2010/02/06
馬流天星の若駒戦予想情報<第六期> 02/06No.456
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 馬流天星の若駒戦予想情報 【2010/02/06 Vol.456】 <第六期> by スカイポット ---------------------------------------------------------------------- http://baryutensei.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ ◆2月7日(日)の予想 東京11R 共同通信杯 芝1800m 3B<ダノンシャンティ軸想定> ☆スカイポットが買う馬券 【馬連】 3軸で4,5へ流す(2点×4000円) 【3連複】 3=4=5(1点×7000円) 3=5=7(1点×2000円) 3=4=7(1点×500円) 4=5=7(1点×500円) 【3連単】 3→4,5→4,5(2点×1000円) 計 20000円 予想文: 共同通信杯は、古くはミスターシービー、ダイナガリバー、アイネスフウジ ン、ナリタブライアンなどがこのレースを制して世代の頂点へ昇っていった歴 史があり、出世レースと言われることもあるが、2001年のジャングルポケット を最後に、このレースの勝ち馬がダービーをも制する例はなくなってしまった。 このレースを好走して、クラシック戦線までトップを張った馬たちの戦歴を 調べると、ジャングルポケットも含め、それ以前にラジオNIKKEI(たんぱ)杯、 朝日杯で既に実績を上げて世代の上位に数えられていた馬ばかりであり、この レースが重賞初挑戦で頭角を現し、クラシックで活躍したというタイプは、例 えば一昨年のショウナンアルバもそうであったが、ほとんどいない。 好走している血統を見ても、東京の中距離重賞でありながらSS系の活躍が 少なく、ダート系の馬の好走例も多い。これは、冬場のため馬場が重めになり やすいからなのだろうか。 一時(もしくは今も)言われていた、ダービーを見据えて東京を経験させる というフレーズも正確ではなく、今後のローテーションを楽にしつつ、クラシ ック路線に乗せるために大物たちが休養している間に賞金を稼ぎたいというの が本音だろう。従って、本当の大物はここには出てきていない可能性のほうが 高い。 さて、展開いらずと呼ばれる府中1800mで行われる当レースだが、例年のラ ップを見ると、快速逃げ馬がいた2008年(ショウナンアルバ)、2005年(スト ーミーカフェ)、2002年(サンヴァレー)らはハイペースの消耗戦となってい るが、例年は上がり3F11秒台連発のスロー、切れの求められる上がり勝負に なる傾向がある。今年もメンバーを見る限り、通常の上がり勝負と考えるのが 妥当だろう。 先行有利という傾向もありそうだが、これはスタミナが伴っているのが前提 で、単純なスピード馬は好走できない。過去6年でマイル以上での連対経験が ない馬で馬券に絡んだのはマイル重賞で3着経験のある、言わば一般的なデー タの隙間にいるそれなりに力のある馬だけである。 スタミナは、1700m以上の500万下以上レース(ただし、朝日杯を含める) で3角以降2番手より前の逃げ先行で3着以内に入った経験があればこのレー スでも見込みが立つ。末脚はあまり自信がないというタイプで買えるのはスピ ード&スタミナ兼用の実績馬だけで良い。 東京の重賞、そしてスローが予想されるレースでは当然ながら瞬発力(ここ では一瞬の脚という意味ではなく、上がりの速さ)が重要となる。一般的には 先行馬が有利であるが、昨年のブレイクランアウト、トップカミングの好走に 見られるように、後方からは絶対に届かないというわけではないことに注意が 必要である。例えば4角8番手以降から馬券に届いた馬は過去6年で7頭(ハ イペース時2年を除いても5頭)もいる。 後方から届いた馬の戦績的傾向としては、東京・京都・新潟といった瞬発力 が求められる条件で勝ちあがっているか(特に、上がり34.5以内)、同じく3 開催場のマイル以上のOPで3着以内に入っているという点があげられる。シ ンザン記念3着馬が3回も3着に入ってきているのが目立つ。もちろん、過去 の好走馬を見ればこちらもスタミナがあったほうが良い。 以上のとおり、実績からスピードor瞬発力+スタミナがある馬をピックアッ プしたい。 今年のメンバーを見ていこう。まず、1番人気のアリゼオは、新馬戦でヒル ノダムールとミカエルビスティーを破っていることによってか過剰な人気とな っているというのが第一印象。若駒戦の基本的な考え方(2戦目以降の短期的 能力固定)から、新馬戦は指数固定前なので、ここで勝ったからと言って、2 頭よりも強いとは断言できない。実際、2戦目のホープフルSを展開を加味し て考慮すれば、ミカエルビスティーとは差がない、もしくはミカエルビスティ ーのほうが内容は上である。 ただし、だからと言って軽視してしまうわけにもいかない。この馬はシンボ リクリスエス産駒らしくない、軽い走りをしていて、走法的には{npr}で回転 力がある。通常、東京のような直線の長いコースではピッチ走法はマイナスと なるが、回転力がある場合でしかもスローペースであれば急な失速はしない。 前走のホープフルSでは3角以降2番手から勝っており、先に見たとおりスピ ードとスタミナを兼ねたタイプとも見られ、また、東京で上がり34.2の脚で勝 ち上がっていることから瞬発力も評価できる。 鞍上は変わらずルメール騎手で、好位から競馬をすると思われ、直線では一 旦先頭に立ってから後続の追撃をどこまで凌げるかという形になりそう。 父シンボリクリスエスという血統面はクラシックを戦うには分が悪く、傾向 的には重賞でも突き抜けられる瞬発力があるとは思えないため、今回は2,3 着が妥当なところではないだろうか。 続いて、松田国英厩舎のダノンシャンティ。松田氏によれば、前走時までは ソエを気にしていて強度な調教ができなかったのが、大分しっかりしてきたと のことで、実際今回は前走時よりも厳しい追い切りを消化している。 前走のラジオNIKKEI杯はここで改めて述べるまでもなくハイレベルレースで あり、内をうまく捌けたとは言え僅差の3着に入っていることは評価すべき。 同レースで僅差負けをした馬たちが順当に賞金を積み重ねている現状を見ても、 この馬も共同通信杯で本賞金を稼ぐのが流れという気がする。 走法的には{np}で、回転力(r)はつけるか迷う程度で、私見では大物感が あまりない。東京コースは向かないことになってしまうが、京都の新馬戦を上 がり34.1で快勝しており、上がり3Fが12.3-11.0-10.9の超スローだったのを 見れば瞬発力における素質の高さは証明している。2000mの重賞も経験し、ス タミナも問題ないので上位争いができるはずだ。 唯一の懸念は内田騎手から吉田豊騎手への乗り替わり。極端な競馬をして負 荷を受けないか若干心配であるが、アリゼオを負かすとすればこの馬が一番自 然である。 ハンソデバンドは、4戦2勝、2着2回で堅実味を買われて上位人気となっ ている。しかし、前走のジュニアCはハイペースで飛ばしたバトルシュリイマ ンが失速してきたのをゴール前で捕えただけに見え、強いという印象を全く感 じさせなかった。実際、上がり3Fの順位は16頭中8位であり、もしも重賞で 通用する馬であれば、後方待機の差し馬と同じくらいの脚を好位から繰り出し て楽勝すべきレースである。展開を加味すれば、バトルシュリイマンよりも弱 いと考えられる。 走法は{fmv}と振り出しで、東京向きのタイプであり、前残りの目が全くな いわけではないが、スピード面としては、中距離の条件戦以上のレースで番手 以上の競馬をしたことはなく、瞬発力面でも勝ちあがった未勝利戦ですら上が り順位は4位と振るわなかったことから、今回は消して妙味と判断する。 ダイワアセットは、東京の新馬戦を超スローだったとは言え33.9の上がりで 勝ち上がっており瞬発力を証明、葉牡丹賞では番手競馬で3着に残っておりス ピード&スタミナも証明していて、特段の懸念はない。 前走の寒竹賞はスローの流れを後方から行き過ぎてしまい、4角で大外に振 られるという駄騎乗による負けだった。葉牡丹賞は若干前に負荷がかかったレ ースで、うまく噛み合っていないが、このような利を得られる流れに乗るのも 騎手の技量であろう。後藤騎手が(推測ではあるが)降ろされてしまったのも 仕方がない。 走法はノーマルで、東スポ杯を見る限り加速もしっかりしているので、北村 騎手には、内枠で溜めて直線爆発させる、彼の目標とする岡部騎手のような騎 乗を自信を持ってしてもらいたい。勝ち味に遅い馬だが、重賞でも通用する。 夏の北海道以来となったタイセイレジェンド。先週のつばき賞での復帰する 予定だったのが、熱発によりぶっつけ重賞という形となった。札幌の未勝利戦 で彼が負かした馬は、ヤングアットハート、ヒットジャポット、レッドスパー クル、ガルボ、アドマイヤテンクウら、重賞でも活躍している馬ばかりであり、 いきなりの重賞であっても通用できる可能性はある。 父キングカメハメハ、母父メジロマックイーンということで、SSの血が入 っていないのだが、これをもって軽視はできないことは冒頭で触れたとおりで ある。また、調教の時計も速く、走法はノーマル。 軽視材料は主に、夏の札幌1800m未勝利からの臨戦過程となる。札幌2歳S を好走した馬で共同通信杯も好走した馬には、アドマイヤムーン、ストーミー カフェ、ジャングルポケットがいるが、彼らは暮れの朝日杯やラジオたんぱ杯 で実績を残しており、例え未勝利戦のレベルが札幌2歳Sと同程度のレベルで あったとしても、同様に考えることはできないだろう。 また、過去2戦手綱を取った岩田騎手がシルクロードS(グランプリエンゼ ル)に回っていることも、積極的に推せない一因である。 ロジスプリングは1月に入ってからの新馬戦を勝っての臨戦となる。新馬戦 のレベルは当日の未勝利戦に出走する当時の2着馬の結果も加味したほうが良 いが、それほど高くないと見ている。父ステイゴールドのため上積み注意のリ スクはあるが、東京で一変という傾向ではない(走法もノーマル)。 調教は目立っておらず、中山の新馬戦を勝ち上がっただけで共同通信杯で馬 券に絡んだ馬はここ6年で皆無。通用する可能性がないとは言えないが、瞬発 力の証明をしていない以上、来たら事故と考えて軽視するのが定石である。 指数による馬券の初期検討において、今回のレースで通用するのはダノンシ ャンティ、ダイワアセット、アリゼオ、タイセイレジェンドと見ているが、そ の下からもし買うとしたら、次のナシュワンヒーローだと考えていた。 同馬の新馬戦は3着以下に7馬身という大きな差がつき、その離れた3着馬 パドトロワがあっさりと次走の未勝利戦を楽勝したことから、当初レベルが高 いのではないかと思われたが、その後の新馬戦組面々の結果からパドトロワが イレギュラー(短距離馬のため)だったことが理解され、その後のナシュワン ヒーローのレース内容も非常に平凡である。 しかし、この馬は走法が振り出しストライドのため、東京への条件変更で多 少指数の上昇が見込め、かつ前に行って展開利があれば残れる可能性があるの ではないかと考えたのだ。 ただ、このレースの好走条件を見直してみて、新馬戦の京都で勝ちあがれな かったこと、上がりが平凡であること、中山での勝ち上がり、条件戦すら未経 験、距離もマイルまでしか走っていない、振り出し走法だがストライドでは瞬 発力勝負への対応に疑問がある、そもそも、大外枠を引いてしまったため、逃 げるために脚を使わないか懸念が生じたこと等を勘案すると、馬券を買うまで には至らなかった。 カシマストロングは出遅れ癖と1400mまでの連対歴しかないのが弱点である。 ロスの大きい競馬で馬柱が実力以上に汚れてしまっているのは考慮するにして も、今回はスピード、スタミナ、瞬発力すべて足りていない。走法はノーマル。 アースステップは京成杯で5着に善戦したが、最内のポケットという絶好の 位置にいながら伸びきれなかった。走法は{km}と中山向きであるから、前走が この馬の瞬発力勝負におけるMAXパフォーマンスであると考えても良い。 カワキタコマンド、タイムカードは能力証明が足りない。 リザルヴ、ガナールは未知ではあるが、地方からの馬の買う条件に該当しな いため軽視する。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 先週は土曜日にデンコウオクトパスのレースを選んでいれば3連複10万馬券 のチャンス、クロッカスSではマニュアル通りの馬券を選んでいれば30万馬券 のチャンスがあったものの、すり抜けてしまうという大失態でした。特にクロ ッカスSのシゲルモトナリは共同通信杯の傾向を調べていて、単純に後ろから だからと軽視してしまったのが悔やまれます。 それで、ブログで買い方を、そして公開予想の方法も見直してみたところで す。久しぶりにしっかりした予想を書いてみましたが、いかがだったでしょう か。 ◆ご意見ご感想をお待ちしております! →baryutensei-forceshelt@yahoo.co.jp(@を小文字に変えてください) ※件名は馬流天星宛等、迷惑メールでないことを判断しやすいものにしてくだ さい。 ---------------------------------------------------------------------- ◆【発行】 馬流天星 http://baryutensei.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(C)2004-2010 馬流天星 無断で転載、引用を禁じます。
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