『週刊バルトジャーナル Vol.169』特集:Nowadays Russia for Foreigner〜ロシア〜
★●★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2008.08.10(日)
『ロシア周辺国/バルト3国最新経済情報満載!週刊バルトジャーナル Vol.169 』
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・今週のひとこと
・MEDUSA情報
・特集(Nowadays Russia for Foreigner〜ロシア〜)
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★今週のひとこと
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8月8日にとうとう08年北京オリンピックが開幕した!
何かにお気づきだろうか、そうこの日は、08年08月08日。今年のオリンピック
は中国にとっても物凄い数字の語呂がいい年の開催だったのだ!
中国では数字の8は中国語の発音(発)からくる意味と無限マークに似ていること
でとってもラッキーな数字なのだ!
開幕式では各種のショーが演じられたが流石中国が威信をかけただけの事はあ
る物凄い気合の入れようだった。
実は今回の開幕式には100億円を投じたという。
参加国数は当初は205カ国だったようだが、最終的には204カ国が参加している。
もちろんこの中にはエストニアも含まれる。
因みにエストニアからも選手団(http://sport.err.ee/beijing2008.php?0)が送
り込まれている。
少数の参加ではあるが、メダルをいくつ取るか今から楽しみだ!
先日、世界のレストランの評価した世界ベスト50なるものが発表された。
(http://www.theworlds50best.com/Regional.html)
この中では、世界のベスト50だけではなく各地域で特出したお勧めレストラン
も紹介しているのだが、何と今年はエストニアのタリンから旧市街地にあるレ
ストランEgoist(http://www.egoist.ee/?lang=2)が北東欧地区の中のお勧め店
として取り上げられた。
5つ選ばれた中でEgoistを除いた他4つは全てフィンランドから選出されている。
以前、このお店で食事を取ったことがあるが、これだけの高評価を取っている
だけあって流石に美味しかった!
姉妹店にはGloria(http://www.gloria.ee/)というのもあって、こちらもお勧め
だ。
観光でタリンを訪れる予定のある方は、記念に一度こちらで食事をされるのも
いいかもしれない。
しかし、どちらのレストランもそれなりの結構な値段を取られるのでそれなり
の心の準備をしておくことをお忘れなく!
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★MEDUSA情報
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日本ではドバイの不動産や株式投資が盛んに取り上げられるが、実は近隣諸国
への投資が今脚光を浴びている。
最近、最も注目されている国の一つにカタールがある。
カタールといっても何も思いつかない人の方が多いだろう。
カタールの首都は、ドーハ!
そう、『ドーハの悲劇』というと何となく何かを思い出す人もいるかもしれな
い。
サッカーファンなら今でも語られる日本代表を襲った悲劇の地だ。
要約して説明すると94年のワールドカップアジア予選の最終戦でもし日本が勝
てば念願の本戦に出場機会を得たのだ。
勝てばと書いたが、実は試合運びは日本が優勢。終了間際で対戦相手のイラク
が同点ゴールを挙げ、結局引き分け(2-2)で本戦の出場を逸してしまった。
最終選の1試合を残してトップに立っていた日本は、最終戦の引き分けで3位と
なり、夢が破れてしまった。
これが『ドーハの悲劇』
こんな苦い記憶を残すドーハ(カタール)だが、実は今不動産投資が湧いている。
あるドバイの不動産投資会社が利回りが40〜45%望めるとして投資を集めてい
る。
投資の募集を行っているのはSabban Property Investmentsという会社で、首
都ドーハのラグーン(30キロを超える海岸線)にThe Pearl-Qatarという名称で
Sabban Towersを建設するとして25億ドルを募集している。
(http://www.sabbantowers.com/)
同プロジェクトでは、不動産ブームが顕著となった07年末から08年年初までに
投資を行った人にはこれまでに更に高い利回りを戻しており、今後は更に価格
高騰が続くとして高い投資利回りを投資家に約束している。
同時にこの開発プロジェクトは、同国初の外国人投資家に不動産の所有を認め
た計画でもある。
日本へもカタール航空が就航していることから、ドバイだけではなく、距離感
的にはそれほど遠くない国であることから投資対象としては面白い国かもしれ
ない。
同国はアラブ諸国の中での影響力を高める為に実はアルジャジーラという24時
間放送のニュース番組を運営している。
最近、中東のニュース番組が取り上げられるようになったが、その多くが同局
からの発信となっている。
アルジャジーラは、小国カタールが中東の大国サウジアラビアに対抗すべく立
ち上げられたという政治的な背景を持ち合わせている。
そして現在では海外からの投資を呼び込む為に規制緩和を断行し、外国人らに
一部地域の不動産所有の完全自由化を実施したりして、開けたカタールという
国家イメージを世界に広める為にドバイのように大量の外国人投資家の呼び込
み努力を続けている。
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★特集(Nowadays Russia for Foreigner〜ロシア〜)
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経済成長著しいロシア。天然資源の高騰による膨大な収益を得たことで首都モ
スクワでは至る所に超リッチな富裕層が生まれている。
今、最もHotな都市モスクワを今回は取り上げてみる。
人材コンサルの英マーサーによる世界物価調べでモスクワは世界で今一番生活
費がかかる都市であることが分った。
英マーサーの調査報告を紹介した米経済誌フォーブスでは、モスクワが3年連
続して世界一物価が高い都市だと紹介している。
そんなモスクワでは、今コーヒーが一杯、何と10.83ドルもするという。
これがKafe HausやChocolatnitsaなどのネットカフェで1時間のネット利用と
ラテか何かをオーダーでもしたらあまりの高さでもう目が飛び出てしまう。
ただし、だからと言って何もかもが世界のどの都市よりも高いかというと流石
にそこまでは行かない。
まだまだ市内の家賃はロンドンや東京の方が高かったりするのも確かだ。
最近の物価上昇はこれだけ生活必需品が値上がりしてしまうと流石に一般駐在
員クラスにとってもそれ程楽なものではないかもしれない。
街中は渋滞だらけ、食料品や住宅価格の高騰、長時間労働の割には低賃金、空
気汚染、そして年間5ヶ月余りに渡って凍りつく街中に暮らす地元の人にとって、
決して今のモスクワは住みやすいとは言えないのではないだろうか。
一方で生活が豊かになった人や懐に余裕がある上級駐在員などの上流階級に属
す人達にとっては、又違った街並みが見えているのかもしれない。
街には至る所に24時間営業の店舗やレストランがあり、地下鉄の構内では宛ら
ニューヨークの地下鉄のようなストリートミュージシャンが音楽を奏でている。
夜間の娯楽も幅が広く、街行く女性もとても美しい。
何だかとても幻想的な綺麗な街並みのモスクワを思い起こさせる。
今のロシアを象徴するモスクワ。経済成長著しく、日々顔を変える煌(きら)び
やかな街並みを夢見る若者が毎日のようにモスクワに職を求めて移り住んでく
る。
この街は実はここ数年で大きくその容姿を変えたのだ。
5年前には街で見かける外国人は、ロシア語を全く話すことも出来ず、興味本位
でやってくる外国人ばかりであった。
彼らは地元企業で仕事を得られるまで観光ビザで入国し、英語を教えたりして
生計を立てていた。
この流れに変化が現れたのは07年10月に施行されたビザに関する法律改正であ
る。
新たな法律により、より手軽に観光ビザの取得が出来るようになった。
それまで長い時間を要したビザ取得期間も今では、法的には3日で取得できる
ようになっている。且つ、無料になった。
これによりビザ取得代行などが取っていた手数料も今では不必要なものとなっ
ている。*業者によっては今でも徴収している。
長らくビザ取得の際に職員が賄賂を要求したりしてきた事もあったが、07年10
月を境にそれもなくなった。もちろんそれまでは代行業者の多くが汚れた職員
とつるんで法外なビザ取得手数料を取っていたりもした。
今、観光ビザで入国した西欧の外国人がよく使う手は、ビザ延長を兼ねて近隣
のヴィルニスやキエフなどのロシア大使館に小旅行に出て、観光がてらビザの
延長をしてくるというものだ。
外国人の求職活動については、最近の傾向は、ネイティブレベルで英語が話せ
る者にとってはこれまで以上に容易に仕事先を見つけることが出来る。
ただし、単に英語を教えたり翻訳作業などといった単純作業が中心な駐在員職
に対する給与は極めて低い。
今、最も高給が目指せる仕事は、英語を操れる金融関係実務者や法律関係の職
務者である。
希少性のある知識を持った者へは、時間とお金がかかったとしても何とか確保
したいと考えるのも当然である。
実際、ロシアで英語を教えるといった需要は、モスクワやサンクトペデルブル
グから田舎へと移っており、その職務従事者も地元大学を出た優秀な卒業生に
取って代わられ始めている。
就労ビザの取得については、6週間から数ヶ月、下手をすると更に長い時間が
必要とされる。
ロシアで就労ビザを取るのはどちらかというとあまり容易なものではないだろ
う。
雇用主にとっても時間は掛かるし、お金も掛かる作業となる。それに見合うだ
けの価値があると思われれば、地元企業の経営者もビザ取得手続きをしてくれ
るかもしれない。
この国でアルバイト感覚でちょっとした仕事の経験を踏みたいと考えるのであ
れば、現実的に考えると、観光ビザなどで入国と出国を繰り返すといった手段
が善し悪しはさて置いて、手っ取り早いかもしれない。
世界的な景気後退懸念が高まる中、景気は十分好調を維持しているロシアであ
る。
期待感的には、多くの就労機会を求められるのではと考えがちではあるが、外
国人にとっては今も思う程容易なものではないようだ。
そして例え仕事先が見つかって、ビザも取得できたとしても世界一の物価高を
誇るモスクワで生活していけるかは甚だ疑問を感じる。
もう少し開けた社会に変貌すれば、更にこの国は成長を果たすことだろう。
それにはもう少し時間が必要なのかもしれない。
今はまだその時にあらずというところか。
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週刊バルトジャーナル「Weekly Balt Journal」
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