シカゴ発 映画の精神医学 RSSを登録する

アメリカ在住の精神科医が、最新映画を精神医学、心理学的にわかりやすく解説。「癒し」と「心」がテーマです。ビジネスや恋愛にも役立つ心理が学べます。メルマガ大賞新人賞、総合3位受賞。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/02/21

映画の精神医学 火事に巻き込まれました

この記事を取り寄せる

確定申告がはじまりました。
あなたは、確定申告に不安はありませんか?

自分は、確定申告しなくてはいけないのか?
経費として控除できるのは、どんな項目か?

これを読めば、全てわかります
→→→ http://egoods.holy.jp/c/zei12.html 


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
                                
      映画の精神医学
       
●第260号● 2008年2月21日発行 ● 発行部数 :49,549部
 
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    【 目 次 】
■1 はじめに
■2 最新映画批評 「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」
■3 精神医学の目 火事は本当におそろしい
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 はじめに
─────────────────────────────────

 このたび新しいメルマガをスタートしました。

 その名は、「グルメの心理学」です。

■「グルメの心理学」
http://www.mag2.com/m/0000257512.html

 3000軒のレストランを食べ歩いた精神科医でグルメ評論家の樺沢紫苑が、
三ツ星レストラン、高級寿司店からラーメン、カレーといった
B級グルメまで。

 日本、アメリカ、そして世界を食べ尽くしながら、
食文化、そして食と人間、現代日本を徹底考察していくメルマガです。


 単なる「食べ歩きメルマガ」「グルメ情報メルマガ」ではなく、
食べ歩きを通して「人間発見」「文化発見」をしていこう、
という「食」に関して、今まで見たことのない切り口の文章を
お届けしていく予定です。


 すでに、「第1号」は発行されています。

バックナンバーはコチラ
 ↓ ↓
http://archive.mag2.com/0000257512/index.html


 「第1号」から、数回にわたって、
「ミシュランガイド」東京版で、
日本人としてフレンチの世界で初めて三つ星を獲得するとともに、
33才。現役、最年少の三つ星を獲得した天才シェフ岸田周三氏。
 この岸田シェフの店「カンテサンス」。

 その「カンテサンス」を訪れた樺沢のレポートとともに、
「食と想像力」「食とサプライズ」「究極の美食とは?」
「天才シェフの想像力の秘密」などについて、
連載でお伝えしていきます。

 読み応えたっぷりの新メルマガ。

 今すぐ、ご登録ください。

☆樺沢紫苑の新メルマガ☆
■「グルメの心理学」
http://www.mag2.com/m/0000257512.html


─────────────────────────────────
■2 最新映画批評
─────────────────────────────────
┌──────────────────┐
 「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」 2月16日公開
└──────────────────┘ 
 
 まずは、これをご覧いただきたい。

◆日本国内週末興行収入ランキング (2月16日〜17日)◆

1位 L change the WorLd
2位 チーム・バチスタの栄光 
3位 エリザベス/ゴールデン・エイジ 
4位 母べえ
5位 陰日向に咲く
6位 マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 
7位 アース
8位 アメリカン・ギャングスター
9位 スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
10位 リアル鬼ごっこ

 2〜5位以外の作品は全て見たが、
ランキングというのは、非常におもしろいなあ、
と改めて思う。
 
 ランキングは、人間の集団心理を表す。

 日本人は、「他人が何をしているのか」をとても気にするので
ランキングが好きだ。
 そして、ランキングによって行動が大きく左右される。

 「みんなが見ているから見よう」という心理が働く。

 アメリカ人は違う。
 アメリカ人は、「自分がおもしろそうだと思う」から見に行く。

 ランキングは参考データとして有意義に利用すべきだと思うが、
あくまで「参考」にとどめるべきだ。

 なぜなら、「ランキング上位の作品がおもしろい」という保障など
どこにもないから・・・。

 このランキングを見て思ったのは、
「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」が6位というのは、
非常に残念だということだ。

 もう少し上位でもいいだろう。
 というか、上位に行って欲しい。
 
 すばらしい作品だから。

 今年見た映画の中では、わたし的には、
「テラビシアにかける橋」の次によかった。
 今のところ、ベスト2である。


 「大人になっても夢を忘れないで」

 「大人になっても、子供のころの気持ちや心を忘れないで」

 
 「テラビシアにかける橋」も似たテーマであったが、
「マゴリアムおじさん」もまたそのような話で、
テーマとしてはありきたりというか、凡庸なのだが、
このありきたりの使いふるされたテーマが
実にリアルに心に響いてくる。

 言いかえれば、「ありきたりのテーマが」が
「普遍的なテーマ」にまで昇華されている、
ということだろう。

 かつて天才ピアノ少女と呼ばれたが、大人になって思うように作曲が
できずに自信をなくすモリー(ナタリー・ポートマン)。
 そんな彼女が、魔法のおもちゃ屋の閉店騒動の中で
自信を取り戻していく姿が描かれる。
 
 同時に、友達ができない。人と接することが大の苦手な
少年エリックの自立の物語が重ねられて描かれていく。

 しっかりとしたドラマが、ファンタジックな映像と魅力的な音楽とともに
描かれている。

 純粋に見ていて楽しいし、感動する。
 これが「映画」というものだろう。

 テーマもドラマも映像も音楽も全て素晴らしいが、一番すごいのは、
マゴリアムおじさん演じるダスティン・ホフマンの存在感と演技だろう。

 さすがは大御所というか、彼なしではこの映画は成功し得なかっただろうし、
別な俳優じゃあダメだっただろう、と思わせる凄味がある。

 ひとつ懸念されることは、
もしあなたが、「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」を見ても、
ひょっとすると私ほど感動しないかもしれない。

 もしそうだとするなら、その理由は「私のダスティン・ホフマンに対する
思い入れの強さ」が原因だろう。

 このメルマガでも既に何度か書いているように、
ウディ・アレン、クリント・イーストウッド、ダスティン・ホフマン。
 彼ら70年代を代表する俳優(監督)と、私は同世代的に育っている。

 小学生、中学生のときにテレビの映画劇場で必死に見た作品が、
彼らの作品であって、私の映画人生の原点が、70年代の作品と
その俳優、監督たちということになる。

 これは私に限ったことではない。

 ダスティン・ホフマンといえば、シカゴにいる時に、シカゴ映画祭の
ゲストとして招かれたホフマンを、1メートルの距離から見ることに
成功したが、その時のアメリカ人の熱狂ぶり、歓迎ぶりのすごさには
驚かされた。

 40〜50歳前半くらいの人たち(アメリカ人)にとって
ダスティン・ホフマンというのは、
「一緒に育った俳優」というか、「卒業」(1967年)以来、
一緒に成長してきた仲間的な意識を共有しているのだろう。
 
「マゴリアムおじさん」では、ホフマン演じるマゴリアムおじさんは、
200年以上生きていて、このおもちゃ屋も彼の長い歴史とともに
存在している、という設定であるが、その「歴史」というものが、
ダスティン・ホフマンの俳優の歴史と見事にシンクロしてくる。

 そういう「共感」というか「共通体験」が存在していることを
前提として、マゴリアムおじさんがオモチャ屋を引退するという
話が出てくるわけだが、それだけでホフマンのファンとしては、
思わず涙が流れてくるのだ。

 「マゴリアムおじさん」は、第一に子供たちが見てとても
楽しい映画として作られているのだが、その子供たちを劇場に
連れてくる親たちが、ホフマンへの共感と言う点で、
子供以上に楽しめる・・・というか感動できるように作られている
ところが「マゴリアムおじさん」のすごさではなかろうか。

 親子で、あるいは恋人同士で。
 心あたたまる「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」を
是非見ていただきたい。

樺沢の評価  ★★★★☆


追伸1 ヘンリー役のジェイソン・ベイトマンが、
川平慈英にソックリだと思ったのは私だけ?

追伸2 シカゴで見た生ダスティン・ホフマン。
 彼のスピーチも生で聞いたが、実に飄々として、司会者の質問を
ちぐはぐな回答で受け流すところなど、この「マゴリアムおじさん」
そのもの、という感じだった。
 「マゴリアムおじさん」は、彼の演技というよりも、
「地のダスティン・ホフマン」そのものだと感じた。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■3 精神医学の目
─────────────────────────────────
┌─────────────┐
 火事は本当におそろしい
└─────────────┘ 

 私は、「胸騒ぎ」とか「予感」とかは、全く信じないたちだが、
その夜は、間違いなく「胸騒ぎ」がした。

 2月13日午前0時すぎ。
 丁度 家内とインターネットを見ていた。
 
 来週、どの映画を見に行こうか・・・と話していたのだが、
あまり楽しい気分にはなれない。 

 風が強く、窓がガタガタと音を立ていいる。
 ヒューヒューと風の音がうるさい。
 まるで台風のような状態だ。

 後から聞いた話だが、瞬間風速で20メートルはあったそうだから、
まさに台風である。
 
 そして、何か、「胸騒ぎ」がした。
 背筋がゾクゾクとするような、悪い予感である。
 
 「また多摩川が増水していないかどうか、見ておいた方がいいんじゃないか」
と家内に言ったが、冗談にもならない。

 「何か、おそろしい感じがするなあ」と家内に話しかけると、
家内も同じような「おそろしさ」を感じていたので、ビックリした。。

 それから、わずか数分後のことだ。

 外から男性が叫んでいる声が聞こえた。

 最初、「何だ? 誰か多摩川にでも落ちたのか?」と思った。
 
 しかし、次の瞬間、ススのような焦げたようなにおいがしてきた。
 別に窓もあけていないのに・・・。

 これは、まずい。

 あわててて外に出ると、通りをはさんだ向かいの家の裏側から、
黒い煙がモクモクと上がっている。

 火事だ。

 先ほどの男性は、「火事だ! 火事だぞ!!」と叫んでいた。


 煙の量もそれぼどではないので、「おそろくボヤ程度のものだろう」
と思ったが、念のためすぐにサンダルをはいて、現場へと向かう。
 
 実際に現場に行って驚いたが、現場はうちから
おそろしいほど近かった。
 通りをはさんで4軒ほど隣りである。

 わずか、30〜40メートルほどの距離だ。

 私のマンションから2人の若い男性が、すでに外に飛び出していた。
 彼らは消化器を手にしており用意は非常にいい。

 私が、「119に電話しましたか?」と聞くと、
彼は、「もう消防署には、連絡しました」と言った。

 現場は、木造住宅。
 1階の通路の奥が、メラメラと燃えていた。

 隣の家のおばさんが、バケツで水をかけていたが、
焼け石に水という感じで、ほとんど意味がない。

 木造住宅の今にも崩れ落ちそうな家の1階の奥である。
 消化器を持った男性は、中に入ろうか躊躇していたが、
恐ろしくて近寄れるものではない。
 家が崩れてきたら、そこまでである。

 と思った矢先、突然、「ゴーーー」というガスバーナーのような
音がした。

 こりゃまずい。
 プロバンガスに引火して、ガスバーナー状に火が噴き出しているに違いない。
 爆発する!!

 「逃げろ! ガス爆発するぞ」と私が叫んで、
回りで見ていた数名が10メートルほど遠くまで
走って逃げた。


 ガス爆発こそ起きなかったが、一気に火の勢いが強まった。
 先ほどまで火が出ているのは1階だけだったが、
2階からも炎が上がり始めた。

 こりゃ、まずい。
 火の勢いは強まるばかりだ。

 そう思った頃、ようやくパトカーが来た。
 
 消防車はまだか?
 パトカーじゃなく、消防車だろう。
 
 その直後、自転車にのった警官がきた。
 「危ないですよ。煙を吸いますよ」と注意されたので、
火事現場を後にする。

 とはいっても、30か40メートルくらいしか離れていないし、
おまけに風は私のアパートの方に向かって吹いてくる。

 煙やスス、そして火の粉までとんできた。

 ひょっとすると、うちのアパートにまで燃え移るのか?
 身の危険を感じて、とりあえず、アパートに戻る。

 ようやく、消防車が来た。
 最初に出火してから、10分以上はたっている。
 消防車は呼べばすぐ来るというイメージがあったが、
そうではなかった。

 風が非常に強いせいもあって、火の勢いが猛烈に強まっている。
 2階から炎があがり、派手に燃えている。
 こりゃ、やばいぞ。

 火事現場の隣家のおばさんが、「私の家が・・・私の家が」と
パニック状態になっている。

 隣家のおじさんは、なかなか消火活動を開始できないでいる
消防員に「バカ野郎、早くしろ」と怒鳴っている。

 現場は修羅場というか、パニック状態である。


 消防車が来たというのに、なかなか水が出ない。
 イライラする気持ちも分かる。
 ようやくホースから水が出て消火活動を開始したが、
これまで、かなりの時間がかかっている。

 最初はボヤ程度に思えた火の勢いも、おりからの強風のせいで
猛烈な勢いになって燃え広がっている。
 風が弱ければ、ここまでは広がらなかっただろうが・・・。


 私は、自分の部屋に戻って、預金通帳とパソコンなどの貴重品を
カバンにまとめて、いつでも避難できるように準備した。

 消火活動を開始してからは、火の勢いは明らかに縮小傾向になったので
安心した。しかし、消火活動が完全に終了するまでは2時間以上、
おそらく3時間近くかかっていたのには驚いた。

 翌日、ネットのニュースを見てわかったが、
90歳の家主のおばあさんが焼死したそうである。
 火元は、そのおばあさんの部屋らしい。


 最初に現場にかけつけて、この火事現場を見たとき、
私は「ああ、この家か」と思った。

 正確に言うならば、「やっぱり、この家か」ということになる。

 木造の老朽化著しいアパートで、ゴミこそ落ちていないものの、
家の周りになどにものがごちゃごちゃと置いてある。
 非常に汚い感じがした。
 管理が行き届いていないのが目に見えていた。
 
 「こんな家に、どんな人が住んでいるのだろうか?」
 「地震が起きれば崩れそうだし、火事が起きれば大変だろうな」

 いつも通るたびに、そんなことを思っていた。

 だから、今回、「火事」という極めてレアな出来事に遭遇したわけだが、
それは「驚き」というよりも「やっぱり」というか、
「ある種の必然」を感じた。

 おこるべくして起こった事故・・・。

 そんな感じである。

 そもそも、90歳の老婆が、この老朽化したアパートを管理している
ということ自体が、どうみても無茶である。


 世の中、全く避けられない事故。
 全く過失がないのに、巻き込まれてしまう事故というのは存在する。

 しかし、そうでない事故も多い。
 未然に危険性を察知しながら放置したような・・・
起こるべくして起こった事故。。


 今回の火事も、通りすがりの私ですら、「大丈夫か?」と思う
不安な家だったわけだから、誰か、何からかの助言や手助けが、
事前にできなかったのだろうか、と思ってしまう。


 今回の事故を自らの教訓にして、
自らの手で「事故」や「災難」を起こさないように、
未然に「危険につながる原因」を取り除くよう、
日頃から意識しないといけないなあ、と改めて思った。

 先日、韓国の南大門の焼失もあったが、
火事というのは、本当に恐ろしいものだ。


 今回、お見舞いのメールも多数いただいたが、
現在、家の中とアパートのエレベータが少しススくさい
ということをのぞいて、特に大きな問題はないようなので、
ご安心ください。


─────────────────────────────────

 まぐまぐ大賞2007エンタテーメント部門第1位メルマガ。
「映画の精神医学」では、メルマガ広告を募集しています。 

 詳細は、コチラから 
→→  http://www.kabasawa.jp/eiga/page/ad_detail.htm

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
メールマガジン解除:http://www.mag2.com/m/0000136378.htm
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
■ 発行者: 樺沢紫苑
■ 連絡先  kzion@kabasawa.jp
■ メールマガジン登録/解除:
■      http://www.mag2.com/m/0000136378.htm
■ サイト  http://www.kabasawa.jp/eiga/home.html
■ ブログ  http://eisei.livedoor.biz/
■注意・お知らせ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
 映画の見方は、人それぞれです。このメルマガは、発行者の個人的な見
解であり、他のいろいろな考え方を否定するものではありません。
 みなさんから、お送りいただいメールは、メルマガ、ホームページ上で
紹介するかもしれません(もちろん、匿名で)。
 メルマガの解除は、ご自分でお願いします。こちらでは、解除は一切
受け付けておりません。
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
インランド・エンパイアの解読 http://www.kabasawa.jp/inland/index.html
ベトナム投資でガッツリ儲ける方法 http://vietnamtoshi.seesaa.net/
骨盤矯正ダイエットってどうよ? http://kotubandiet02.seesaa.net/
FXで稼ぐ最新情報 http://fxkasegi2.seesaa.net/
花粉症対策の最前線 http://www.saikyo2.bizshin.com/kafun/
バイク保険徹底攻略 http://bike.futako.info/
赤ちゃん 病気の時の対処法 http://baby.futako.info/
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る