2009/11/20
映画の精神医学 ユダヤ人の頭が良い理由
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 映画の精神医学 ●第356号● 2009年11月20日発行 ● 発行部数:47,156部 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【目次】 ■1 はじめに ■2 最新映画批評 「ソウ6」 ■3 精神医学の目 ユダヤ人の頭が良い理由 ───────────────────────────────── ■1 はじめに ───────────────────────────────── 今日は、これから「自殺予防の研修会」に 行ってきます。 研修会の参加者ではなく、講師としてです(笑)。 今回は、かなり大きな団体からお呼びいただき、 参加者100名以上の大きな研修会のようです。 このように、最近では地方公共団体やNPOなど、 公的機関からも研修や講演依頼などが来るようになり、 うれしい限りです。 メンタルヘルス、うつ病、自殺予防。その他、精神医学全般。 講演、セミナー、研修を広く承っております。 法人、商工会議所、青年会議所など各種団体の講演、セミナー担当の方で、 「樺沢紫苑に話しに来て欲しい」・・・という方がいらっしゃいましたら、 樺沢紫苑 kzion@kabasawa.jp まで、ご遠慮なくお問い合わせください。 ───────────────────────────────── ■2 最新映画批評&精神医学の目 (ネタバレなし) ───────────────────────────────── ┌─────┐ 「ソウ6」 11月6日公開(現在公開中) └─────┘ 「ソウ SAW」シリーズも早いもので、第6作。 アメリカでは、毎年ハロウィンに公開されるので、 ハロウィンの風物にもなっている(笑)・・・多分。 日本では公開が多少ずれるようで、 今回の「ソウ6」は11月6日の公開でした。 何だか引っ張り、引っ張りの展開で、ジグソウ(ジョン)も死んでいるし 正直、ジグソウの正統な継承者が誰になろうと、 もうどうでもいいんじゃないか・・・という気もしてくる。 むしろ、「辻褄合わせ」や「過去の謎解き」にあまりとらわれず、 「ゲーム」のおもしろさを生かした作品にして欲しい・・・というのが 個人的な要望である。 今回の、ポスターにもなっている 「6人のなかから2人だけ生かしたい人間を選ぶ」という ゲームは、かなり緊迫感もあり、引き込まれたが、 それ以外のゲームはパッとしない。 「ソウ」第1作の圧倒的なファンである樺沢にして、 惰性で見ている感が強まっているので、他の人も 惰性感、マンネリ感は強まっているだろう。 今回の「ソウ6」。 「どうしても見たい」わけではなが、見ないわけにもいかない。 なかなか厄介である。 「ソウ6」、正直言って、前半から中盤にかけては非常につまらない展開で あるが、さすが「ソウ」シリーズだけはあって、最後の15~20分は 盛り上がる。 それまでの伏線が生きてくるし、ドンデン返しとはいかないまでも、 意外性のある展開が見られる。 入場料以上の楽しみは味あわせてくれるので、 作品のグレードとしてはかなり低下しているが、 それでも「並」のホラー映画の水準は超えている・・・ということか。 私が気になるのは実は、回を追うごとに強まる「マンネリ感」ではなく、 回を追うごとに強まる「残虐性」である。 つまり、ただの「気持ち悪い映画」になりつつある・・・ということだ。 「残虐性」と「恐怖」は、直接の関係はない。 むしろ、「残虐性」が強まれば、喜ぶホラーマニアもいるのかもしれないが、 「敬遠」したくなる観客も現れる。 第1作では「閉所に閉じ込められた人間の心理的な恐怖」がリアリティを もって描かれていたが、その心理描写、人物描写があって、 最後の「残酷描写」も効いてくるし、必然性と特別な意味が込められる。 それが、ここ数作は「残虐性」のみが一人歩きしてしまっている感が 否めない。 第一作は間違いなく傑作である。 映画史に残るホラー映画の傑作と言ってよかろう。 観客がここまで見事にだまされる映画も珍しい。 しかし、第二作目以降は、普通のホラー映画である。 見たい人は見ればいいし、興味のない人は無理して見る必要もない。 「ソウ6」も、そんな一本である。 早くも「ソウ7」の製作が決まったようだ。 私も、あれこれ文句を言いながらも、「見ない」という選択肢は 考えられないので、映画会社の作戦に、 まんまとはまっているのかもしれない(笑)。 樺沢の評価 ★★★☆ (★★★★★が満点。☆は、★の半分) 3万人が読んだ!! 樺沢紫苑の最高傑作「ソウ完全解読」 99%の観客が気付かなかった衝撃の事実に、 あなたはまだ気付いていない!! http://01.futako.info/b/sawreport.html 名前とメールアドレスの入力だけで、今すぐ、 無料でダウンロードできます。 http://01.futako.info/b/sawreport.html ───────────────────────────────── ■3 精神医学の目 ───────────────────────────────── ┌────────────┐ ユダヤ人の頭が良い理由 └────────────┘ 今日の朝、ベーグルを食べました。 ベーグルというのは、「リング状の歯ごたえのあるかたいパン」と言えば、 お分かりでしょうか? 知っている人は知っているのですが、食べたことのない人も結構います。 ベーグル専門店も増えてきて、ここ数年日本でも普通のパン屋さんでも 売られるパンとして、知名度は上がっているでしょう。 ベーグルというのは、もともとユダヤ人の民族食だった・・・ というのは、ご存知でしょうか? 1600年代に、ポーランドやオーストリアのウィーンあたりで誕生して、 東欧のユダヤ人の間で広がり、それが東欧系ユダヤ人のアメリカへの移民 とともに、アメリカに伝わって、ユダヤ人が多く住むニューヨークで 普通に食べられるようになり、ユダヤ人以外にも周知されるようになり、 アメリカ全土に広がり、そして世界中に広がったと考えられます。 私が初めてベーグルを食べたのは、初めてニューヨークを訪れたときなので、 17年ほど前です。 非常に歯ごたえがあり、小麦の風味も素晴らしく、 モッチリとした食感で、腹持ちも良い。 こんなにおいしいパンがあったのか・・・と感動して、 旅行中、毎日のように食べていたことを思い出します。 シカゴに住んでいた時、何度もベーグルを食べましたが、 シカゴのベーグルはおいしくないです。 やっぱり、ニューヨークのユダヤ人が作ったベーグルが最高です。 また、15年ほど前に訪れたイスラエル。 朝、「ベーガレ~~」というかけ声とともに、 ベーグル売りの屋台みたいのが、ベーグルを売りに来くるのです。 朝焼いたばかりの出来たてのベーグルをコーヒーと一緒にいただく。 非常にシンプルではありますが、最高の朝食です。 本場のベーグルは、非常に歯ごたえがあります。 一個食べるだけで、顎が痛くなるほどです。 痛くなると言うのは少々大げさですが、顎がだるくなります。 そのくらいのモッチリとした歯ごたえが特徴です。 ですから、どちらかというと、ふんわり感の残った 日本のベーグルは、ベーグルではない・・・と私は思います。 それで、今日食べたベーグルは比較的歯ごたえがあって、 それを食べながら、ふと思ったのです。 ベーグルというのは、ユダヤ人が頭が良い理由ではないか・・・と。 最近、「脳の活性化」というのがブームになっています。 ドーパミンの活性化。 セロトニンの活性化。 実は、樺沢の著作、次回作はそうした 脳の活性化をテーマにしたビジネス書を企画しています。 それで、セロトニンを活性化するにはどうしたらいいか・・・ ということですが、セロトニンを簡単に活性化する方法は、 二つあります。 それは、「日光」と「リズム運動」です。 朝起きて窓から光が入る。 それだけで、セロトニンの活性が高まりはじめます。 日光を浴びる・・・ということです。 そして、「リズム運動」というのは、ウォーキングや体操などです。 あるいは、「咀嚼」(かむこと)もリズム運動です。 ただし、リズム運動は最低5分は続けないと、セロトニン活性化には つながりません。 つまり、朝起きて、朝食をきちんととる。 ご飯をしっかりと噛んで、10分か15分かけて食事をとる。 これで、セロトニンは活性化するのです。 セロトニンが活性化しますと、頑張る意欲がわいてきますし、 うつ病にもなりづらい。ストレスにも強くなります。 しかし、最近の日本人、特に若い人たちはどうでしょうか? まず、朝食をとらない人が多い。 そして、朝食をとったとしても、ギリギリに起きてきて、 さっと早食いしてすぐに出掛けてしまう。 (5分以上、咀嚼しないとセロトニンは活性化しない) あるいは、子供たちは、パンとかシリアルみたいな、 柔らかい、歯ごたえのないものを好んで食べます。 同じパンにしても、フランスパンのようなかたい歯ごたえのある パンよりもフワフワのパンを好みます。 つまり、普通に朝食をとれば、セロトニンは活性化するのに、 今の日本人は、そうした一日の最初の 「セロトニンを活性する重要なイベント」を省略してしまっている・・・ という。 ちなみに、セロトニンの合成は「午前中」が最も盛んなので、 昼ご飯に、歯ごたえのあるものを食べても、 手遅れなのです。 先日、口腔外科の先生に聞いた話ですと、 最近、子供に顎関節症が非常に多い・・・と言っていました。 顎関節症というのは、顎の関節が弱くなって、 普通のものを噛むのにも支障をきたす病気ですが、 小さい頃から柔らかいものばかりを食べていると、 顎が鍛えられず、弱くなって、顎関節症になりやすいのです。 また「咀嚼」というのは、非常に脳の刺激効果が高い・・・と 言われています。 例えば、お年寄りの方で、ご飯が食べられない、 つまり咀嚼と嚥下ができなくなると、急に認知症にかかったり、 あるいは認知症の患者さんがご飯が食べられなくなるとすぐに 記憶障害が著しく悪化することを経験します。 「咀嚼」は、脳を刺激する。脳の活性には非常に重要な役割を 果たしている。 ベーグルのような歯ごたえのある食べ物を朝食べると、 「咀嚼」によりセロトニンが活性化して高い意欲で 学校の勉強に取り組める・・・と言えるでしょう。 また朝食をとることで、体内の血糖も上がり、 脳の唯一の栄養源であるブドウ糖が補給され、 脳が臨戦状態になる・・・ということもあります。 朝食をとらないと、低血糖状態になって、頭がボーッとした 状態で午前中を過ごすことになります。 ちなみに、2009年4月に調査された日本の 「全国学力テスト」の結果分析によると、 毎日朝食を食べている子供の平均正答率60に対して、 朝食を全く食べていない子供の平均正答率39で、 21ポイントも低くなっています。 要するに、きちんと朝食を食べる子供は成績が良く、 朝食を食べない子供は成績が悪い・・・ということが、 学力テストの結果として、歴然と現れています。 ということで、あたなのお子さんの成績を上げたければ、 「朝食」を食べさせるべきです。 あなた自身が、午前中からバリバリと高い集中力で 働きたいのなら、「朝食」をとるべきです。 ただ朝食をとるだけではなく、 「早食い」ではなく、歯ごたえのあるものをゆっくりと時間を かけて食べる・・・ということで、脳の活性化は促進されるのです。 ユダヤ人が頭の良い理由は、朝食にベーグルを食べるからだ・・・ というのは、かなり短絡的ではありますが、 理由の一つとして関係している可能性は、脳科学的にみても 十分に考えられるのではないか・・・と思いました。 「朝食」と子供の「成績」の関係は、 【ビズ心プレミアム】第49号 2009年9月発行 頭の良い子供の育て方~成績が良い子供に共通する四つの習慣 で、非常に詳しく説明しましたので、興味のある方は バックナンバーからお読みください。 「ビジネス心理学プレミアム」 バックナンバー購読はコチラから →→ http://www.mag2.com/m/P0006963.html ───────────────────────────────── ■4 さいごに ───────────────────────────────── 樺沢の友人でもある マーケティングコンサルタントの濱田昇さんが 新刊「質問力で稼げ!」を出版されました。 「質問」だけで問題点を解決し、業績アップ、年収アップができる というシンプルながら、非常に効果的な方法が紹介されています。 同書を購入しますと、 業界著名人のインタビューCD(お好きなものを一枚)が プレゼントされるという、大盤振る舞いです。 ちなみに、仮に本を購入しなくても、 業績アップ、年収アップに即効果のある42分の音声セミナー 「魔法の質問力」特別編集版が無料プレゼントされる 「0冊購入キャンペーン」も実施されているので、 ダウンロードしてみてください。 http://01.futako.info/b/hamada0001.html ──────────────────────────────── メール送信者:(株)樺沢心理学研究所 佐々木信幸(樺沢紫苑) 連絡先: kzion@kabasawa.jp メール送信者情報の詳細: http://www.saikyo.bizshin.com/semi1/hyouji_eisei.html メールマガジン登録/解除: http://www.mag2.com/m/0000136378.htm サイト http://www.kabasawa.jp/eiga/home.html ブログ http://eisei.livedoor.biz/ ビジネス心理学プレミアム ニュース・芸能・映画の心理学 http://www.mag2.com/m/P0006963.html ■注意・お知らせ 映画の見方は、人それぞれです。このメルマガは、発行者の個人的な見 解であり、他のいろいろな考え方を否定するものではありません。 みなさんから、お送りいただいメールは、メルマガ、ホームページ上で 紹介するかもしれません(もちろん、匿名で)。 ──────────────────────────────── 「映画の精神医学」は、以下のURLより解除することが可能です。 メールマガジンの解除・登録・変更はコチラから http://www.mag2.com/m/0000136378.html ────────────────────────────────



