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2008/01/24

映画の精神医学 感動の傑作・・・いよいよ公開

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      映画の精神医学
       
●第254号● 2008年1月24日発行 ● 発行部数 :49,549部
 
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    【 目 次 】
■1 はじめに
■2 最新映画批評 テラビシアにかける橋
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■1 はじめに
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 年初にありた、今年の目標を、いくつか設定しました。

 その中の一つとして、
「月に三回以上のセミナー、講演会を行う」
というのを、目標の一つとして掲げました。

 みなさんの前に、ドンドンと出て行こう、という感じです。


 今月は、ビジネス系のセミナーを二回。
 医学系の講演が一回と、何とか目標の三回をこなします。

 そして、来月には、「映画の精神医学」の読者の皆さんにも
喜んでいただけるようなイベントがあります。


 「コドモ塾」の主催者であり心理カウンセラーでもある
ユキさんとのジョイント・イベント。

 
■特別対談講演『理想の親像』

です。


 子供の親殺しというショッキングな事件が起きる昨今。
 
 親は、子供に何をすべきなのか。
 あるいは、子供に何をしてはいけないのか?

 「理想の親像」というものが見えなくなっている今、
カウンセラーのユキさんと精神科医の樺沢が

それぞれの立場から意見をぶけあい、
今の時代の「理想の親像」について語ってみたいと思います。


■日時:2008年2月10日(日) 13:30〜16:00

■会場:東京 JR市ヶ谷駅から徒歩2分
 「アルカディア市ヶ谷」
 http://www.arcadia-jp.org/top.htm

■タイムスケジュール

 13時15分 開場
 13時30分 開演
 13:30-14:15 第一部(コドモ塾、ユキさん)
 15分休憩
 14:30-16:00 第二部(ユキさんと樺沢との対談)
        質疑応答を含む

■参加費

 2,980円

■お申し込み

 以下のフォームよりお申し込みください。
  ↓  ↓
http://egoods.holy.jp/c/taidan.html


 ユキさんは、大変、エネルギッシュな方で、
非常に盛り上がる対談講演になるでしょう。

 樺沢も、教育系の講演は、帰国後初の試みとなりますが、
小さなお子さんをお持ちの方に役立つ話を、
たくさんしたいと考えています。


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■2 最新映画批評
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┌───────────┐
 テラビシアにかける橋    1月26日公開
└───────────┘ 
Bridge to Terabithia

 ついに、明後日公開。
 待ちに待ちました。
 
 といいますか、全米公開は、昨年の2月16日なので、
公開直後にシカゴで見ましたが、なんとほぼ1年かけての
日本公開ということになります。

 もう一度見たい映画です。

 「テラビシアにかける橋」の批評は、2007年4月11日発行の
「映画の精神医学」でお届けしましたが、それをー読んだ方も
内容は忘れているでしょうから、ここにリライトして採録したいと
思います。

 「テラビシアにかける橋」。
 去年、私が見た全て映画の中での、ベスト・ワンです。


=======批評ココカラ=====


 予告編を見ると、「ナルニア国物語」のような少年と少女の冒険物語、
ファンタジー映画を想像させるが、実際はファンタジー部分は少なくて、
その辺を期待するとハズされるだろう。

 一言で言うと、主人公の少年ジェシーの成長物語。
 ファンタジーではなく、現実世界が非常にしっかりと、
そして心理学的にも緻密に描かれている。


 主人公の小学五年生のジェシーは、いじめられっこだ。
 クラスの男の子にもいじめられるし、女の子にまでいじめられる。

 ジェシーは仲の良い友達もいないし、家では年の離れた2人の姉、妹
と赤ん坊。女性だけの姉妹に囲まれて、遊び相手もいない。

 両親はハウス野菜の販売で細々と生活を支えていて、いつも家計の
心配ばかりで、ジェシーのことを気にかけてはくれない。
 そんな孤独な少年ジェシー。

 しかし、駆けっこだけは得意で、いつも1位だったのに、
なんと転校生の女の子レスリーに1位の座を奪われてしまう。

 活発で快活な少女レスリー。
 しかし、彼女は家にテレビがないということで、クラスの
笑いものになってしまう。

 実は、レスリーは、ジェシーの隣家に引っ越してきたのだった。

 いじめられっ子と友達がいないという共通性から、2人は何かを共感する。
 そして、少しずつ接近していく。


 ある日、彼らの家の裏にある川を越えて、ちょっとした冒険にでかける。
 そこで発見したのが、彼らのイマジネーションの王国「テラビシア」である。

 テラビシアに自らの城(あじと)を作ったり、行動をともにしていく二人。
 そして、2人の間に友情が芽生えていくが、物語はかなり意外な展開を
見せる・・・。


 いじめられっこのジェシーが、レスリーとの交流、テラビシアでの冒険を
通して、たくましい少年へと成長していく。

 しかし、イジメに関しては、誰も彼を助けてくれない。
 親も、学校の先生も、同級生も・・・。

 この辺は、個人主義のアメリカ、さすがに厳しい。
 「いじめ」は個人の問題。

 いじめの問題は、「自分で乗り越えるしかない」というのが、
この映画で強烈に提示されている。

 この映画には、ハリウッド的なハッピーエンドは存在しない。
 リアルな現実が少年にのしかかってくる様はあまりにも残酷でもあるが、
そこからがこの映画の本当の見所である。

 ジェシーの自らのあゆみを示唆するラストシーンは、圧倒的に感動的。
「ネバーランド」のラストをも超える素晴らしいラストシーンである。

 ヒロインのレスリーを演じるアナソフィア・ロブがあまりにも魅力的。
 彼女は、「チャーリーとチョコレート工場」のヴァイオレット役で出て
いた。そういえば、「リーピング」(ヒラリー・スワンク主演)にも
非常に重要な役で出演していた。
 
 そして、主人公のジェシー役の、ジョシュ・ハッチャーソンは、
セリフのないシーンやセリフの間など、言葉のない部分でも
しっかりと演技でメッセージ伝えることができている
すごい子役である。

 昨年、日本でも公開された、「ファイアー・ドッグ 
消防犬デューイの大冒険」でも主役を演じており、
素晴らしい演技を見せていた。

 間違いなく、この二人は、将来、ハリウッドを背負う
ビッグ・スターになるだろう。
 そんな期待感を持たさせる作品である。

 親子でじっくりと見たい映画。
 そして考えて欲しい。
 何について考えるのかは、映画を見てのお楽しみ。


樺沢の評価  ★★★★★


原作はコチラ →→→ http://egoods.holy.jp/c/bridge.html


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裏 明日から北海道に行きます。
 富良野で講演して、札幌で1週間ほどのんびりします。
 もちろん、スープカレーも食べます。

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