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2005/04/16

★★ 不動産ファイナンス・マガジン ★★

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★★★ 不動産ファイナンス・マガジン 第5号(2005.4.16)★★★
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不動産ファイナンス・マガジンの第5号をお届けいたします! 

目次
1.ニュースの裏読み 1つ
2.役立つファイナンス理論
3.お役立ち(書籍のご紹介)
4.情報  7つ
5.編集後記
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1.ニュースの裏読み
 
★ 信託会社ってどうよ
 82年ぶりに改正された信託業法によって銀行でなくても信託業ができるよ
うになった。信託受益権の販売、管理型信託会社は登録でよくなったのである
(財産運用をする信託会社は免許)。管理型なら不動産管理信託もできるし、受
益権販売との兼営会社も可能になる。銀行しかできなかった信託契約代理店と
いうのもできる。これまで委託できる財産は6種に制限されていたが、これも
撤廃された。だから知的財産やコンテンツのファンドが注目されている。
これで不動産関連の事業会社がSPCに関連した信託会社をつくることにな
ろう。ただし、これは株式会社だけになってので社団法人や公益法人は見送り
となった。
 特許権信託の第1号はUFJ信託だったようだが、信託受益権販売業は、不
動産ファンド運用会社のアーバン・アセットマネジメントという会社が第1号
となった。不動産ファンドが信託を使う場合、面倒な不動産特定共同化事業を
回避できるし税制上の優遇は大きいのであるが、今まで信託銀行の手数料が高
いのが悩みだったので、自分のところでやりたいのであろう。この会社は信託
業の免許も狙っているらしい。
 信託法改正のセミナーなんかも開かれているが、担当役人の説明のものは評
判はよろしくない。是非、ビジネス・モデル開発や実行力を見せてくれるベン
チャーが現れるのを期待したい。会社法関係ではLLP第1号を狙っている士
業の先生もいるのではないでしょうか。そこらへんも注目しよう。
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2.役立つファイナンス理論

Q An appraiser determines that the variance is  80  for a random sample
 of 25 real estate. The standard error of the sample is closed to;
 
            0.4   0.7   1.8  6.8

A 1.8

POINT
   分散が80ということは標準偏差は9であり、標準誤差はルート25=5で
割ったものであるから   9÷5=1.8
    
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3.お役立ち(書籍の紹介)
 不動産ファイナンスに役立つものを紹介します。今回は書籍の3冊目です。
交渉など不動産の取引に応用できる「情報の経済学」で定評のあるのは、なんと
いっても

 「組織の経済学」  ミルグロム&ロバーツ NTT出版 1997年

でしょう。
奥野先生、伊藤先生他による翻訳が出ています(5,775円)。
経済学を実務やビジネスに活用するということは重要ですが、そういった視点で
書かれた本というのは日本ではまずお目にかかりませんし、そういう俗っぽいテ
キストを授業で使うのは嫌われる傾向にあります。
この本は電話帳くらい厚いのですが、ビジネス書を何冊も読むよりよっぽど面
白いと思います。勉強会や輪読でかなり使われているのではないでしょうか。た
だし、実例はやや古くなってきましたので、この本に影響を受けた先生方が日本
の事例で焼き直しているのを見かけます。ビジネス・スクールばやりで大学の先
生方もニーズを感じているようです。

このほかの推薦書籍は、 http://www.refe.co.jp/research/ を参考にしてくだ
さい。アマゾンから購入することも可能です。

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4.情報
★セミナーのご案内
 不動産評価・入門編「今日から使えるDCF法」を行います。DCF法を使
っていないかた、初心者向けです。講師は私と不動産鑑定士の住吉氏です。
4月27日(水) 13:00〜17:00
千代田区六番町15 主婦会館・プラザエフ 7Fカトレア
ケーススタディで実務に使えるように説明します。高度なことはやりません。
 詳しい内容と申し込みは、
こちら→ http://www.bmjnet.com/seminar/seminar37.html

★    第4日韓鑑定評価協力会議
 (社)日本不動産鑑定協会は、「新時代に突入した不動産鑑定」と題してシ
ンポジウムを行います。
特別講演は立教大学の斉藤精一郎氏、私も動的DCF法の解説を行います。
          4月20(水)・21(木)
         大阪府中央区中之島 大阪国際会議場
  不動産鑑定士には6単位の研修単位が付与されます。

★    クリスタル・ボール7日本語版
 構造計画研究所は、リスク分析のソフトウェアの「クリスタル・ボール」の
バージョン7の日本語版を発売する。デビュー・セミナーは4月20日(応募
は締め切り済み)に開催される。
http://www2.kke.co.jp/cb/index.html

また書籍として「ビジネスリスク分析入門(仮)」が4月末出版予定である。
 
★    Eviewsはバージョン5が
インフォーマティック(株)は、マイクロTSPのEviewsのバージョンアッ
プ版(日本語)を発表した。
       http://www.informatiq.co.jp/Eviews/Eviews51.html
 今回は日本語のテキスト付だそうです。

★無料セミナー
 早稲田大学ビジネスアカデミーでは、KMV社(ムーディーズ傘下になった)
アジアのCDOモデリングのセミナーを開催する。
            4月19日(火)14−16
            早稲田大学日本橋キャンパス
         http://www.waseda.jp/wnfs/pdf/KMV.pdf
★    JAREFE国際シンポジウム
 日本不動産金融工学会では国際シンポジウムを開催する。
            6月15日(水)9:50〜17:00
            一橋記念講堂(学術総合センター2F)
基調講演はNancy Wallace (カリフォルニア大学バークレー校)
     論文も募集中です。  
        http://www.jarefe.com/main.html

★    京都大学記念シンポジウム
 京都大学経済研究所東京分室では、記念シンポジウム『金融工学の将来展望
―資産配分・不動産証券化・保険・年金・新BIS規制・経営―(仮題)』
を開催。
5月13日(金) 15:00〜18:00
            三菱ビル10F 
          http://www.kier.kyoto-u.ac.jp/fe-tokyo/

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5.編集後記
 今年の1月の雑誌でM&Aについて書いたのですが、その時はあまり難しい
業界用語は使わないようにしたのですが、現実のほうが先に行ってしまったな
あと思うこの頃です。これもホリエモンの貢献といえばそうですよね。MBA
コースではM&Aの講義は人気があるし、ガバナンスを扱う講座も多くなって
いるのですが、いくら大学の先生ががんばってもここまではなりませんもの。
こっちのほうが頭に入ったのでは?この件をうまくまとめればよいテキストも
出来るでしょう。

AREUEAも入っている社会科学系の合同学会AEAの年次ミーティング
へ参加してきました。毎年思うところですが、中国パワーは数・質・勢いにお
いて圧倒してきている。次に韓国が続きます。日本人は本当に少ない。本当は
捜せば居るんだろうけど存在感が薄く発表や議論に参加している日本人は皆無。
年々差が大きくなっています。
 もうひとつアメリカで感じたのは、本当に日本のオタク文化が浸透してきた
こと。フィラデルフィアの黒人がほとんどのマーケットでもアニメ・コーナー
が人気だった。誰か仕掛け人がいるのだろうか。うーん、これが日本人の強さ
なのか。議論はしないし顔が見えないけど、商品を作るのは得意なんだろうね、
きっと。昔も今も変わらん。将来も?

 話し変わって、私のところに最近「転職しました。」という報告のハガキが
多数来ています。不動産ファンドや外資系投資銀行などが優秀なプレーヤーを
獲得しているみたいです。ここにも不動産ビジネスの活況が感じられます。今、
30歳台で経験のある人ならかなりの好待遇が待っているそうです。でも、同
じくらいの人でもキャリア・アップがうまくいっている人とそうでない人の差
が激しい感じがします。まあ、私には関係ありませんが(笑)。いいなあ。
 
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発行:有限会社不動産金融工学研究所
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