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2007/09/10

中小企業経営者に贈る人事労務管理の「豆知識」 第68回

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   ┃  中小企業経営者に贈る、人事労務管理の「豆知識」  ┃
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                     人事コンサルティング事務所
                       オフィス ジャスト アイ 



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    ┗■ 第68回・目次

     
       1. 消えた年金の落とし穴   
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

       2. ヘンな外人とよばないで
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     

     
     
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      文化庁が発表した「国語に関する世論調査」による

      と、混乱したさまを表現するのに、「上や下への大

      騒ぎ」と使う人が58%、「上を下への大騒ぎ」が21

      %だった


      正しいのは後者の「上を下への・・・」だ。大騒ぎ

      が表現まで混乱させているのかもしれない。今回は

      依然として混乱の渦中にある年金のお話です





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            消えた年金の落とし穴

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     臨時国会が開催され、また年金問題が注目を集めそうだ。

     宙に浮いた記録、消えた記録が復活しても年金が減って

     しまう場合がある


     失われた年金記録が見つかっても年金が減ってしまうの

     は、加給年金や振替加算といういわば年金のオプション

     があるためだ



     加給年金は夫が老齢厚生年金を受給する場合など、夫に

     生計を維持されている65歳未満の妻がいると年金にプラ

     スアルファして支給される。金額は特別加算も合わせる

     と最大年間40万弱で結構な額になる


     ところが夫に加給年金が支給されるには、妻の厚生年金

     の期間が 240月未満であること、という条件がある。つ

     まり妻が消えた年金記録を見つけて、その結果、妻の厚

     生年金の被保険者期間が 240月を越えると、妻自身の年

     金は増えるが、夫に支給されていた加給年金がなくなり、

     世帯の合計としては年金が減ってしまうケースがある



     夫に支給されていた加給年金は妻が65歳に達すると、振

     替加算として妻自身の年金に振り替わって支給される。

     ここでも妻の厚生年金の被保険者期間が 240月以上ある

     と振替加算は行われない


     夫婦で年金を受給していて、過去の被保険者記録が見つ

     かった場合、「これで年金はどのくらい増えるのか?」

     と尋ねると、社会保険事務所は金額を教えてくれる


     しかし加給年金や振替加算がなくなるから世帯収入は減

     りますよ、とまで言ってくれないケースもある。加給年

     金や振替加算は年金そのものではないからだ



           ※     ※    ※



     その他にも障害厚生年金や遺族厚生年金を受給している

     人も要注意だ。これらの年金には、被保険者期間が短い

     場合には、期間を 300月にかさ上げするという一種のみ

     なし措置がある


     消えた記録が見つかっても被保険者期間が以前と同じく

      300月未満のままであれば、みなし措置により 300月の

     被保険者期間として年金が計算される。老齢の年金のよ

     うに見つかった加入期間が給付額に反映されない


     それだけならまだしも、見つかった昔の記録に記載され

     た当時の給料が安いと、平均標準報酬という年金の単価

     に相当する部分が減って、結果年金は減額となる



     このように年金記録が見つかっても受給できる金額が増

     えるとは限らない。下手をするとこれまで年金が過払い

     されていたから返金してください、なんて話になりかね

     ない。現場では混乱が続きそうだ







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           ヘンな外人とよばないで!

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     日本人以上に日本に魅せられた外国人がいる。東洋文化

     研究家のアレックス・カーさん(54)。学生時代に徳島

     県の祖谷(いや)を訪れた。平家の落人が隠れ住んだと

     いわれるこの地の民家に魅了された


     「まるでお城のようだ」。カーさんは萱葺きの空き家を

     購入し、「ちい庵(ちいおり)」と名づけ、修復にあたっ

     てきた。やがて取材で訪れた記者、メイソン・フローレ

     ンスさん(39)も萱葺きの家に魅せられ、共同所有者と

     なる


     祖谷は1970年代までは、自然と人間が共存している村だ

     った。しかし、村の収入源が農業から建設業に変わり、

     伝統的な生活習慣、人と環境との調和は崩れつつある


     2人は「ちい庵」を活動の拠点とし、ちい庵プロジェク

     トとして日本の伝統的な生活の継承と保存、都市と山村

     の交流、地域社会の復興を目的に国内外で活動を続けて

     いる



     プロジェクトの一つとして「ちい庵」では宿泊体験をす

     ることができる。一泊7000円で、日本が失った生活を体

     験できる。農作業で汗を流し、地元の人たちと交流する。

     テレビ、ラジオ、エアコンがない暮らし




     ガイドブックやホームページを見て、国内外の若者が祖

     谷にやってくる。最初は不審に思っていた集落の人たち

     も、彼らの活動ぶりや、農作業の助け合いを通じて、プ

     ロジェクトへの理解を深めている



           ◇     ◇     ◇



     祖谷も含めて日本にやって来る外国人のほとんどが見る

     ホームページが、「ジャパン・ガイド・ドットコム」だ。

     ここを訪れる外国人は、月に 100万人を超える。世界最

     大の日本紹介サイトは、群馬在住のスイス人、シュテフ

     ァン・シャウェッカーさん(32)が一人で作っている


          http://japan-guide.com/



     「日本が大好きで、日本のことを紹介したい」と思った

     ステファンさんは10年前からこのホームページを作り続

     けている。最初に書いた記事は「お好み焼き」の作り方

     だった。その後、日本人女性と結婚し、観光情報、文化

     の紹介を充実させてきた


     今や全国各地70ヶ所以上の都市と観光地、名所旧跡、ホ

     テル・旅館などが紹介されている。自ら現地に向かい取

     材、写真撮影を行い、記事の執筆、サイトの運営もすべ

     てシュテファンさんが、一人で行っている。仕事場は奥

     さんの実家の2階の倉庫だ


     「ジャパン・ガイド・ドットコム」を見ないで日本に来

     る外国人はいない、とまで言われる。国や地方自治体の

     観光立国キャンペーンより、日本の観光に貢献している

     のは間違いないようだ


   

 
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      梶 川 和 重  
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