土屋薬局 中国漢方通信 メールマガジンVOL77(2007/11.15)
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●● 土屋薬局 中国漢方通信 メールマガジン
vol.77 2007・11・15
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最新の中国漢方情報とスタッフの日常や近況を綴っております。
● 目次
1.巻頭コラム 「最近の店頭での相談より 風邪の対処法」
2.ハッチ日記59 「アンパンマン」
3.スタッフより 「パウンドケーキ」
4.『とってもためになる!中国漢方セミナー77
★『高血圧なんてこわくない!』の巻★
5.編集後記 「土門拳さん」
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●● 1.巻頭コラム 「最近の店頭での相談より 風邪の対処法」
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最近、よく耳にしたり、相談されることが多いことは
「風邪(かぜ)」のことです。
大人から子供まで、一家で風邪をひいていることも珍しくなく、
気温が下がり始めた今月に、よく相談を受けることが多いです。
「風邪(かぜ)」は、中国漢方では「風邪(ふうじゃ)」と呼び、
自然界の動きにたとえています。
つまり、「風(かぜ)」とは、急に発生して
あちこちに動き回る、捉えどころがないものですから、
私たち人体の体においても、「風邪(かぜ)」の症状は様々に変化して
当然であるという考え方です。
昔から「風邪は万病の本」と言われていますが、
まさにその通りで、風邪(かぜ)をひきやすいことは、
体の気血(きけつ)不足や腎虚(じんきょ)など、
抵抗力不足が一因となっているでしょう。
さて、「風邪(かぜ)」に対する対応する方法は、
やはりひき始めが肝腎です。
「あ、のどが痛い」と思ったとき、感じたときに、
わたしの場合ですと、すぐに「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」を
服用しています。
1回4錠を服用して、同時に1錠はトローチ代わりに舐めて服用します。
「のどが痛い」と感じたときに、すぐに対応することが肝腎でして、
たとえば、海外旅行への飛行機の中での乾燥による「のどの痛み」にも、
天津感冒片は欠かせないもので、痛みがすーっと解消して、
見事に「風邪の予防」になります。
私がこの我が店で勤務して10年以上経過していますが、
風邪で寝込んだり、休んだことが1回も無いのも、
天津感冒片のお陰です。
中国漢方を知る前の薬学生のときや、東大病院で研修していたときには、
「のどが痛い」時には、マクロライド系の抗生剤などを服用していました。
でも、やはりその当時の抗生剤と天津感冒片を比べると
「切れ味」「効き目」「シャープさ」が全然違います。
(もちろん風邪には、天津感冒片が素晴らしいです)
熱心なお客様の中には、風邪の対応も漢方で済ませる方がいらっしゃいます。
評判は上々で、家族の皆様も風邪をひかなくなることが多いようです。
これから寒くなる季節ですので、皆様風邪などお召しになりませぬよう
ご自愛くださいませ。
(日本では、葛根湯が有名ですが、中国では天津感冒片が
風邪薬のスタンダートです。江戸時代に鎖国していたので、
日本の漢方は発展の歴史が止まってしまったのです)
薬剤師、国際中医専門員、不妊カウンセラー 土屋幸太郎
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●● 2.ハッチ日記59 「アンパンマン」
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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ハッチ日記 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ハッチの今のお気に入りは、アンパンマン。
その一つが紙芝居。
図書館から貸し出ししてもらい、寝る前にパパから読んでもらうのが日課。
自分で
「1−、2−、3−、。。。、11−、12−。12番まで全部あったよ!」
と、紙芝居が順番どうりにならんでいるか、全部あるか確認。
毎回必ずやっているから、その作業も楽しいみたい。
そこの図書館においてある紙芝居は多分ちょっと古いものが多く、
アンパンマンデビューのころの顔をしている。
そんなこともハッチには新鮮なのか、この紙芝居はお気に入り〜。
テレビだと毎回登場するバイキンマンも、紙芝居には登場しないこともあったり。
「バイキンマン、出てこなかったね〜。」
となぜかとても嬉しそうに話している。
そして、なんと!!
アンパンマンの顔に入っている 「あんこ」 が 「カレー」 になってしまうこともっ!!
( 「アンパンマンとかいじゅうアンコラ」 より )
パソコンでアンパンマンのホームページを開いて、
アンパンマンに登場するキャラクターをチェックしているハッチもビックリ!
カレーパンマンが出来る前のお話なのかしら??
テレビにはないストーリーだから、読んでいる親も楽しい〜☆
もう一つはテレビ。
毎週放送されるアンパンマンを録画している我が家。
なので、パパ作のアンパンマンDVDが数枚ある。
毎日それを欠かさずに見るハッチ。
見ているときはものすごい集中力。
口をポカーンと空けて、見入ってる。
周りのことは一切聞こえなくなるらしく、話しかけても全くダメ。
お気に入りは何度も繰り返し見ているので、セリフの暗記はもちろん、
登場人物の動きまで、把握済み!
一緒に見ると、毎回ハッチの解説(?)付き!
さすが、アンパンマン!
子どもの心をつかみますねぇ〜。
この、アンパンマンブームは一体いつまで続くやら。。。
私もセリフやら、登場人物まで暗記してしまったりして。。。
ちょっと苦笑ぎみの、ハッチママでした☆
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● 3.スタッフより 「パウンドケーキ」
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先週の土曜日、娘と一緒に「パウンドケーキ」を作りました。
とはいっても、以前、テレビでやっていた「裏技クッキング」で紹介されていたもの。
なので、材料も、アイスクリーム・ホットケーキミックス・無塩バターの3品。
作り方もいたって簡単で、アイスをレンジで溶かし、そこに、
ホットケーキミックスと溶かしバターを入れ、さっくり混ぜて型にいれ、
オーブンで焼けば出来上がり。
とぉーーーっても不器用な娘でも、上手に、とてもおいしく出来ました。
娘も大満足で、たまたま家に遊びに来た親戚のおばちゃんにも、
「これ、お母さんと一緒につくったのぉー 食べてみてぇー」
と得意顔で言っていました。
この笑顔には、甘いものが苦手なおばちゃんもかなわないらしく
「うん、おいしい」と言って、食べてくれました。
そのおばちゃんを見て、娘の顔は、ますますキラキラしていました。
普段はなかなか娘と一緒に台所に立つことが出来ないので、
休みの時など、また一緒に何か作りたいなと思います。
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●● 4.『とってもためになる!中国漢方セミナー77』
★『高血圧なんてこわくない!』の巻★
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中国漢方セミナーNO77
『高血圧なんてこわくない!』の巻
前回の76号からの続きです。
◇あなたの高血圧はどのタイプ?
高血圧には、自覚症状のない人から数々の症状の出る人まで、
いろいろなタイプがあります。
中国の薬には、症状をとる標治薬(ひょうちやく)と、
根本的に体質を治す本治薬(ほんちやく)があります。
その時の体質と症状にあわせて、使います。
1.イライラタイプ(肝鬱化火(かんうつかか))
中国医学でいう肝は、気(エネルギー)と血の巡りを調節し、
全身の機能(特に精神活動と消化活動)をスムーズにする働きがあります。
ストレスがたまると肝の働きである調節機能が低下して、
気血(きけつ)の流れが悪くなります。
それがこうじてくると、肝火(かんか)という熱性の症状が
あらわれ、のぼせて興奮状態になり、血圧上昇がおこります。
そんな時には、肝気が調節できる薬を用いて、
肝気(かんき)の流れをスムーズにすると、
気血(きけつ)の流れがよくなります。
そして、のぼせを冷まして降ろす薬を用います。
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2.ドキドキタイプ(心腎不交(しんじんふこう))
心(しん)は全身に血液をめぐらせるポンプで、精神活動も主ります。
腎(じん)は人間の元気の源です。
私たちの精神や思考活動は、ポンプ内の血液と腎のエネルギーによって
維持されています。
思い悩み過ぎたり、情緒不安定・慢性病・老化・貧血などが続くと、
心(しん)の過働のためにポンプが過熱して心と腎(じん)の働きがバランスを崩し、
ドキドキタイプの症状が出ます。
そんな時には、心と腎を養い、精神を調節する薬を用います。
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3.血行不良タイプ(気滞血淤(きたいけつお))
中国医学の肝(かん)は、血液の貯蔵庫でもあります。
また、血液を浄化し、気(き)と血液の循環を調節し、スムーズに流れるように
働いています。
ストレスや運動不足などが続くと、肝の調節作用が悪くなり、
血液の浄化も巡りも悪くなった淤血(おけつ)という状態になります。
この悪い状態を克服する為に血圧が異常に上がることになります。
そんな時は、肝の気の巡りをよくし、血液をきれいにして巡りをよくする薬を用います。
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4.肥満・高脂血症タイプ(痰濁内阻(たんだくないそ))
脂っこい食物・お酒・肉類・甘いものなどを摂り過ぎると、脾胃(ひい)の働きが
悪くなります。
運動不足も加わると、体に余分な水分や脂肪分(コレステロールや中性脂肪)が
たまり、肥満や血液がドロドロと粘ってきて、血液循環が悪くなります。
この悪い状態を克服する為に、血圧が異常に上がることになります。
そんな時、脾胃(消化器)の働きを良くし、脂質の新陳代謝を高め、
余分な脂肪分を取り除き、血液をきれいにして循環をよくする薬を用います。
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5.疲れやすいタイプ(気虚血淤(ききょけつお))
生まれつきの虚弱体質や心身の過労・飲食の不摂生などが続くと、
気血(きけつ)の源である栄養素を消化吸収する脾胃の力が弱くなります。
そのために気血不足となり、体を養う力や活動力も低下し、
血液の流れも弱くなって滞ってきます。
そんな時は、脾胃(ひい)の力をつけて体力を高め、元気を補い、
血の巡りを良くする薬を用います。
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6.ほてりタイプ(陰虚陽亢(いんきょようこう))
長期のストレスや肉体疲労・慢性病・喫煙・老化などで、
肝(かん)と腎(じん)の陰(栄養や水分)が消耗して潤すことが出来なくなり、
熱っぽい症状が出て血圧が上昇してきます。
そんな時は、肝と腎の陰を養い潤す力をつけながら、
熱っぽい症状を鎮める薬を用います。
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7.冷えタイプ(陰陽両虚(いんようりょうきょ))
慢性病や老化などで徐々に体力の消耗が進んだために、
体を温める働きが低下し、冷えの症状が出て来ます。
そのために血液の循環が悪くなり、血の滞り(淤血)が出てきます。
そんな時は、栄養分やエネルギーを補い、全身の機能を高め、
体を温めて冷えの症状を改善する薬を用います。
…次回は、78号に引き続き掲載します。
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●● 5.編集後記 「土門拳さん」
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先日、久しぶりに土門拳記念館を訪れたときに、
館内は珍しく多くのお客様たちがいて、
私まで嬉しくなってしまいました。
そうです。
私は「土門教」なので、ついには、
大和路の室生寺や長谷寺、聖林寺なども今年の5月に訪れたくらい、
熱心に土門さんの人柄や作品に惚れています。
今回の展示は、「筑豊のこどもたち」「昭和のこどもたち」「ヒロシマ」
「文楽」「風貌」「戦前戦後ドキュメント」「風景」「室生寺」「古寺巡礼」
それに、企画展示室には第26回土門拳賞受賞作品として
中村征夫さんの「海中2万7000時間の旅」もありました。
土門さんの作品を見ることにより、
胸の中に「私は日本人である」ということをかなり意識するようになります。
また、先人たちが残した偉大な寺院の建築の素晴らしさ、精巧さ、
仏像の素晴らしさなど、「土門拳フィルター」を通して、
いろいろなことが見えてくるし、学べるようになります。
リアリズムな写真は、絵画などをも超える可能性があることを示唆していて、
これからも土門さんの作品を愛していこうと、心に固く決めたのでした。
それにしても、目頭が熱くなる写真が多く、胸を打ちました。
さあ、みなさま、日本人として誇りをもって生きていきましょう!
編集長 土屋幸太郎
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