2005/08/19
【 GUIDE TO IMPs 】 国際経営プロフェッショナルへの道 No.014
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G U I D E T O I M P s
− 国際経営プロフェッショナルへの道 −
No.014
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このメールマガジンでは、「国際経営プロフェッショナル
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すなわち、「グローバル・スタンダードで活躍するための能力」を養成
したい方々へ、現役IMPsが役立つ知識と情報を提供しています。
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◆ ◆ 目 次 ◆ ◆
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┃┃1. 巻頭言「IMPへの道」
┃┃ ◇IMPへの険しい道を何人が歩き抜けたか◇
┃┃
┃┃2.「マネジメント・コンサルティング事始め」
┃┃ ◇コンサルティング・プロセス −5◇
┃┃ ◆「診断」に臨むにあたって注意すべきことは?
┃┃ ◆「診断」の基本的な流れとは?
┃┃
┃┃3.「IMP基礎用語」
┃┃ ◇アリストテレスとコミュニケーション◇
┃┃
┃┃4.「e-MillionIMPs伝言板」
┃┃ ◇「ハーバードで学ぶマネジメント・コミュニケーション
┃┃ 〜原則・応用・手法〜」7/25に発刊!◇
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■ 1.巻頭言 「IMPへの道」
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◇IMPへの険しい道を何人が歩き抜けたか◇
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水谷 榮二
最近、ある外資系企業中堅管理者のグループと話をする機会があった。そのときに
上がった話題の一つに、わが国ビジネスマンの中で果たして何人がIMP(国際
経営プロフェッショナル)の名にふさわしいスキルを持っているかということで
あった。
この議論の結論は、
1.日本人会社員は誰しも、まず会社に就職して、DOP(国内業務プロフェッ
ショナル)という下働きをする。これは、日本に定着した外資系企業も
変わりない。
2.勤務年数を重ねるとともに、伝統的な年功序列制でDMP(国内経営プロ
フェッショナル)に格上げされる。それから、グローバル化の波に背中を
おされて、IOP(国際業務プロフェッショナル)になる。
3.この流れの中で、会社員が100人いるとすれば64人がDOPにとどまり、
36人が何とか国内ビジネス・スキルを身につけてDMPになる。そして、
20人が国際業務スキルを自分のものにしてIOPになる。
4.しかし、厳しく自らを鍛えて、IMPの名にふさわしいスキルを会得して、
世界的な「スキル・オリンピック」への出場資格を認められるのは、ごくごく
少数である。100人の中のわずか4人であろう。
世の中では、「あの人は外資系に勤めているから、国際ビジネスエリートだ」と
誤解する向きがある。が、現実には、日本語肩書きは別として、IMPとして欧米
本社のお眼鏡にかなう日本人社員は100人の中のせいぜい4人ぐらいしかいない。
96人の人は、現実と自分の両方を直視して、必死になってクリティカル・シンキ
ング、クリティカル・コミュニケーションなどのスキルを磨かなければ、外資系の
「下働き」に終わりかねないであろう。
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■ 2.マネジメント・コンサルティング事始め
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◇コンサルティング・プロセス −5◇
◆「診断」に臨むにあたって注意すべきことは?
◆「診断」の基本的な流れとは?
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コンサルティング・プロセス
<1.Entry>
│
└<2.Diagnosis>
│
└<3.Action Planning>
│
└<4.Implementation>
│
└<5.Termination>
(http://www.e-millionimps.com/adv/figure/diagnosis.gif)
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◆「診断」に臨むにあたって注意すべきことは?
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前回、実際にクライアントのスタッフにデータの提供や、インタビューを
するにときには、どんなことに気を付ければよいかについて以下の3点を
あげました。
(1)クライアントのスタッフの「問題所有感」を育てる。
(2)クライアント組織でコンサルティングについての正式なコミュニケー
ションを行ってもらう。
(3)攻撃的な診断姿勢は避ける。
これらについて、具体的にはどのような注意が必要なのでしょうか。
(1)クライアントのスタッフの「問題所有」感を育てる。
そのためには、クライアントのスタッフを受け身な立場に置かず、彼らの意見に
十分に耳を傾け、また一方で、実際にデータ収集や分析に参加してもらい、体と
頭を動かしてもらうことが重要です。
(2)クライアント組織でコンサルティングについての正式なコミュニケーション
を行ってもらう。
マネジメントから組織に対して正式コミュニケーションが無い場合を想像して
みてください。
「どうやら社長がコンサルタントを使うらしいぞ。これは大変な事になるぞ。」
などというネガティブな噂があっという間に組織に広がることは想像に難くあり
ません。そのような環境の中では、診断に必要となるクライアント・スタッフの
協力を得ることが非常に困難になります。
(3)攻撃的な診断姿勢は避ける。
これを話せば、問いつめられたり、非難されるに違いない、と思うような状況で、
自分や自分の周り人や組織の問題点を率直に話せる人はほとんどいません。その
ような(攻撃的に見える)コンサルタントによるインタビューが組織の真の
問題点に迫れる可能性は少ないでしょう。
◆「診断」の基本的な流れとは?
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さて、診断フェーズをさらにステップにわければ以下のようになります。
(Step1)目的と問題の診断 (The Focus Purpose)
↓
(Step2)必要な事実の定義と収集(Fact Finding)
↓
(Step3)事実の分析と統合(Fact Analysis / Synthesis)
↓
(Step4)クライアントへのフィードバック (Feedback to the Client)
(http://www.e-millionimps.com/adv/figure/diagnosis2.gif)
ただし、クライアントへのフィードバックは頻繁に行う方が良い場合もありますし、
また、洗い出された問題点が即座に取り組むべき事柄である場合には、柔軟に対応
することが、必要になります。
次回は、これら個々のプロセスについて、より詳細に検討していきましょう。
----- + ----- + -----
(上記内容は、国連ILO発行"Management Consulting - a Guide to
the Profession",Milan Kubrを元に、要約、加筆しています)
----- + ----- + -----
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■ 3.IMP基礎用語
□ ━━━━━ ━━━━━
◇アリストテレスとコミュニケーション◇
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【問題】
“Management Communication − Principles and Practice”
(Michael E. Hattersley, Linda McJannet, McGraw-Hill) では、古代ギリシャ
の哲学者アリストテレスが定義した、「成功するコミュニケーション」の3つの
本質を紹介しています。
1.ロゴス (Logos)
2.パトス (Pathos)
3.エトス (Ethos)
この3点についてそれぞれ説明している文章を、下記より選んで下さい。
A.自分と相手の感情を支配する能力。「共感」という概念も含まれます。
B.言葉を支配する能力。ふさわしい言葉の選択や明確な論理構成がな
されているか、ということです。
C.自分が人としてどんな存在であるか、ということ。ビジネスの世界に
限って現代的に解釈すると、「信頼性」という訳がもっともふさわしい。
----- + ----- + -----
【答え】
1 − B
ロゴス(理性)に欠けるメッセージしか構築できない人は、効果的なコミュニ
ケーターになるための基本的なスキルが欠けている、という事になります。
2 − A
パトス(情念)は、ビジネスのコミュニケーションにおいても、人を動かすため
の重要な要素です。
3 − C
エトス(理念)がある、ということは、受信者に自分を信頼させる論拠を持って
いる、ということです。
----- + ----- + -----
ロゴス・パトス・エトスをしっかりとおさえたコミュニケーションとは、自分と受信
者の分析が正しくなされた上で、明確で論理的な言葉や文章を使用して行わ
れるコミュニケーションのことです。
デタラメな論理構成のメッセージを発信する営業担当は、どんなに販売する
商品の信頼性が高くても、顧客の信頼を得られません。
利害関係者の感情を無視するような事務的な対応は、たとえ論理的に完璧でも
理解を得がたいでしょう。
また、これまで何の結果も出していない社員が、いかに立派な組織戦略を社長に
訴えても、聞き入れてもらえる可能性はほとんど無いはずです。
3つの本質をバランスよくおさえて、「成功するコミュニケーション」を実践しま
しょう。
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■ 4.「e-MillionIMPs伝言板」
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◇「ハーバードで学ぶマネジメント・コミュニケーション
〜原則・応用・手法〜」7/25に発刊!◇
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◇ハーバード・ビジネススクール、マネジメント・コミュニケーション・コース
の講義内容をまとめた、”Management Communication − Principles and Practice ”
(Michael E. Hattersley, Linda McJannet共著) の訳書、「ハーバードで学ぶ
マネジメント・コミュニケーション 〜原則・応用・手法〜」(監修:水谷榮二
監訳:林和恵 訳:木村けい子)が7/25に生産性出版より発刊されました。
◇ビジネスを成功に導くためには、すべてのビジネスパーソンは、まず自分の目的
を明確にし、自分のメッセージを効果的に受信者に伝達しなければなりません。
それを可能にするコミュニケーション戦略の立て方、受信者・コンテクストに応じ
たメッセージづくりと議論の構築、最善の媒体の選択、フィードバックの必要性な
ど、コミュニケーションの原則を網羅しています。
◇今秋開講予定の「クリティカル・コミュニケーション・トライアル・コース
(仮称)」では、この本のエッセンスのみにしぼり、短期間で集中して学びます
(1ヶ月、e-ラーニング)。
◇上述の■3「IMP基礎用語」で取り上げた内容を詳しくお知りになりたい方に
は、この「クリティカル・コミュニケーション・トライアル・コース(仮称)」を
お勧めします。
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発行 2005年8月19日
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