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実は、今昔物語にはトンでもないお話がいっぱい!学校では教えてくれない、陰陽師なお話やちょっとエッチなお話を、原文と現代語訳を交互にお送りします。

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2007/02/16

学校では教えてくれない今昔物語 其の肆拾捌之壱 前編

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 学校では教えてくれない今昔物語 其の肆拾捌之壱 前編 (毎週金曜日発行)

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こんにちわ♪GAMIです。
「学校では教えてくれない今昔物語」に登録をしてくださいまして、
ありがとうございます。
何かと至らない点や、おかしなところがあったりするかと思いますので、
何か気付かれましたら、メールでどんどんお知らせ下さい。
よろしくお願いいたします。


★☆……‥‥‥・
すみません。先日にも一度メルマガをお送りできないことがありましたが、
やはり、続けていくのが少し難しい状況になってきました…。
大変申し訳ありませんが、とりあえず、一旦今回のお話(前中後編になります)で
メルマガのお届けを中断させていただきたいと思ってります。
御紹介したお話は、今昔物語集のお話全体からするとほんの一部で
まだまだお話は沢山あります(長すぎてメルマガにできないものも
多いですが…)ので、可能ならまた再開させていただきます。
せっかく御登録いただきました皆様には大変御迷惑をおかけいたしますが、
どうぞ御理解いただけますようお願い申し上げます。


★☆……‥‥‥・
では、第48話目の前編の原文にまいります。
今回のお話は私が一番気になっているお話で、
このメルマガ発行のきっかけとなったお話です。

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凡例 〔注:  〕 脚注です。わかりにくい言葉や古語を現代語で表記します。
    (    ) 読み仮名です。
    ○○   欠字または欠損による判読不可能で、文字がない箇所です。
    □□   空白はないが、欠脱があると推定される箇所です。
    ■〔 〕  メールでは表示できない漢字です。〔 〕内は分解した文字。
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巻第二十九 人に知られぬ女盗人の語 第三

 今昔、何れの程の事にか有けむ、侍程也ける者の、誰とは不知ず、年三十許にて、
長すはやかにて少し赤鬚なる、有けり。
 夕暮方に、○と○との辺を過けるを、半蔀(はじとみ)〔注:蔀の上半分だけを
開閉できるようにしたもの。民間では道路に面してこれがあった〕の有けるより、
鼠鳴(ねずなき)〔注:「ちゅっちゅっ」と音を立てること〕をして手を指出て招きければ、
男寄て、「召にや候らむ」と云ければ、女音にて、「聞ゆべき事の有てなむ。
其の戸は閉たる様なれども、押せば開也。其れを押開て御せ」と云ければ、男、
「思ひ不懸ぬ事かな」とは思ひながら、押開て入にけり。其の女出会て、「其の戸
差して御せ」と云ければ、戸を差して寄たるに、女、「上て来」と云ければ、男上にけり。
簾の内に呼入れたれば、糸吉くしつらひたる所に、清気なる女の、形ちは愛敬付たるが
年二十余許なる、只独り居て、打咲てうなづきければ、男近く寄にけり。此許(かばかり)
女の睦びむには、男と成なむ者の可過き様無ければ、遂に二人臥にけり。

 其の家に、亦人一人無ければ、「此は何なる所にか有らむ」と、怪く思へども、
気近(けぢか)く成て後、男、女に志深く成にければ、暮るも不知で臥たるに、
日暮ぬれば、門を叩く者有り。人無ければ、男行きて門を開たれば、侍めきたる男二人、
女房めきたる女一人、下衆女を具して入来たり、蔀下し、火など燃して、糸清気なる
食物を、銀の器共に為居(しす)へて、女にも男にも食せたり。男、此れを思ひける様、
「我れ入て戸は差てき。其の後、女、人に云う事も無かりつるに、何にして我が
食物をさへ持来たるにか有らむ。若し異夫(ことおうと)〔注:別の男〕の有にや有らむ。」
と思ひけれども、物の欲く成にければ、吉く食つ。女も、男にも不憚ず物食ふ様、
月無からず。食畢(くいはて)つれば、女房めきたる者取り拈めなどして、出て去りぬ。
其の後、男を遣りて戸をば差せて、二人臥ぬ。
 夜明て後、亦門を叩ければ、男行きて開たるに、夜前の者共には非で、
異者共(ことものども)入来て、蔀打上け、此彼こ打掃などして暫居たる程に、
粥・強飯(こわいい)持来て、其等食せなどして、取り次き昼の食物持来て其等食せ畢て、
亦皆去ぬ。

此様にしつゝ二三日有る程に、女、男に「物などへ可行(つきべ)き所や有る」と問へば、
男、「白地(あからさま)に知たる人の許に行て、可云き事こそ侍れ」と答ふれば、
女、「然らば疾く御せ」と云て、暫居たる程に、吉き馬に尋常(よのつね)の鞍置て、
水旱(すいかん)〔注:=水干〕装束なる雑色(ぞうしき)三人許、舎人と具して将来たり。
然て、其の居たる後に、壷屋(つぼや)立たる所の有りけるより、着ま欲き程の装束を
取出して着せければ、男、其れを打着て、其の馬に這乗て、其の従者共を具して行けるに、
其の男共、心に叶ひ仕ひ吉き事無限(かぎりな)し。然て返にければ、馬も従者共も、
女何にも不云わねども、返り去ぬ。物食する事なども、女の云ひ俸つる事無けれども、
何(いず)こより持来るとも無くて、只同じ様にぞしける。


★☆……‥‥‥・
長いので、3回に分けてお送りいたします。
とっても官能的な始まりではあります(笑)。


★☆……‥‥‥・
「私の現代語訳」を募集します(^^)。来週の水曜日までにお送りいただきましたら、
次回に紹介させていただきます!


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