会開催, 多様なデータベースを持っています.
今年は9月にイギリスでフォーラムがあります.
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【6】今、国際天然染料シンポジウム&ワークショップ
“・・・・・・・Naturally”をふりかえって思うこと
ユネスコ&インドクラフトカウンシル共催
2006年11月6日〜12日 インド ハイデラバード市にて開催
角 寿子&NGOアースネットワーク
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2004年12月16日、フランスの仲間からメールが入った。
内容は2006年にユネスコが天然染料シンポジウムを開催するというものだった。
この時、天然染料の普及をしてきた私とアースネットワークの活動がようやく報
われ始めると実感し、すぐに参加を決めた。
ユネスコはUNESCO、国際連合教育科学文化機関である。その理念は[教育
や文化の振興を通じて、戦争の悲劇を繰返さない]、ユネスコ憲章の前文には「戦
争は人の心の中に生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かな
ければならない」とある。ユネスコがインドクラフトカウンシルと共催してインド
で天然染料のシンポジウムを開催するという意味は大きい。ユネスコの本部はフラ
ンス・パリにあり、プロデュース側の主要メンバーをみると、フランス、ポーラン
ドやドイツ、イギリスやインド、パレスチナ等にルーツを持つ人達がいる。案内文
を見てみると、各カテゴリーには科学者、アーティスト、職人、教育機関、企業、農
業生産者、行政、NGOなどがある。農業生産者ということは天然染料の生産国、
輸出国が参加してくる。東南アジアや中東、アフリカや中南米の国々からの参加が
あると予想できたし、ヨーロッパ、北米、オセアニアはネットワークが出来ている
から研究者やアーティスト、企業や研究所、NGOが参加してくることも予想でき
た。
この最初の案内文はフランス語で作られていた。英語とスペイン語の案内文が作ら
れたのはそのあとだった。長年、ユネスコのアート&クラフト部門はアフリカやア
ジア、ラテンアメリカ等の民族が継承してきた染織分野を支援している。このシン
ポジウムの内容をみると、国際規模で天然染料の関係者をリストアップして、人的
ネットワークを拡大して研究開発や教育をさらに進め、環境問題を重視した流通形
態を確立させようとしているのが解る。私はインドで開催されるということから、
同じアジアの日本からはどんな人達がどのくらい参加するのだろうと思った。中国
やロシアはほとんど来ないと思ったが、韓国からは参加があると思った。日本の天
然染料関係者達が自らの意志で参加し、研究や作品の発表をして、積極的に発言や
提言をすることで貢献していかなければならないと思った。また、そのためのシン
ポジウムだと思った。
化学染料の企業もシンポジウムには参加してくるだろうし、また、そうでなければ
ならない時代だ。
メイン会場のプレゼンテーション全員が5日間にわたる全発表を第1から8セッション
までに参加し、5日目は全体会議をして意見を採択し、提言をするようになっていた。
私が発表をした第8セッションは「天然染料の開発のための政府、NGO、プロデュー
サー、消費者の相乗効果」、議長役はマレーシアの研究者でデザイナーのOng氏. イン
ド、フランス、私、そうしてマダガスカルからは研究者だけでなく政府の要人までが駆
けつけた。
プレゼンテーションの内容はNGOのメンバーと一緒に各地で行なってきた染料植物の
調査結果や栽培と染色を中心にした市民への普及型ワークショップ、最近始まった染料
植物や貝の絶滅危惧種や希少種の保全や種の確保、独立行政法人研究機関との協力等と
した。
1995年にフランス・トゥールーズで開催された国際インディゴ・ウォード会議以降、今回
のような天然染料全体の研究から流通分野までを対象とした国際シンポジウムは開催され
ていなかったと思う。ヨーロッパでは毎年、各国で研究会が開催され、アメリカをはじめ、
幾つかの国で様々な染色や伝統技法のシンポジウムやワークショップが開催され、年々活
発になってきていた。
今回のインドでの開催は、インドをはじめ世界中の関係者の情熱から必然的に生まれ、
企画されていったのだと思う。結果、70カ国700人の参加となり、天然染料の科学と教育と
文化、研究所やNGO,流通経済分野の活動が紹介され、あらためて多様な活動が認識さ
れた。環境と教育、ネットワークの構築の強化に重点をおいたシンポジウムの最終レポー
トとなり、採択された提言だった。このシンポジウムの成果をもとに、地球規模で天然染
料の利用が増えると確信した。
次回は各セッションとインドで出会った研究者や作家、職人やNGOをレポートします。
このシンポジウムの内容は6月に発行されるテキスタイルフォーラムマガジン(ドイツ)にも掲載
されます。 http://www.etn-net.org/tfs/3e.htm
また、9月1日〜29日まで、東京都渋谷区神宮前5丁目、国連大学1階 地球環境パートナーシップ
プラザにて開催される「生物多様性における染料植物とその色展」にて報告されます。
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お知らせ
連載していました シリーズ「博物館・美術館紹介」は
お休みします。
申し訳ありません。
原稿募集!!
NDPC通信では皆様の原稿をお待ちしております。
会議メンバーからのお知らせコーナーでは個展情報や
講座案内など皆様からの情報発信コーナーです。
毎月月末までに寄せられたイベントを掲載いたします。
メールのあて先は下記まで。
bride@june-bride.com
<編集後記> Kazumi Shibuta
とても長い間お待たせしました。
なんと私がサボっている間に機関紙が出てしまい、お知らせも
すっかりそ即なり申し訳ありません。
サーバーの調子が悪くメールの受信が出来なかったりする日が続い
ています。かなり不便です。いかにインターネットに頼った生活を
してるか...身にしみています。
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