学校では教えてくれない今昔物語  RSSを登録する

実は、今昔物語にはトンでもないお話がいっぱい!学校では教えてくれない、陰陽師なお話やちょっとエッチなお話を、原文と現代語訳を交互にお送りします。

現在休刊中です    
解除

規約に同意して

2006/12/22

学校では教えてくれない今昔物語  其の肆拾伍之壱 後編

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

 学校では教えてくれない今昔物語  其の肆拾伍之壱 後編 (毎週金曜日発行)

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜


こんにちわ♪GAMIです。
「学校では教えてくれない今昔物語」に登録をしてくださいまして、
ありがとうございます。
何かと至らない点や、おかしなところがあったりするかと思いますので、
何か気付かれましたら、メールでどんどんお知らせ下さい。
よろしくお願いいたします。


★☆……‥‥‥・
やはり今年は暖冬なようです。
秋の終わりより今の方が暖かく感じるのは、
単に体が慣れただけなんでしょうか…?(^^;)


★☆……‥‥‥・
では、第45話目後編の原文にまいります。
前編については、こちらにあります↓。
原文
http://blog.mag2.com/m/log/0000140324/107958518.html
現代語訳
http://blog.mag2.com/m/log/0000140324/107985385.html

中編については、こちらにあります↓。
原文
http://blog.mag2.com/m/log/0000140324/108011273.html
現代語訳
http://blog.mag2.com/m/log/0000140324/108037267.html


-------------------------------------------------------------------
凡例 〔注:  〕 脚注です。わかりにくい言葉や古語を現代語で表記します。
    (    ) 読み仮名です。
    ○○   欠字または欠損による判読不可能で、文字がない箇所です。
    □□   空白はないが、欠脱があると推定される箇所です。
    ■〔 〕  メールでは表示できない漢字です。〔 〕内は分解した文字。
-------------------------------------------------------------------


巻第二十 染殿の后(きさい)、天宮(てんぐ)の為に■〔女偏に堯〕乱
(にょうらん)せられたる語  第十六

・・‥‥……
 而る間、此の鬼魂(おにのたましい)、后を■〔リッシン偏に兄〕(ほ)らし狂はし
奉ければ、后糸吉(よ)く取り■〔足偏に流の旁〕(つくろ)ひ給て、打ち咲(えみ)て、
扇を差隠(さしかく)して、御帳(みちょう)の内に入り給て、鬼と二人臥(ふ)させ
給ひにけり。女房など聞ければ、只日来(ひごろ)恋く侘(わびし)かりつる事共をぞ
鬼申ける。后も咲嘲(えみあざけ)られ給ひけり。女房など皆逃去(にげさり)にけり。
良久(ややびさし)く有て、日暮(くる)る程に、鬼御帳より出て去にければ、「后
何(いか)に成せ給ぬらむ」と思て、女房達怱(いそぎ)参(まいり)たれど、例に
違(たが)ふ事無して、「然る事や有つらむ」と思食(おぼしめし)たる気色も無くてぞ、
居させ給たりける。少し御眼見(まみ)を怖し気なる気付(けつか)せ給ひにける。
 此由を内に奏していければ、天皇聞食て、奇異(あさまし)く怖しきよりも、
「何成(いかになら)せ給ひなむずらむ」と歎かせ給ふ事無限(かぎりな)し。其後、
此鬼毎日(ひごと)に同じ様にて参るに、后亦心肝も失せ不給(たまわ)ずして、
移し心も無く、只此鬼を媚(うつくし)き者(ものと)思食たりけり。然ば、宮の内の人
皆此れを見て、哀れに悲く、歎き思ふ事無限し。

 而る間、此鬼、人に託(つき)て云く、「我必ず彼(か)の鴨継が怨(あた)を
可報(むくゆべ)し」と。鴨継此を聞て、心に恐(お)ぢ怖(おそる)る間、其後
幾(いくばく)の程を不経(へ)ずして、鴨継俄に死にけり。亦、鴨継が男三四人
有けり。皆狂病(おうびょう)有て死けり。然れば、天皇并に父の大臣此を見て、
極て恐ぢ怖れ給て、諸(もろもろ)の止事無き僧共を以て、此鬼を降伏(ごうぶく)
せむ事を懃(ねんごろ)に祈せ給けるに、様〃の御祈共の有ける験(しるし)にや、
此鬼三月許不参(まいら)ざりければ、后の御心も少し直りて、本(もと)の如く、
成給(なりたまい)にければ、天皇聞食て喜ばせ給ける程に、天皇、「今一度
見奉らむ」とて、后の宮に行幸有けり。例より殊に哀なる御行(みゆき)也。
百官不間闕(かか)ず皆仕(つかまつり)たり。
 天皇既に宮に入らせ給て、后を見奉(みたてまつ)らせ給て、泣〃哀なる事共
申させ給へば、后も哀に思食たり。形も本の如くにて御(おわ)す。而る程間、
例の鬼俄に角踊出(すみよりおどりいで)て、御帳の内に入にけり。天皇此れを、
「奇異」と御覧ずる程に、后例(れいの)有様にて、御帳の内に怱ぎ入給ぬ。
暫許有て、鬼南面(みなみおもて)に踊出ぬ。大臣・公卿より始て百官皆
現(あらわ)に此の鬼を見て、恐れ迷(まどい)て、「奇異」と思ふ程に、
后又取次(とりつづ)きて出させ給て、諸の人の見る前に、鬼と臥させ給て、
艶(えもいわ)ず見苦き事をぞ、憚る所も無く為(せさ)せ給て、鬼起(おき)に
ければ、后も起て入らせ給ぬ。天皇可為(すべ)き方無く思食し歎て、
返らせ給にけり。

 然ば、止事無なかむ女人は、此事を聞て、専(もはら)に如然(しかのごとく)し
有らむ法師の不可近付(ちかづくべから)ず、此事極て便無(びんな)く憚り有り
事也と云ども、末の世の人に令見(みしめ)て、法師に近付(ちかづ)かむ事を
強(あながち)に誡(いまし)めむが為に、此くなむ語り伝へたるとや。


★☆……‥‥‥・
えー。ちょっと冷静に読む必要があるかなと(^^;)。
間違っても学校の古典の教材にはなりましぇん(笑)。


★☆……‥‥‥・
「私の現代語訳」を募集します(^^)。来週の水曜日までにお送りいただきましたら、
次回に紹介させていただきます!


………………………………………………………………………………………………
メールマガジン: 学校では教えてくれない今昔物語
まぐまぐID: 0000140324
発行者: GAMI
メールアドレス: puugami@yahoo.co.jp 
関連Webサイト: http://hw001.gate01.com/rpoogami/magazine1.html
ちょっとだけすみません(^^;)http://hw001.gate01.com/rpoogami/waka01.html
………………………………………………………………………………………………
このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。
配信中止は http://www.mag2.com/m/0000140324.htm からできます。
………………………………………………………………………………………………
無断転載・転写・コピー・転送等は禁じます。
現在休刊中です
解除

規約に同意して

最近の記事

上へ戻る