2009/07/24
映画の精神医学 皆既日食の映画
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 映画の精神医学 ●第338号● 2009年7月24日発行 ● 発行部数:47,156部 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■1 はじめに ───────────────────────────────── 7月20日。樺沢が出演したテレビ「サプライズ」の カレー特集は、ご覧になりましたか? 4分くらいは出ていたでしょうか。 一番最初の登場ということもあり、 思ったよりVTRも長く、かなり目立っていたと思います。 次はカレー評論家ではなく、精神科医として登場したいものてす(笑)。 ちなみに、私がテレビで紹介したイチオシのお店はコチラ。 →→→ http://01.futako.info/b/myfavoritecurry.html ───────────────────────────────── ■2 最新映画批評 ───────────────────────────────── ┌────────────┐ 「それでも恋するバルセロナ」 └────────────┘ ウディ・アレン監督作品ということで、ウディ・アレン好きの 私としては、見逃すわけにはいかない。 スカーレット・ヨハンソンに、ハビエル・バルデムとペネロペ・クルス という2人のオスカー俳優をそろえた豪華な俳優陣で、 舞台もスペイン、バルセロナと華やかな感じで、期待感は高まる。 ウディ・アレン作品というのは、正直、誰が見てもおもしろいと いうものではナイト思うが、残念ながら「それでも恋するバルセロナ」も そうした一本となっている。 ウディ・アレンの初期の作品は、ドカン、ドカンと笑える直球の 笑いであったけども、歳を重ねるごとに、変化球の笑いというか、 斜に構えた皮肉めいた笑いというか、 ウディ・アレンの笑いは一筋縄ではいかなくなっている。 「映画は映像で語るもの」と私は考えるが、 ウディ・アレンの作品は普通の映画と比べて 明らかに言語情報が多い。 言葉で説明しているわけではないが、 「言葉のおもしろさの要素」が重視されている。 だいたいおしゃべりなキャラクターが一人くらいは出てくるが、 本作では冒頭からナレーターが喋りまくる。 言葉の内容もそうだが、リズムとかタイミングとか、 そういう微妙なニュアンスを駆使して笑いを引き出してくる。 ウディ・アレンのスタンドアップ・コメディアン時代の映像を 見たことがあるが、まさに喋りの天才というか、 言葉の魔術師という感じで、 神経質でおどおどした様子で喋るその口調は 「アニー・ホール」に出演しているウディ・アレンそのものであるが、 全てが計算されつくされた喋り・・・という感じである。 シカゴの野外映画祭で数万人の観客と一緒に「アニー・ホール」を見た。 ウディ・アレンのしゃべくりシーンで、ドカン、ドカンと大きな笑いが 巻き起こっていたが、残念ながら私の英語力ではちっとも笑えなくて、 強烈な疎外感を味わった。 「それでも恋するバルセロナ」でも それに近い疎外感を感じる。 「微妙なニュアンスを理解すれば、もっと笑えるのになあ」 と自らの英語力のなさを痛感されられる。 いくら字幕を追っても、微妙なニュアンスは伝わらない。 まあ、それなりに笑えるシーンは随所にあるけれども、 言葉の理解が深ければ、もっと楽しめることは間違いない。 恋愛映画として期待するとその展開やラストに 納得いかない人も多いかもしれない。 やはり、「軽妙なタッチのコメディ」として楽しむべきなのだろう。 樺沢の評価 ★★★☆ (★★★★★が満点。☆は、★の半分) 樺沢が選ぶウディ・アレンのベストワン作品は →→→ http://01.futako.info/b/dvdWoodyAllen.html とにかく笑えます。 ───────────────────────────────── ■3 精神医学の目 ───────────────────────────────── ┌──────────┐ 便所飯の心理学 └──────────┘ 最近、「便所飯(べんじょめし)」という言葉を耳にします。 妙にインパクトのある言葉です。 テレビや週刊誌などでも特集されていますが、 「便所飯」とは、「便所の個室で食事をする行為」で、 学生や女性などが、一人で食事をする寂しい姿を見られないよう、 衆目を避けて食事を取る目的で便所飯に及ぶそうです。 ただ実際に、そういう行動をとる人がどれだけいるのかは、 はっきりとはわからないのが現状。 テレビの特集番組での大学生へのインタビューでは、 便所飯の経験のある人は登場しなかったものの、 「一人でランチを食べるくらいなら、昼飯は抜く」という声が多く 見られました。、 「一人で寂しく食事をするのを人に見られたくない」 と考える若者が多いことは、間違いないようです。 心理学的に言えば、これは「過剰適応」ということになるでしょう。 自分が友人たちからどうみられているのかが非常に気になる。 他者からの自己評価を気にしすぎてしまう、ということ。 そうした他者評価を下げたくないが故に、 「一人で食事をする」という姿を人に見せない努力をする、 その努力の一つが「昼食を抜く」ことであり、 「便所飯」ということになるのでしょう。 友人から嫌われないように努力しないと、 「友情」を維持することすらできない・・・という。 友人から嫌われないように、 まめに携帯メールをチェックして、すぐに返信したり・・・と いうのも結局同じこと。 自然なコミュニケーションができなくなっている。 意識的にコミュニケーションしないと、 コミュニケーションが成立しない、ということなのでしょう。。 少し前に、「KY」(空気読めない)というのが流行りましたが、 これと完全に正反対の状態です。 「周囲の状況」と「自分」の間にギャップを感じたとき。 自分を「周囲の状況」に合わせて適応するのか<便所飯>、 反対に「周囲の状況」を無視して「自分」の殻にこもるのか<KY>。 どちらかしかないわけで、本質は同じように思います。 こういう状況に対して、どうしたらいいのか? 対策というほどのことではありませんが、 コミュニケーション・スキルを磨くのが 良いと思います。 コミュニケーション・スキルを磨くためには、 「複数のコミュニティ」に所属して、 いろいろな人と会いながら、 地道にコミュニケーションの訓練をする・・・ というのが、一番簡単な方法だと思います。 大学生だと、クラスやゼミなどの同学年の友達。 そして、学内の同好会やサークルの友人、先輩、後輩 という人間関係があると思います。 それ以外のコミュニティにも属するということです。 できれば、様々な世代の人が入っているような 趣味やスポーツのサークル、グループがいいと思います。 私は大学生の頃、社会人中心の映画のサークルに入っていました。 若い人もいるのですが、40代以上の昔からの映画ファンの人が 中心のサークルで、毎回「ああ、こんな見方もあるんだなあ」と 発見の連続です。 いろいろな意味で今の自分の糧になっていると感じます。 多くの人に接する、という意味では、 アルバイトなども、いいと思います。 多様なコミュニケーション・パターンを身につける、 というと仰々しいのですが、老若男女、 いろいろな人たちと会い、話をして、共に行動していく。 そういう中で、コミュニケーションのスキルは磨かれていきます。 ───────────────────────────────── ■4 家で楽しむおすすめ映画 ───────────────────────────────── あなたは、日食を見ることができましたか? 天気の悪い地区も多かったようですが、 私は雲の切れ目から、かろうじて見ることが出来たので ラッキーでした。 日食を見られなかった人は、 せめて「日食の映画」を見てはいかがでしょうか? (笑) 「日食の映画」で思い出されるのが、まずはコチラの作品。 http://01.futako.info/b/dvd0000019.html 日食 → 奇跡 → 救世主 という連想。 あるいは、日食 → 禍 という連想。 「日食」が、時代をゆるがす大事件へと発展する・・・ という壮大なスペクタクルは見応えがありますが、 いかんせん、残酷描写が多すぎます。 家族で見るのには、お勧めしません。 私がお薦めしたいおもしろ日食映画は、こちらです。 http://01.futako.info/b/dvd0000020.html 「日食」という設定を見事にストーリーに取り入れた、 B級SF映画。 皆既日食の暗闇の中で襲い来る謎の生物の正体は? 皆既日食が終了するまでの、わずかな時間の激しい攻防戦。 はたして彼らは、生き残れるのか? B級ではありますが、演出のうまさが光る、 手に汗握るSF・ホラー・アクションです。 樺沢の評価 ★★★★☆ 【クイズ】この作品名は? →→→ http://01.futako.info/b/dvd0000020.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■5 「シカゴ」DVD 無料配布を終了します ───────────────────────────────── 樺沢は、ビジネスマンに役立つ心理学ノウハウをお届けする 有料メルマガ「ビジネス心理学プレミアム」(月額1,490円)を 発行しています。 先日、この「ビジネス心理学プレミアム」の 継続購読率を調べてみました。 有料購読を一度でもしていただいた方のうち、 現在まで購読していただいている方の割合です。 そうしたら、なんと60%が現在まで継続購読されている ということがわかったのです。 一度でも「ビジネス心理学プレミアム」を読むと、 購読をやめてしまう方が、40%しかいない。 つまり、半分以上の方が読み続ける・・・という。 「ビジネス心理学プレミアム」は、驚異的な満足度のメルマガである、 ということが言えると思います。 さらに、驚くべきことは、3ヶ月購読された方の継続購読率は、 90%を越えているのです。 3ヶ月以上購読された方は、まず、滅多に購読中止することはない・・・ ということが、数値の上から示されました。 あなたも、この驚異的な継続購読率のメルマガを読んでみませんか? ちなみに、7月25日発行予定の、 「ビジネス心理学プレミアム」第45号では、 ●「対他配慮」で全てがうまく行く 音声セミナー(30分以上) をお届けします。 ・経営者の成功法則 ・異性からモテる方法 ・思春期の子供の心理を理解する方法 そこに共通するキーワードが「対他配慮」です。 「対他配慮」とは、「自己中心」の反対。 相手のことを「ちょっとだけ気遣う」だけで、 職場の人間関係も、そして恋愛関係も おそろしいほど好転する 驚異の心理秘術を紹介します。 さて、「ビジネス心理学プレミアム」は、初月購読料無料なので、 月末までに解除しますと、1円もかからずに、月内に配送される 全3号(原稿用紙換算100枚程度、音声ファイル30分以上)を 無料でお試しいただけます。 また、翌月まで継続購読された方全員に、 樺沢紫苑の講演会を収録した DVD「シカゴと映画と精神医学」(120分)を、 送料・手数料樺沢負担の「完全無料」でプレゼントしています。 しかし、このプレゼントですが、7月末で終了となります。 今月から来月への購読継続者にプレゼントしたら、 「無料プレゼント」は終了します。 その理由ですが、このDVDが、残り100本を 切ってしまったからです。 8月以降は、4,980円で販売しようか・・・と思っています。 「シカゴと映画と精神医学」は、 樺沢の3年間のアメリカ、シカゴの留学生活で得た気付き。 樺沢の英語学習法やアメリカ生活でのおもしろ話などを まとめたDVDで、 アメリカや海外留学、英語学習に興味のある方は、 かなりためになる内容だと思います。 「シカゴと映画と精神医学」を無料で入手したい方は、 是非、「ビジネス心理学プレミアム」に登録してください。 無料でDVDを手に入れる最後のチャンスです。 「ビジネス心理学プレミアム」初月無料お試し購読をする →→→ http://www.mag2.com/m/P0006963.html ──────────────────────────────── メール送信者:(株)樺沢心理学研究所 佐々木信幸(樺沢紫苑) 連絡先: kzion@kabasawa.jp メール送信者情報の詳細: http://www.saikyo.bizshin.com/semi1/hyouji_eisei.html メールマガジン登録/解除: http://www.mag2.com/m/0000136378.htm サイト http://www.kabasawa.jp/eiga/home.html ブログ http://eisei.livedoor.biz/ ビジネス心理学プレミアム ニュース・芸能・映画の心理学 http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/69/P0006963.html ■注意・お知らせ 映画の見方は、人それぞれです。このメルマガは、発行者の個人的な見 解であり、他のいろいろな考え方を否定するものではありません。 みなさんから、お送りいただいメールは、メルマガ、ホームページ上で 紹介するかもしれません(もちろん、匿名で)。 ──────────────────────────────── 「映画の精神医学」は、以下のURLより解除することが可能です。 メールマガジンの解除・登録・変更はコチラから http://www.mag2.com/m/0000136378.html ────────────────────────────────


