2009/10/10
映画の精神医学 親子コミュニケーションを深めるヒント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 映画の精神医学 ●第349号● 2009年10月10日発行 ● 発行部数:47,156部 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【目次】 ■1 はじめに ■2 最新映画批評 ウルヴァリン: X-MEN ZERO ■3 精神医学の目 親子コミュニケーションを深めるヒント ───────────────────────────────── ■1 はじめに ───────────────────────────────── 昨日は、「ビジネス選書セミナー」の藤井孝一さんの出版記念講演& パーティーに参加して、その後「成功本50冊勝ち抜け案内」の著者 水野俊哉さんと、終電ギリギリまで飲んでいました。 水野さんが今度、「婚活」の本を出すということで、 「婚活」の話が盛り上がり、とても楽しかったです。 「出版すると、どんなメリットがありますか?」という 質問を良く受けるのですが、 出版すると「お付き合いする人たちが変わる」という ことがあります。 特に、ビジネス書を出版すると、ビジネス書の著者さんと 対等にお付き合いできる・・・という、ことがあります。 書店に平積みされるビジネス書の著者さん。 以前は「天上の人」に思えたわけですが、そうした人たちと パーティーで会うのみならず、個人的に食事をしたり、 飲みに行ったり・・・ということが、できるようになる。 これは、とても素晴らしいことですが、 間違いなく「出版」のメリットだと思います。 そうした意識の高い人と話をすると、 こちらもいろいろな触発を受けます。 入手できる情報の質も変わりますし、そうした刺激は 自らの作家としての能力にもプラスになるでしょう。 このように、「出版する」というのは、いろいろなメリットが あるので、私は「出版したい」という人は、何が何でも 出版を現実のものとして欲しい・・・ということで、 セミナーなどで出版ノウハウを提供しています。 樺沢が講師をつとめる、今年最後の 「出版ブランディングカレッジ スタート・セミナー」ですが、 10月13日(火)に実施されます。 「出版したい」という方は、 出版に向けて最初の一歩を踏み出してください。 ●「出版ブランディングカレッジ スタート・セミナー」 10月13日(火) 19時から 東京・神田にて http://01.futako.info/b/20091013.html 毎回、懇親会も大いに盛り上がります。 是非、樺沢に会いに来てください。 ───────────────────────────────── ■2 最新映画批評 (ネタバレなし) ───────────────────────────────── ┌───────────┐ ウルヴァリン: X-MEN ZERO 現在、上映中(もうすぐ終了) └───────────┘ 「X-MEN」シリーズ最新作。 ヒュー・ジャックマン演じる特殊な能力を持つウルヴァリンと X-MENの誕生の秘密が描かれる。 この手の、話がさかのぼる「エピソード1」 あるいは「エピソード0」シリーズというのは、 そのシリーズに思い入れが強いほど楽しめる。 逆にいうと、思い入れがないと、あんまり楽しめないという。 アメコミでは超メジャーなアメコミ「X-MEN」ではあるが、 日本では「X-MEN」のファンはそう多くはないだろう。 もちろんアメコミ「X-MEN」や過去の映画「X-MEN」シリーズを 見ていなくてもそれなりに楽しめるようには出来ているが、 特に「X-MEN」に思い入れのない私にとっては、 普通のエンタメ映画の一本といったところ。 ただ、私がちょっとおもしろいと思ったのは 「赦し」のテーマである。 「赦し」のテーマというのは、言い換えるとキリスト教的なテーマ ということになるが、表面的にはキリスト教的な雰囲気は微塵も 感じさせないエンタテイメントなのだが、その根底にはアメリカ人に 広く受け入れられやすい「赦し」のテーマが埋め込まれている、という。 実にアメリカ映画らしいアメリカ映画である。 樺沢の評価 ★★★☆ (★★★★★が満点。☆は、★の半分) ───────────────────────────────── ■3 精神医学の目 ───────────────────────────────── ┌────────────────┐ 親子コミュニケーションを深めるヒント └────────────────┘ 「いじめ自殺」についての教科書を執筆している、という話は 以前書きましたが、そちらの原稿がようやく完成しました。 「教科書」というのは、一字一句に細心の注意を払わないといけないので、 本当に大変です。 ここ2~3週間、「いじめ自殺」がなぜ起きるのか? どうやれば、最悪の事態に発展する前に、 親(や教師)が子どもの「いじめ」の事実を気けるのか・・・ ということを考えてきました。 いじめられている子どもは、 「自分がいじめられている事実を親や教師に知られたくない」という 心理を強く持っています。 家族などに心配をかけたくない、という真面目な性格が、 そうした心理を引き起こし、 「いじめ」の発見をさまたげてしまうのです。 じゃあどうすればいいのか・・・というと、 これはもう、日頃から「親子のコミュニケーション」を 密にしておくしかない。 普段から、ささやかなことを親子間で、気軽に話せる関係性。 そうしたものが築かれていて、はじめて 「何かあった時」に親に相談でてきる・・・ということがあります。 ただ、どんなに親子間のコミュニケーションが密でも、 「いじめの事実」については、執拗に親に話そうとしない・・・ ということが、あるといいます。 しかしそこにチャンスもあります。 「いじめの事実」について知られたくない・・・という心理がありますから、 学校の出来事をたずねても、学校の話をしなくなったり、 そうした話題を避けるようになるのです。 そうした学校の話題を話したくないがために、 ご飯を食べたらすぐに自室にこもって、 親と顔を合わせる時間を減らそうとしたり・・・とか 何らかの行動の変化は必ずおきます。 「いじめ」や、その他の学校での不適応がある場合は、 以前は密だったコミュニケーションが、「疎」になってしまう。 子どもから「いじめ」の事実を告白することはないにしても、 そうした、行動の「変化」を通して、「子どもの異常」について 察知することは可能です。 これが最初から、コミニケーションが少ないと、 変化に気付きづらい・・・ということになってしまうでしょう。 あと子どもの「言葉」というのも大切ですが、 非言語的なサインも大切です。 遅刻が多くなる。 早退が多くなる。 そうした行動は、「学校に行きたくない」「学校にいたくない」という 非言語的なサインですから、見逃してはいけません。 子どもと、しっかり向き合う。 子どもの話をしっかり聴く。 子どもと、しっかりとコミュ二ケーションをとる。 そういった基本的なことが、非常に重要です。 じゃあ、具体的にどうやったらコミュニケーションを深められるんだ? そんな疑問を持つ人も多いでしょう。 先日、ドラマ「ドラゴン桜」の再放送を見ていたら、 おもしろいシーンがありました。 落ちこぼれの生徒たちを東大合格に導こうとする教師桜木は、 子どもたちの親を集めて言います。備考とすることを言っていました。 「親が子どもの話をきちんと聞き、 子どもの言葉を繰り返すだけで子どもは安心感を得る。 これが子どもとの正しい対話」 全く正しいです。 これは心理学では、「ミラーリング」と言います。 鏡のように、相手の言ったことを繰り返す。 それで相手は、自分が話したことが受け止められ、 理解されたように感じる。 そして、コミュニケーションが深まっていくのです。 「傾聴」して「反復」する。 カウンセリングの基本でもあります。 親は、子どもの話に対して、「傾聴」するのではなく、 ついつい「そうじゃない」と否定したり、 「●●しなさい」と言いたくなってしまいます。 とにかく徹底して話を聴く。 それを反復しながら、確認していく。 それだけで、子どもは自分で正しい結論、判断にたどりついて いきます。 それは自発性を引き出すということでもあり、子どもを成長させる 話の聞き方でもあります。 「一言、言いたくなる」気持ちを我慢して、「聴く」ことに専念する。 これだけで、親子のコミュニケーションは深まります。 親子コミュニケーションを深めるヒント さらに詳しく知りたい人はコチラ http://01.futako.info/b/oyazou00001.html ──────────────────────────────── メール送信者:(株)樺沢心理学研究所 佐々木信幸(樺沢紫苑) 連絡先: kzion@kabasawa.jp メール送信者情報の詳細: http://www.saikyo.bizshin.com/semi1/hyouji_eisei.html メールマガジン登録/解除: http://www.mag2.com/m/0000136378.htm サイト http://www.kabasawa.jp/eiga/home.html ブログ http://eisei.livedoor.biz/ ビジネス心理学プレミアム ニュース・芸能・映画の心理学 http://www.mag2.com/m/P0006963.html ■注意・お知らせ 映画の見方は、人それぞれです。このメルマガは、発行者の個人的な見 解であり、他のいろいろな考え方を否定するものではありません。 みなさんから、お送りいただいメールは、メルマガ、ホームページ上で 紹介するかもしれません(もちろん、匿名で)。 ──────────────────────────────── 「映画の精神医学」は、以下のURLより解除することが可能です。 メールマガジンの解除・登録・変更はコチラから http://www.mag2.com/m/0000136378.html ────────────────────────────────


