2006/12/29
学校では教えてくれない今昔物語 其の肆拾伍之弐 後編
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜 学校では教えてくれない今昔物語 其の肆拾伍之弐 後編 (毎週金曜日発行) 〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜 こんにちわ♪GAMIです。 「学校では教えてくれない今昔物語」に登録をしてくださいまして、 ありがとうございます。 何かと至らない点や、おかしなところがあったりするかと思いますので、 何か気付かれましたら、メールでどんどんお知らせ下さい。 よろしくお願いいたします。 ★☆……‥‥‥・ なんだか全然「年末」という感じがしません。 …単に大掃除をしないイイワケだったりして(笑)。 でも、クリスマスも気がついたら過ぎてた〜な感じでしたし、 なんとなく感覚的にまだ10月くらいな気分で…(^^;)。 年々時間が経つのが早くなる、ということなんでしょうか…。 えー。今回はいつも以上に単純な現代語訳にしております。 すみません。 皆様御自身で脚色していただけますようお願いしたします(^^;)。 ★☆……‥‥‥・ では、第45話目後編の現代語訳にまいります。 前編については、こちらにあります↓。 原文 http://blog.mag2.com/m/log/0000140324/107958518.html 現代語訳 http://blog.mag2.com/m/log/0000140324/107985385.html 中編については、こちらにあります↓。 原文 http://blog.mag2.com/m/log/0000140324/108011273.html 現代語訳 http://blog.mag2.com/m/log/0000140324/108037267.html 後編の原文がお手元にない方は、こちら↓をご参照下さい。 http://blog.mag2.com/m/log/0000140324/108062697.html ------------------------------------------------------------------- 凡例 〔注: 〕注釈です。わかりにくい言葉や古語を現代語で表記します。 ( )読み仮名です。 ○○ 欠字または、欠損による判読不可能の箇所です。 ------------------------------------------------------------------- 巻第二十 染殿の后が、天狗によって乱暴された話 第十六 ・・‥‥…… そうしている間に、この鬼の魂は、お后様の正気を失わせたので、お后様は お姿を美しく整えられ、微笑まれて、扇で顔を隠されて、几帳の中へ入られて、 鬼と二人横になられた。女房達が聞いていると、ずっと恋しく寂し思っていた事 などを鬼は言っていた。お后様も嬉しそうに笑っていらっしゃった。女房達は 皆逃げ去ってしまった。少し時間が経って、日が暮れる頃に、鬼は几帳から 出て立ち去ったので、「お后様はどうなってしまわれたのだろう」と思って、 女房達は慌てて近寄ってきたが、いつもと様子が違うこともなく、「そういうコトが あった」と思われる様子もなくて、おいででいらっしゃった。少し御目つきが 怖いような感じでいらっしゃった。 このことを内裏へ申し上げていると、天皇がお聞きになられて、理解しがたく 怖ろしいことよりも、「后はこの後どうなってしうのだろう」と、とても深く嘆かれた。 その後、この鬼は毎日同じようにして来たが、お后様もまた恐怖で気を失われる こともなく、正気をなくして、ただこの鬼を美しい者と思われていた。そうなので、 宮中の人は皆これを見て、心の底から悲しく、深く嘆いていた。 そうするうちに、この鬼は、人に乗り移って「私は必ずあの鴨継への怨みを 晴らしてみせる」と言った。鴨継はこれを聞いて、「とても恐れ慄いていたが、 その後、いくらも経たないうちに、鴨継は突然死んでしまった。また、鴨継には 息子が3,4人居た。それらが皆気が狂って死んだ。それなので、天皇も 父の大臣もこれを見て、とんでもなく恐れ慄かれて、あらゆる有名な僧によって、 この鬼を降伏させることを入念に祈らせられたのだが、様々なお祈りをした おかげなのか、この鬼は3月ほど来なくなったので、お后様のお心も少し治って、 元のとおりになられたので、天皇はそれを聞かれて喜ばれて、天皇は、 「今一度様子を見に行こう」と、お后様のお屋敷へ行かれた。いつもより 更に素晴らしい行列だった。全ての役人が残らず皆付き従った。 天皇はお屋敷に入られて、お后様をお見舞いになられ、泣きながら 悲しいことなどを仰られたので、お后様も悲しく思われた。お姿も元のように なられた。そうしていると、あの鬼が急に部屋の隅から跳び出てきて、 几帳の中に入った。天皇はこれを「理解できない」と御覧になられている間に、 お后様はいつものようになって、几帳の中へ急いで入られた。しばらくして、 鬼はお部屋の南側へ跳びだしてきた。大臣や公卿から始まって、役人達が 皆直接この鬼を見て、恐れ慄いて「この世のものとは思えない」と思っている間に、 お后様が続いて出てこられて、多くの人が見ている目の前で、鬼と寝られて、 言いようも無く見苦しいことを、誰はばかることなくしてしまわれて、 鬼が起きたら、お后様も起きて中へ入られた。天皇はどうすることもできず 嘆いて、お帰りになられた。 こういうことなので、高貴な女性は、この事を聞いて、このような僧を 近づけてはいけない、この事はとてもいたましく口にすべきことではない ことだが、今後の人々のために見せて、僧に近づかないことを殊更に 戒めるために、このように言い伝えたのだった。 ★☆……‥‥‥・ 今昔物語が編纂された頃に、こんな話を書いても良かったのか? という疑問が、初めて読んだ時から離れません。 今この現代の週刊誌でもこんな話は書けないと思うのですが…。 それにしても天皇サン、もうちょっと頑張ってよぉ…と思うのですが(笑)。 さて。今回が今年最後のお届けとなります。 1月5日はすみませんがお休みさせていただきます。 次回は1月12日にお届けいたします。 どちら様も良いお年をお迎えくださいませ。 ……………………………………………………………………………………………… メールマガジン: 学校では教えてくれない今昔物語 まぐまぐID: 0000140324 発行者: GAMI メールアドレス: puugami@yahoo.co.jp 関連Webサイト: http://www12.plala.or.jp/rpoogami/magazine1.html ちょっとだけすみません(^^;)http://hw001.gate01.com/rpoogami/waka01.html ……………………………………………………………………………………………… このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。 配信中止は http://www.mag2.com/m/0000140324.htm からできます。 ……………………………………………………………………………………………… 無断転載・転写・コピー・転送等は禁じます。


